【速報】京都府立大学に付属高校を設置??【京都の私学に激震走る?】

2022年2月28日 月曜日

京都府教育委員会は2月24日、京都府立大学に付属高校を2024年度設置の方向で検討に入ったとの情報を25日の京都新聞の片隅に見つけてしまいました。既存の府立高校を改編する形で付属高校化するとの事ですが、どの高校を改編されるのか気になるところです。

ここからは個人的な妄想だと思って読んでいただきたいのですが、府立大学に近いところで洛北高校や鴨沂高校も考えられますが、洛北には付属の中学校があり、鴨沂高校は仮移転してまで校舎を新築したばかりですから候補から外れると考えると、朱雀か北稜あたりが候補になるのでしょうか?しかし、ちょっとまてよ、京都府立大学には教育学部が無いぞ!教育学部が無いのに付属高校を作るということは教員養成のための「附属校」ではなくて京都府立大学への推薦枠がある学校になるのか?(今年開校の奈良県立大学附属高等学校は奈良県立大学へ50名の推薦枠を設ける、とされています)同志社、立命館、龍谷、京都産業等、大学への推薦枠を持った附属校が多い京都に公立大学への推薦枠を持った学校が出現!!?だとすると大事件ですよ。しかも、もし中学校も併設するとなると・・・おおおおお。いやまてよ、そうなればまさかの洛北!?

ともかく、今後の報道に注目です。

難関国公立大 推薦・特色選抜入試に強い高校【開明・雲雀丘学園】

2022年2月24日 木曜日

募集人数が少なく、なかなか合格を取ることができない難関大の「推薦・特色」選抜について今年も結果が発表されました。その中から突出した実績を出した2校を紹介します。

【開明中学校・高等学校】

2021年度は268名の卒業生のうち164名が国公立に合格するなど、進学校としての実績も申し分のない学校ですが、実は意欲の高い生徒も多く、過去5年間毎年京都大学の総合選抜への合格者を出しています。今年は過去最高の7名の合格が出ました。その内4名は同じクラスから!で、その担任の先生からお話を直接伺いましたが、ともかく2年のうちから徹底して準備を始め、志望理由書も何度も練り直す中で生徒自身の問題意識、意欲も向上していったとの事。入学後も楽しみでございます。開明高校はこの7名も含んで国公立合計40名の合格がすでに決まっています。

【雲雀丘学園中・高等学校】

こちらも2021年度の卒業生285名のうち、国公立に126名の実績を誇る進学校ですが、企業や研究機関と取り組んでいる本格的な「探究プロジェクト」を昔から行っている学校です。研究室訪問など、理系方面の取り組みをしている学校は多いのですが、こちらでは新聞社や大学の経営学部とのコラボなど、幅広い分野で行っているのが特徴で、加えて学校の先生方が主宰する「探究ゼミ」など主体的な学びを育む仕掛けが出来上がっている学校です。生徒たちの成果は論文集にまとめられるなど、本格的です。というわけで、推薦系の入試にも強いぞというわけで、今年はなんと大阪大学8名!阪大推薦入試ランキングで全国1位(詳しくは「サンデー毎日」3月6日号の115ページ参照)となりました。それも含めて既に24名が国公立大学の合格切符を手に入れております。

もちろん大学入学共通テストの点数や学校の成績が不要なわけではありませんので、基礎学力・受験学力養成の部分も大切なのですが、この2校は特に主体的な学びに向かう意欲を育む教育が本当にできているのですね、と感心した次第でございます。

新型コロナウイルス感染症の公立高校入試への影響

2022年2月14日 月曜日

都道府県によって異なりますが、「前期」「特色・推薦」といった日程の入試は始まっています。しかし今年はこの受験時期に新型コロナウイルス感染症が広がっており、各都道府県教育委員会もそれに対する対応を発表しています。

そこで、わが社の教室のある都府県のみ、その対応についてまとめてみました。

まず、出願に関して一番進んでいるのは東京。一部の高校ではWEB出願も導入されています。換気や消毒、お手洗いの混雑を避けるという趣旨でしょう、東京と千葉では当日の休憩時間を長めに設定しています。合格発表は「掲示」というところが多いのですが、昨年大阪ではWEB上でも「掲示」されましたので、そのような対応もなされると思いますが、滋賀県は「WEB発表をしない」と明記しています。その代わり受験生が密にならないようにという配慮でしょうか、校内の複数個所で掲示するという作戦です。追試験についても各都府県、日程設定していますが、奈良の「個別に口頭試問」というのは珍しいです。

今後の日程に関して追加の変更が発表される可能性もありますので、公立高校を受験する皆さんは情報に注意しておきましょう。

【ついに】全国高校生花いけバトル 相愛高校準優勝【近畿から】

2022年1月28日 金曜日

2017年から行われている「全国高校生花いけバトル」は全国8ブロックでの予選会を勝ち抜いた8校+香川県大会の優勝校の9校で行われる華道の競技会です。2名1組で、その場で器と花が指定されて5分間で作品に仕上げるというこのバトル、先週の土日に行われた全国大会で大阪の相愛高等学校が準優勝に輝きました。2019年にも全国大会に出場した相愛高校ですが、今年は地区大会の1回戦でまさかの敗戦からの敗者復活で優勝、出場権を獲得し、しかも本選で近畿勢初の準優勝を勝ち取りました。今年も無観客とはなりましたが、その様子はYouTubeでライブ配信され、指定された大きな花器に自分の背丈よりも大きな花材を選んで立体的に構成していく迫力のパフォーマンスが見られました。相愛高校のペアは大きく横に広がった大胆なアレンジを時間ぴったりで仕上げていました。しかし今回は優勝の茨城県立土浦第一高校と僅差での準優勝でしたので、ご本人たちは悔しかったことでしょう。

このようなお茶やお花といった伝統文化を学ぶことができる希望者向けの講座が用意されている学校もあります(女子校に多い印象)。学校を選ぶにはこのような文化面の充実にも着目してはいかがでしょうか。

【続報】東京都立高校 スピーキングテスト活用【CBT方式で】

2022年1月27日 木曜日

東京都教育委員会は2023年度入試から、スピーキングテストの活用を行うと発表していました【2023年度入試から】東京都立高校入試 スピーキングを採用【東京都独自】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)が、その詳細が次第に明らかになってきました。次年度の中3生(今の中2生)は11月末までに会場実施されるスピーキングテストを受けることになっているのですが、その方法は「ESAT-J」というシステムが入ったパソコンかタブレット利用のCBT方式で行うようです。(CBT方式=「Computer Based Testing」の略称で、コンピュータを使った試験方式のこと)

内容は、(A)英文の読み上げ、(B)図示された情報を基に質問に答える、(C)日常の出来事を伝える、(D)身近なテーマについての自分の意見とその理由を述べる、という4パートの分かれており、それぞれ「コミュニケーションの達成度」「言語使用」「音声」の3つの観点を2~5段階でAIと人が採点する、との事です。なんだか難しそうだ。

入試に対する配点は1020点の中の20点分ですので、決して比重が高いわけではありませんが、全く準備をしないという選択肢も無いでしょう。中学校でも対策用のICT教材の導入など、これから急ピッチで対策が行われることでしょう。

【コロナ対応】大阪の私立高校入試 面接中止の動きあり【今年も…】

2022年1月17日 月曜日

残念なことに新型コロナウイルス感染症(covid-19)の感染(第6波)が拡大しております。昨年に引き続き、今年度入試にも影響が出てきました。今年も面接試験を見直すお知らせが届き始めました。

昨年も面接を中止した大阪高校は、昨年同様2日目の面接を取りやめ、学科試験を1日目、2日目の午前中に実施するとの事です。お弁当は不要です。

その他の学校でも面接の中止や試験時間の変更等の可能性があります。入試前には各校のホームページを確認するようにしましょう。

【とても】札幌聖心女子学院中学校 高等学校 閉校のお知らせ【残念】

2022年1月7日 金曜日

以前このブログでも紹介した(札幌聖心女子学院 中学校・高等学校について « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp))北海道札幌市の寮を併設している女子校、札幌聖心女子学院に関するお知らせです。

新入生は先輩方と一緒に育つ素晴らしい環境に恵まれ、北海道だけでなく、首都圏や近畿圏からの生徒も学んでいるのですが、ここ数年定員割れとなっていたようです。今回学校から発表された内容は、中学の募集停止ではなく、中学、高校とも今年の入試が最後の入学生。3年後(2025年3月)には閉校するとの事です。つまり今年入学の中学生は3年後には他の高校への進学となります。

本日(1月7日)中学校入試が行われ、発表は1月8日。1月13日が入学手続きの締め切りですので、そこで最後の新中1生の人数が確定します。

学びの多様性がまた一つ失われることになり、とても残念です。

大阪府 公立高校 倍率予測(その2)

2021年12月28日 火曜日

【旧3学区】

昨年度入試では定員割れの学校が多かった地域ですが、今年は全体で3クラス減、但し例年人気校を中心に4校で1クラス増。多少の倍率の緩和はあるかもしれませんが、逆に入りやすくなったと判断して志願者も集まるような気がします。

【旧4学区】

この地域では定員の変動はほとんどありません。という事は昨年度と似たような動きが予想されます。定員増の高石は特に同レベル校からの流入は無く、多少緩和されると予測しています。

12月時点での予測ですから、私立入試の結果などから状況の変動が考えられます。また状況が変わればご紹介したいと思います。

大阪府 公立高校 倍率予測(その1)

2021年12月27日 月曜日

大阪府の公立高校の倍率を、塾生の志願動向などを元に「勝手に」予測してみました。定員増や過去の倍率、揺り戻しなどを総合的に判定して高倍率注意マーク(⚠)を入れています。

【旧1学区】

昨年度はその前の年度から大きく定員を減らしたために平均倍率が高くなった旧1学区ですが、今回は桜和高校の開校(6クラス)と昨年厳しい戦いになった数校が1クラス増となります。一方福井は2クラス減、2022年度が最後の入試となる島本が3クラス減というわけで、全体では1クラス増とほぼ変わりません。そんな中で、茨木・豊中・春日丘は昨年と変わらず高倍率、桜塚・山田も志願者が増えることから高倍率予測をつけています。逆に定員減の2校は、私立専願への流出も多く、定員割れになる可能性が高いと考えています。

【旧2学区】

比較的定員の変動の少ない地域となります。枚方と旭の2校が定員増となる一方、大正白稜が2クラス減、茨田が3クラス減となっています。過去4か年の状況から寝屋川と東、に加えて定員増の旭の倍率にも注意が必要です。(続く)

【サンタさん】今夜はクリスマスイブだ【がんばれ】

2021年12月24日 金曜日

♪雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう♪

という歌詞を読んでメロディーと山下達郎の甘い声が浮かんだあなた、もう若くはありません。

それはさておき、先週末は城星学園(4月からヴェリタス城星)の公開クリスマス会がありましたが、やはりコロナ禍の影響でしょうか、クリスマス祝会を一般公開にしない学校さんも増えたようです。外部の人間としてはちょっと残念なのですが、静かに生徒さんだけでクリスマスを祝うというのも、良いと思います。

【同志社中学校のお話】

毎年キリスト教系の学校様からはクリスマスカードを頂いております。ここでまとめてお礼を申し上げます。ありがとうございました。デザインもキリスト生誕の絵をあしらった正統派(城星・ノートルダム女学院・近江兄弟社)や、生徒さんが描いたもの(プール学院)、2つ折りの本格的なカード(松蔭)など様々なバリエーションも楽しませていただいております。そんな中で一つ紹介。

同志社中学校といえば、理科室前の廊下にカバのはく製があることから、カバがキャラクターでちょいちょい登場しますが、ここにもかわいいデザインで登場しています。実は同志社はキリスト教会が運営している「ミッションスクール」ではなく、「キリスト教主義」の学校なのですが、20日には生徒会・聖歌隊・ハンドベルクワイア・管弦楽部・演劇部の生徒さん方が中心となって本格的な「クリスマス礼拝」を行ったそうです。

【ノートルダム女学院中学校・高等学校のお話】

こちらは昨夜行われた「ザ・リッツカールトン京都」でのノートルダム女学院中高オーケストラクラブの演奏風景です。ホテルのロビーでの生演奏はその場にいる人にとって素晴らしいクリスマスプレゼントとなりました。

因みにこのクラブ、来年4月にはびわ湖ホールでの定期演奏会を開催しますが、なんとメイン・プログラムはプロオーケストラのオーディションにも部分的に使われる難曲、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの交響曲第2番。こちらも楽しみですね。

詳しくは学校HPをご覧ください。皆様、メリークリスマス!