2021年度 立命館大学入試概要発表

2020年3月16日 月曜日

2021年度入試、つまり現高2生の受験する来年から本当は大学入試は大きく変わるはずでした。しかし、昨年11月には英語の民間検定の全面利用の方針が転換、大学入学共通テストへの記述式解答の導入も見送られ、なんだか何か変わるのかな、みたいな雰囲気になってきました。しかもコロナウイルス騒動で2021年度入試に対する情報が報道されることすらなくなってきました。 そんな中、立命館大学が入試概要を発表しました。

http://ritsnet.ritsumei.jp/asset/index/2021admission_0303.pdf

詳細についてはここでは書きませんが、冒頭部分だけを引用しますと・・・ 「2021年度の一般選抜においては、入試の枠組を基本的に大きく変更しません。入試方式や出題形式等も基本的には大きく変更しないこととしています。また、一般選抜において、調査書やeポートフォリオの記載内容を合否判定に活用することは行いません。」

とのことです。つまり「変えない」ということを宣言してしまいました。立命館大学を目指す、長~い春休みを過ごしている現高2の皆さん、今まで通りの受験対策で十分ですので、ひとまず基礎知識の定着など今できる準備を早く始めましょう。

関西外大 オープンキャンパス

2020年3月13日 金曜日

【追記】このイベントは中止になりました

いくつかの学校から3月末~4月上旬に予定されていたオープンキャンパスや説明会について続々と中止のお知らせが届いており、新年度に向けての盛り上がりに欠ける昨今ですが、関西外大からは4月末から始まるオープンキャンパスのお知らせが届きました。この大学も留学生が多く、今年は特にいろいろと大変な状況だと思うのですが、年間通しての募集関連スケジュールも併せて発表しています。全日程開始時刻が同じ、というのもシンプルで分かりやすいですね。開催される頃にはこのコロナウイルス騒動が収まっていることを祈っております。

【追記】このイベントは中止になりました

関西私立大学 出願数・合格者数 昨年比③

2020年3月6日 金曜日

最後は女子大シリーズです。全体的には年内での受験者が増えているなど、女子は特に「超安全志向」の影響を受けているようです。トータルでは学部改変など話題性も高かった武庫川女子の好調さがよくわかります。

京都の難関女子大といえば京都女子と同志社女子の2トップですが、どちらも一般入試まで受験生が残っていなかった様子がわかります。神戸女学院、神戸女子、甲南女子でも傾向は似ています。管理栄養に加えて看護学部も5年前に加え、資格系分野の充実が進む神戸女子ですが、全国的な資格系分野の減速の影響も加わったのではないでしょうか。

関関同立、産近甲龍については3月入試もありますので、ある程度その結果が出てから集計することとします。お楽しみに。

関西私立大学 出願数・合格者数 昨年比②

2020年3月5日 木曜日

中堅レベルの単科大、医療系の状況も見てみましょう。経営・経済分野の人気でレベルの上がった大阪経済大はここにきて出願者数の増加にはブレーキがかかっています。一方、大阪工業大学は近畿大学志願者からの流入でしょうか、推薦系では出願が増えています。一般系入試では出願やや減、合格者は激増しています。一度入学手続きをしていたとしても推薦系の合格者が上位の大学にも合格すれば、結局入学率が低下すると予測したと考えられます。

教育・医療系での評価も高い京都の佛教大学、京都橘大学の2大学は似たような動きをしています。ただし、佛教大学のほうが一般入試での合格者数の減少が大きいので、上位学力層が他大学に流れたと考えられます。(続く)

関西私立大学 出願数・合格者数 昨年比①

2020年3月4日 水曜日

先月、当グループの出願数の昨年比を紹介しましたが、今回は合格者数を含めて紹介します。まだ続きの日程は残っていますが、ひとまず3月4日時点のデータと、2019年3月4日のデータを比較してみました。まず中堅私大の「摂神追桃」。

ご覧のようにこのグループ内では桃山学院の独走状態。合格者は増やしたが、その学力レベルが高いため、さらに上位の大学に合格したようで、大学としては入学者確保のためにさらに後ろの日程でも合格者を増やすという、受験生にとってもありがたい状況が見えます。追手門学院の一般入試も同じような状況で、出願者層も上昇、それに伴う手続き率低下を予測して合格者を増やしているようです。摂南大学はその逆で、年内の入試で多くの合格者を出したために一般入試での出願者が減ったということでしょう。決して不人気なわけではありません。(続く)

京都産業大学 春のオープンキャンパスはWEB上で開催されます

2020年3月2日 月曜日

多くの学校が春の募集イベントの中止を発表していますが、京都産業大学も例にもれず3月29日のオープンキャンパスの中止を発表しました。まあ、そこまでは多くの学校と同じなのですが、京都産業大学は「WEBオープンキャンパス」を期間限定で行うとのことです。なるほど、これなら安全です。しかもエントリー方式なので志願者動向を知ることもできる・・・。さすがでございます。予算とかの都合もありますが、大学選びの材料をこのような形で発信していただけるのはありがたいですね。

(京都産業大学ホームページより引用↓)

(緊急連絡)大阪工業大学 オープンキャンパス(中止)

2020年2月26日 水曜日

大阪を代表する工業系の大学といえば「大阪工業大学」。日本で唯一学部名に「&」が入った「ロボティクス&デザイン工学部」も有名ですが、建築や機械工学、応用化学といった伝統的なモノづくり系の工学部もおすすめです。

3月15日には阪急梅田駅すぐ横(JR大阪駅の反対側)にそびえたつOIT梅田タワーでオープンキャンパスが開かれます。学食体験もできるそうですので、HEPの観覧車を見下ろしながらのおいしいランチもお楽しみに。

というブログを書き上げたところで、新型コロナウイルスの影響で中止になったとの連絡が入りました。大学のHPをご確認の上、次の日程にご参加ください。

立命館大学 国語入試問題 出典一覧(過去3年分)

2020年2月25日 火曜日

立命館大学は現代文2つ、古文1つ、漢文1つというセンター試験のような出題は変わらずですが、センター試験と違うのは全部解く必要はなく、APUは現代文の2問、文学部は現代文の大問2と漢文が選択、それ以外の学部は漢文が不要、という仕掛けです。つまり大問1は受験生全員が解く問題ですので、作問にも気合が入っているようです。素材文も硬派な内容ばかり、そんな中で昨年の7日の中原中也の芸術論には驚かされました。そういえば中原中也は旧制山口中学校を留年したので世間体が悪く、旧制立命館中学に編入して卒業したことを思い出しました。しかし「芸術覚え書」とは・・・。にわか立命館ファンでは太刀打ちできそうにありません。明治期の文章も含めて論説文の正確な分析法を身に着けておくという正攻法で戦いましょう。

同志社大学 国語入試問題 出典一覧(過去3年分)

2020年2月21日 金曜日

今年の同志社2月7日は不思議な出題でした。いつも長~い論説文1つ(90点)と古文(60点)という組み合わせですが、なぜかこの日だけ50点の論説文、40点の論説文と60点の古文という大問3つ構成で、しかもその2つの論説文がやたら読みやすい・・・。来年は実用文を入れようという下準備でしょうか?次年度以降の傾向の変更に要警戒です。

関西学院大学 国語入試問題 出典一覧(過去3年分)

2020年2月20日 木曜日

こちらもまとめてみました。こちらは一転、論説文は最近話題の内容が多いようです。人工知能、自己デザイン、環境人文学(おとぎ話に見る人と動物とのかかわり)など、最近の文章が多いようです。関西学院の国語は漢字や語句の比重が高いなど、テーマというより文章を正確に読み込む力、そのための正確な知識を試そうとしているのだな、といった出題なのでした。