• 大阪国際中学校高等学校の新校舎にお邪魔してきました②

    特別教室は平屋の別棟が点在している形になっています。音楽棟は2つの音楽室と準備室から成り、実験棟は物理、化学、生物の実験室と、各準備室といった配置です。校舎との間には屋根付きの通路があり、雨の日でも移動に支障が出ないようになっています。

    物理教室です。ご覧のように木製のトラスが天井を支えています。木材のにおいが心地よいです。

    化学実験室の中には化学の実験で有害なガスが発生する可能性があるときに使う「ドラフトチャンバー」という機器と、薬品を浴びてしまったときに使う非常用シャワーの設備がありました。併せて200万円超だと思われますが、ここまで備えている学校は少ないと思います。このこだわりは化学のすごい先生がいらっしゃるという事でしょう。帝国女子薬科専門学校(現大阪医科薬科大)の附属校だった歴史を感じる一幕でした(そういえば今、大阪医科薬科大と同じ法人の高槻中高の化学実験室には緊急シャワーは無かったような気が・・・)。

    調理実習のための調理室にはガスコンロが設置されています。安全性や設置コスト、手入れを考えるとIHだと思いますが、中華や炙り料理を作るにはガスが必須ですので、そこにこだわったのでしょう。

    炉を切った茶室にも転用できる和室が2間用意された「作法室」も別棟になっています。こういう伝統も大切にする姿勢が形になっているわけですね。(続く)

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  • 大阪国際中学校高等学校の新校舎にお邪魔してきました①

    4月から開校の「大阪国際中学校・高等学校」の校舎が完成しました。パナソニックの工場跡で今まで大阪国際滝井のグラウンドとして使われていた土地に真新しい校舎が経っています。設計は安井建築設計事務所との事、JR神戸線からも見える大阪市西淀川区の江崎グリコの本社や東大阪のサクラクレパス大阪工場、大阪総合保育大学を設計した会社ですね。

    入り口には「人間をみがく」という校訓が刻まれたモニュメントがあります。徳島県鳴門市にある大塚美術館でも使われている陶板を使ってくみ上げられたものだそうです。今の2校の伝統を示すパーツも組み合わさっています。(その中に「帝女」の文字が・・・。そういえば帝国女子という校名でしたね、その昔)

    真新しい校舎は靴を脱いで、と思いましたが、下足箱がありません。実は一足制(土足のままで教室まで入る方式)なのです。従って傘立ても各教室に設置されています。

    教室は部屋ごとに樹木の名前が付けられています。またその名前の木材で作られた扉が1枚ずつ設置され、その樹木の説明が書かれていたりします。校舎全体が図鑑のようになっています。

    ここで問題です。この教室の写真に違和感はありませんか?

    答えは教室の右手に窓があるという配置です。学校では右利きが多いために左手に窓が来るように教室配置を行うのが一般的ですが、十分な天井照明があるからでしょうか、利き手がどちらでも差が無いよというメッセージでしょうか、あえてこの配置です。因みに今年は車いすの新入生がいるそうですが、エレベーターも完備されているので問題ありません。(続く)

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  • 【こちらも対面型】追手門学院中学校 オープンスクール

    まだまだコロナウイルスオミクロン株の流行が収まりませんが、マスクを正しく着用し、清潔な環境にお出かけする事はそれほどリスクの高いものではありません。コロナウイルスを恐れすぎて学校選びの機会を失ってしまってはいけません。というわけで、新小学4・5・6年生(つまりは現小3以上)の皆さんは、中学校ってどのようなところかな、というのを体験して見るのは如何でしょうか。

    茨木市のJR総持寺駅から徒歩圏内に新築された追手門学院中学校は多彩な学びを支える独特な教室配置など、教室がずらりと並んでいるだけの学校とは異なるユニークな校舎が自慢です。現段階では私立中学校受験をあまり考えていない小学生やその保護者にとっても、このような無料の体験講座は、私立・公立のどちらが良いのか考えるきっかけになるのではないでしょうか。

    詳しくは学校ホームページをご覧ください。あと、体操服が泥だらけにならない人工芝のグラウンドも必見です。

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  • 難関国公立大 推薦・特色選抜入試に強い高校【開明・雲雀丘学園】

    募集人数が少なく、なかなか合格を取ることができない難関大の「推薦・特色」選抜について今年も結果が発表されました。その中から突出した実績を出した2校を紹介します。

    【開明中学校・高等学校】

    2021年度は268名の卒業生のうち164名が国公立に合格するなど、進学校としての実績も申し分のない学校ですが、実は意欲の高い生徒も多く、過去5年間毎年京都大学の総合選抜への合格者を出しています。今年は過去最高の7名の合格が出ました。その内4名は同じクラスから!で、その担任の先生からお話を直接伺いましたが、ともかく2年のうちから徹底して準備を始め、志望理由書も何度も練り直す中で生徒自身の問題意識、意欲も向上していったとの事。入学後も楽しみでございます。開明高校はこの7名も含んで国公立合計40名の合格がすでに決まっています。

    【雲雀丘学園中・高等学校】

    こちらも2021年度の卒業生285名のうち、国公立に126名の実績を誇る進学校ですが、企業や研究機関と取り組んでいる本格的な「探究プロジェクト」を昔から行っている学校です。研究室訪問など、理系方面の取り組みをしている学校は多いのですが、こちらでは新聞社や大学の経営学部とのコラボなど、幅広い分野で行っているのが特徴で、加えて学校の先生方が主宰する「探究ゼミ」など主体的な学びを育む仕掛けが出来上がっている学校です。生徒たちの成果は論文集にまとめられるなど、本格的です。というわけで、推薦系の入試にも強いぞというわけで、今年はなんと大阪大学8名!阪大推薦入試ランキングで全国1位(詳しくは「サンデー毎日」3月6日号の115ページ参照)となりました。それも含めて既に24名が国公立大学の合格切符を手に入れております。

    もちろん大学入学共通テストの点数や学校の成績が不要なわけではありませんので、基礎学力・受験学力養成の部分も大切なのですが、この2校は特に主体的な学びに向かう意欲を育む教育が本当にできているのですね、と感心した次第でございます。

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  • 【オンライン】同志社中学校 教育フォーラム【説明会】

    これからの教育には主体的な学びも重要だといわれていますが、そちらに振り切っている学校、制服が無い、チャイムが無い、教科センター方式(全教科特別教室)に加えて特色のある探求活動「同中まなびプロジェクト」も魅力の同志社中学校からオンラインイベントの案内が届きました。

    幅広い志願者を求めているのでしょう、入試科目も次年度から2教科にするなど入試に関する変更点もありますので、中学受験をお考えのご家庭は是非ご参加ください。

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  • 【小学5年生は】樟蔭中学校 ミニオープンスクール【もう受験生ですよ】

    ついこの間、このエントリーで、2月5日も中学入試をやっています、という告知をしたばかりの樟蔭中学校から、次の学年向けのオープンスクールの案内が届きました。先生方休まなくて大丈夫ですか?

    このようなご時世ですので時間は14時から15時半の短縮版ですが、体験講座や校内見学が用意されていますので、樟蔭中学校を感じることはできそうです。希望者には個別相談の機会も用意されているようです。一部の体験講座は既に定員に達しているようですので、詳しくは学校HPをご確認の上、急いでお申し込みを。

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  • 【小学校5年生対象】箕面自由学園中学校 「プレ入試体験」【君たちはもう受験生だ】

    ※本イベントは3月12日(土)に延期となりました。

    昨日は現小6向けの内容でしたが、今日はその下の学年向けのお話です。今年の入試でも50名募集のA日程(午前+午後)に103件の出願を集めた人気進学校、箕面自由学園では小5生向けの「プレ入試体験」というイベントを行います。

    いやいやまだ受験勉強できていないのでテストなんて無理ですよと思っているそこのあなた、1年後に必ず訪れる入試の日に向けて、ひとまず本番の緊張感を味わってみるだけでも大きな財産となるのではないでしょうか。箕面自由学園志願者はもちろん、その他の学校を考えている5年生にとっても絶好の機会です。お申し込みは学校HPからどうぞ。

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  • 【今からチャレンジ】大阪私立中学校 1月末~2月入試【今から私学】

    1月15日を皮切りに、近畿圏の中学校入試の多くの日程は終了し、小6受験生はホッとしている頃だと思いますが、体調不良などで思うように力が出し切れなかった、または受験できなかったという受験生に朗報です。今回紹介するのは、今からでも出願できる私立中学校がありますよ、というお話です。

    【追手門学院中学校】

    【樟蔭中学校】

    【金蘭会中学校】

    1月30日以降に入試が行われる近畿圏の中学校はこれ以外に

    昇陽(1/31)、近江兄弟社(2/5)、神戸山手(2/5)、堺リベラル(2/8)、金剛(2/10)、PL学園(2/10)、奈良育英(2/11)、近大新宮(2/12)、大体大浪商(2/13)、相愛(2/16)、京都国際(2/19)、などとなっております。詳しくは各校のHPでご確認ください。

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  • 大阪府 公立中高一貫校 志願者数 確定

    大阪の公立中高一貫校3校の志願者数が確定しました。(1月7日大阪府教育委員会発表)

    水都国際中学校と咲くやこの花中学校は、2022年度より大阪市から大阪府に移管されることに伴って、通学範囲が大阪市内から大阪府下に拡大されましたので、市外の府下からの受験生がどの程度増加するのか、というところが注目の的だったのですが、結果的に水都国際中学校は8名増、咲くやこの花中学校は66名増となりました。公立中高一貫校は「お試し受験」も多い開設初年度から、出願者数は次第に下がって少数精鋭になっていく傾向があるのですが、今回の通学範囲の拡大によって、特に環状線から近く、交通の便の良い咲くやこの花中学校では経年減少を跳ね返すだけの受験生を集めることになりました。特にスポーツ、芸術、の募集単位での増加が大きくなっています。

    適性検査は1月22日(土)、合格発表は30日(日)となっています。

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  • 【とても】札幌聖心女子学院中学校 高等学校 閉校のお知らせ【残念】

    以前このブログでも紹介した(札幌聖心女子学院 中学校・高等学校について « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp))北海道札幌市の寮を併設している女子校、札幌聖心女子学院に関するお知らせです。

    新入生は先輩方と一緒に育つ素晴らしい環境に恵まれ、北海道だけでなく、首都圏や近畿圏からの生徒も学んでいるのですが、ここ数年定員割れとなっていたようです。今回学校から発表された内容は、中学の募集停止ではなく、中学、高校とも今年の入試が最後の入学生。3年後(2025年3月)には閉校するとの事です。つまり今年入学の中学生は3年後には他の高校への進学となります。

    本日(1月7日)中学校入試が行われ、発表は1月8日。1月13日が入学手続きの締め切りですので、そこで最後の新中1生の人数が確定します。

    学びの多様性がまた一つ失われることになり、とても残念です。

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