【速報】2021年度 大学入学共通テスト 実施日確定【追試が2回?】

2020年6月22日

文部科学省高等教育局長より、令和3年度(2021年度)の大学入学選抜に関する通知が19日に発表されました。その中で、初めてとなる「大学入学共通テスト」の実施日程が正式に発表されています。

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(ⅰ) 令和3年1月16日,17日

(ⅱ) 令和3年1月30日,31日 ※(ⅰ)の追試験としても実施。

(ⅲ) 特例追試験令和3年2月13日,14日 ※(ⅱ)の追試験として実施。

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(ⅰ)の基本日程は既に発表されているとおりですが、今まで病気や交通機関の影響など特別な理由がある人しか受験できなかった追試験は、学業の遅れも理由として認められることになり、(ⅱ)の試験場を「全都道府県」に設置するとしています。というわけで、今年の受験生はまず、どちらの日程で受験するのかという判断も必要になるわけです。但し(ⅱ)の日程は関西では近畿大学をはじめとして大規模な私立大学の試験日と重なりますし、2月1日からの関関同立の直前ともなりますので、そちらとの調整も必要になると思います。 また、受験者数が(ⅰ)よりも極端に少なくなると、平均点が極端に低くなった時の得点調整が行われないリスクもありますので、元から受験者数の少ない科目(世界史Aや地学)を選択している受験生は要注意です。

 少しラッキー(?)なのは今の高校2年生。「大学入学共通テスト」の過去問が1年分しか入手できないと思っていたら、追試2回分を含めて3回分を目にすることができるわけですね。

 しかし、新たな傾向で、しかも難易度を合わせた問題を3セット作り、全国に追試験会場を設置・・・。大学入学共通テストは初年度から運営面でのハードルが上がっています。そのうえ一時期検討されていた記述式が導入されていたら・・・。結果論ですが、やめておいてよかったです。