【夏だ!】近畿大学豊岡高等学校・中学校 オープンスクール【学校に行こう!】

2024年7月2日 火曜日

近畿大学の附属中高は東大阪の中高に加えて、和歌山、新宮、広島(福山)、広島(東広島)、豊岡、福岡(高等学校のみ)と西日本に7校ありますが、そのうちの一つ、近畿大学附属豊岡中学校から、オープンスクールの案内が届きました。このチラシ、何だか近畿大学の雰囲気に近づいているような気が・・・。

今年も授業体験プログラムが盛りだくさん。8教科の中から選べます。また部活動体験や校舎見学も用意されているようです。

今回は中・高合同開催ですので、小学生・中学生および保護者が対象となっています。どのような学校なのか見てみては如何でしょうか。お申し込みは2次元バーコード、または学校のHPからどうぞ。

【府学校教育審議会】大阪府公立高校入試 早ければ2026年度から日程変更か?【答申する見込み?】

2024年6月26日 水曜日

6月22日の各種報道によりますと、大阪府教育委員会の諮問機関である「大阪府学校教育審議会」が大阪公立高校入試の日程を現行の3月10日から2月下旬の特別選抜に一本化すると素案を作成したとのことです。

早く入学先を決めたい受験生が私立に流れるのを阻止したい、との事ですが、半月ほど入試日程を早くする=私立高校入試結果判明後、公立高校の出願校を選ぶ時間が無くなる、ということですので、私立専願がさらに増えると思います。

また大阪府も公立高校に第2志望制度の導入も検討されているようです。近畿圏では兵庫県も京都府も同じような制度がありますが、第2志望校を書かずに私立高校を選ぶという受験生も少なくはないので、これで公立高人気回復、とはならないと思うのですが・・・。

ひとまず今後の議論に注意しておきたいと思います。

【速報】親和中学校・親和女子高等学校 「共学部」新設

2024年6月19日 水曜日

このエントリーでも何度か紹介した神戸市灘区の親和中学校・親和女子高等学校は137年の歴史を持つ神戸最古の女子校で、35年前に神戸市外大の跡地の現在地に移転新築された校舎も自慢の学校です。図書館からの神戸港の眺望も最高です。

中学募集では適性検査型やプレゼンテーション入試など特色のある選抜方法を取り入れるなど、最先端の入試方式を取り入れている事でも知られています。

さて、内部的には5月に既に公表されていたようですが、昨日2025年度の中学募集から男子にも門戸を開くことが発表されました。現時点での情報では、「女子部60名、共学部男女130名」という募集を行うそうです。中学校の校名には「女子」の文字が入っていないので学校名は現状を維持したまま、との事です。

ところで同じ法人が運営する神戸親和大学は2023年度募集から共学化したのですが、共学化前の2022年度の入学者数は243名だったのに対し、2023年度の入学者は467名(なんと1.9倍)と急増したというのも大きなきっかけとなったのでしょう。ただし女子校としての伝統も守りたいということで、「女子部」という形で別学も維持するというお考えではないかと思います。

回し合格制度があるのか?入学後女子部と共学部間の移動が可能なのか?など、詳細については今後の発表を待ちたいと思います。

【海外に】大阪薫英女学院中学校高等学校 留学フェア【飛び出そう】

2024年6月10日 月曜日

大阪薫英女学院は留学制度があることでも有名ですが、最も長いプログラムはカナダかニュージーランドで11か月過ごすという本格的なものです。さすがに1年近く親元を離れて英語圏で生活すると、英語力だけではなく、積極性や国際感覚まで身につきます。というわけで、ひとまず留学ってどのようなものなのか、費用はどの程度かかるのかなど聞いてみなければ始まりません。留学に少しでも興味のある女子は是非参加してみましょう。

【スクープ】初芝立命館中学校 高等学校が「利晶学園大阪立命館」に【校名変更】

2024年5月31日 金曜日

※2024年6月5日、学校名を修正しています。法人名を冠した「利晶学園大阪立命館」が正式名称となります。

初芝立命館中高、初芝富田林中高、初芝橋本中高、はつしば学園小学校、はつしば学園幼稚園などを運営する学校法人大阪初芝学園は法人名を「利晶学園」に変更することが決定されたそうです。

それに伴い、小学校、幼稚園はそれぞれ「利晶学園小学校」「利晶学園幼稚園」となるそうですが、初芝立命館中高は「利晶学園大阪立命館」と変更になるそうです。

現時点で初芝富田林、初芝橋本の校名変更は発表されていませんので、少なくとも次年度は現行の校名のままで運営されると思われます。

因みに早稲田摂陵高等学校も2025年度から「早稲田大阪高等学校」への校名変更と推薦枠を現在の30名程度から74名に拡大すると発表されています。大学による高校の系列化が関西でも拡大しているのでした。

【全学科・全コース対象】星翔高校で学ぶ ドローン【ライセンス取得可能】

2024年5月27日 月曜日

大阪府摂津市の星翔高校から、全コース生がドローンの国家ライセンス取得可能になったとの案内が届きました。86年前に設立された工業高校をルーツに持つ星翔高校は、いまでは普通科と工業系の4学科併せて1学年300名規模の共学校となっていますが、工業系の学科に限らずライセンスの取得が可能というのは全国的にも珍しいと思います。

4年ほど前から、電波の送受信のために必要なアマチュア無線の資格取得も含め、操縦技術や検定を行っている団体と協定を組むなど、ドローンスクールとしての準備を進めてきましたが、ついに2022年から国家資格になったドローン操縦のライセンスを在学中に取得することが可能となりました。

また、もっと操縦を楽しみたいという生徒さんもいらっしゃるようで、「ドローン研究部」という部活動もあります。世界大会に出場するなど盛んに活動しているようです。

興味のある中学生は9月、10月の説明会やオープンスクールに参加してみましょう。

奈良県の県立高校改編と受験動向を振り返る

2024年5月24日 金曜日

奈良県の県立高校は、統廃合に伴う併設状態を除けば1985年~2003年の43校というのが最大数となりますが、人口は1999年をピークに減少していきます。そこで2004年からの統廃合によって2009年には32校まで減少しました。2019年からは段階的に10の全日制高校と定時制1つを募集停止、一方で9校を開校という大きな改編が行われました。2024年度はその完成年度となりますが、全日制の県立高校は29校となっています。

さて、この大規模な改編は地域の中学生の受験動向にどのような影響を与えたのかを見てみましょう。

公立高校(県立+市立)の平均倍率をグラフにしてみました(2022年度より推薦選抜となった市立一条の外国語も特色に加えて計算しています)。公立高校の改編が行われる前は特色選抜の平均倍率が1.3倍前後、一般選抜の平均倍率が1.1倍前後と安定していたのですが、改変期に入ると特色選抜の倍率が大きく低下します。実業系のコースはあまり変化がなかったのですが、再編の対象となった平城や奈良朱雀はもちろん、毎年高倍率となる二階堂や法隆寺国際、市立一条なども競争倍率が読めないためでしょう、結果的に特色選抜の平均倍率は低下しました。その層が一般選抜に回るのであれば一般選抜の倍率が上がったはずですが、そうはならなかったのは私立専願になったと考えられます。一方で一般選抜は大きな変化が無く、改編が落ち着いた2023年度には1.18倍に上昇するなど、地域の普通科としての信頼度は変わらず、となっています。

人口減少に伴う公立高校の統廃合は全国的にも進行していますが、改変期がちょうど受験期に当たった中学生は何かと影響を受けるようです。奈良県ではしばらくは大きな改編は考えにくく、学校毎の難易度も安定してきますので、また安心して受験できるようになるでしょう。

英真学園高等学校 コース改編

2024年5月22日 水曜日

今から97年前の1927年(昭和2年)に創設された大阪高等女子職業学校は、山田耕筰作曲、佐藤春夫作詞の校歌も作られ、華々しいスタートを切ったのですが、7年後にその敷地を鉄道(当時は京阪電気鉄道、現在は阪急京都線)が通ることになり、手狭になるため線路の反対側に隣接する水田を校地として取得しました。つまり線路によって校地が分断される状態になったのですが、京阪側も生徒の利便性を考えてここに踏切を作ることになり、その踏切には鉄道敷設に協力してくれた学校に対するリスペクトでしょうか、「女子職」踏切という名称をつけました。

2000年に共学化し、校名も英真学園となりましたが、2009年からは[文理特進コース][情報進学コース][総合進学コース]の3コース制となっていました。

これが、2025年度より、[特進コース][マンガ・イラストコース][総合コース]と3コースとも名称を変更し、内容もリニューアルされます。

各コースの詳しい内容は今後の学校説明会等で聞いていただければと思いますが、マンガ・イラストのコースは外部のプロによる本格的な指導も予定しているようです。

楽しみですね。

大阪府 私立高校入学者数 募集人員との差 ランキング2024

2024年5月17日 金曜日

4月25日と26日にこのエントリーでも紹介した通り、大阪府による高等学校授業料無償化の影響で、今年の大阪府の高校入試は大荒れでした。どうせ高2から授業料が無料になるのなら、設備やコース制などが充実している私立高校を選ぼうというご家庭が増えたのでしょうか、専願は約1,500名増えたのですが、公立の倍率低下(半数の公立高校が定員割れ)となり、併願の戻り率は大きく低下、併願で入学者を確保する傾向の強い私立高にとっては入学者数の減少となりました。

そんな中で、募集人員と入学者数の差で、それを大きく超えた学校ランキングを作ってみました。参考までに過去10年分の入学者数も表記しています。募集人数との差が50名以上の20校を紹介します。

男子校は水色、女子校は薄オレンジ色で塗っています。現在は共学校であるが、元女子校だったというところは女子校として募集していた年度まで薄オレンジ色にしています。「地域」は旧学区を表しています。

1位は募集人員よりも326名も多くの入学生を迎えた浪速高校。中学校募集も好調で現在新校舎建築中です。学外の研修・スポーツ施設も充実、昨年には100周年を迎え、勢いのある学校です。

2位は大阪学院大学高校。北摂は公立高校の平均倍率が高い地域ですが、2020年竣工の明るい新校舎はJR岸辺駅から徒歩2分。隣接の大学設備の利用も可能と学習環境も抜群です。

3位は男子校の興國高校。スポーツ系のクラブの活躍も有名ですが、今年も東大1、京大8、阪大5、神大4、国公立医学部医学科3名など大学進学実績でも華々しい実績を誇っています。進学からキャリア系まで多彩なコース設定も魅力ですね。

4位は履正社高校。いつもなら400名前後の新入生を迎えていた学校なのに昨年は708名入学!今年はそれよりも減少したといっても600名近くが入学しています。こちらも創立から102年、共学化から24年。硬式野球部で有名なⅢ類以外の生徒は実質部活動ができなかったのですが、他のコースでも部活動に参加できるようになったことに合わせて、7年前に完成した新校舎も受験生を引き付けています。

5位は桃山学院高校。冒頭に併願の戻りが減少したと書きましたが、この学校の併願先はTOO10 高など高倍率の難関校ですから、その影響はありません。専願が増えた分プラスに作用した形です。きめ細かな教育活動による大学進学実績の安心感で厚く支持されています。

今回紹介した学校の中には教室の数の関係で次年度募集を絞り込むところがあるかもしれません。高校受験生は是非学校説明会などでそういった情報もキャッチしておきましょう。

【校舎がさらに拡張】京都産業大学附属中学校 高等学校 オープンキャンパス

2024年5月14日 火曜日

京都市下京区、丹波口駅の近くの旧専売公社(現JT)跡地に移転し、近代的で明るい校舎も自慢の京都産業大学附属中学校高等学校は、その名の通り京都産業大学への内部進学が可能であるとともに、今春も京大、阪大、神戸大、島根大医学部など国公立大学に30名の合格実績を誇るなど、他の大学受験にも力を入れていることで知られている学校です。

ところで同じ敷地の中に、「むすびわざ館」という大学法人の建物があるのですが、京都府庁舎の建て替えに伴い、京都府教育庁がそこの3階、4階に入居していました。しかし京都府庁舎の完成に伴って、そのフロアが空きました。そこでそこをリニューアルして200席を超える自習室やグループ学習ができるスペース、質問コーナーなどを設ける予定だそうです。

現状でも学習環境としては十分整っていると思うのですが、さらに充実する学習環境も楽しみですね。

詳しくはオープンキャンパスで聞いてみましょう。