• 大学のAO入試と男女比

    某医科大学の入試において女子が冷遇されていたというニュースがありましたが、やはり筆記試験のような客観テストだけでなく、志望理由書や面接のような採点基準がわかりにくい試験は、恣意的な扱いがなされる危険性が伴うものです。2020年度大学入試改革では受験生を点数だけでなく、多面的な評価をするべきだとの方針が示されていますが、居住地、性別、年齢など本人の努力以外の属性で有利不利が出ないようにしていただきたいものです。しかし、現状はどうなのでしょうか。

    そこで、E-ポートフォリオの導入やAO入試に積極的な関西学院大学を例にとって、男女比を調べてみました。

    ありがたいことに関西学院大学は昔から合格者数を男女別に公表しています。

    https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_001056.html

    そのデータを元に過去5年分を表にしてみました。(某出版社サイトにも同じような数値がありますが、こちらは大学発表のデータを使っています。)そして、女子の方が多い(つまり50%超の)枠に色を付けてみました。すると11学部5か年分で、合格者が居なかった2017年の文学部を覗いた54枠のうち、男子優勢は16枠のみ、つまり圧倒的に女子の合格者が多くなっています。理工学部や経済学部など、そもそも女子の出願者が少ない学部は合格者割合も小さくなっていますが、それでも合格率は高くなっています。(2018年度理工学部では、(合格者/出願数)を表すと男子は(4/14)女子は(2/3)となり、実質倍率に直すと男子は3.5倍、女子は1.5倍、つまり女子は男子の2.3倍合格しやすい事になります。)【スクープ】男子というだけで一律減点か??というのは冗談で、やはりこの手の入試に有利な女子が多いということでしょう。

    というわけで、今後大学入試での採用が広がると思われる「多面的評価」に対応するためには、練りこまれた志望理由書が書けるように学習の過程をマメに記録する事はもちろん、面接や口頭試問でもぼろが出ないように日々のニュースや社会問題に対するアンテナも立てて、読みやすく丁寧な文字(←結構ここ大事)が書けるようにしておきましょう。

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  • 首都圏の私立中学校、今週末の入試関連イベント

    今回は首都圏の私立中学校の入試関連イベントについてです。この時期でも各校で入試関連の行事があり、12月8日(土)だけでも62件、12月9日(日)は20件ものイベントが予定されています。一度にこれだけの校数による開催では、どれに参加しようか迷ってしまいそうです。

    各校様々な企画がありますが、中には東海大学菅生の「理科実験教室」や八雲学園の「英語祭」など入試というよりも学校の様子を知ることができるイベントもあります。小5以下の学年でも学校の様子を知るために参加してみては如何でしょうか。

    (森上教育研究所様の資料を基に再編集しています。正式な情報や・会場等詳細については各校のHPなどをご確認ください。)

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  • 関西外国語大学 今年最後のオープンキャンパス

    その昔、船場の豪商の別荘地として開発された大阪住吉区帝塚山。今でも大きなお屋敷の立ち並ぶ閑静な高級住宅地ですが、その東側は文教地区でもあります。今も帝塚山学院中高の立派な校舎が駅前にありますが、かつてはそこに当時は女子大だった帝塚山学院大学・短大もあり、少し東の万代池の北側には大阪府立大学・大阪府立看護大学と統合して移転した大阪女子大、さらにその隣に今では枚方に移転した関西外国語短期大学が並ぶなど、多くの学生(特に女子)の集うにぎやかな街でもありました。

    その関西外国語大学の中宮学舎も往時の雰囲気を受け継いだ豪華な外観となっており、噴水の周りに配置された校舎は、シンメトリーなデザインで、屋根は落ち着いたライトグレー、壁面もレンガ色のタイルで統一されており、リゾートホテルのようでもあります。

    今年最後のオープンキャンパス(+一般入試対策講座)が15日(土)に開催されます。外国語学部受験を考えている受験生は、是非参加してみましょう。開催時刻等詳細な情報は大学HPでご確認ください。事前申し込みは不要とのことです。

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  • 【不穏な情報】近畿大学 一般公募推薦試験結果【現実に?】

    11月17日、18日に行われた近畿大学の一般公募推薦入試(前半)の結果が発表されました。それに伴って受験者数や合格人数も大学のHPに発表されました。(実質倍率が10倍を超えているところを黄色で塗ってあります。)

    (近畿大学HP https://kindai.jp/exam/results/pdf/h31_suisen_181129.pdf を引用)

    それによりますと、法学部、経営学部の実質競争倍率がとんでもないことになっています。特に11月17日に経営学部の経営学科をスタンダード方式で受験したのは2097名ですが、それに対し合格したのは昨年の約半数の108名、商学科は1620名に対してこれまた合格者は昨年の約半分の77名と実質倍率が20倍を超えるというとんでもない状況になっています。つまり、今年度この2学部に出願した受験生は極めて運が悪かったといえるでしょう。一方薬学部や工学部は昨年より多くの合格者を出すなど近畿大学全体が難化しているわけではありません。たまたま今回の日程で「文高理低」の傾向が極端に現れたとみるべきでしょう。

    このように文系の学生にとっては外的要因によって難易度が急に上がったわけですので、今回思うような結果にならなくても学力が急落したというわけではありません。まだまだ今年度入試は序盤戦ですので、今後の日程に関しては弱気にならずに予定通りの志望校に向けて準備を重ねていきましょう。

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  • 常翔学園中学校 追加説明会

    近年、私立中学の受験準備に関しては、早めの準備、つまり低年齢化が進んでいるのは確かなのですが、受験に際しては入試日直前まで出願可能なWeb出願導入校が増えた影響でしょうか、受験校決定は遅くなってきているようにも感じます。というわけで、特に募集が好調な中学校には個別の問い合わせが多いからでしょうか、追加説明会が設定される場合もあります。

    以前このエントリーでも紹介した常翔学園中学校からも追加説明会のご案内が届きました。12月8日(土曜日)の午前中です。予約制ですが、今まで学校の説明を聞いたことが無いが、興味があるという小学6年生とその保護者が対象となっています。入試日程や科目の選択はもちろん、場所の確認も含めて、是非一度学校までお出かけしてみましょう。

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  • ノートルダム女学院 中学高等学校 クリスマス入試説明会

    今年もそろそろ街はクリスマスモード。偽サンタが店頭に出現する季節となってきましたが、ミッション系の学校、特に女子校はしめやかな(盛大な?)イベントが盛りだくさんです。クリスマスツリーの点灯会やミサ、ページェント、キャンドルサービスといった「本物の」クリスマスのお祝いができます。同志社大・同志社女子大は毎年ヘンデルのメサイアの全曲演奏をしますが、これまたスケール感があって羨ましい限りです。

    (画像をクリックするとPDFが開きます。)

    京都、東山のノートルダム女学院中学高等学校もミッションスクールですが、このクリスマスの雰囲気の中で入試説明会を行うというお知らせが届きました。何気なくチラシの下の方を見ると・・・、グローバル英語コースは2人に1人が英検準一級、関関同立の推薦枠47名、上智の推薦枠4名・・・と、さりげなくとんでもないことが書いてあります。12月8日、9日に加えて14日、21日も個別相談の説明会が開催されるそうですので小中学生女子は、保護者の方と一緒に一度足を運んでもっと詳しく聞いてみましょう。

    因みにクリスマスを一緒にお祝いしたい方は、12月20日(木)14:00から、小学校、中学校、高等学校、大学合同のクリスマス会が地下鉄北山駅から徒歩7分のノートルダム女学院大学「ユニソン会館」にお集まりください。「ユニソン」会館での「ハーモニー」も楽しみですね。

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  • 私立大学入試 不穏な情報

    私立大学、特に大規模な大学に関しては、ご存知の通り文部科学省による入試定員の厳格化の影響で、合格者の絞り込みが行われています。2016年から2018年までに一般入試で、首都圏GMARCH合計で1万5千人以上、関西でも関関同立合計で1万3千人以上合格者数が減少しています。このような難関私立大学が第一志望の受験生にとって、この2018年度入試は大変厳しい結果となりました。その影響でしょうか、その下の学年、つまり2019年度入試を迎える今の高3生による中堅大の指定校推薦枠の消化率も高くなっているようです。

    一方、公募制推薦の出願者数が増加している大学も多くなっています。指定校での入学者は確定している、それによって減少した座席に、昨年より多くの人が応募している・・・。つまりその結果として、今年度の公募制推薦での不合格者が増加しているようです。

    ということで、一般入試に関しても、複数の判定方式を活用するなど、出願方法も含めてより手厚い準備が必要だといえるでしょう。

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  • 大阪学芸高等学校の国際科

    大阪市住吉区の大阪学芸高等学校は商業学校をルーツに持つ学校ですが、その商業科も募集停止してから30年。今では国公立に20名、関関同立に75名合格といった進学実績を上げている進学校となりましたが、海外研修など国際教育にも力を入れています。

    その大阪学芸、ついに「国際科」を設置することになりました。留学を前提とした「1年間留学コース」と、カナダの学校の卒業資格も併せて得られる「ダブルディプロマコース」に分かれており、海外への大学進学も視野に入れたかなり「とがった」国際科になりそうです。特に「ダブルディプロマコース」のある高校は、日本で2校目、西日本では初の試みとなります。(1校目は東京の文化学園大学杉並高等学校)

    今の計画では週36時間のうち18時間は、英語はもちろん数学や理科の授業もカナダブリティッシュコロンビア州認定の教員によるオールイングリッシュ授業となるようです。したがって、カナダへは5週間の短期留学を行うだけで、カナダの学校の卒業資格も得られるというわけです。

    既に専用職員室も完成したとのこと、準備は着々と進んでいるようです。

    国際科は募集については専願のみ、各コース40名ずつの募集となっています。入試科目も出願方法も異なりますので、受験を考えている場合は必ず事前に個別相談に行きましょう。12月2日が最終回となっています。

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  • 公立中高一貫校・楠隼中学校高等学校(鹿児島県立)

    大阪でも公立中高一貫校といえば、[咲くやこの花中][水都国際中(来年度開校)][富田林中]と有名ですが、他府県にも公立の中高一貫校で有名な学校があります。その一つが鹿児島県立楠隼(なんしゅん)中学校高等学校です。

    この学校の設置における大きな特徴は、公立学校でありながら男子だけの全寮制あることです。また全寮制であるため職員配置も他の公立学校に比べると多くなっており、学習指導、生活指導ともしっかりと行われているとのことです。

    学習指導の特徴としては、総合的な学習の時間で「シリーズ宇宙学」を学ぶ点です。JAXA(国立行政法人宇宙航空研究開発機構)等による年間6回程度の講義や講座を行い、宇宙航空に関する課題研究に取り組みます。宇宙やロケット工学などに興味ある生徒には受講してみたい内容となっています。

    そして必要経費が、学費と寮費(食事代込)で中学校は5.8~6.2万円、高等学校は7.3~7.7万円程度です。経済的にも通い易くなっているようです。

    ところで今春は高校第1期生が卒業しました。卒業生数36名。進学先は、東京大2名、広島大1名、千葉大1名など国公立大14名。大学校2名。私立大12名。などとなっています。小規模校でありながら、1期生の実績としては健闘されているように思います。今後の実績も大いに期待できることでしょう!

    さて、来週には中学校入試で願書の受付が始まります。中学校入試は県外でも実施されますので興味のある方は是非、学校のHPを覗いてみてください。

    ■中学校

    [願書受付]11/26月~12/7月

    [受験会場]5会場(本校・鹿児島会場・東京会場・大阪会場・福岡会場)

    ■高等学校

    [願書受付]1/15火~1/22火

    [受験会場]2会場(本校・鹿児島会場)


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  • ★大阪学芸中等教育学校 プレテスト&入試説明会

    大阪学芸中等教育学校のプレテスト&入試説明会もいよいよ最終回を迎えます。

    そもそも『中等教育学校』はどのような学校なのでしょうか。

    日本における中等教育学校は、中学校と高等学校の6年間の一貫教育を行う学校として、1998年(平成10年)6月の学校教育法改正により新たに定められた学校種です。

    6年間のうち前半の3年間は中学校に相当し、後半3年間は高等学校に相当します。

    中等教育学校の一般教員は原則として中学校と高等学校の両方の教員免許状を持つことになっています。2018年現在、国立4校、公立31校、私立18校設置されています。

    主な(首都圏・近畿圏)学校は、

    【国立学校(4校)】

    [東京都]東京大学教育学部附属中等教育学校

    [東京都]東京学芸大学附属国際中等教育学校

    [奈良県]奈良女子大学附属中等教育学校

    [兵庫県]神戸大学附属中等教育学校

    【公立学校(抜粋)】

    [東京都]都立小石川中等教育学校

    [東京都]都立桜修館中等教育学校

    [東京都]都立立川国際中等教育学校

    [東京都]千代田区立九段中等教育学校

    [東京都]都立三鷹中等教育学校

    [東京都]都立南多摩中等教育学校

    [兵庫県]兵庫県立芦屋国際中等教育学校

    【私立学校(抜粋)】

    [滋賀県]MIHO美学院中等教育学校

    [大阪府]大阪学芸中等教育学校

    [奈良県]聖心学園中等教育学校

     

    さて、中等教育学校の特色はどのようなものでしょうか。

    大阪学芸中等教育学校の『教育の特色』を覗いてみると、[中高一貫]のメリットとして、①:きめ細かな指導体系 ②:ゆとりと充実の教育課程 ③:強い絆で結ばれた友人関係 となっています。①は募集人員が約80名で2クラス設定の少数精鋭の運営となっているため一人ひとりにしっかりと指導できる規模となっていることが細かな指導ができる要因と思われます。②については6年間のうち最初の1・2年は基本的な生活習慣と自立した学習習慣の確立期となり基礎学力の定着を図ります。3・4・5年は発展期として一部高校内容も含みながら学習を進めます。この3年の間に一般的には高校受験がありますがその必要がないため、時間に大きな余裕が生まれ充実した学校生活が送れます。6年は完成期。個々が希望する進路への実現を目指して、じっくりと受験勉強などに取り組む期間となります。③においては、①②で切磋琢磨しながらお互い思いやりそしてライバルとしてそれぞれ目標に向かって進む仲間として信頼関係が生まれてくるものとなっています。

    その他の取り組みも多彩なものがあります。是非、入試説明会に参加してみてください。

    ・12/1(土)9:30~12:00 プレテスト&第3回入試説明会


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