2018年6月19日
今年で創立134年を迎えるキリスト教系女子校である大阪信愛学院中学校・高等学校は、昨年まで「大阪信愛女学院」という校名でしたが、今年から「女」がなくなりました。そこで「え?共学化?」とのうわさも流れましたが、いえいえ、相変わらず女子校です。正確に言えば校舎を建て替えた小学校が今年から共学になったので校名を変更したというわけです。その小学校も含めて、幼稚園から短大までが同じ校地にあります。(お隣には保育園もありますが、幼稚園と同じくこちらは共学です。)

(※ 数値はすべて現役の実人数です。)
実はこの学校、今年大学合格実績が急上昇しました。特に中学からの6年一貫生の実績が大きく向上しています。(グラフの太い線は高校からの入学者も含んだ数値を表しており、細い線が中学からの一貫生です。)昨年度は落ち込みましたが、一貫生に関しては、今年は国公立も5名から12名と倍以上、関関同立も12名から20名と驚異的な伸びを示しています。
そこで、その秘密を探るべく、午後の授業を見せていただきました。

あれ、全員寝ている・・・わけではございません。まず、昼休みが終わったら、全員「黙想」を行います。楽しかったお昼休みから午後の勉強モードに切り替えようというわけです。今回のBGMはモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲(K.299)の第2楽章アンダンティーノ。平和を象徴するヘ長調の響きの中で生徒さんも先生も静かに目をつぶって心を落ち着かせています。(続く)

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2018年6月18日

いわゆるバイオ系ですが、医学部は別として、文系学部への人気回復の影響を受けて、ここ数年、競争倍率では落ち着きを見せている分野です。しかし、今回の調査では、むしろ大きく上昇している学科が多くなっています。(昨年の資料より5以上上昇しているところには水色を塗っています。)注意点として、近大和歌山がいずれも上昇しており、特に遺伝子工学は甲南の生命科学とほぼ差がなくなっていますので、併願を考える場合はどちらもそれなりの準備が必要です。
他の分野についての分析も行っていますが、詳しくは7月8日(日)に開催します「関西8大学大研究」で説明します。ご来場をお待ちしております。
http://www.kaisei-group.co.jp/freestep/event/800
(詳しくはこちらをクリックしてください。)

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2018年6月15日

就職状況の好転から、人気が復調してきたこの分野ですが、募集単位が大きいこともあって、昨年と比べてそれほど難易度に変化は見られません。入学定員厳格化に伴う合格者絞り込みの影響で、全体的に上昇気味ですが、今まで狙い目とされてきた甲南のマネジメント創造や京都産業も上昇し、いずれの大学でも50以上の平均値となっています。この分野では、同志社、立命館 関西学院、関西、近畿と、そこまでのランキングは変わりませんが、財界とのつながりが強いといわれる甲南が、龍谷よりワンランク上になっています。(続く)

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2018年6月14日
河合塾から大学別合格者平均成績一覧が発表されました。入試関係のデータ量で定評のある河合塾の資料ですが、今年度は更に細かく、偏差値帯ではなく、合格者の平均偏差値というリアルな数値で発表されています。(因みに5名以下のデータしか集まらなかった学科については掲載無しです。)
※「17偏差値」の数値は2017年度のボーダーラインですので、2018の数値と単純比較はできませんが、一応参考としてご覧ください。

その中から、関西8大学の法学・政治・政策関連の学部のランキングを作成してみました。
この分野での最難関は同志社法学部、今年度は更に難化し、平均偏差値は63.6です。大阪大合格者でも同志社が不合格だったケースもありますので、国公立併願校として考える場合でも、それなりの準備が必要です。龍谷の法・法律と甲南の法・法は昨年の資料よりも5ポイント高くなっています。(表の中で水色に塗っているところです。)
難易度では同志社の次は立命館、関西学院、関西と続き、近畿、龍谷、甲南、京都産業という大まかなランキングに変化はありません。(続く)

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2018年6月13日

京都府のホームページで、府立中学校(併設型中高一貫校)の学校説明会の一覧を見つけました。今年度開校の京都府立南陽高等学校附属中学校は、初年度の入試では40名募集に対して138名の出願、134名の受験で、実質倍率3.35倍という難関になりました。説明会は今週末となっていますので、中学校ホームページからお申し込みください。
http://www.kyoto-be.ne.jp/nannyou-hs/mt/everyone/guide2/description2/
他の学校に関しても、
http://www.kyoto-be.ne.jp/koukyou/cms/?action=common_download_main&upload_id=16421 (京都府立中学校 学校説明会一覧)
こちらのリンクから、掲載しているページに飛びますので、その中のリンクをクリックすると学校のホームページに入れます。ご利用ください。
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学校紹介を見ているうちに受験したくなった皆さんへ、開成教育セミナーでは対策講座を行っています。
詳細はこちらをクリック↓
http://www.kaisei-group.co.jp/seminar/course/chukou_ikkan/saikyo_rakuhoku/
お待ちしております。

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2018年6月12日
追手門学院大手前中学校高等学校の学校説明会に行ってきました!
すぐ前に大阪城を望むことができる眺めのいい場所にあります。また、通学においても大阪メトロ・京阪天満橋駅から歩いて5分以内と大変便利な立地です。
ロボット教育で知名度が上がってきている学校ではありますが、単に『ロボットを作る』『プロミングする』だけではなく、ロボット教育を通して[つくる][○○し合う][共有する][伝える]などを学び学業にも活かしておられます。個人が作るロボットは『一つとして同じものはない』=『考えは1つではない』ことを気付かせてくれます。

さて、中学入試は『英語入試』&『志入試』を導入して3年目。『英語入試』で不合格者はおらず、また『志入試』は、20名近くが利用しているようです。
来年度入試からは「進学コース」はなくなり、「スーパー選抜クラス・1クラス・約30名」と「特進クラス・2クラス・約75名」の募集となります。
また、スーパー選抜クラスでは英数授業を100分間として、より演習量を増やした『深い授業』を実施されます。特進クラスの英数授業では、『個別型習熟度別学習』を導入し、個々の学力に応じて問題難易度や問題数を設定されます。
一方、高校入試は、来年度より募集人数を大幅に増やし「スーパー選抜クラス・1クラス・約35名」、「特進クラス・2クラス・約80名」、「進学クラス・3クラス・約120名」となります。さらに大きな変更は、3科目入試から5科目入試になることです。
中学3年間を5科目しっかりと勉強して受験することが大切です。もちろん公立高校を受験する場合でも迷いなく5科目をきっちり勉強しておくことに通じます。
以上、入試制度については一部抜粋してお伝えしておりますので、合否判定の制度などについては必ず学校説明会に参加して詳細を聞いておいてください。


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2018年6月11日
夏休みはいろいろな学校で学校見学会が実施されますが、大阪駅から大阪シティバスで20分ほどの「大宮小学校前」から徒歩3分の常翔学園高等学校でも行われます。(地下鉄の千林大宮駅や太子橋今市駅から徒歩12分、京阪本線の千林駅や滝井駅から徒歩20分という行き方もあります。)部活も盛んな学校なのですが、今回は体験授業も準備されています。情報や調理の授業もありますが、理科の授業が多く、目で見て楽しめそうなプログラムでいっぱいです。
部活体験や見学、半額での食堂の体験利用も楽しみなところですが、やはりせっかくですから学校の設備を色々見てみましょう。ピカピカの校舎の12階からは梅田のHEPや万博公園の観覧車も見えます。ガラス張りの職員室や隣の自習室など、素晴らしい学習環境が整っています。少し変わったところで、大人3人がかりでなければ動かせない巨大なクマのぬいぐるみが職員室の入り口で寝ています。ラグビー部の応援団長だそうですが、これも必見でしょう。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)
申し込みは7月1日から。学校のホームページから申し込みができます。

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2018年6月8日
芦屋学園中学校・高等学校は、中学からの募集は40名、高校からの募集は240名という、決して大きな学校ではありませんが、超(?)高級住宅地、芦屋市六麓荘町にあり、大阪湾を一望できるという絶好の環境にあります。山の上ですが、無料スクールバスでJR芦屋や阪急芦屋川から10分ほどで到着できます。今回は教育関係者向けの説明会に参加してきました。

高校では普通科と国際文化科にわかれ、普通科の中に「特進コース」「総合進学コース」「アスリートコース」と3つのコースに分かれています。
今回の説明会ではそれぞれのコースの違いや英数国 中学内容からの学び直しや、教育自動車整備、製菓、インテリアなど 16講座の中から2つ選択し、体験を通じて学ぶキャリア教育など、特徴的な教育活動が紹介されました。朝の小テストや英検やGTECなどの語学外部研修の利用なども行われています。
留学が前提となる「国際文化科」についてですが、
短期留学 1年次 3泊4日 台湾研修 現地の高校生と英語で交流
短期留学 2年次 4週間 カナダ 1人ずつホームステイ
長期留学 1年生1月から2年1月まで
と留学の期間や行先が選べるようになっており、しかも留学中の学費は免除となっています。もちろん留学後でも小論文指導や各種検定取得など、サポート体制が出来上がっています。
ここでさわやかな白い半袖セーラーのワンピースの制服姿の小柄な在校生女子生徒の登場です。1年間ニュージーランド留学を経験した生徒だそうですが、堂々と英語のスピーチで学園の良い所を3点紹介してくれました。
津軽三味線全国一位、レスリング、卓球、などの特技を持った生徒も入学しており、学校名が最近よく新聞にも登場しています。先生方の説明にも生徒さんのエピソードがたびたび登場し、先生と生徒との距離が近い学校だという印象を持ちました。

来週末には中学受験生向けのオープンスクールが実施されます。学校ホームページからお申し込みください。

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2018年6月7日
立命館中学校高等学校の学校説明会に行ってきました!
2014年9月に移転し、現校地でまもなく4年目になります。
同校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)とSGH(スーパーグローバルハイスクール)の両方に指定されており、SSHは「創造性を育む最先端の科学教育により国境をこえて科学の未来を担う人材の育成」、SGHは「使命感を育む最先端の国際教育により次代を担うグローバル・リーダーの育成」を目指しておられます。
話題は変わりますが、大学進学率のうち、『国公立大学』へは約35%、『国公立大学+医学部医学科』に広げてみると約50%になります。2018年度の主な合格実績は、東京大1名、京都大6名(うち過年度生2名)、大阪大3名、神戸大4名(〃2名)など国公立大学38名(〃12名)、さらにそのうち医学部医学科8名(〃6名)となっています。立命館大(内部推薦)への進学は234名となっています。
SSHやSGHを活かした取り組みについては、高等学校・学校長の熱い語りがありました。受験生の皆さんには、その内容を聞いてもらい、さらに見てもらいたいと思います。
今回の入試報告会においては「来年度入試での制度変更はない」とのことですが、詳しくは7月実施のオープンキャンパスに参加して確認をしてください。


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2018年6月6日
以前、このエントリーでいくつか寮のある学校を紹介しましたが、今回は香川県の香川誠陵中学校・高等学校を紹介します。2018年度の大学入試では、東大・京大の合格者は居ませんでしたが、卒業生119名に対して、国公立に51名合格と、なかなかパフォーマンスの高い実績をあげています。生徒の9割ほどは自宅通学ですが、男女別の寮も併設しています。寮では毎日3時間の学習時間があり、大学生のサポートも付くという手厚さです。冷暖房完備、完全個室、年5回の布団交換や週1回のシーツ交換などのサービス、大浴場、栄養士さんによるお食事などすべて込みで月8万円ほど。これですべてお任せですので、お安いといえるではないでしょうか。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)
その寮も体験できるイベントが8月8日~10日の2泊3日で行われます。推薦入試に出願するための資格も得られるこのイベントのお申込みは学校ホームページからどうぞ。

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