
大阪府南部、南海沿線を主な範囲とする旧4学区です。今年は400名も定員を減少させたこの地域ですが、現段階の平均倍率は昨年度の同時期調査の1.08倍に対して1.02倍と大きく減少しています。現時点で泉陽が定員の1.55倍と高倍率になっていますので、鳳は現時点よりも倍率が上がると考えた方が良いでしょう。1クラス定員を減らした久米田は1.53倍という人気の高さになっています。これだったら定員を減らさなくても良かったのでは?という気もします。
【大阪府全体のまとめ】
約6万人規模の2025年度の大阪府の中学校卒業予定者数は今年度約1000名減、それに合わせてでしょうか、大阪府の公立高校の入学定員も、今回紹介した学校の合計で1000名の減少となっています。しかし公立高校希望者は昨年度同時期比較で約2000名減少しています。例年4000名規模の通信制の希望者が昨年よりも大きく増えているという情報も現時点でありませんから、その分私立専願が増えていると考えられます。今後の調査結果にも注目しておきたいと思います。