【新たな歯医者さんが】第116回 歯科医師国家試験大学別ランキング【2,006名誕生】

2023年3月22日

歯科医師国家試験の合格者も発表されています。

新卒平均で77.3%の合格率ですが、医師国家試験と同じように大学ごとの合格率も発表されているので、ランキング形式にしてみました。但し、単年度実績でのランキングですから、各大学の教育力を表しているわけではないことはお断りしておきます。

ワンツーフィニッシュは私立大学。東京歯科大学と長野県の松本歯科大学です。ここまでで紹介した国家試験といえば地方の大学が強いイメージがありましたが、1位が東京のど真ん中、千代田区の東京歯科大学です。 明治23年創立の日本最古の歯科大学ですが、戦前から旧制歯科医学専門学校だった「旧六」の一つでもあります(「旧六」=東京歯科大学、日本歯科大学、日本大学歯学部、大阪歯科大学、九州歯科大学、と官立の東京医科歯科大学)。2位の松本歯科大学は東京歯科大学の卒業生有志によって1972年に創設された大学ですが、東京歯科大学との関係はありません。3位は国立の鹿児島大学歯学部と続きます。医学部では国立トップだった徳島大学が歯学部では71.4%と平均を下回っています。全体的に、医師国家試験よりも大学ごとの差が大きいようにも感じます。

ともかく歯科医師を目指す人は、このようなデータも参考にして志望校を考えてみましょう。