★オープンスクール(大阪青凌中学校高等学校)

2019年5月14日 火曜日

今年度(2019年度)の高校入試においては、昨年度を大きく上回る入学生を迎え入れられました。しかも【特進S】【特進】【進学】コースの中でも上位の【特進S】コースでは初の2クラス設置となり、レベルアップが期待できる生徒が集まって来ているようです。

開校以来、地元密着の少数精鋭の学校(在籍数1000名前後の規模)であり、今年度は近隣の高槻市・茨木市・島本町・吹田市・摂津市からの生徒が入学生全体の約94%を占めているそうです。

それらの要因はこれからの分析となりますが、大きなセールスポイントの1つとしては、来年度(2020年度)より校地移転による新校舎になることです。校地面積は現在の場所とほぼ同じ広さではありますが、オールインワン型の校舎となり生徒の動線が効率良くなっているようです。JR京都線・島本駅から徒歩約8分、阪急京都線・水無瀬駅から徒歩約15分と大阪方面・京都方面からの通学がとても楽になります。

新校舎完成は、今年の8月頃で秋以降のオープンスクールや学校説明会はこの新校舎で実施されるそうです。まだ、旧校舎での実施にはなりますが、6/1(土)を皮切りにオープンスクールが始まります。是非、参加してみてください!

京都文教 キャンパス見学会

2019年5月13日 月曜日

2016年にもこのエントリーで取り上げた京都文教中学校・高等学校の「キャンパス見学会」が開催されます。高校の生徒数については2018年度のデータですが、男子376名、女子529名と、全面共学化から7年目とは思えないほど男女の人数バランスも取れてきた学校です。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

6月に開催される「キャンパス見学会」では学校説明会に加えてキャンパスツアーやステージ発表、部活見学など生徒も総出でお迎えしていただけそうです。さらにランチ&ベーカリー体験、から揚げの無料サービスまで、行われるそうです。ご興味のある方は、事前予約不要ですので、当日お忘れなくお出かけください。

清教学園にお邪魔してきました(やっぱり部活はすごいぞ編)

2019年4月25日 木曜日

この日、高等学校は「文化部発表会」という文化部の新入部員を獲得するためのイベントが近くのホールで行われているとのことで、こちらにも途中からお邪魔してきました。客席の前の方は今年入学した1年生が座っています。舞台に参加する多くの3年生部員はここで引退とのことで、気合十分です。もちろん生徒さんだけのイベントですので一般公開はされていません。というわけで生徒さんの生の姿を見ることができました。

4人だけの演劇部。設定に無理のある学園ものですが、今年のセンター試験の英語に登場した謎のキャラクターを登場させるなど、進学校でなければ受けないネタも含めてギャク満載で面白すぎます。しかも照明やBGMの切り替えなど芸が細かい。

全国大会レベルのダンス部はストリートダンス系が主体ですが、ともかくレベルも高く、場面転換や背景の映像などの効果技術や現代舞踊を取り入れた構成ももはやプロ級です。

次の吹奏楽部のために、舞台上にひな壇を組むなどのセッティングに時間がかかる場面では、その時間を利用して生徒会はクイズ大会を行って会場を盛り上げています。なかなか賢いな。

大阪府大会常連の吹奏楽部はオーボエ・ファゴットといったダブルリードもそろっており、安定の大編成。サックスのシンクロ度も高く金管の音程も良く、やはり演奏レベルは相当なものです。

 

というわけで、一部を見ただけですが、いずれの部活もそろってレベルが高いわけです。また、単に上手というわけではなく、生徒の「工夫」が随所に見られました。多くの学校の文化祭のように一部の生徒が一部の興味のあるイベントを見に行くというのと違い、全生徒が全クラブの出し物を見るというこの発表会が、互いのレベル向上にも繋がっていると考えられます。

少し前にこのエントリーで紹介したように、清教学園高校の併願合格者のほとんどがTOP10高(文理学科設置の府立高校)という強気の出願をしていました。言い換えると併願でもほとんどの受験生が清教学園高校に行ってもいい、行きたいと考えているわけですが、その秘密は何だろうと不思議に思っていました。また、それほど長時間拘束、大量の宿題があるとは聞かないのに大学進学実績が高く維持されているのも不思議でした。もちろん先生方の努力によってレベルが高く工夫された授業がおこなわれているとは思いますが、それに加えて中学校でも高校でもそれぞれ生徒のモチベーションを引き出し、その原動力を生かして個々人の能力を高める舞台装置がすでにできている学校だということを実感したのでした。学校パンフレットの表紙にもある「一人ひとりの賜物を生かす」というキャッチコピーの意味が少しわかったような気がしたのでした。(終わり)

清教学園にお邪魔してきました(部活もすごいぞ、もとい、部活「で」すごいぞ編)

2019年4月24日 水曜日

授業は基本6時間、たまに7時間の日もあるようですが、授業後は9割近い生徒が部活に参加しています。(私立では驚異的な数値です)そこで14年前に作られた体育館を見せていただきますと・・・

バスケットの公式コートが2面取れる広さもさることながら、トレーニングセンターにはトレーニングマシンがずらりと・・・。ここは体育大学ですか、という充実ぶりです。ほかに柔道場も武道場もあり、外にはテニスコートがあり、と充実の環境です。確かここは進学校だったはず。大丈夫か?との疑問に応えるかのように、部活ごとの進学実績の資料があり、チラッと見せていただきました。すると例えば野球部は約半数が国公立合格。全員関関同立以上合格とのこと。野球部の合宿では勉強道具持参となっていて、夜は先輩後輩一緒に勉強会を開催しているそうです。インターハイなど全国レベルの大会に複数のクラブが出場していますが、部活がすごいだけでなく、部活によって学力も含めて生徒を成長させる仕掛けになっているところが、すごいぞ、というわけでした。2019年入試でも国公立大学(省庁大学校除く)現役合格者数が卒業生の34.2%となっています。(参考までに2018年度データですが、岸和田が41.8%、泉陽が30.2%、富田林は15.5%ですので、この数値の高さがお分かりいただけると思います。)(続く)

清教学園にお邪魔してきました(施設編)

2019年4月23日 火曜日

さて、厚かましさついでに施設を見せていただきました。まず、「リブラリア」という名前の図書館外観です。カフェではございません。

6万冊以上の蔵書を誇る図書館。司書の先生常駐で新しい本も多く、学校も図書館に力を入れているようです。その書架の上に何やら論文集がずらり。こちらは中学生が総合学習で作成した課題研究です。テーマは様々ですが、手に取ってみてみるとともかく深い。巻末を見ると多くの参考文献が明示され、しかもインタビューやフィールドワークに実際に出かけた跡も。このレベルのものを中学校のうちに作成できるとは感心至極でございます。

その上のフロアは自習室。中学生は18:00、高校生は19:00まで利用可能です。同じような自習室がほかにもありますが、いずれも監督の教員が付くとのこと。生徒の自主性を重んじる校風ではありますが、ルールはきっちり維持される体制になっています。

キリスト教(プロテスタント)の学校ですからチャペルがあります。高い天井と700席の重厚な木製の椅子が落ち着いた空間を作り出しています。パイプオルガンもスタインウェイのグランドピアノも燦然と鎮座しております。いいなぁ。(公立高校の生徒目線・・・)

(続く)

清教学園にお邪魔してきました(中学生歓迎編)

2019年4月22日 月曜日

南海高野線 河内長野駅から通学専用歩道である「しらかしの道」を通って徒歩10分。落ち着いた戸建て住宅地の中の「清教学園」にお邪魔してきました。

この春、中学校173名、高等学校212名の新入学生(高校1年生は進級生が159名いますので合計371名です)を迎えられたそうですが、今日はその歓迎行事が行われています。

まず、中学生は「新入生歓迎スポーツ大会」。4つのチームに分かれて綱引きやドッジボールの試合が複数同時進行で行われています。4月には入学者向けのオリエンテーション合宿やガイダンスが行われ、何となく緊張感の漂った学校も多いのですが、清教学園では生徒にルールをたたき込むというのではなく、まず生徒さんが学校に慣れることを目指しているようです。

今日は天気も良く、いい思い出作りができたことでしょう。(続く)

(グランド 4階からの遠景写真)

箕面学園高等学校 公開授業

2019年4月17日 水曜日

阪急箕面駅から徒歩5分の住宅地の中にある箕面学園高等学校には、かつては女子のみ募集の「幼児教育コース」がありましたが、2010年度より全面共学の普通科総合選択制に移行して9年目、いまではなんと80種類以上の選択科目から自分だけの時間割を作成することで、大学進学やスポーツなど様々な進路に応じた履修が可能な学校となりました。さらに、十数校の専門学校や大学の協力によって、美理容・調理・自動車整備・観光など様々なジャンルの体験実習講座も開講されています。

今回届いたのは「エリア学習」という特別授業を体験することができますよ、というお知らせです。進学実績や設備などで学校を選ぶのも一つですが、やはり学校で一番重要なのは授業です。在校生と一緒にその授業に参加できるというのは得難い機会だといえるでしょう。事前申込制となっていますので、学校HPで詳細をご確認ください。

あべの翔学高等学校 入試説明会

2019年4月11日 木曜日

「河堀口」(こぼれぐち)という近鉄の駅が、JR天王寺駅隣接の近鉄阿部野橋駅から一駅のところにありますが、(その昔、和気清麻呂が・・・という由緒ある地名だそうです)その駅前という非常に便利な場所に80年以上昔から大阪女子商業高等学校(その後「大阪女子高等学校」と改名)という女子校がありました。法人はそのままで5年前に共学化、校名を「あべの翔学」と改名し、今ではちょうど男女が半々という学校になりました。女子高が共学化した学校の多くが男子の扱いが慣れていないのもあるのでしょうか、生徒が元気になりすぎるものですが、ここではそのようなことはありません。その理由の一つが「スポーツ専攻」でしょう。入試ではスポーツ推薦はありませんが、プレーヤーとしてだけではなく、スポーツトレーナー育成も目的としたスポーツ専攻という授業が設置されています。本格的なトレーニングマシンもそろっており、スポーツを通した人材育成がおこなわれているようです。

昨年度に比べて今年は説明会の日程も増やすとのことで、今年度は12月まで合計5回の説明会が行われます。事前申込制となっていますので、詳しくは学校ホームページでご確認ください。入試過去問プレゼントもあるようですよ。

立命館 附属中高合同説明会・相談会

2019年4月10日 水曜日

本日立命館から届いたチラシとポスターを紹介しましょう。

立命館附属の3校は(本当は北海道にもあるので4校)それぞれ特徴がはっきりしています。新校舎ぴかぴかの「立命館中高」、国際バカロレアのコースを持つなどグローバル教育にも強い「立命館宇治」、元平安女学院大学の広々としたキャンパスを持つ「立命館守山」。立命館大学への推薦枠があるというところは同じですが、それぞれの学校が目指している部分はかなり異なるように感じます。

もちろんそれぞれの学校のオープンスクールに参加することをお勧めしますが、その前にこの3校の違いを知っておくというのもお勧めです。

というわけで、「令和」になって2回目の日曜日は「みやこめっせ」に行ってみましょう。

出口APU学長のお話も、とても楽しみです。

現役で医学部に入りたい方にお勧めの高校は③

2019年4月9日 火曜日

(11位から25位まで)

4位 愛媛の愛光高校 2002年から共学化しましたが、寮は男子のみ。それでも首都圏入試・大阪入試で全国から優秀生を集めてのランクイン。「愛光医会」という愛光出身の医師によるOB組織(校舎の建て替えが行われますが、彼らの寄付もあるのか?)もあるほど、伝統的に医学部に強いです。それに続く旧制松山中学だった県立トップ校「松山東高校」は現役8名(2.3%)と大差がついていますから、愛媛では独走状態です。

5位 鹿児島のラ・サール高校 7割近くが寮生であるこの学校は、他学年も混ぜた8人部屋という毎日合宿状態が特徴で、新入学生もいつの間にか自然に自主的に勉強する姿勢(文化?)が身につくというわけです。進路先もその寮生活で実家に帰ることを考えなくなるのか全国に散らばるというのが特徴的です。

6位 北海道の北嶺高校 こちらも寮のある男子校です。寮では夜間も講習会が開かれていますが、加えて現役医学部生(または院生)のチューターが20名以上在籍し、勉強のサポートをしてもらえます。卒業生123名と規模の小さい学校ですので、チューターの人数を見ればいかに手厚いかがお分かりいただけると思います。

つづいて東京の桜蔭、筑波大駒場、兵庫の白陵、京都の洛南と都市部の学校が続きます。ベスト25まで見ますと、国立大付属を除いて公立高校は入っていません。このデータだけ見ると、現役で国公立医学部合格となると、寮生活や中学時代の学習の重要性も見えてくるような気がします。というわけで、特にこれから中学受験というご家庭は参考になさってください。