【時代の流れか?】短期大学 募集停止 続く(その1)

2024年9月30日 月曜日

先ほど京都文教短期大学が2026年度から募集停止するとのニュースが飛び込んできました。

短期大学制度が認められた1950年には全国で149校の短期大学が作られましたが、その3年後には4年制大学を超える228校となりました。高度成長期には、短期大学卒業者は、流通業界はもちろん一般企業でも事務労働力としてもてはやされており、高い就職率を誇っていました。従って短期大学を志願する高校生女子も多く、例えば1980年代の予備校や塾での夏期講習の「短大進学クラス」は100名規模の定員がすぐに満席になるような状態でした。しかしその後、技術発展によるOA化や男女雇用機会均等法の影響もあり、4年制大学志向が進みます。それに伴い短期大学志願者は急減していきました。1995年を境に女子の4年制大学への進学率が短期大学への進学率を上回るようになり、その後も短期大学進学率は減少の一途を辿っています。

そんな中で、近畿圏でも4年制大学に付属している短期大学部の募集停止や4年制大学への転換が進みました。2015年以降でもご覧の17校が廃止、もしくは廃止予定となっています。その多くは同じ法人が運営する4年制大学へと引き継がれていますが、他の法人との合流や、これを機会に法人としては高等教育機関から撤退したところもあります。

(続く)

【適性検査型もあります】大阪薫英女学院中学校 プレテスト【特別奨学生になれるかも】

2024年9月25日 水曜日

英検、留学に強い、というより関西で最強ともいえる大阪薫英女学院中学校からプレテストの案内が届きました。英語に強い学校ということで中学入試科目に英語も用意されていますが、昨年度から公立中高一貫校でも行われている適性検査型も導入されています。府立水都国際中学校受験者の併願としてもお勧めですね。

プレテストでも国語、算数、社会、理科に加えて英語と適性検査も選べるようになっています。適性検査型については1回目のみですが、公立中高一貫校女子受験者は力試しに受験してみてはいかがでしょうか。

因みにこのプレテストで国語、算数、(理科or社会)の3科型受験で高得点を取ると特別奨学の対象にもなるそうです。難関私立中学受験生も利用できそうですね。

【これはお得!】大阪国際大学 学校推薦型 対策講座

2024年9月20日 金曜日

大阪国際大学からオンラインの対策講座のご案内が届きました。学校推薦型(公募)入試に対する対策講座をオンデマンド方式で受講する事ができます。入試科目の英数国はもちろん、面接対策の講座まで用意されています。しかもこの講座を申し込めば入学検定料が免除という特典付き。というわけで大阪国際大学を考えている受験生は忘れずに利用しましょう。

【2027年度入学生から】京都府立大学に系属校が誕生!【優先枠】

2024年9月12日 木曜日

2022年2月28日に一人で盛り上がって書いたブログ

【速報】京都府立大学に付属高校を設置??【京都の私学に激震走る?】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

の続報が発表されました。

私の2年前の妄想では洛北?と思っていたのですが、全く異なるかたちになりそうです。

9月6日の京都府の発表では、対象高校は2校となります。1年次は農業学科群、2年次より農業バイオ科、環境緑地科に分かれる南丹市の京都府立農芸高校と、普通科に加えて、森林リサーチ科のある本校と、農業科、家政科を設置する美山分校から成る京都府立北桑田高校が京都府立大学の「系属高校」という位置づけになるそうです。

受け入れ側の京都府立大学は農学食科学部の農学生命科学科と環境科学部の森林科学科の2学科のみですから、この2校の農業系の学科からの優先枠が設けられるわけです。京都府立大学の受け入れ学科の募集人員の1割を「系属高校」からの優先入学枠にするとの事ですが、農学生命科学科の募集人員は一般選抜35名、学校推薦型選抜15名の計50名、森林科学科の募集人員は一般選抜25名、学校推薦型選抜11名の計36名ですから、それぞれで4~5名という枠になりそうです。2027年度入学生から、とのことですから現在の高校1年生以下の学年が対象となるようです。

この協定の調印は10月下旬ということですので、そこがスタートラインというわけですね。しかしこういった目的の高大連携は想像していませんでした。まだまだですわ。

【まだ間に合う】京都産業大学 入試対策講座【秋のイベント】

2024年9月11日 水曜日

京都産業大学でも公募推薦入試対策講座がおこなわれます。こちらは各地を回るキャラバン方式。大阪在住の受験生ならあべのハルカスとAP大阪茶屋町と2か所が用意されています。但し9月15日の本学開催ではオープンキャンパスも同日開催されますので、大学を見てテンションを上げるのも良いかもしれません。

事前申し込み制になっていますので、2次元バーコードよりお申し込みください。この日の参加が難しい受験生向けには動画配信もあるようです。ありがたいですね。

【まだ間に合う】森ノ宮医療大学 入試対策講座【秋のイベント】

2024年9月10日 火曜日

こちらは公募推薦に向けた対策講座なのですが、何と午前から午後にかけて全教科がっつり対策講座が用意されています。面接対策まで用意されています。とはいえ、9月29日は定期テストがあるよ、往復の時間ももったいないよ、という高校生もいるとは思いますが、大丈夫ですWEB入試対策講座も用意されています。というわけで詳しくは大学のHPをご確認ください。

【まだ間に合う】大阪工業大学 秋の大見学会【秋のイベント】

2024年9月9日 月曜日

夏に大々的にオープンキャンパスを開催した大阪工業大学ですが、9月にも入試イベントが開催されます。今回は3キャンパス同日開催。見学会といっても入試に関連するセミナーも開かれます。ということで、秋の文化祭の準備で?夏のイベントに参加できなかった受験生は申し込みましょう。

【文化祭が終わった高3生へ】打ち上げが終わったら、おとなしく受験生に戻りなさい。

【祝】東京経営大学 新規開学【東京経営短期大学でも東京経済大学でもありません】

2024年9月6日 金曜日

全国に100か所以上の簿記専門学校やその他多数の専門学校を運営する「大原学園」は2006年に「大原大学院大学」を開校させましたが、4年制大学はありませんでした。そこで東京都千代田区に新たに大学を設置するという申請を出したところ、先月末に認可されたようです。ちょうど次年度から募集停止になる「東京経営短期大学」が4年制大学に転換したのか?と誤解しそうですが、違います。東京経営短期大学は千葉県の市川市にあり、運営法人も創志学園ですので、閉校後は東京経営短期大学のキャンパスを岡山に本部を持つ環太平洋大学の施設として利用するようです。

「東京経済大学」とも見間違えそうな大学名となりましたが、東京経済大学は関西大倉中高も作った大倉喜八郎によって124年前に創設され、数多くの経済学者や代議士、首長などを輩出している伝統校ですので、間違えないようにしましょう。

今回認可されたのは経営学部経営マネジメント学科のみですが、入学定員は350名、3年次編入の定員は150名と単科大学としては結構大きな規模になりそうです。募集の日程や方式といった詳細は、今後の発表を待つことにしましょう。

【祝】福井県立大学 恐竜学部 認可される【国内初】

2024年9月5日 木曜日

今まで国公立大学で恐竜に関する勉強がしたいと思えば、東京大、京都大学、東北大学、北海道大学、九州大学といった旧帝国大学や信州大学、千葉大学、金沢大学、新潟大学、愛媛大学、高知大学などの理学部の地球科学系に入学し、その分野の研究室を選ぶ、という方法しかありませんでした。つまり総合的に恐竜について学べる「学部」は存在しませんでした。しかし恐竜を含む古生物学は世界的にはメジャーな学問ですから、日本のこの分野での立ち遅れが懸念されていました。そんな中、ついに国内初となる恐竜学部が先日認可されました。

実は福井県立大学には恐竜研究所があって、東北大学の大学院生を受け入れるなどの活動を行ってきましたので、福井県立大学に恐竜学部を設置するのは当然の成り行きだったわけです。但し定員は一般前期で15名、学校推薦型や総合型選抜などを含めた合計人数でも30名。なかなか狭き門です。

早稲田大学の教育学部や日本大学理学科など私立大学でも恐竜に関する研究や教育を行っている大学があります。岡山理科大学の地球生物学部にはそのものずばりの恐竜学科があります。恐竜を学びたい受験生はこちらもチェックしておきましょう。

【祝】追手門学院大学 理工学部 認可される【ついに1万人規模へ】

2024年9月4日 水曜日

追手門学院大学が2025年4月の開学を目指し、文部科学省に設置許可申請をしていましたが、8月末にこちらも無事認可されました。入学定員200名の理系学部が誕生します。

分野としては理学が1分野、工学が3分野の4学科に分かれています。

大学全体としては、収容定員が800人増えることになりますので、既存学部と併せると9,860名となります。基準の1.05倍まで入学させると1万人を超えることになります。20年前は経済、経営、文、人間の4学部だけのこじんまりした大学でしたが、ついに10学部を擁する総合大学となりました。