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開成教育グループ


昇陽中学校 農業体験

2019年5月10日

来年は東京オリンピック。そこでのメダルが期待できる種目の一つが卓球ですが、その卓球の伊藤美誠選手が6年間学んだ学校が、こちら昇陽中学校・高等学校です。

95年の伝統を持つ昇陽中学校・高等学校はかつて淀之水高校という女子高で、作家の田辺聖子の母校としても知られていましたが、10年ほど前に中学を開設、高校も共学化し校名も変わりました。大学進学だけでなく、キャリア教育にも力を入れており、私立には珍しく福祉科が設置されています。また、普通科にも特進だけでなく、看護・医療系や、フランス語の授業まで設置されているパティシエを目指すためのコースなど多彩です。今年は公務員チャレンジコースの1期生が卒業の年ですから、その実績にも注目したいところです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。裏面はその2ページ目になります。)

さて、こちらの学校には大阪府北部の豊能町に「城山キャンパス」という農業体験もできる施設(実は2008年に廃校になった、普通科と園芸科を設置していた大阪府立城山高校の施設)があり、今回はそちらでの体験の案内です。申し込みは学校HPからでも可能となっています。そこまでどうやって行くのだろうというご心配は無用です。学校からスクールバスで連れて行ってもらえるようです。ちょうど収穫シーズン。楽しそうですね。

清教中学模試

2019年5月9日

いやぁ、連休明けで調子が出ないなぁ、と思っているところに、早くも先月お邪魔した清教学園中学校からプレテストのお知らせが来ました。すみません。本気出します。

こちらでは2回の「清教中学模試」がおこなわれますが、それぞれの回の目的の違いがはっきり書かれていますから、可能な限り2回とも受験することをお勧めします。実際に過去の志願者の9割以上がこの模試を受けたとのことですので、こちらの受験をお考えの小学生は忘れずに予定に入れておきましょう。

こちらの申し込みも本番さながらのWEB申し込みです。詳しくは学校HPもご覧ください。

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城星学園中学校 オープンスクール・中学入試説明会

2019年5月8日

昨年もこのエントリーで紹介しましたが、大阪城公園南の落ち着いた文教地区にある女子校である「城星学園」のお話です。

大規模校ではありませんし、難関大学の合格実績にこだわっているわけでもなく、設備的にも目新しいものはないのですが、在校生、卒業生の満足度は高く、学校の価値というのは数字や物で測ることはできないなぁ、と実感させてくれる学校です。

 

今年創立60周年という節目の年を迎える中学校では、英語数学の習熟度別の授業に加えて放課後には自由参加型の個別対応の補習など、学習面での充実はもちろん、礼法や生け花などの作法や、合宿などの共同生活など、人格形成のための仕掛けが随所に見られます。

先生方の説明を聞いていると、本当によく子どものことを見ているな、と感じさせられることも多々あります。というわけで、小学生女子と保護者の皆さんは、ひとまずオープンスクールや説明会に参加されてみてはいかがでしょうか。

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箕面自由学園中学校が変わります

2019年5月7日

阪急箕面線、「桜井」駅から徒歩7分。箕面市と豊中市の市境に北と南が侵食されて、その一帯だけが高台として残った沖積台地があります。かつては日当たりが良かったため果樹園としてつかわれていた見晴らしの良い安定した地盤の上に、72年ほど前の小学校移転から始まり、今では「箕面自由学園」の幼稚園、小学校、中学校、高等学校の建物が広いグラウンドを囲むように点在する総合学園に発展しました。学校名に「箕面」とついていますが、実は門とホールだけが箕面市で、幼稚園も含めて校舎はすべて豊中市に入っています。

こちらの中学校から併設の箕面自由学園高等学校に進級できるだけでなく、他の高校へ受験して出ることも推奨されており、大阪府立の最難関校への合格実績も有名でしたが、箕面自由学園高等学校の大学合格実績の向上に伴い、6年一貫をメインに考える、との方針変更の情報が入りました。その一つとしてSTEM(科学・技術・工学・数学といった理系分野)教育の強化も構想しているようです。

そういった背景を知ってからこのチラシを見ると、「なるほど~」とお感じになると思います。

これから変わる箕面自由学園中学校について聞いてみてはいかがでしょうか。お申し込みは、学校のホームページからどうぞ。

いよいよ平成が終わります

2019年4月26日

あと5日になった「平成」ですが、こちらのブログは土日祝の更新がありませんので、これが平成最後のブログとなります。

思えば平成が始まったころは、公立高校のオープンスクールや説明会どころか学校を紹介するホームページもリーフレットもなく、どの学校がどのような校風であるのかは、地域や先輩方からの情報しかありませんでした。また、私立の中学校や高等学校は、受験生向けの説明会はありましたが、学習塾を対象とした説明会をしていないところもあり、十分な情報を得るのは困難な時代でした。

大学も同じようなもので、国立大学は白黒印刷の募集要項の冊子のみ、私立大学はそれよりはもう少しきれいな(とはいえ文字だけの)学部紹介パンフレットと出願書類がセットになったものがありましたが、書店で有料販売されていました。これで専門性の高い大学を選びなさい、というわけですから乱暴な話です。大学受験では「蛍雪時代」のような情報誌がありましたが、高校に関しては同じような情報誌が出版されていた人口密集地を除くと、ほぼ中学校の内申点で受験校が決められていたように思います。

当時、私の進路指導で入学した学校が自分の求める環境と異なり、我慢を強いられた生徒・学生も少なからずいたはずだと思うと心が痛みます。

すべての子どもにとって「良い」学校や「悪い」学校というのは存在しません。子どもに伸ばすべき個性があるように学校にも校風や理念といった個性があり、その個性の相性(通学時間などもその相性に含まれます)で学校の「良し悪し」が決まるものです。そういった意味で今は当時よりはるかに学校の中身を知る機会が多いわけですから、ミスマッチが減ったことでしょう。一方ネット上の出所不明な情報が氾濫する今日は逆にどの情報を信じればよいのか判断に迷う局面もあると思います。一部の無責任なネット上の書き込み(もし、それが真実だとしても、客観的情報ではない場合も)やその情報を鵜呑みにした加筆や拡散が、多くの学校関係者がおこなっている熱意溢れる誠実な教育活動に水を差している側面も否定できませんし、そもそも匿名による投稿は学校の校風や理念をまともに紹介していないものが大半です(中には所属コース名称を間違っているなど「偽」在校生の書き込みも)。

「学校選びの道しるべ」ブログでは、できるだけ客観的データを収集しつつ、実際に学校に足を運んでしか得られない情報も取材し、学校選びに失敗する子どもを一人でも減らすことに加え、よりよい教育活動が学校関係者に共有していただけることを願って、元号が変わっても掲載を続けていきたいと考えています。今後ともお付き合いよろしくお願い申し上げます。

(次回の更新は令和元年5月7日(火)の予定です)

清教学園にお邪魔してきました(やっぱり部活はすごいぞ編)

2019年4月25日

この日、高等学校は「文化部発表会」という文化部の新入部員を獲得するためのイベントが近くのホールで行われているとのことで、こちらにも途中からお邪魔してきました。客席の前の方は今年入学した1年生が座っています。舞台に参加する多くの3年生部員はここで引退とのことで、気合十分です。もちろん生徒さんだけのイベントですので一般公開はされていません。というわけで生徒さんの生の姿を見ることができました。

4人だけの演劇部。設定に無理のある学園ものですが、今年のセンター試験の英語に登場した謎のキャラクターを登場させるなど、進学校でなければ受けないネタも含めてギャク満載で面白すぎます。しかも照明やBGMの切り替えなど芸が細かい。

全国大会レベルのダンス部はストリートダンス系が主体ですが、ともかくレベルも高く、場面転換や背景の映像などの効果技術や現代舞踊を取り入れた構成ももはやプロ級です。

次の吹奏楽部のために、舞台上にひな壇を組むなどのセッティングに時間がかかる場面では、その時間を利用して生徒会はクイズ大会を行って会場を盛り上げています。なかなか賢いな。

大阪府大会常連の吹奏楽部はオーボエ・ファゴットといったダブルリードもそろっており、安定の大編成。サックスのシンクロ度も高く金管の音程も良く、やはり演奏レベルは相当なものです。

 

というわけで、一部を見ただけですが、いずれの部活もそろってレベルが高いわけです。また、単に上手というわけではなく、生徒の「工夫」が随所に見られました。多くの学校の文化祭のように一部の生徒が一部の興味のあるイベントを見に行くというのと違い、全生徒が全クラブの出し物を見るというこの発表会が、互いのレベル向上にも繋がっていると考えられます。

少し前にこのエントリーで紹介したように、清教学園高校の併願合格者のほとんどがTOP10高(文理学科設置の府立高校)という強気の出願をしていました。言い換えると併願でもほとんどの受験生が清教学園高校に行ってもいい、行きたいと考えているわけですが、その秘密は何だろうと不思議に思っていました。また、それほど長時間拘束、大量の宿題があるとは聞かないのに大学進学実績が高く維持されているのも不思議でした。もちろん先生方の努力によってレベルが高く工夫された授業がおこなわれているとは思いますが、それに加えて中学校でも高校でもそれぞれ生徒のモチベーションを引き出し、その原動力を生かして個々人の能力を高める舞台装置がすでにできている学校だということを実感したのでした。学校パンフレットの表紙にもある「一人ひとりの賜物を生かす」というキャッチコピーの意味が少しわかったような気がしたのでした。(終わり)

清教学園にお邪魔してきました(部活もすごいぞ、もとい、部活「で」すごいぞ編)

2019年4月24日

授業は基本6時間、たまに7時間の日もあるようですが、授業後は9割近い生徒が部活に参加しています。(私立では驚異的な数値です)そこで14年前に作られた体育館を見せていただきますと・・・

バスケットの公式コートが2面取れる広さもさることながら、トレーニングセンターにはトレーニングマシンがずらりと・・・。ここは体育大学ですか、という充実ぶりです。ほかに柔道場も武道場もあり、外にはテニスコートがあり、と充実の環境です。確かここは進学校だったはず。大丈夫か?との疑問に応えるかのように、部活ごとの進学実績の資料があり、チラッと見せていただきました。すると例えば野球部は約半数が国公立合格。全員関関同立以上合格とのこと。野球部の合宿では勉強道具持参となっていて、夜は先輩後輩一緒に勉強会を開催しているそうです。インターハイなど全国レベルの大会に複数のクラブが出場していますが、部活がすごいだけでなく、部活によって学力も含めて生徒を成長させる仕掛けになっているところが、すごいぞ、というわけでした。2019年入試でも国公立大学(省庁大学校除く)現役合格者数が卒業生の34.2%となっています。(参考までに2018年度データですが、岸和田が41.8%、泉陽が30.2%、富田林は15.5%ですので、この数値の高さがお分かりいただけると思います。)(続く)

清教学園にお邪魔してきました(施設編)

2019年4月23日

さて、厚かましさついでに施設を見せていただきました。まず、「リブラリア」という名前の図書館外観です。カフェではございません。

6万冊以上の蔵書を誇る図書館。司書の先生常駐で新しい本も多く、学校も図書館に力を入れているようです。その書架の上に何やら論文集がずらり。こちらは中学生が総合学習で作成した課題研究です。テーマは様々ですが、手に取ってみてみるとともかく深い。巻末を見ると多くの参考文献が明示され、しかもインタビューやフィールドワークに実際に出かけた跡も。このレベルのものを中学校のうちに作成できるとは感心至極でございます。

その上のフロアは自習室。中学生は18:00、高校生は19:00まで利用可能です。同じような自習室がほかにもありますが、いずれも監督の教員が付くとのこと。生徒の自主性を重んじる校風ではありますが、ルールはきっちり維持される体制になっています。

キリスト教(プロテスタント)の学校ですからチャペルがあります。高い天井と700席の重厚な木製の椅子が落ち着いた空間を作り出しています。パイプオルガンもスタインウェイのグランドピアノも燦然と鎮座しております。いいなぁ。(公立高校の生徒目線・・・)

(続く)

清教学園にお邪魔してきました(中学生歓迎編)

2019年4月22日

南海高野線 河内長野駅から通学専用歩道である「しらかしの道」を通って徒歩10分。落ち着いた戸建て住宅地の中の「清教学園」にお邪魔してきました。

この春、中学校173名、高等学校212名の新入学生(高校1年生は進級生が159名いますので合計371名です)を迎えられたそうですが、今日はその歓迎行事が行われています。

まず、中学生は「新入生歓迎スポーツ大会」。4つのチームに分かれて綱引きやドッジボールの試合が複数同時進行で行われています。4月には入学者向けのオリエンテーション合宿やガイダンスが行われ、何となく緊張感の漂った学校も多いのですが、清教学園では生徒にルールをたたき込むというのではなく、まず生徒さんが学校に慣れることを目指しているようです。

今日は天気も良く、いい思い出作りができたことでしょう。(続く)

(グランド 4階からの遠景写真)

【分野横断型】龍谷大学 「先端理工学部」設置予定【専門教育】その②

2019年4月19日

今回の「先端理工学部」という新学部設置はこのような蓄積の延長線上にあるわけで、地球環境のみならず宇宙開発や新素材の創造など今までの学問分野の枠を超えた教育・研究機関として期待が膨らみます。既存の「理工学部」の改組という形での新設ですから、施設や教職員の新規確保といった心配もありませんね。

現段階ではここにあるような「課程」が想定されているようですが、重要なのはこれらが「学科」ではないという点です。(国内の理工系学部で初!)つまり「学科」という形では各学期にそれぞれの専門分野の必修授業の履修が必要ですが、「課程」とすることで、広い範囲からの科目の組み合わせによる「分野横断型の専門教育」が可能になります。さらに3年生の第2四半期には必修授業がなくし、留学や長期インターンシップにも挑戦できるという仕組みが構想されているようです。

何が学べるのか、も新しいのですが、どうやって学ぶのか、も新しいという学部のお話でした。1年後の設置を目指して準備中とのことですが、興味のある受験生はオープンキャンパスなど説明会で詳しい内容を聞いてみてはいかがでしょうか。