【年末年始といえば】第102回 全国高校ラグビーフットボール大会 近畿圏出場校【花園】

2022年12月27日 火曜日

年末年始といえば、お家でゆっくり過ごそうかな、という方もいらっしゃるとは思いますが、熱く戦っている高校生もいます。今年で102回目となる「全国高等学校ラグビーフットボール大会」(通称:花園)は本日から始まります。

近畿圏からの出場校は以下の通り。初戦日も入れてみました。

【和歌山県】 近大附和歌山(2大会連続4回目)12月27日

【滋賀県】 光泉カトリック(4大会連続12回目)12月28日

【大阪府1】 常翔学園(8大会連続41回目)12月30日

【大阪府2】 大阪桐蔭(2大会連続16回目)12月30日

【大阪府3】 東海大大阪仰星(4大会連続22回目)12月30日

【兵庫県】 報徳学園(7大会連続48回目)12月30日

【京都府】 京都成章(9大会連続15回目)12月30日

【奈良県】 天理(4大会ぶり64回目)12月30日

近大附属和歌山と光泉カトリック以外はシード校という強豪ぞろいです。因みにラグビーはケガが多いためかラグビー部そのものが無い学校も多く、初出場校が生まれにくいといわれていますが、今年は北海道の立命館慶祥高校が初出場です。こちらは初戦が12月28日。こちらにも注目です。

【神戸山手女子中学校・高等学校】きてみてヤマテのクリスマス【オープンスクール】

2022年12月12日 月曜日

今から98年前の1924年に創設された「山手学習院」という学校をルーツに持つ伝統校神戸山手女子中学校・高等学校から入試関連イベントのお知らせが届きました。

選抜高等学校野球大会(春の甲子園)の開会式での大会歌の合唱でも知られており、兵庫県の私立高校では唯一音楽科が設置されていたのですが、コースの再編に伴って次年度以降は音楽科としての募集が無くなるようです。代わりに大学進学に特化したコースが設けられ、英語力の獲得や大学受験に特化した学校へと生まれ変わるようです。

さて、17日(土)の午前中には「きてみてヤマテのクリスマス」というオープンスクールが開催されます。入試に向けた講座や各種体験イベントが用意されているようです。加えて個別の相談会も設置されているようです。興味のある小6、中3女子は事前申し込みの上、参加してみましょう。

【最速で】藍野高等学校 12月10日(土)入試対策講座【看護師になろう】

2022年12月9日 金曜日

昨年もここで紹介させてもらった大阪府茨木市の藍野高校【看護職への最短距離】藍野高等学校 オープンスクール【大阪唯一】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)についてのお話です。

この学校は普通科ではなく衛生看護科ですので、3年間で准看護師の資格取得も可能なのですが、系列の短期大学に進学すれば合計5年間で看護師資格が取れます。普通の高校を出てから専門学校(原則3年)に行くよりも早く看護師になれるというわけです。

今年も最後のオープンスクールが開催されます。ここでは学校の説明が行われるだけでなく、大学生による個別相談コーナーや過去問題質問コーナーも用意されているようです。まだどのように受験勉強をしたらよいのか不安な受験生は是非参加しましょう。

ところで、男子の皆さん、この学校は確かに女子の方が多いですが共学校ですので、看護師になりたい男子も大歓迎されると思います。お申し込みは学校HPからどうぞ。

京都廣学館高等学校 入試説明会

2022年12月5日 月曜日

京都の南部、相楽郡精華町の京都廣学館高等学校からも入試説明会のご案内が届きました。

42年前の1980年に商業高等専修学校としてスタートし、高校となったのはその4年後という比較的新しい学校です。2013年には現校名となり共学化されました。

南京都高校の時代を知っている人にとってはボクシング部が有名な実業校としてのイメージを持つ人もいると思いますが、実はこの法人は、専修学校になる前に予備校を運営していたこともあり、今でも部活は盛んではありますが、習熟度別授業を取り入れた大学進学に向けたきめ細かな指導も行われています。というわけで、今はどのような学校になっているのか来週の説明会やその次の週のオープンキャンパスで確認してみてはいかがでしょうか。お申し込みは学校HPからどうぞ。

城南学園高等学校 説明会&入試対策セミナー

2022年12月2日 金曜日

城南学園は1935年に、今日の近畿日本鉄道(近鉄)の道明寺線、南大阪線、長野線を運営していた株式会社大阪鉄道(1943年に合併)、とその大阪鉄道が運営していた大鉄百貨店(今のあべのハルカス近鉄本店)の女子従業員向けの教育機関としてつくられた商業専修学校がルーツですが、今では保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学、4年制大学(大阪総合保育大学)、大学院を擁する総合学園となっています。したがって高校でも学園全体の保育に強いイメージ通り幼児教育コースは人気ですが、基本は普通科ですから進学をめざすコースの人数が多くなっています。それに加えて特進看護コースも人気です。このように将来の進路までイメージできる学校となっていますので、一度見に行ってみてはいかがでしょうか。因みに、参加者にはもれなくケーキのプレゼントがあるそうです。

因みに大阪で百貨店系の学校といえば、早稲田摂陵(の吹奏楽コース)は阪急百貨店の、夕陽丘学園が大丸百貨店の従業員向けの学校がルーツですから、昔の百貨店というのは教育機関でもあったのですね。

都道府県別「英語教育実施状況調査」②

2022年11月21日 月曜日

11月18日に続いて今回は検定を受けたことがある、という人の比率について調べてみました。縦軸は先生の中での比率、横軸は生徒の中での割合です。

教師ー生徒 検定受検率 相関.pdf

すると、やはり何となく相関があって、検定を受けたことがある先生が多い都道府県は生徒の受験率も高いように思います。なぜか秋田県が例外ですが、福井県は先生が引っ張っている様子がうかがえます。各都道府県によって検定に対する取り組みも違いますね、というお話でした。(こっそり業務連絡。入試に検定利用をお考えの大学は、地域によってその効果が異なりそうです。ご参考になさってください。)

都道府県別「英語教育実施状況調査」①

2022年11月18日 金曜日

文部科学省のHPを見ていたら、ちょっと面白いものを見つけてしまいました。

令和3年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省 (mext.go.jp)

まあ、簡単に言えば都道府県別の英語教育の現状について調べたものなのですが、その中に、高校の英語教員の中でCEFER B2以上の検定を持つ先生の割合、高3生のCEFER A2以上の割合という表がありました。そのまま眺めていても面白くないので相関図を作ってみました。縦軸が先生の英語力、横軸が生徒の英語力を表しているとしましょう。

教師ー生徒 英語力 相関.pdf

おお、福井県は先生も生徒も頑張っているぞ。すげぇ。どんな取り組みをしているのか調べてみたいです。先生よりも生徒が頑張っている秋田県。いったい何が起こっているのでしょう。宮崎県は先生の頑張りが空回りか?

で、近畿圏はといえば、やはり伝統的に英語教育が盛んな兵庫県が先生も生徒も頑張っていて、滋賀県が出遅れているように見えます。(続く)

【祝】 第39回 大阪府高等学校 第2ブロック音楽会【3年ぶり】

2022年11月17日 木曜日

コロナ禍によって、高校生が参加する様々な大会や合同イベントが中止になっていましたが、この11月13日(日)千里金蘭大学佐藤記念講堂を借りての第39回大阪府高等学校第2ブロック音楽会が3年ぶりに開催されました。

(第2ブロック音楽会とはなんぞや?という方は5年前のこちらの記事大阪府高等学校 第2ブロック音楽会 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)をご覧ください。)無事開催とはいえ、まだこのような状況ですので、保護者も含めて一般の鑑賞はできず、参加校を前半、後半に分けて、半分ずつの高校がお互いの演奏を聴く、というスタイルです。また、運営補助の生徒も使わず、音楽の先生方が分担して(まさに走り回って)の運営です。

第2ブロックプログラム(2022年11月).pdf

とはいえ、久しぶりの大きなホールでの演奏、いずれの団体も充実の時間を過ごすことができたことでしょう。(実は後半は追い出されたので聴いていないです・・・)

来年は元通りの大合同(複数校合同の合唱団、管弦楽による演奏)ができることを祈っております。

【近畿圏最強?】パスツール「高校入試のための合格資料集」絶賛発売中

2022年11月15日 火曜日

開成教育グループ入試情報室が編集した2023年度入試用「パスツール」高校受験版は現在大阪の有名書店の店頭に並んでおります(税込み2,530円)。昨年度入試の状況や、各地域の受験システム、公立、私立高校の難易度表や制服紹介のページなど、これから高校探しをしようという中学生にとってはモチベーションが上がる資料が満載なのですが、なんといっても近畿圏の公立高校454校と私立高校206校の最新の進路状況や2023年度募集の要項を掲載しているというのは他に例を見ないのではないでしょうか(と自画自賛)。

この最新の進路状況や、募集要項は各高校・高等専門学校の関係者の皆様に送っていただいたものです。私立校206校中、お返事を頂けなかったところは0件。つまり返送率100%!私学の皆さんご協力いただき本当にありがとうございました。

ところで、同じように国公立高校・高等専門学校についても昨年の原稿を送付して、変更点をご記入して返送していただくようにお願いしているのですが、こちらのお返事はなかなか100%とはなりません。お返事のなかった学校については、各校のHPやその他の資料を見て同じ体裁になるように当社で泣きながら編集しております。この血と涙の結晶がわずか2,530円・・・。

この資料集は受験生が自分に合う学校を探すための大切な資料です。今回お返事を頂けなかった公立高校の先生方も来年はご協力のほど、なにとぞよろしくお願いいたします(と、ここで書いてもこの声は届かない気が・・・涙)。

大阪府 公立高校 募集定員発表される

2022年11月14日 月曜日

大阪府教育委員会は11月8日に大阪府公立高校の募集定員を発表しました。

学校毎の詳細は大阪府教育委員会からの正式発表1104_R5募集人員表(数式入り色なし)1101から定時注修正 (osaka.lg.jp)をご覧いただければと思いますが、トピックスをいくつか挙げておきます。

①TOP10高に関して、北野高校が1クラス増、茨木高校が1クラス減となります。

2年前に1クラス減だった北野高校、昨年1クラス増だった茨木高校が再び元に戻すという動きです。TOP10高の合計数は変わりません。

②旧1学区は島本高校の募集停止に伴い120名(3クラス分)の減少がありますが、代わりに三島、箕面、桜塚、東淀川での定員増があるため、トータルではプラスとなります。

三島、箕面、桜塚はいずれも2021、2022の2年間、1クラス定員を絞っており、昨年は3校とも不合格者が100名以上の厳しい戦いでしたので、定員を元に戻すことになったと思われます。東淀川も昨年定員1クラス減で79名の不合格が出ましたので、定員増は妥当だと思われます。

③旧2学区ではほとんど動きがありません。昨年大阪市立の学校を4校も移管したこの地域ですが、茨田高校の募集停止に伴う120名(3クラス分)の減少以外には、門真西の1クラス減のみとなっています。

3月の段階で、守口東と長尾、門真西の3校について統廃合に向けての議論がおこなわれているというニュースをここで紹介しましたが、今回の定員変更をみると、その動きは限定的なのでは、と思われます。

④旧3学区は全く動きがありません。今回募集停止になる学校も無く、昨年の平均倍率も1.12倍と落ち着いた入試でしたので、受験生の大きな移動、変動は考えにくいと思います。

⑤旧4学区では鳳の1クラス増、金岡の1クラス減と相殺されていますが、泉鳥取の募集停止で160名(4クラス分)の減少がありますので、トータルでの定員は減少となります。

鳳は2021から1クラス減でしたが、昨年の不合格が100名以上となる人気でしたので、元に戻すのは妥当だと思いますが、金岡は昨年も1.07倍と安定した人気でしたので、定員減はちょっと地域の中学生にとって厳しいような気がします。とはいえ、決まったことですから、受験生は私立の併願校の検討も含めて十分な準備に励んでいただきたいと思います。