【今からでも】近畿大学 公募推薦入試 難易度【説明会に参加しよう】

2018年12月18日 火曜日

入試直前となったこの時期でも入試説明会が行われていますが、もうオープンキャンパスも参加したし、大学案内もよく読んだので、行かなくてもいいや、と思っているそこのあなた、実はこの時期だからこそ手に入る情報があるのです。先日近畿大学の公募推薦入試がとんでもない競争倍率になったとお知らせしましたが、競争倍率が高い=合格最低点が高い、とは限りません。この時期ならではの合格最低点に関する極秘(?)情報が手に入りましたのでご紹介します。

11月17日、18日に行われた法学部と経営学部の公募推薦入試での合格最低点の高いものから順に並べてみました。

ご覧のように法学部が最難関となっています。あとは経営学部の各学科が続きますが、御覧のように同じ経営学部でも合格最低点に違いがあります。

12月1日、2日では、その順位に少し変化がありましたので、その平均値順に並べています。御覧のように最難関は国際学科グローバル専攻、次に文芸学部 文学科の英語英米文学専攻、総合社会学部 総合社会学科の心理系専攻が続きます。

というわけで、この時期の情報は、近接分野で合格最低点が低い学科や専攻も併願するなど、出願の作戦のヒントにもなるというわけです。

近畿大学の入試説明会は来週末が最後です。運が良ければあまくておいしい「近大みかん」も手に入るようです。受験予定者は参加してみましょう。

日本大学のイメージと志願者数の変動

2018年12月13日 木曜日

本日の産経新聞東京版の報道によりますと、日本大学の志願者数が26%減少したとのことです。河合塾全統マーク模試の志望校登録は前年の55,377人に対して40,857人と26.2%減少しているとのことです。昨年度の延べ志願者数(学部第一部合計)は114,316人(大学公表値)ですからこの全統マーク模試の約2倍の出願があったということを考えると、約3万人分の出願が減ることになります。

受験料収入の事だけ考えると、日本大学は1出願35,000円、2併願目から15,000円になるという割引がありますので、平均で25,000円払うと考えると、2万5千円×3万人=7億5千万円の減収となります。この影響が教職員の待遇や研究費の削減などにつながらないことを祈るばかりです。

今回の報道を見て、今年は狙い目だと判断して流入する受験生もいると思いますし、逆にやはりネガティブなイメージを多くの人が感じているのだなと知って志望校から外すという受験生もいるでしょう。レベル的に絡む東洋や駒澤、明治学院等の志望動向も含めて注意が必要でしょう。

早稲田大学 合格率 男女差?

2018年12月12日 水曜日

先日AO入試では女子の方が合格しやすいかも、という情報をお知らせしましたが、では一般入試と比較するとどうなのよ、とのお声を頂きましたので、同じ関学で比較してみようと思いましたが資料がありません。そこで、推薦系の入試と一般入試(センター利用含む)両方で男女比が公表されている早稲田大学を例に分析してみました。(さすが早稲田。なんて透明性が高いのでしょう。)

早稲田大学 男女別合格率

表の中で、女子の方が合格しやすかったところにはピンク色で塗ってあります。

(画像下のリンクをクリックすると表が開くはずですが、デバイスによっては表示できるとは限りませんので無理はしないでください。)

結論から言いますと、早稲田大学の場合、推薦系の入試では過去6年のデータすべてで女子が有利、平均で男子の1.5倍くらい合格しやすいというわけで、関西学院大学と同じような結果になりましたが、一般+センター利用入試では、逆に男子の方が女子より合格率が高くなっています。但しその差はわずかです。(2016年、全学部合計で男子の合格率は16.9%、女子の合格率は15.1%と1.8%の差となっています。それにしてもさすが天下の早稲田、実質倍率が約6倍と厳しい戦いになっています。)

というわけで、早稲田大学を受験する方は、決して男女異なった扱いはありませんので、安心して学力勝負してきてください。

阪南大学 一般入試合格対策講座

2018年12月11日 火曜日

大阪府松原市、近鉄南大阪線の河内天美駅から徒歩6分と便利な場所にある阪南大学は、関西私大の中でも就職率が高い事でも有名です。国際コミュニケーション、国際観光、経済、流通、経営情報という5つの学部を持つ文系中心の大学ですが、いまや学部学生数も5000名を超え、大規模大学となりつつあります。

こちらの大学でも一般入試に向けた対策講座が行われます。しかも入試相談会も併設されています。受験料が安い、合格発表から入学手続きまでの日数が長く他大学との併願がしやすいなど、受験生にやさしい工夫がなされています。文系志望の受験生は、一度説明会に参加して、受験校候補に入れるかどうかを検討してみては如何でしょうか。詳細は大学HPをご覧ください。

立命館大学 入試カレンダー

2018年12月10日 月曜日

またまた急に寒くなってきました。大学受験生の皆さん、大丈夫でしょうか。高校によっては既に実質授業が終了しているところもありますが、ここで焦って夜遅くまで頑張ってしまうと朝早くエンジンがかからない頭になってしまいます。入試は午前中が勝負ですよ。

それはさておき、私立大学の出願~手続き締め切りまでの日程はもう一度確認しておきましょう。例として立命館大学の入試カレンダーを貼っておきますが、同じようなものが各大学の入試ガイドにくっついていると思います。高校調査書も必要となりますので早めの準備をしておきましょう。


大学のAO入試と男女比

2018年12月5日 水曜日

某医科大学の入試において女子が冷遇されていたというニュースがありましたが、やはり筆記試験のような客観テストだけでなく、志望理由書や面接のような採点基準がわかりにくい試験は、恣意的な扱いがなされる危険性が伴うものです。2020年度大学入試改革では受験生を点数だけでなく、多面的な評価をするべきだとの方針が示されていますが、居住地、性別、年齢など本人の努力以外の属性で有利不利が出ないようにしていただきたいものです。しかし、現状はどうなのでしょうか。

そこで、E-ポートフォリオの導入やAO入試に積極的な関西学院大学を例にとって、男女比を調べてみました。

ありがたいことに関西学院大学は昔から合格者数を男女別に公表しています。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_001056.html

そのデータを元に過去5年分を表にしてみました。(某出版社サイトにも同じような数値がありますが、こちらは大学発表のデータを使っています。)そして、女子の方が多い(つまり50%超の)枠に色を付けてみました。すると11学部5か年分で、合格者が居なかった2017年の文学部を覗いた54枠のうち、男子優勢は16枠のみ、つまり圧倒的に女子の合格者が多くなっています。理工学部や経済学部など、そもそも女子の出願者が少ない学部は合格者割合も小さくなっていますが、それでも合格率は高くなっています。(2018年度理工学部では、(合格者/出願数)を表すと男子は(4/14)女子は(2/3)となり、実質倍率に直すと男子は3.5倍、女子は1.5倍、つまり女子は男子の2.3倍合格しやすい事になります。)【スクープ】男子というだけで一律減点か??というのは冗談で、やはりこの手の入試に有利な女子が多いということでしょう。

というわけで、今後大学入試での採用が広がると思われる「多面的評価」に対応するためには、練りこまれた志望理由書が書けるように学習の過程をマメに記録する事はもちろん、面接や口頭試問でもぼろが出ないように日々のニュースや社会問題に対するアンテナも立てて、読みやすく丁寧な文字(←結構ここ大事)が書けるようにしておきましょう。

関西外国語大学 今年最後のオープンキャンパス

2018年12月3日 月曜日

その昔、船場の豪商の別荘地として開発された大阪住吉区帝塚山。今でも大きなお屋敷の立ち並ぶ閑静な高級住宅地ですが、その東側は文教地区でもあります。今も帝塚山学院中高の立派な校舎が駅前にありますが、かつてはそこに当時は女子大だった帝塚山学院大学・短大もあり、少し東の万代池の北側には大阪府立大学・大阪府立看護大学と統合して移転した大阪女子大、さらにその隣に今では枚方に移転した関西外国語短期大学が並ぶなど、多くの学生(特に女子)の集うにぎやかな街でもありました。

その関西外国語大学の中宮学舎も往時の雰囲気を受け継いだ豪華な外観となっており、噴水の周りに配置された校舎は、シンメトリーなデザインで、屋根は落ち着いたライトグレー、壁面もレンガ色のタイルで統一されており、リゾートホテルのようでもあります。

今年最後のオープンキャンパス(+一般入試対策講座)が15日(土)に開催されます。外国語学部受験を考えている受験生は、是非参加してみましょう。開催時刻等詳細な情報は大学HPでご確認ください。事前申し込みは不要とのことです。

【不穏な情報】近畿大学 一般公募推薦試験結果【現実に?】

2018年11月30日 金曜日

11月17日、18日に行われた近畿大学の一般公募推薦入試(前半)の結果が発表されました。それに伴って受験者数や合格人数も大学のHPに発表されました。(実質倍率が10倍を超えているところを黄色で塗ってあります。)

(近畿大学HP https://kindai.jp/exam/results/pdf/h31_suisen_181129.pdf を引用)

それによりますと、法学部、経営学部の実質競争倍率がとんでもないことになっています。特に11月17日に経営学部の経営学科をスタンダード方式で受験したのは2097名ですが、それに対し合格したのは昨年の約半数の108名、商学科は1620名に対してこれまた合格者は昨年の約半分の77名と実質倍率が20倍を超えるというとんでもない状況になっています。つまり、今年度この2学部に出願した受験生は極めて運が悪かったといえるでしょう。一方薬学部や工学部は昨年より多くの合格者を出すなど近畿大学全体が難化しているわけではありません。たまたま今回の日程で「文高理低」の傾向が極端に現れたとみるべきでしょう。

このように文系の学生にとっては外的要因によって難易度が急に上がったわけですので、今回思うような結果にならなくても学力が急落したというわけではありません。まだまだ今年度入試は序盤戦ですので、今後の日程に関しては弱気にならずに予定通りの志望校に向けて準備を重ねていきましょう。

私立大学入試 不穏な情報

2018年11月27日 火曜日

私立大学、特に大規模な大学に関しては、ご存知の通り文部科学省による入試定員の厳格化の影響で、合格者の絞り込みが行われています。2016年から2018年までに一般入試で、首都圏GMARCH合計で1万5千人以上、関西でも関関同立合計で1万3千人以上合格者数が減少しています。このような難関私立大学が第一志望の受験生にとって、この2018年度入試は大変厳しい結果となりました。その影響でしょうか、その下の学年、つまり2019年度入試を迎える今の高3生による中堅大の指定校推薦枠の消化率も高くなっているようです。

一方、公募制推薦の出願者数が増加している大学も多くなっています。指定校での入学者は確定している、それによって減少した座席に、昨年より多くの人が応募している・・・。つまりその結果として、今年度の公募制推薦での不合格者が増加しているようです。

ということで、一般入試に関しても、複数の判定方式を活用するなど、出願方法も含めてより手厚い準備が必要だといえるでしょう。

京都産業大学 一般入試対策講座

2018年11月19日 月曜日

そろそろ大学の一般入試の出願時期が迫ってきましたが、京都産業大学では北は金沢、西は広島まで全9会場で入試対策講座を開催します。入試制度や出願方法の説明に加えて、入試の出題傾向やその対策方法まで無料で聞けてしまうというイベントです。

学部の再編や新設も行われ、学びの幅がさらに広がった京都産業大学ですので、昨年に引き続き人気上昇が見込まれます。是非、今回の対策講座参加を含めて十分な準備をしてから受験するようにしましょう。入退場自由、事前申し込みは必要ありませんが、先着順とのことです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。2ページ目に日時と会場の一覧があります。)