2021年9月24日
ことしもついにこの日がやってまいりました。年に一度の大イベント「開成進学フェア!」。今年で32回目となります。2019年までは大阪では「マイドームおおさか」を借り切って4000名以上の方に集まっていただいていましたが、今はもうそんなことはできません。それどころか、マイドームおおさかは集団接種会場となっています。というわけで、オンラインでの開催です。
今年の特設サイトでは訪問した学校数に応じて「コイン」がたまる、という仕掛けを用意しています。このコインを換金することはできませんが、集めた枚数上位500位に入ると、100名に抽選でクオカードが当たるというお楽しみ企画となっております。明日13:00から特設サイトオープンします。このイベントはお申し込み制となっておりますので、まだの方はこちらからどうぞ。
【近畿圏】⇒開成進学フェア2021オンライン
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2021年9月22日
以前このエントリーでも紹介した、岐阜の「瑞浪麗澤(みずなみれいたく)中学・高等学校から、学校見学会のご案内を頂きました。
このコロナ禍の休校期間中でもオンラインで授業を行い、今年も多くの国公立大学合格者を輩出しています。しかし、この学校の魅力はそこではなく、1学年の約6割の生徒が暮らす寮生活の充実でしょう。栄養面、安全面でのサポート体制はもちろん、夜間の学習サポートやバーベキュー大会やボーリング大会といったお楽しみもあります。中学生男子は3~4人の大部屋で毎日が修学旅行。(女子と高校男子は個室)その中で協調性も身に付くという仕掛けです。
今年の見学会も授業やランチを体験できるイベントとなっています。ひとまず広大な校地を見に行ってみましょう。
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2021年9月21日
昨年このエントリーで、鉄分(鉄道ファンの要素)を少し含んだ紹介をさせていただいた、【ことしもやります】薫英女学院中学校高等学校「留学フェア」【30年の歴史】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp) 大阪府摂津市の薫英女学院から、オープンスクールのご案内を頂きました。で、そのチラシの裏側を見ると・・・「関関同立実績、大阪の女子校トップ」と書いてあります。その昔、立命館のほぼ英語で勝負がつくE方式という入試があったころは立命館だけで200以上の合格数を誇っていたのですが、近年では関学、同志社という、むしろそれよりも難易度の高い大学へのシフトを行っているようです。英語で記述が勝敗を分ける同志社に強いというのは、流石です。
それよりもインパクトがあるのは、昨年度の卒業生のうち、英検1級が4名!ほぼ全員が英検2級以上に合格しているというデータです。薫英女学院ですから、駅伝チームも女子バスケットボールチームもいる中で、この割合はすごいです。
その他、海外留学や新コースの設置など、熱い話題が聞けそうなオープンスクール。面白そうですね。お申し込みはQRコードか学校のHPからどうぞ。
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2021年9月17日
コロナ禍の影響で中学校、高等学校では学級閉鎖や休校が散発的に発生しています。またワクチンの集団接種が進む大学でも、まだオンライン授業が大半で、いつもなら学生でにぎわう大学周辺も寂しい限りです。このような状況ですが、おそらく入試は予定通り行われるようです。
大学受験生の皆さんは本気を出している頃だと思いますが、公募推薦入試を考えている受験生はこちらの対策講座に参加してみては如何でしょうか。人が多いところに出かけるのもちょっと心配という方向け(?)にWEB配信もあるようです。詳しくは大学HPをご覧ください。
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2021年9月16日
大阪市東淀川区、阪急京都線相川駅からすぐの大阪高等学校は、日本大学大阪中学校(漫画家の水木しげる先生も卒業生)をルーツに持つ男子校でしたが、13年前に共学化して今では1学年500名近いマンモス校となっています。大学などへの進学実績も向上していますが、特徴的なところでは2年前から始動した探究コースで、様々な地域問題、社会問題に向き合う教育実践が行われています。
さて、残念ながらまだまだ気の抜けないコロナ禍ですが、そんな中でもこのように特色のある取り組みを知りたいという保護者の方は少なくないと思います。まさにそれに応えるかのように大阪高等学校はオンラインでの保護者向け説明会を行います。申し込み制となっていますので、このチラシのQRコードからどうぞ。
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2021年9月15日
以前このエントリーでも紹介した、大阪府堺市、泉北高速鉄道泉ヶ丘駅近くの東大谷高等学校についてです。大阪大谷大学との連携で、「9年一貫の薬剤師育成プログラム」や「7年一貫教員育成プログラム」に加えて、関西大学との「高大接続パイロット提携」など、高校卒業後の進路についても手厚い制度を持っている学校です。国公立をはじめとする難関大学への進学を実現する「特進コース」。ネイティブの先生らによる生きた英語に加え、第2外国語の学習もできる「国際コース」。私大や各種高大接続プログラムが用意されている「進学コース」と目的とその手段が明確な3コースに分かれていますが、いずれのコースでも、「キャリアデザイン」や「探究」、「ICT」に関する、先生方の熱意溢れる取り組みに加えて、これからのグローバル化に対応する「本物の語学力」の取得を目指しています。
という流れで、今年度入試から英語に「リスニング」を導入するということになったようです。そもそも大阪府の公立高校入試ではがっつりリスニングがあるわけですから、今までなかった方が不思議なような気がします。
学校からサンプル問題も送られてきました。今年の受験生にとっては初めてという事で、どのような出題になるのか心配になるかもしれませんが、そこはさすが東大谷、一歩先まで準備されています。
というわけで、高校3年間のみならず、生徒さんの受験前と卒業後の人生までしっかり考えてくださっている東大谷高等学校なのでした。
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2021年9月14日
★本記事に関して、一部未確認の内容がございましたので、謹んで修正させていただきます。「藍野高校の移転」に関する内容は取り消しさせていただきます。
今年も吹奏楽部は全国大会への切符を掴むなど、100周年を迎えた元気な女子校、明浄学院高等学校ですが、運営する法人が茨木市にある「学校法人 藍野大学」に変更される見込みとなりました。大阪観光大学も明浄学院の運営でしたが、そちらは切り離して高校だけの法人変更となるようです。その恩恵(?)として、明浄学院から藍野大学や藍野短期大学、同じ法人が運営するびわこリハビリテーション専門職大学に進学するときには入学金が免除になるという特典が設けられるようです。
ところで100年間女子教育を貫いてきた明浄学院ですが、2024年から「一部共学化の構想あり」との情報を得ました。
明浄学院は、地下鉄の文の里・昭和町、JR阪和線の美章園、近鉄の河堀口と各線から徒歩圏という交通至便な場所にありますので、広い範囲からの受験生が期待できます。因みに既に2024年に向けて、新校舎の建築が行われているようです。これから「明浄学院」は大きく変わりそうです。
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2021年9月13日
昨年から大きくリニューアルした、「開成進学フェアオンライン」がいよいよ来週土曜日から開催されます。中学入試・高校入試に関する最新情報や入試問題研究、受験生への応援メッセージなどのコンテンツ満載。9月25日、26日にはライブでの学校説明会もあります。まだ、内緒ですが毎日夕方にはライブでの「終礼」も企画中。塾に行く前にスマホ見てね。
いろいろな学校を巡るとコインがたまる、それによってメイン画面が変わっていく、しかもたくさんコインを貯めた人にはクオカードが当たるかも、という楽しい仕掛けもあります。
事前エントリーも好調です。現時点での学年構成はこんな感じです。
ここで学校の先生方への業務連絡です。今回開成進学フェアオンラインに参加していただいている学校はもちろん、そうでない学校の方も大歓迎ですよ。エントリー時の学年入力欄に「学校関係者」という選択肢もあります。お待ちしております。
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2021年9月10日
(中学生の人口減に対し、変わらない募集定員)
また、中学生の人口減少に伴い、大阪府公立高校全日制の定員合計は後期入試に一本化された2016年には43,668名だったものが、2021年には34,903名と2割以上減少しています。しかし、先に挙げた14校の定員は2016年の1.280名から2021年の1,255名とほとんど変化がありません。募集停止した大阪市立西高校英語科の80名の減少を加えると8%減となりますが、実は2019年に大阪市立水都国際高校が80名の募集を開始していますので打ち消され、つまりここ5年間で定員はわずか5名減と実質変化はありません。各学校ではグローバル系の学科の定員は少なく、ダウンサイジングが難しいという硬直性が、結果的に倍率低下につながっています。
(グローバル教育の一般化)
中学校の英語教材も改訂され、実際の会話場面を想定したような内容も多く取り入れられています。さらに高校の指導要領も2022年度から「英語表現」という科目が、「論理・表現」とさらに実践的な内容になるなど、普通科に在籍していても実際の場面でも使える英語教育に変化しています。また、普通科であってもオンライン英会話や、コロナ禍の今年は難しいですが、海外研修を行っている学校も珍しくありません。つまり、あえてグローバル系の学科に所属しなくても十分な英語学習や異文化体験が行われるため、英語の授業時間数が多く、ネイティブスピーカーを用意しているグローバル系の学科の魅力が相対的に薄れているともいえるでしょう。
しかし、逆に言えば、高校入試段階で英検などの外部資格向けの学習もしたことがなく、英語がそれほど得意ではないが、英語力は付けておきたい、という中学生にとっては公立高校のグローバル系の学科を受験するのは、今はチャンスだという事になります。語学力は常にアップデートしていくことが大切ですので、長い目で見れば、レベルに応じ効率的な学習方法を身に着けることが大切です。中学生の皆さんは、複数の私学と公立高校の違いを比較して、自分の状況に適した学校を選んでいただければと思います。
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2021年9月9日
学校ごとの状況がこちらです。複数の学科を持っている学校は、第1志望者だけでカウントしています。2021年度入試では14校中8校が定員割れを起こしており、普通科を志願していた受験生が第2志望のグローバル系学科に回されるという事態も珍しくなくなりました。
箕面高校のみ2倍を超えていますが、それでも4.68倍でピークだった2018年度に比べると大きく低下しています。どうしてこのように低下しているのでしょうか。
(英語学習の低年齢)
まず、一つに英語力取得の低年齢化が挙げられます。小学校でも英語が教科化されましたが、英検等民間検定の低年齢化は進行しており、高校に入ってから英語力を取得する、というニーズの低下が考えられます。実は2017年度から大阪府では英検等外部資格の取得者は、例えば英検2級なら80%、英検準1級なら100%の得点が保証されるみなし得点方式が導入されており、高校受験の段階で英検2級以上を取得している受験生が年々急増しています。(2017年度344名→2021年度2290名)2021年度入試では北野高校出願者の、なんと約8割が2級以上取得者です。もちろん英検などの民間検定だけが英語学習ではありませんが、彼らにとって英語との戦いは既に高校受験の前に終了しているわけです。それに伴い高校で英語を特化して学びたいという中学生は減少しているのではないでしょうか。
(私学との関連)
次に、考えられるのが私立高校との競争です。グローバル系の学科といっても、公立高校ですので経済的に大きな負担となる長期間の海外研修や少人数授業の実施には限界があります。その点、私立高校の中には1年前後の長期留学や、海外の高校と提携して両方の卒業資格を得られる、中には海外の有名大学への進学に有利になる国際バカロレアのディプロマ取得ができるなど、大きく異なるカリキュラムを備えているところもあります。また、大学進学準備を考えたとき、高校の3年間ではなく、中学からの6年間の中に海外研修を配置しているカリキュラムは安心感が違います。つまり、皮肉なことに英語力やグローバル感覚への関心の高まりと、それに応える私学の学習環境の向上が、相対的に公立高校のグローバル系の学科の競争率低下につながっているとも考えられます。(続く)
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