2025年5月27日
創立103年の女子校、四天王寺高等学校はバレーボール、卓球、ハンドボールなどスポーツ系の活躍でも知られていますが、進学校としての実績も素晴らしいです。今年も東大1、京大13、阪大19、神戸大13など国公立大学に216名、その内医学部医学科に42名、防衛医科大学に4名が合格しています。関関同立も合計371名合格と圧倒的な実績です。大きなカバンをいくつも持って登下校している四天王寺中高の生徒をよく見ますが、置き勉(教材を学校に置きっぱなしにする事)をせずに家でも真面目に勉強に取り組んだ成果かもしれません。
それはさておき、勉強面以外での彼女たちの様子はどうなのでしょうか。受験生の親としては気になるところですが、それをそのまま見ることができる貴重な機会が今回の体育祭見学です。
平日のお昼間ですから受験生本人は無理だと思いますが、保護者(女性に限る)は事前申し込みをすれば参加する事が可能です。6月18日といえば梅雨入りの時期ですが、大阪城ホールですから心配はありません。時間内入退場自由だそうですから、少しでも時間が取れる保護者は見てみてはいかがでしょうか。
お申し込みは学校HPからどうぞ。
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2025年5月26日
最近、とある学校の英語の先生と話をしていて、「中学1年生の英語の学力差が広がった」という話題になりました。小学校で英語が教科化され、通知表に成績が付くようになったとはいえ、「英語を学ぼう」というよりも「英語に親しもう」という内容が多く、また学校以外で英語を学んでいる小学生も多いことから、小学校で既に英語運用能力に差がついていて、中学入学段階で既に「英語嫌い」の子どもが増えているのではないか、との事でした。
英語嫌いにならないためには早い時期から英語を習いに行くのも一つの方法でしょうが、学習塾がいうのも何ですけど、ネイティブの先生がいらっしゃる英語塾ってそこそこ費用がかかります。
そんなことを考えていたところに大阪の樟蔭中学校からこのようなご案内が届きました。合計15回のネイティブによる英語レッスンが7月23日に開講されるのですが、受講料はなんと無料!これを利用しない手はございません。小学生女子の皆さん、早い者勝ちです。お申し込みはこちらの2次元バーコードからどうぞ。
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2025年5月23日
(昨日の続き)
【第2志望校への出願】
公立高校受験者は公立高校を第2希望まで選べるようになりました。但し、この第2志望に関しては「当該校を第1志望とする志願者数が募集⼈員に満たない場合に⾏う」となっていますから、定員割れした学校があれば、そこを第2志望として後から出願できますよ、ということになります。またその第2志望校合格した場合、入学必須ではなく、「公立大2志望校と、私立併願校のどちらかを選んで進学」とあります。志願者が定員を超えている場合、不合格で入学できない志願者がいるのにお席が空いてしまう、ということを避けるために合格者は入学必須となっていますが、定員割れしている場合はそのような矛盾が生じないので、どちらでもいいよ、となったのでしょう。まあ、制服の採寸とかもあるので、ぎりぎりまで進学先で悩むのも得策ではないような気がします。受験生にとってはあまりありがたくもないかなぁ。
【英検等の読み替え率変更】
例えば英検を例にとると、当日の英語の点数を2級は80%、準1級以上は100%に換算するというみなし得点制度がありますが、これを2級で70%、準1級は90%と換算率が下がります。年度によっては当日得点がみなし点を超える受験生が10%台となり、英検を取得しておく方が断然有利となっていましたが、これはやり過ぎだということになったのでしょう。こちらは妥当な提案だと思います。
まだ議論中ですので、導入が遅くなる可能性はありますが、最速でもこの入試変更が関係するのは現在の中3ではなく、中1の学年からとなります。今の中3、中2は今まで通りがんばりましょう。
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2025年5月22日
少し先の話ですが、大阪府教育庁から令和10年度の入試からの公立高校入試制度改革について現時点での方針が発表されました。
【学校特色枠の設定】
この枠については以前の発表内容にも同様な提案がありました。各校のアドミッションポリシーに応じた優先枠がある、というイメージですね。人数は「原則として各校総募集人員の50%以下」とされていますが、進学校がこの方式を選択するのかどうか疑問です。因みに、この枠の導入に伴って、現行の「ボーダーゾーンの扱い」は無くなるようです。つまり出願時に提出していた「自己申告書」は無くなるというわけです。但し千葉県や神奈川県のように小論文やプレゼンテーションなど、学校独自の検査項目が加わると、ややこしくなりそうです。
【入試日程変更】
一般選抜は現行よりも約10日早い、特別選抜は現行よりも約10日遅い「3月1日」に統一されるようです。まあ、ここはこれまでの議論の延長ですね。中学校の卒業式も早くなる?
(続く)
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2025年5月21日
3月に東大阪キャンパスで行われた「オープンキャンパス」は今年も多くの来場者だったようです。受験生はオープンキャンパスで大学の元気な雰囲気や充実の設備を知ることができたと思います。しかし一方で、近畿大学の入試には多様な判定方式や併願方式が用意されており、どの方式が自分に有利であるかを受験生が判断する必要もあります。
というわけで、今回紹介するイベントは、大学の様子や大学生活に関する内容に加えて入試制度をまとめて説明していただけるというありがたい内容となっています。
6か所で開催されますので、都合の良い会場、日時でご参加ください。
事前申し込みは不要、入退場自由です。
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2025年5月20日
先月、こちらのエントリーで甲南大学の募集単位ごとの動向を紹介しましたが、
【2025入試結果速報】甲南大学【募集単位ごとの変化】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ
受験生にとっては公募推薦、一般選抜ともに入試制度や日程の変更によって受験しやすくなりました。その結果、甲南大学全体の志願者数は増えました。一般入試の前期+中期の志願者数ですが、2023年度=16,075件、2024年度=17,746件、2025年度=25,268件となっています。つまり今春は2年前の1.57倍と激増したことになります。
少し年の離れたお兄さん、お姉さんのいる大学受験生は、甲南大学は他大学併願での受験がしにくい大学だと聞いているかも知れませんが、ここ2年で大きく制度は変化しています。一度最新情報を得るためにも説明会に参加してみてはどうでしょうか。メニューは限られますが、学食体験も用意されています。
事前申し込み制になっています。申し込みはお早めに。
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2025年5月19日
2年前にもこの(↓)エントリーで紹介した大阪青山大学ですが、
【奨学金も充実】大阪青山大学 3学部体制記念奨学金【受験料も割引】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ
キャンパスは箕面市の北部、大阪市方面が一望できる高台にあります。ということは、毎日の通学は山登りか?と思われるかもしれませんが、阪急箕面駅、もしくは昨年春に御堂筋線と直結した箕面萱野駅からスクールバスがガンガン運行されていて、学舎の前まで連れて行ってもらえます。
それはさておき今年のオープンキャンパスも盛りだくさんイベントが用意されています。学部別体験授業やキャンパスツアーで充実の大学設備を実感しましょう。明るく広い食堂でのランチサービスも用意されているようです。楽しみですね。
【特別告知】6月21日(土)の「入試対策&交流会」ではこのブログの「中の人」が総合型選抜などについて講演いたします。高校生の皆さん、お待ちしております。
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2025年5月16日
大阪阿倍野区の大谷中学校からも募集関連のお知らせが届きました。コロナ禍の頃はこういったイベントが開催できませんでしたが、ようやく平常に戻ってきたようでよかった、よかった。
5月24日のオープンキャンパスでは、クラブ見学や体験、在校生による学校紹介、個別相談、体験授業と多彩なプログラムが用意されています。大谷といえば、今春も医学部医学科に10名、薬学部に87名合格など、理系女子育成のイメージが強いのですが、難関国公立の文系学部に多くの合格を出すなど、文理とも成果を出しています。こういった細かい情報はやはり直接在校生から聞いた方が良いと思いますので、小学生女子は5月24日、参加してみましょう。
ところで学校の近くの道路は広くはないので自家用車での送迎はお勧めしません。最寄駅から日々通学している在校生の気持ちになりながら徒歩でお越しください。
詳細、お申し込みは学校HPからどうぞ。
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2025年5月15日
金光大阪中学校より、年間の入試関連イベントのお知らせをいただきました。次の日曜日は部活動体験。いつもより時期が早いような気がします。その後7月には授業体験があって、8月にはプレテスト対策会があって、9月からはプレテスト。年間の流れがわかりやすく示されていて受験生にとってはありがたいです。小学6年生はおうちのカレンダーのこれらの日に印をつけておきましょう。
それはさておき、この案内には国際教養大学に進学した卒業生のメッセージが掲載されていますが、この卒業生は白浜のパンダ「楓浜」(ふうひん)の名前を考えて応募して採用された方、つまり楓浜の名付け親なのだそうです。金光大阪っていろんな方面に興味を持って行動する生徒さんを育んでいる学校なのですね。
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2025年5月14日
大阪城の横(というよりほぼ大阪城?)にある追手門学院大手前中学校高等学校はもちろん追手門学院大学と同じ学校法人が運営しているのですが、この春卒業した187名にたいして、追手門学院大学の合格者数は57名です。ではそれ以外の卒業生はどうなったのかと思って調べてみると・・・
京都大学2名、北海道大学1名、神戸大学1名など国公立大学に19名、海外の大学に9名、医学部医学科5名、歯学部3名、関関同立61名など、素晴らしい大学合格実績となっています。ちょっと昔のイメージと違うなぁ、と思った保護者の皆様、実はGA・GSコースを設置してグローバルサイエンス教育を始めたのが7年前。その結果総合型選抜を含め、多様な入試に対応する力が付いたので、この過去最高の実績が生まれたわけです。
というわけで、小学生をお持ちのご家庭は、是非こちらの説明会に参加して教育内容を詳しく聞いてみましょう。納得していただけると思います。
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