【校地移転も進学実績も】大阪青凌高等学校 入試説明会【大成功】

2022年9月16日 金曜日

人口急増期の1983年、茨木市学園町にあった浪商高校(今は大学と共に泉南郡熊取町に移転し、大阪体育大学浪商高等学校となっています)の分校として高槻に作られ、その2年後に独立し進学校として歩んできた大阪青凌中学校・高等学校のお話です。

図書館から淀川の眺めも気持ちよかった前島校舎も魅力的だったのですが、2020年に無事島本町の新校舎にお引越しが完了し、駅からの徒歩通学が可能となりました。それもあって受験生も集まっているのですが、在校生も新たな学習環境で元気が出たのでしょうか、進学実績が急伸しています。国公立は32名で、関関同立は過去最高の109名となっています。「学力も、人間力も」との方針の元、3コース制の授業はもちろん、朝と放課後の「マネジメントタイム」や会員制の自習室、卒業生チューターの配置、ICTの活用など、授業以外も含めて万全のフォロー体制で築き上げた成果でしょう。

10月末から12月にかけて高校の入試説明会が開催されます。自分の目でこの学校の魅力を確認してみましょう。

三田学園 入試関連イベント

2022年9月8日 木曜日

イギリスのパブリックスクール イートン校をモデルに110年前男子校として設立された兵庫県三田市の三田学園。17ha(東京ドーム3.6個分、生徒一人当たり約1a、最寄駅から校門まで徒歩1分なのに校門から校舎まで10分!)の広大な敷地に登録有形文化財や池が点在するという環境も素晴らしいのですが、2022年春の卒業生266名という規模でありながら、国公立に現役で99名、既卒を加えると118名が合格しているという進学校です。もう亡くなってしまいましたが俳優の渡哲也、渡瀬恒彦兄弟の母校としても知られており、先の文部大臣末松信介氏もここのOBです。

2009年の中学入学者から段階的に共学化され、今では男女比が7:3ほどになっています。中学入学時には学力別の2コース制ですが、毎年コース編成やクラス構成が変動するという自動的に生徒が頑張る仕組みになっていますが、部活動の加入率も高く、ロボカップで日本2位になった物理部には部員が100名ほど在籍しているそうです。在籍数だけでなく、この夏のインターハイに卓球部、サッカー部、弓道部、水泳部が出場し、フェンシングでパリ五輪出場を目指す女子も個人参加するなど、強豪ぞろいです。

というわけで、このチラシです。

中学校も高等学校も3回ずつ説明会が用意されていますので、この環境も楽しみつつ学校の指導理念や方針を聞いてみてはいかがでしょうか。

因みに、こちらの写真は体育祭に向けダンスの練習をする生徒さんです。広角ではなく標準レンズで撮影したのに遠すぎてよく見えません。ともかく広いなぁ。

【夏だ】全国高等学校総合体育大会(インターハイ)活躍する近畿圏の高校(続報)【スポーツだ】

2022年9月6日 火曜日

今年は四国各県(和歌山で行われるヨットを除く)で開催されているインターハイ、8月5日にもこのブログで紹介しましたが、その後行われた競技について団体戦で活躍した近畿圏の高校を紹介します。

【ホッケー 男子】天理高校 ベスト4

【ホッケー 女子】滋賀県立伊吹高校 準優勝

【バレーボール 男子】東山高校 優勝!

【フェンシング 男子 学校対抗】龍谷大学付属平安高校 準優勝

【アーチェリー 男子団体】近畿大学附属高校 準優勝

【なぎなた 団体】京都府立南陽高校 準優勝

【卓球 男子 学校対抗団体戦】育英高校(兵庫) ベスト4

【卓球 女子 学校対抗団体戦】四天王寺高校 9大会連続26回目の優勝!

【ソフトテニス 男子 団体】大和高田市立高田商業高校 準優勝

【ハンドボール 男子】大阪体育大学浪商高校 初優勝!

【ボート 舵手付きクォドルプル 女子】滋賀県立 膳所高校 3位

【空手 男子団体組手】浪速高校 6年ぶり6度目の優勝!

【空手 女子団体組手】華頂女子高校 準優勝

【競泳 女子400m メドレーリレー】近畿大学付属高校 2位

【水球】京都府立鳥羽高校 ベスト4

もちろんこれ以外にも、個人戦で多くの上位戦績を残した近畿圏の高校生は数多くいます。各会場では一般観覧の制限や、大会スタッフ人数の絞り込みなど、例年に無い大変さがあったと聞いていますが、ともかく今年はコロナ禍による中止とならず、無事に開催出来てよかったなぁ、と思います。皆様お疲れ様でした。

【全面建て替え】相愛中学校・高等学校 新校舎 【完成は4年後】

2022年9月5日 月曜日

大阪市のど真ん中、南北に貫く「御堂筋」という、幅が40メートル前後の大通りがあります。約100年前に整備されたこの幹線道路、沿道に西本願寺津村別院(北御堂)と東本願寺難波別院(南御堂)があったため、「御堂筋」と名付けられたわけですが、その北御堂の境内に134年前に開かれた女子校が今の相愛中学校・高等学校となります。その西側、今は阪神高速環状線となっているあたりは当時西横堀川という運河があり、本町通には路面電車が走っているなど、物流、人流の中心地だったこの地は、100年以上の時を経て、ビルの立ち並ぶオフィス街となっています。

そんな中にある築60年の鉄筋校舎、相愛中学校・高等学校も施設のリニューアルを考えたようですが、周りはビルに囲まれています。そこでその中の一つと共同で建て替えることにしたそうです(隣のビルといっても、実は地主は北御堂)。100年前から御堂筋沿いは「百尺制限」と呼ばれる、約31m以上の高さのビルを建ててはいけないという規制がありましたが、1995年から50mに緩和され、2014年には歩道から後退すれば100mを超えるビルを建てることも可能となりました。そこで、その制度を利用してなんと高さ123m、約40階の高層ビルを建設することにしたようです。そして、その中の2階から8階を学校が利用し、その上には企業が入るオフィスビルとなるようです。この隣のビルの地下1階は地下鉄御堂筋線の地下改札とつながっていますので、新校舎では通学に全く傘が不要になるかも。

この巨大建て替えプロジェクト、2026年4月竣工ということで既に動き出しています(隣のビルのテナントの撤退は完了、校舎も一部解体が始まっています)。建て替えの間は大学の設備などを使いながらの運転となるようですから、先生方、生徒さんも大変だと思いますが、楽しみですね。

【偕星史上初】大阪偕星学園高等学校 オープンスクール【生徒主体の取り組み】

2022年9月2日 金曜日

大阪偕星学園高等学校のオープンスクールが今週末から3回開催されます。まあ例年通りですね、と思ったあなた、今年は今までと全く異なるそうなのですよ。

まず、朝10:00からオープニング(全体会)が始まります。次に10:50から各コースに分れての体験プログラムです。この添付しているチラシは「特進コース」の事しか書いてありませんが、「文理進学」「進路探究」「スポーツ」の各コースのプログラムも用意されています。最後に学食体験ができるようです。そして午後からはお楽しみの部活体験が計画されています。

まあ、ここまで読んでも例年通りだな、となるわけですが、実はこの企画、チラシのデザインから校内の案内、それぞれの企画づくりと運営、全体会の説明も含めて、今年は在校生たちが話し合って作り上げているそうです。生徒募集の探究活動というこの企画、とても楽しみですね。

というわけで在校生たちの企画力・探求の成果を一度確認してみてはいかがでしょうか。お申し込みは学校HPからどうぞ。

【また】大阪府立高校 再編整備(案)【府立高校が減るかも】

2022年8月31日 水曜日

大阪府立高校が減少するかも、というニュースが飛び込んできました。

「大阪府教育委員会は、少子化などの影響で高校に入学する生徒が減っているとして、大阪・平野区の平野高校など3つの府立高校について、再来年度(令和6年度)以降の入学生を募集せず、令和8年までに段階的にほかの高校に統合するとした再編整備の案をまとめました。」(NHK NEWS WEBより)

この報道によると、検討対象になっているのはいずれも旧3学区の「かわち野」「美原」「平野」の3校で、いずれも他校に統合という形での閉校を検討しているとの事です。時期は2023年度入試(今の中3)が最後の入試となり、その学年が卒業する2026年3月に廃止、というタイムスケジュールが示されています。府議会の意見なども踏まえて教育委員会で検討され、11月には最終方針が示されるとの事です。「かわち野高校」は学齢人口急増期の1974年に作られた盾津高校と1980年に作られた加納高校を統合して2004年に生まれた総合選択制の学校、「美原高校」はこれまた同じ時期の1975年に作られて体育専門コースも持ち、英語数学では少人数授業を展開している学校、「平野高校」も1980年に作られ、いまでは3つのコース分けに加え、習熟度別の少人数授業を行うなど、いずれも公立高校でありながら工夫した学校づくりが行われていました。しかしこの3校はいずれも240名募集だったのですが、2018年度から定員割れが続き、2022年度入試ではそれぞれ2クラス減の160名募集としたにもかかわらず、結局4年目の定員割れを迎えたことから廃止検討対象となったようです。

少子化の影響とはいえ、在校生はもちろん卒業生やそこで日々尽力されてきた先生方の心中を察するに、なんとか方針変更にならないのかと願うばかりです。

【中高大】梅花中学校・高等学校・梅花女子大学 合同説明会【そろってます】

2022年8月26日 金曜日

大阪府下最古の女子校、梅花中学校・高等学校・梅花女子大学が合同で説明会を開催します。144年前にキリスト教の信者が合同で出資して作られたというルーツがあるため、キリスト教系ですが、教会が直接運営しているわけではない学校です。今ではチアリーディングでも有名ですが、舞台芸術や看護、保育といった実践的な分野に至るまで幅広いニーズを受け止め、元気な女子総合学園となっています。

昨年は12月にグランフロントで夕刻の時間帯での合同説明会が開催されましたが、今年は9月に行われるようです。また、川西市のみつなかホール(阪急川西能勢口駅から宝塚線の線路に沿って猪名川方面に歩いていけば5分ほど。駐車場はございませんと書かれていますが、確かに近辺には大きな駐車場が無いのでお車の利用はお勧めしません)でも行われます。

できれば学校で行われる入試イベントで、在校生の元気な姿も見ていただきたいのですが、ひとまずこの学校に興味を持たれた方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【京都市唯一の】洛陽総合高等学校 オープンスクール【総合学科】

2022年8月25日 木曜日

高等学校は、それぞれの都道府県教育委員会が管轄していますので地域によって制度が異なるものですが、「総合学科」の設置状況にも違いがあります。東京都では、都立のみ16校、大阪では大阪府立の25校に設置されていますが、京都府は、京都府立の3校と私立の2校と少なくなっています。しかもそのなかで京都市内にあるのはなんと1校のみです。「総合学科」とは英語や数学、国語など所定の時間数で履修する「普通科」と工業・商業など専門知識を中心に学ぶ「専門学科」の両方のメリットを生かした多様な選択科目が可能な学科で、大阪でもここ10数年の間に新設された総合学科は評価が高いのですが、なぜか京都はその制度があまり使われていません。

その京都市唯一の総合学科が設けられているのが「洛陽総合高等学校」なのです。

今から98年前に設立された「洛陽高等技芸女学院」という女子校がルーツ(歌手の都はるみも在籍したらしい。あ、しまった中の人の年齢層バレバレ)ですが、1999年には共学化され、今では男女比が2:1と男子の方が多い学校となっています。募集はまとめて290名(1次280名、1.5次10名)ですが、入学後に。総合進学、情報メディア、情報ビジネス、感性表現、調理製菓、保育の6つの系列に分かれて学びます。

英語検定、漢字検定、数学検定に加えて、パソコンやワープロ、食物調理や保育技術など各種検定の取得サポートも魅力ですが、自分で作った時間割で学んでいるうちに学ぶ楽しさを知ってしまうのでしょうか、2022年度入試では、立命館大学、関西大学に各1名、産近佛龍に55名(2021年度は82名)など、4年制大学に進学した卒業生も多数!というわけで、この学校も見に行ってみてはいかがでしょうか。2015年に完成した新校舎もお楽しみに。

【兵庫県】D-ジャーナル主催 私立中高 個別進路相談会【今回はイオンモール神戸北】

2022年8月23日 火曜日

今年の兵庫県私立中学高等学校連合会主催による私立小中高の個別学校説明会は終わってしまいました。これに参加できなかった受験生の皆さん、ご心配なく、神戸市とその周辺を対象に地域情報誌を発行している「D-ジャーナル」主催による合同説明会が開催されます。今回は16の私立中学校高等学校が参加予定となっております。

予約優先との事ですので、できればGoogleフォームから申し込んでおいた方が良いのですが、当日参加も可能だそうです。効率よく個別相談に臨むには事前に当日質問したい内容をメモしておくのがお勧めですよ。

大阪府公立高校入試 英語外部検定利用状況(その2)

2022年8月20日 土曜日

それでは学校ごとの状況を見てみましょう。

ご覧のように北野、茨木は400名超となっております。特に北野出願者の94.4%がこの制度を利用しています。つまり北野受験生ほぼ全員が英検2級以上を持っているということになります。しかも、なんということでしょう、このうち34名は満点換算にあたる英検準1級レベルの資格で出願しているではありませんか。もはや大学にも合格できそうな勢いです。

次に出願者のうち、この制度を利用した人の割合(外部資格利用率2022)と開成公開テストCライン(入試の難易度)との相関グラフを作ってみました。

ご覧の通り高い相関を示しています。大阪府のTOP10校を受験するなら、英語の民間資格は必須ですよね、というお話でした。