2019年5月24日
今春も多くの入学生を迎えた大阪市住吉区の浪速中学校・高等学校から、オープンスクール、クラブ体験会のご案内が届きました。

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新校舎には各教室に電子黒板標準装備、タブレットなどを活用して小集団での学習が可能な「コスモススペース」などICTの導入にも積極的な学校ですが、そのような設備を活用した「オンライン英会話」や、神道系のこの学校ならではの「道徳」の授業など、他校とは違った「授業体験」ができそうです。
一方、インターハイへの出場など輝かしい戦績を持つスポーツ系のクラブに加えて、これまた神道系の浪速ならではの神楽部、雅楽部の部活も体験できるクラブ体験会も開催されます。
なるほどと思うのは、この二つのイベントが別の日に行われるということです。
多くの学校は、この二つのイベントを1日に詰め込んで、つまり午前中は保護者向け説明会、その間に子どもは体験授業、昼を挟んで午後に部活の体験、というパターンが多いのですが、運動が不得意であるなど、部活動に興味のない子どもにとっては、部活体験ががまんの時間になってしまうかもしれません。また逆に部活動は見てみたいが、体験授業には興味のない子どももいるでしょう。開催する学校側は2週間も続けての運営は大変だと思いますが、子どもの心理がよくわかっている組み立てだなと感心した次第です。
事前申し込みが必要です。ネット経由か電話でお申し込みください。

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2019年5月23日
規模の大きな大学は、学部新設などのタイミングでキャンパスが一部移転、結果的に学部によって通学する場所が大きく異なるケースがあります。たとえば立命館大学。30年ほど前までは京都市北区の衣笠キャンパス1か所でしたが、その後滋賀県に「びわこ草津キャンパス」が、大阪府茨木市に「大阪いばらきキャンパス」と順次作られ、3か所に分かれています。したがって部活動のために放課後移動する必要があるなど不便な場合もあるようです。
しかし、1965年に2学部でスタートした京都産業大学は、余裕のある校地のおかげで10学部になった今でもキャンパスは1か所にまとまっています。60年も前に上賀茂の広大な国有林に目を付けた先見の明には感心するばかりです。今では地下鉄も延伸し、バスも複数の駅から出ているなど、交通の便も良くなりました。

京都産業大学のオープンキャンパスが開催されます。事前申し込み不要ですので、都合の良い時間帯に行っても参加できますが、できれば大学ホームページでイベントの時間を調べていった方が良いでしょう。クラブによるステージも用意されているようです。
ちなみに大学から一山越えますと京都大学農学部の演習林(正式には「京都大学フィールド科学教育研究センター里域ステーション上賀茂試験地」)があり、平日には林学実習の学生がチェーンソーを振り回して薪ストーブの薪を作ったりしています。こちらには勝手に立ち入らないようにお願いします。

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2019年5月22日
文部科学省が2024年度の大学入学共通テストにプログラミングなどを扱う「情報Ⅰ」という科目を導入する方針で検討を始めた、とのニュースが入ってきました。
内容もさることながら、今までの紙での試験ではなく、音声や動画を使った出題も可能なCBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)と呼ばれる方式だというところが心配です。
実は大学入試センターはすでにモデル問題を作成し、タブレットやパソコンでの実証テストを始めていますが、一斉に試験を行おうと思えば50万台以上のパソコンかタブレットが必要となり、保管場所やメンテナンスでも莫大な金額がかかることになります。年に1度の試験のためにそこまで投資するのも非現実的ですので、年内に複数回に分けて、大学で実施することを検討しているそうです。
2021年、2022年には全国規模の試行調査を行うとのことですので、今の中3か高1の学年がおこなうことになります。本格導入の2024年といえば今の中1の学年になりますので、この学年が高校に入学すれば必修科目でもある「情報Ⅰ」にも本格的に取り組むことになるでしょう。

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2019年5月21日
今回はこのエントリーでは珍しく、公立高校についてのお話です。
大阪の公立トップ校の一つ、天王寺高校では中学生向けの説明会が開催されます。
まずは授業見学1コマ(現役生も気が引き締まる?)と説明会、部活動見学の3階建ての企画です。つまりこの中間テストが終わって、ちょっとほっとしているはずの6月15日は朝から夕方まで天王寺高校に中学生や中学校の先生が押し掛けるという大変な日になっています。天王寺高校の先生方、頑張ってください。

申し込み制となっていますので、学校ホームページからお申し込みください。来週の火曜日から申し込み開始予定だそうです。

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2019年5月20日
5月16日、大阪阿倍野の大谷中学校・高等学校の説明会に参加させていただきました。
まずは校門にて校長先生、教頭先生、入試部長の先生方がお出迎え。本当に恐れ入ります。歴史が感じられる天井の高い講堂は冷房も効いて爽やかです。
まずは堀川校長のご挨拶に続いて教育理念のご紹介。
「次世代の命育む女性にこそ高い教養と豊かな魂を」という校祖の理念を具体的に解説していただきましたが、有難いお説教を賜った気持ちになりました。
単に偏差値を求めるのではなく、豊かな魂を育む宗教的情操教育を通じて、
「やさしく、かしこく、うつくしく」をめざす教育活動や、大学進学実績に加えて凛花コースの探求活動、国際交流、大谷ヤングアメリカンズと呼ばれる創作ダンスや民謡など、独特な教育活動も紹介していただけました。
で、ここからが面白い理科ワールドに突入です。
学校説明会ではグローバル教育の紹介としてネイティブの先生を登場させる学校もありますが、大谷は医進コースなど理系教育で定評のある学校らしく、理科の先生によるプレゼンがおこなわれます。前回は物理の先生1名でしたが、今回は生物、化学、物理と3名の先生がご登壇です。
まずは大谷の卒業生でもある生物の先生から、カエルの解剖の授業についてのお話です。
まず、この学校では解剖実習用のカエルは校内で養殖しています。
生徒さんには最初に紙の模型カエルで練習、皮を切ると筋肉組織が出てきて、という構造が多層の紙で表現されているものまで用意されています。
次は動画でさらに予習です。「このカエルはメスでおなかに卵を持っていますので、それを除くと内臓がこのように見えてきます」・・・もはや先生は完全授業モード。引き込まれます。ちなみに仏教の学校ですので、お亡くなりになったカエルさんは供養していただけるそうです。
次は化学の先生。こちらは動画や実験を見せるのではなく、写真で普段の教室での授業の様子の紹介していただきました。数値、単位を適切に使えるように指導する様子から、単に理科に親しむといった授業ではなく、理系としての基礎的な素養を育成するという信念が感じられる授業でした。こんな硬派な化学の授業、珍しいです。
最後に自作の実験装置、教科書の執筆でも有名な物理の先生が登場。東京書籍のデジタル教材のほとんど作成しているという著名な方です。
公式の導出過程を大切に基本法則を基にして原理的に思考する指導を心掛けているとのことですが、デジタル教材の生徒との共同開発を通じて当事者意識を持たせるという工夫をなさっているそうです。生徒さんと一緒に調理器具を利用して作成したというヴァンデグラフ起電機(静電気発生装置)も紹介されました。
生徒さんと先生方との距離が近く、質問もしやすいために生徒さんはわからないことをそのままにしない、先輩後輩の情報交換も活発で、生徒が事前にやることを知っていて楽しみにしている、といった学校文化も手伝って、効果の高い授業が展開できているようです。
今年から始まった高校募集についてですが、新たな制服の新入学生のうち、7割ほどが部活動に参加し、中学校から上がってきた皆さんと学園生活を楽しんでいる様子も紹介されました。
設備のリニューアルも進んでいます。どのようになるのか楽しみですね。


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2019年5月17日
大学のオープンキャンパスとは、ピンポイントでその大学をさらに詳しく知ることができるという貴重な機会ですが、他の大学についても幅広く知っておきたいという場合は、合同説明会の利用がおすすめです。

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この黄色いチラシやクリアファイルは高校にも置かれていますので、見たことがある高校生もいると思いますが、なんと60校も参加する比較的規模の大きなブース形式の合同説明会です。いろいろな大学の説明を聞いたり資料を手に入れたりできる絶好の機会です。自分の成績や状況から適切な入試方法を教えていただけるなど、個別相談ならではのメリットもあります。
しかし、受験生としては大学の選び方や、大学入試に向けての勉強方法など、大学関係者には聞けない内容で悩むこともあるかと思います。そんなときには「進路支援コーナー」にお立ち寄りください。
開成教育グループ主催のイベントでもないのに何の権限があって勧めているのかといえば・・・実は「進路支援コーナー」では私たちが対応させていただきます。というわけで、ご来場お待ちしております。

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2019年5月16日
2013年から共学化、新校舎建築、授業時数の見直しなど、改革が続いた羽衣学園中学校・高等学校ですが、ついに今春の大学入試でついに大きく実績を伸ばしました。国公立が18名、と例年の一桁とは大きな違いです。この学校の歴史で初めて、大阪大学医学部合格者も出たとのことです。関関同立の合格者数も、例年20名前後だったのに対し、今年は51名と大躍進!「ソフトな進学校」としての数々の改革が実を結んだということでしょう。

中学校は来週末にオープンキャンパスがおこなわれます。中学受験を考えているご家庭は、是非その秘密を聞きに行くことをお勧めします。参加方法等詳細は学校HPをご確認ください。

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2019年5月15日
近鉄奈良線、河内小阪駅から徒歩5分、近畿大学から1キロほど北にある大阪商業大学は、経営学の分野では定評があり、就職にも強い大学です。かつては女子学生が少なく、スポーツが盛んなイメージもありましたが、今では設備も大きくリニューアルし、華やかな大学に生まれ変わりました。
実践的な内容の講義が多いことでも知られているので、将来ビジネス界で活躍しようという受験生にとっては魅力的なのではないでしょうか。

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今回のオープンキャンパスでも、まず「学び」と「就職」に関しての説明会が用意されるなど、硬派な内容となっていますが、ケーキバイキングなど女子大歓迎の企画もあるようです。参加申し込み不要とのことですので、この週末、お出かけしてみましょう。

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2019年5月14日
今年度(2019年度)の高校入試においては、昨年度を大きく上回る入学生を迎え入れられました。しかも【特進S】【特進】【進学】コースの中でも上位の【特進S】コースでは初の2クラス設置となり、レベルアップが期待できる生徒が集まって来ているようです。
開校以来、地元密着の少数精鋭の学校(在籍数1000名前後の規模)であり、今年度は近隣の高槻市・茨木市・島本町・吹田市・摂津市からの生徒が入学生全体の約94%を占めているそうです。
それらの要因はこれからの分析となりますが、大きなセールスポイントの1つとしては、来年度(2020年度)より校地移転による新校舎になることです。校地面積は現在の場所とほぼ同じ広さではありますが、オールインワン型の校舎となり生徒の動線が効率良くなっているようです。JR京都線・島本駅から徒歩約8分、阪急京都線・水無瀬駅から徒歩約15分と大阪方面・京都方面からの通学がとても楽になります。
新校舎完成は、今年の8月頃で秋以降のオープンスクールや学校説明会はこの新校舎で実施されるそうです。まだ、旧校舎での実施にはなりますが、6/1(土)を皮切りにオープンスクールが始まります。是非、参加してみてください!



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2019年5月13日
2016年にもこのエントリーで取り上げた京都文教中学校・高等学校の「キャンパス見学会」が開催されます。高校の生徒数については2018年度のデータですが、男子376名、女子529名と、全面共学化から7年目とは思えないほど男女の人数バランスも取れてきた学校です。

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6月に開催される「キャンパス見学会」では学校説明会に加えてキャンパスツアーやステージ発表、部活見学など生徒も総出でお迎えしていただけそうです。さらにランチ&ベーカリー体験、から揚げの無料サービスまで、行われるそうです。ご興味のある方は、事前予約不要ですので、当日お忘れなくお出かけください。

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