【シリーズ「大学の学部改編を検証する」】大阪産業大学

2025年11月18日

18歳人口もピークアウトし、2025年度募集では全国の私立大学で53.2%が定員未充足となるなど、大学にとっては厳しい時代がやってきました。大学側としては受験生ニーズに応えるべく、2024年度から学部や学科の改編が加速してきました。そこで、今回は近畿圏で最近学部改編を行った大学をいくつか取り上げ、その前後での検証をしていきたいと思います。

今回は大阪産業大学。昨年度はこちらでも紹介させてもらいましたが、【夏だ!】大阪産業大学 オープンキャンパス【学校に行こう!】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ交通人材を育成するという設立時のコンセプトはそのままに、工学部とデザイン工学部を情報、建築・環境デザイン、システム工学の3学部に再編しました。その前後で募集状況はどうだったのでしょうか。

この表の右端の印は2025年度の入学者数に関し、〇=定員充足、△=未充足だが定員の8割以上、×=定員の8割未満を表しています。すると今回の改編でこの分野については未充足だったのが、トータルで充足となりました。特に建築・環境デザインは多くの入学者を迎えることができたようで、こちらの大学については大成功だったといえるでしょう。