• 【今さらですが】大阪府 公立高校 一般選抜状況 その3

    (昨日の続き)

    【旧3学区】

    ・河南高校は280名募集に対し263名の出願に留まりました。駅からも近く、部活動も盛んで、富田林だけではなく、河内長野、藤井寺、羽曳野からも志願者を呼び込むポテンシャルがあるのですが、地域人口の減少の影響でしょうか。地域の私学も元気ですが、校風が異なるため、そちらに流れたとは考えにくいのですが・・・。

    【旧4学区】

    ・鳳高校は普通科単位制の学校ですが、今年は1クラス減、一昨年からだと2クラス減の240名募集に対し、出願は221名でした。3年連続定員割れです。戦前の1922年に創立された伝統校で、2008年から単位制に移行し、大学入試に有利なカリキュラムに加え、部活動も盛んなのですが、急激な入学者減でその活力が失われてきているということでしょうか。

    【まとめ】

    新高校1年生の皆さんは様々な手続きも終わり、入学式を待つばかりとなっていると思いますが、3年後には、この学校に入学してよかった、と思えるように、その学校のリソースをとことん利用していただきたいと思います。

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  • 【今さらですが】大阪府 公立高校 一般選抜状況 その2

    次に、定員未充足の学校数を2022年度以降調べてみました。すると、府下平均で、2023年度には15.0%だった割合が、2024年度から4割を超え、今年はひとまず落ち着いてきましたが、それでも38.0%と高い割合になっています。それでは旧学区別に、かつては多くの受験生を集めていた中堅校以上で今回未充足だった学校の状況を見てみましょう。

    【旧1学区】

    ・地域2番手の池田高校は360名募集に対し、359名出願と、まさかの定員割れとなりました。手元に資料のあるここ10年で初めてとなる珍事です。元気な近隣の私立高校の影響も大きかったのではないでしょうか。

    ・槻の木高校は240名募集に対し、出願は221名。3年連続での未充足となっています。普通科単位制の学校で、土曜講座や長期休暇中の講習会など、進学校として評価の高い学校なのですが、もっと自由な(?)公立高校と学力に応じたコース制のある私立高校の間に挟まれて支持者を減らしているのかもしれません。

    ・電動アシスト付き自転車が欲しくなる立地の高槻北高校は280名募集と、定員を1クラス40名分減らしたのですが、こちらも244名出願と3年連続で未充足となりました。1学年が200名程度ということは、公立高校としては最小単位となります。

    【旧2学区】

    ・海外交流や第2外国語も学べる国際文化科でも知られている旭高校は317名定員に対し、315名出願とぎりぎり割れています。こちらも2021年度まで1.25倍を超える人気から考えると不思議なのですが、昨年話題にもなった地域2番手の寝屋川高校が1.24倍と回復していますので、その影響があったのか?と思っていろいろ聞いてみましたが、あまり関連がなさそうです。この学校からちょいと北には元気な私立高校がありますから、どうやらそちらの影響かもしれません。(続く)

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  • 【今さらですが…】大阪府 公立高校 一般選抜状況 その1

    大阪府についても調べてみました。こちらも調査対象は実業系の学科と全日制以外の学校および、エンパワメントスクール、ステップスクールを除いて集計しています。

    全国より一足先に「高校授業料無償化」が施行されている大阪府ですが、定員割れを防ぐためでしょうか、募集定員は昨年度よりも1,100名以上減少しています。それに対し、受験生は約400名の減少に留まりましたので、府下全域で平均倍率は1.04倍から1.07倍へと上昇しています。

    大阪府の公立高校入試には現在では学区制度はありませんが、旧学区別に計算し、その推移をグラフにしてみました(各地域の電鉄のイメージカラーになっていることに気がついたあなたも鉄道ファン?因みに近鉄のイメージカラーは懐かしの赤胴車の赤にしてみました)。今年の平均倍率だけ数字で表記しています。

    すると、北摂と呼ばれる旧1学区は平均で1.14倍と最も高く、旧2学区は平均1.00倍と最も低くなっています。次年度入試では、この状況を元に、公立高校の定員の変更が行われると思います。旧2学区では大幅な定員減があるかも・・・

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  • 【今さらですが】奈良県 公立高校 一般選抜状況

    ブログを休んでいるうちに、各地の公立高校入試が終わってしまいました。今年から入試制度が変わり、中1~2年の評定に関しては観点3だけを利用するという、近畿圏では珍しい方式となった奈良県の平均倍率がどうなったのかを調べてみました。普通科、理数情報科、探究科を17校、19学科に関して集計しました。実質倍率は定員に対する受験者数として計算しています。

    すると、2022年度には1.17倍だった平均倍率は、2023年度には1.23倍と増えていますが、そこからは1.08倍に急落、今年は1.10倍ですからほぼ変わらずといったところです。

    公立高校の入試制度変更時には公立離れが進むケースが多く、全国的に導入される修学支援制度の充実により、私立専願が進むといわれていますが、奈良県ではその影響は無かったようです。むしろ一条や生駒など難関校では、さらに狭き門になりました。

    次年度の志願倍率がどうなるのか、注目です。

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  • 【まだいろいろと途中ですけど】2026年度 近畿圏入試 概況【各種入試のまとめ】

    明日からブログが止まりますので、各入試についての現状と雑感をまとめておきます。

    【中学入試】

    首都圏ではピークアウトしたとのニュースもありますが、近畿圏では中学入試熱は高まっています。受験率(中学受験生÷12歳人口)は、私の試算ですが、今年の近畿圏の中学受験率は11.3%と昨年の10.6%(エデュケーショナルネットワーク調べ)よりも高くなっているのではないか、と思います。高校の修学支援制度の充実(高校無償化)や公立中学校の部活動の地域移行などが私学にとって追い風となったということでしょう。

    【高校入試】

    滋賀県・奈良県では公立高校の入試制度が変更され、共に日程が一本化されました。滋賀県に関しては私立の京阪神私立合否発表よりも前に出願締め切りだったため、当日欠席が多く発生し、志願者数と実受験者数に大きな差が出ているのでは?との情報もあり、実質倍率はかなり低くなっていると思われます。

    奈良県は奈良、畝傍、郡山、高田、一条など難関校は変わらず高倍率ですが、全日制の平均倍率は0.91倍と昨年の1.02倍よりも低下していますから、中堅以下の学校は易化したと思われます。

    大阪府、兵庫県、京都府は昨年通りといったところでしょうか。国会の新年度予算審議と関係なく既に今年の中3生は高校入学時から授業料の無償化が確定している大阪府は、確かに私立の専願率が上昇しましたが、劇的に変化したほどでもなかったように思えます。

    【大学入試】

    関関同立をはじめとする難関私立大学は軒並み出願増しています。強気(?)の出願が増えています。一方で一人当たりの出願数も増えているようで、大学側としては手続き率が読みにくく、合格者数を絞り込んでいる大学も見られます。今後上位校が多くの追加合格を発表した場合、入学金の2重払いなど、受験生に混乱が生じる可能性もあります。

    学部系統別にみると、就職市場の好況感から経営・商学系統が人気ですが、相対的にお手頃になってきた法学系統への回帰もみられます。コロナ禍で一度冷や水を浴びせられた観光・国際系は全体的には回復傾向にありますが、大学による差が大きいような気がします。情報系の学部や学科について、新規設置を行っている大学が多く、供給過多となっています。但し、この分野の人材育成は社会的な期待も大きいので、全体的に不人気分野なるとは考えにくいと思います。

    しばらくこのブログはお休みになります。 (。・ω・)ノ~~

    3月の再開後もよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

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  • 令和8年度(2026年度)大阪府公立高校入試 進路希望調査【エンパワメントスクール・ステップスクール/国際系学科/普通科単位制】

    【エンパワメントスクール・ステップスクール】

    学び直しや職業体験など、キャリア教育に重きを置いているこれらの学校ですが、通っている生徒の満足度も高く、地域から一定の評価を得ているようです。今回の希望調査では昨年から定員105名減少に対し、希望者は50名増加となっています。この学校の趣旨からすると希望者は全員入学できるような定員設定にしてもらいたいと思います。だれか何とかしてください。

    【国際系学科】

    国際文化科やグローバル科など英語教育や国際理解に軸足を置いている学科について、抜き出して集計してみました。

    これらの学科が作られた30年以上前、公立高校なのにネイティブの先生による本格的な英語の授業受けられる、と大人気だったのですが、ここ近年では平均倍率が1倍を下回る状況となっています。海外からのリアルタイムのチャットや画像を楽しむことができるなど技術環境の変化や、語学学習の低年齢化もあると思いますが、長期留学や段階的な語学研修など本格的な海外体験ができる私立高校と比べると、相対的に公立の国際系学科の魅力が薄くなったのかもしれません。そろそろ改編の時期が来ているのではないでしょうか。

    【普通科単位制】

    各学区に設けられた全日制普通科単位制の4校についてです。戦前の旧制中学校からの伝統がある市岡と鳳、戦後の新設校を改組した府教育センター附属と槻の木とルーツは異なりますが、20年ほど前のスタート時には前期試験での募集が行われ、高倍率となっていました。実質2年半で高校卒業単位が揃い、大学入試に向けた準備に半年費やすことが可能、長期休暇も大学入試に向けた補習が実施されるなど、私立進学校のような(?)公立高校として人気だったのですが、特に関西で先行している大学入試の多様化、早期化の流れや、オンライン予備校など大学受験向けサービスの発展の発展などでその優位性を失ってきたように思います。そんな中で入試時期も10年前に後期に一本化されてから倍率が低迷し、それを遠因とする大学進学実績の低下と負のスパイラルに入ってしまったように思えます。これらの学校種についても議論の余地があるのではないでしょうか。

    さて、2月1日からは関関同立即日分析が始まります。関関同立受験生の皆さん向けに最新情報をお知らせします。

    大学受験生以外の皆さんに向けての記事はしばらくお休みとなり、再開は2月12日(木)の予定です。ご了承ください。

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  • 令和8年度(2026年度)大阪府公立高校入試 進路希望調査【旧3学区・旧4学区】

    旧3学区では定員を約200名減少に対し、公立希望者が昨年と比べて増加しています。上位校はどうやら今年も厳しい戦いとなりそうです。隔年現象でしょうか、夕陽丘の希望者が昨年より大きく減少しています。部活も含めて元気な河南も含めて狙い目となるかも。結構学校間の差が大きいようですので、今後の希望調査も要注目です。

    旧4学区も、定員減少が400だったのに対し、希望者の減少が100名に留まっていますので、平均倍率も上がっています。中堅校では1~1.3倍と落ち着いた倍率になっており、ここから大きな変動はないかも知れません。

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  • 令和8年度(2026年度)大阪府公立高校入試 進路希望調査【旧2学区】

    昨年度も平均倍率が最も低くなった旧2学区ですが、今年も現段階で希望者数が定員未満の学校が半数以上となっています。地域として400名の定員減を行いましたが、募集停止となる大正白稜を除くと280名の削減。公立希望者がそれ以上の297名の減少ですので、今年も平均倍率が1倍を割り込むと思われます。

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  • 令和8年度(2026年度)大阪府公立高校入試 進路希望調査【旧1学区】

    1月16日に大阪府の公立中学校で行われた進路希望調査の結果が発表されました。

    元データは大阪府のHPにも公開されています。R08_shinrokibo2

    旧学区ごと(地域ごと)に独自に集計し直してみました。数値は手入力していますので、おかしいな?と思われる場合は元データもご確認ください。

    【旧1学区】定員合計240名減少に対して、昨年と比べて希望者は238名の減少。つまり地域としての平均倍率は昨年とほぼ変わらないという状況です。現段階で2倍を超える高倍率となっているのが、茨木、春日丘で、豊中1.77倍、北千里1.53倍と続いています。ここからある程度は調整がなされるとは思いますが、厳しい戦いになりそうです。

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  • 【滋賀県初の】滋賀県立高等専門学校 2028年4月開校【高専誕生!】

    高等専門学校とは、15歳で入学できる「高等教育機関」(大学と同じ位置づけ)で、工業系なら5年間で「準学士」になれる教育機関です。つまり大学入試を経ずに高度な専門知識と大学2年次終了と同じ学歴が得られます。

    日本には工業系、商船系など合わせて58校の高専がありますが、滋賀県には1校も有りませんでした。そこで、滋賀県立大学を中心に全国で59番目の高専を開設することになりました。

    まず、開設予定時期ですが、2028年度から、つまり今の中学1年が受験する年度からの募集となりそうです。滋賀県立ではありますが、滋賀県外からの募集も行い、寮も設置する予定だそうです。第1学年は総合学科として基礎を学び、2年次から情報・電気電子・機械・建築環境系の4つの専門分野に分かれ、少人数教育を受ける、という構想です。と書いていますが、今後の議論の結果、変更される可能性はあります。

    というわけで、詳細がわかり次第、また紹介したいと思います。

    202507-leaflet.pdf

    ↑ 学校紹介リーフレットのリンクです ↑

    ところで、今夜はクリスマスイブ。サンタさんが来ることを祈りつつ、受験生はがんばれ。

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