【またもや】大阪府立高校 文理学科定員激増【変更】

2017年7月25日

前期入試を始めたり、やめたり、文理学科を作ったりと、改革が進む大阪府立高校の入試に関して、また新しいニュースが飛び込んできました。

次の入試(平成30年度入試)より、文理学科を設置している北野・茨木・豊中・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田の10校のうち、北野と天王寺のみ1学年全員が文理学科でしたが、普通科併設の残りの8校も募集定員すべてを文理学科とする、と発表されました。

2017年度入試では文理学科の定員は合計で2000名、普通科は1560名でしたので、合計人数が変わらないと仮定すると、文理学科が3560名と一気に1.78倍になるという計算になります。しかし実際には文理学科併設の高校ではほとんどの受験生が普通科ではなく文理学科での出願をしていましたので、入試に関してはこれら10校の難易度にはそれほど変化はないでしょう。

一方、1学年をすべて文理学科にすることで、クラス編成や選択科目設置の自由度が増し、大学進学に向けた成果が出しやすくなるかもしれません。2018年度入学生が卒業する4年後の大学合格実績がどのように変化するのかにも着目したいと思います。