東京(392校)VS近畿圏(617校) 東大+京大ランキング(その2)

2021年5月7日 金曜日

(昨日の続き)というわけで、こちらは近畿2府4県でのランキングベスト30校です。 こちらはご覧のように大半の近畿の難関進学校は京大が大好きですが、その中で灘と西大和学園は東大の方が多くなっています。1位の灘は東大+京大で安定の60%超え。日本一ですね。西大和学園は3年ほど前から東大シフトに変えて、着実に東大の合格者数を上げてきています。一方公立高校からの東大の合格者数は割合としても実数としても少数になっています。

高校・中学を選ぶときに、将来東大or京大合格を目標とするのであれば、ここにランクインした学校を目指しておいた方が、夢に近くなるかもしれません。

東京(392校)VS近畿圏(617校) 東大+京大ランキング(その1)

2021年5月6日 木曜日

サンデー毎日4月18日号の速報値でのランキングを作ってみました。「いやぁ東大ランキングなら週刊誌で見たわ」というお父さん、ちょっと待ってください。近畿圏から東京の大学に進学するというのは経済的な負担やアウェイ感から不利なのですよ。 そこで、まず学校の規模による影響を補正するために、東大+京大の実績数を卒業生数で割って割合を算出し、そのランキングを作ってみました。しかし、東京に対して大阪だけで戦うことになると、兵庫や奈良の強豪校が入らなくて不利になるので、近畿は2府4県で束になって戦うことにしました。え?ずるい?うっせーわ。

さて、東京のベスト30をグラフにしてみました。ほとんどの学校では京大へ行く方が少数派。但し都立西は例外。都立西の入試問題も思考力や記述力が要求される自校作成なので、探究活動を志向する生徒が集まっています。制服は無く、バイク自動車通学の禁止以外に校則らしきものは存在しない自由な学校です。部活が47団体(音楽系だけでも、吹奏楽・管弦楽・ゴスペル・軽音楽・アコースティックギターなど5つ以上・・・)存在するなど部活も盛んな楽しそうな学校ですので、京大を選ぶのでしょうか。(続く)

【残念】大阪私立中学校フェア2021 開催中止

2021年4月30日 金曜日

5月9日にグランキューブ大阪で開催予定であった、「大阪私立中学校フェア」の中止が発表されました。緊急事態宣言に伴い会場が休館となったため、やむを得なく開催ができなくなったようです。完全予約制・入替制など万全の安心安全体制づくりのために準備を行ってきた中高連の事務局や実行委員の教職員の方々の落胆、当日を楽しみにしていた受験生や保護者の失望を考えると残念でなりません。昨年9月の当社主催「開成進学フェア」(滋賀会場)も、予定していた施設がコロナ軽症者療養施設として借り上げられたために閉館、そのためにオンラインに切り替えざるを得ませんでしたので、主催者としての悔しさも痛いほどわかります。

本年度の「開成進学フェア」はオンラインで開催します。今年は昨年と全く異なり受験生も楽しめるようなゲーム的な要素やSNS連携など、業界初の新たな仕掛けを考えています。9月25日から9日間、特設サイトの中で、学校紹介動画や各種セミナーを見つつ、わくわくの学校選びをみんなでできる特設サイトを準備中です。こちらは会場の都合に左右されず開催可能ですので、是非お楽しみに。

【スクープ】大阪信愛学院中学校高等学校 共学化

2021年4月28日 水曜日

女学校として開校したのが1908年との事ですので、110年以上の歴史を持つ女子校、大阪信愛中学校高等学校が2022年度から共学化です。2018年に小学校を共学化した時に「大阪信愛女学院」の「女」が抜けたので、中高もそろそろ共学化?と思っていたのですが、当時聞いた話によると、その小学生が中学校に上がる2024年を目途に共学化するかも、との事でした。それが、予定よりも2年早く2022年入学者から共学化するとのことです。 併せてコース改編や制服のリニューアルも行うとの事ですが、まだ詳細は入っていません。

そういえば以前、学校にお邪魔して合唱部の練習を見せていただいたのですが、キャンディーズの「年下の男の子」を歌っていました。生徒さんはその頃から知っていた???

【やっぱり】京都光華中学校・高等学校 新校舎建築中【新築はええわぁ】

2021年4月26日 月曜日

1940年、つまり81年前に開校した、京都の西京極運動公園近くの京都光華中学校・高等学校では現在校舎を新築中です。幼・小・中・高・短大・大が五条通の両側に集結していますが、(と書きながら、こんなに多くの種類の学校が揃ったのは1968年。つまり28年の間にこれだけの学校を作り上げて運営していることにちょっと驚き)その中で中学校の校舎の横に新たな建物を建築中です。

2022年完成との事ですので、次に入学する中学生はまっさらぴんの校舎が使えるわけです。多彩な学習活動に活用できそうなスペースも盛りだくさん。これは楽しみですね。

【スクープ】城星学園 中学募集停止+校名変更

2021年4月21日 水曜日

大阪城の南、緑も多く落ち着いた文教地区に佇む創立62年の城星学園中学校から驚きのお知らせが入りました。

①中学校募集を停止します  確かに規模の大きな学校ではありませんが、習熟度別の授業や個別対応の補習など面倒見の良さは定評があった中学校が、次年度からの募集を行わないことになりました。非常に残念です。

②学校名が変わります  城星学園は2022年から「ヴェリタス城星学園」となります。つまり高等学校は「ヴェリタス城星学園高等学校」となり、併せて2022年~2023年の2年間しか存在しない中学校も「ヴェリタス城星学園中学校」と改名します。「ヴェリタス」というのはラテン語で「真理」という意味ですが、「ヴェリタス城星」という学校の愛唱歌もありますので、在校生にとってあまり驚きはなさそうです。但し、50音順に学校名が並んでいる弊社発行の入試情報誌「パスツール」では最初から7番目に来ます。(普通科が無くなる「アナン学園」が掲載を取りやめると、6番目に来るかも)

 近年中学校募集を停止した大阪産業大学付属は、設備や人的資源を高校教育に集中させた事で、在校生の満足度も上がり、高校からの入学希望者も増えたという効果がありました。というわけで、新生「ヴェリタス城星学園」の今後の発展を信じております。

大阪高等学校「教育フォーラム」

2021年4月16日 金曜日

今回は生徒募集イベントではなく、教育講演会の案内が届きました。これから必要とされる力、それを育成していく教育とはどのようなものなのかを教育界のカリスマ講師が語ってくださるようです。入場料は無料。但し事前申し込みは必要です。

4月24日のトップバッターは普通の公立校が超難関校への進学校として変身し「堀川の奇跡」として注目された、京都市立堀川高等学校の元校長、恩田徹先生の講演です。どんな話をしていただけるのか、楽しみですね。

【大阪】関関同立合格実績ランキング【高校別】

2021年4月14日 水曜日

昨日に続いて、今度は関関同立でのランキングを作成してみました。同じく元資料はサンデー毎日4月18日号(4月6日発売)です。

まず、1位は安定の茨木高校。同志社大学、立命館大学で200件以上の合格数となっています。2位は東京阪神でも躍進していた三国丘。こちらは関西大学の合格数が昨年よりも50以上増加しています。3位は春日丘。茨木高校とJR茨木駅の反対側ですが、どちらも立命館大学OIC(大阪いばらきキャンパス)から徒歩圏内の学校ですが、2校とも立命館から200以上の合格となっています。4位は高津、こちらも三国丘と同じく関西大学で50名以上増加しています。5位は昨年から221名プラスの千里。伸び数では大阪最大です。関大プラス55、関学プラス45、立命館プラス108。いったい何が起こったのでしょうか。6位は昨年2位だった豊中。逆にこちらは、昨年よりも95もマイナスになっています。単なる集計の遅れなら良いのですが、上位5校がいずれも昨年よりも増やしている中で、ちょっと信じられないような結果です。7位の大手前も47名減となっています。

というわけで、今年12位までの学校に関してランキングの推移を作成して見ると、今年12位に顔を出している高槻以外は公立の戦い。しかも安定の茨木高校を除くと、東京阪神の推移と違って乱高下となっています。国公立をメインに考えていた受験生が、関関同立も複数回受験するなどの安全策を取ったのかもしれませんし、関西大学の日程増加の影響を受けたケースもあるでしょう。次年度はこのランキングがどのようになるのか、注目です。

【大阪】東京阪神合格実績ランキング【高校別】

2021年4月13日 火曜日

本年度の大学入試実績がそろそろ固まってきたので、まとめてみました。元資料はサンデー毎日4月18日号(4月6日発売)です。大学通信、週刊朝日、サンデー毎日が3月に共同調査した数値ですので、その後既卒生の結果が判明したなどで変更されている場合もあります。ご了承ください。

学校の規模による影響を補正するために、合格者数を卒業生数で割って算出した「東京阪神率」でのランキングを作成しました。すると、1位は北野。京大95はなかなかインパクトがあります。また2019年には3名に過ぎなかった東大が13名と躍進しています。2位は大阪星光学院。昨年度は大阪府下5位と後退していましたが、今年は2位と大躍進。こちらも昨年に比べると東大も倍増、京大・阪大でも大きく伸ばしています。3位は天王寺、4位の茨木と同じく阪大の数で上位にランクインしています。

同じルールで集計したデータで今年ベスト12に入っている学校の4年分のランキングの変動を出してみました。すると、こんな感じです。私立では大阪星光に加えて高槻の、公立では三国丘の躍進が目につきますね。 地元志向、安全志向といわれた今春の大学入試ですが、その中でも順位の変動があった、というお話でした。

大阪市立 大阪ビジネスフロンティア高等学校の進路状況

2021年4月8日 木曜日

大阪市天王寺区にある市立「大阪ビジネスフロンティア高等学校」は9年前にいずれも大阪市立の天王寺商業、市岡商業、東商業の3校を統合して、天王寺商業の場所に設立された学校ですが、商業科を卒業すれば就職、というのは昔の話で、今では大半が進学しています。もちろん日商簿記検定や全商情報処理検定などビジネス界で必要な検定取得もできるのですが、普通科の学校と同じように、共通テスト対策や大学ガイダンスなども行われています。 加えて大阪市立大学、関西大学などと連携協定を結んでいますので、むしろ普通科よりも恵まれているといえるでしょう。

先日こちらに送られてきたのは2017~2019年度、つまりひとつ前の学年までの3年分の結果ですが、77%が進学しており、国公立にも26名(単年度だと9名弱)合格しています。学校ホームページにある速報値では今年も国公立に7名合格したようです。というわけで、公立高校も進路実績を外部に宣伝するような時代になったのだなぁ、というお話でした。