次に、定員未充足の学校数を2022年度以降調べてみました。すると、府下平均で、2023年度には15.0%だった割合が、2024年度から4割を超え、今年はひとまず落ち着いてきましたが、それでも38.0%と高い割合になっています。それでは旧学区別に、かつては多くの受験生を集めていた中堅校以上で今回未充足だった学校の状況を見てみましょう。

【旧1学区】
・地域2番手の池田高校は360名募集に対し、359名出願と、まさかの定員割れとなりました。手元に資料のあるここ10年で初めてとなる珍事です。元気な近隣の私立高校の影響も大きかったのではないでしょうか。
・槻の木高校は240名募集に対し、出願は221名。3年連続での未充足となっています。普通科単位制の学校で、土曜講座や長期休暇中の講習会など、進学校として評価の高い学校なのですが、もっと自由な(?)公立高校と学力に応じたコース制のある私立高校の間に挟まれて支持者を減らしているのかもしれません。
・電動アシスト付き自転車が欲しくなる立地の高槻北高校は280名募集と、定員を1クラス40名分減らしたのですが、こちらも244名出願と3年連続で未充足となりました。1学年が200名程度ということは、公立高校としては最小単位となります。
【旧2学区】
・海外交流や第2外国語も学べる国際文化科でも知られている旭高校は317名定員に対し、315名出願とぎりぎり割れています。こちらも2021年度まで1.25倍を超える人気から考えると不思議なのですが、昨年話題にもなった地域2番手の寝屋川高校が1.24倍と回復していますので、その影響があったのか?と思っていろいろ聞いてみましたが、あまり関連がなさそうです。この学校からちょいと北には元気な私立高校がありますから、どうやらそちらの影響かもしれません。(続く)

