【8の字の新校舎】愛光学園 オープンスクール【宇宙船ではありません】

2023年7月12日 水曜日

灘、ラサール、愛光を「西の御三家」と呼ぶ人もいますが、愛媛県松山市の愛光学園は、かつては東大合格ランキング上位校、今年の国公立医学部医学科合格ランキングでは全国6位(大学通信)と進学校として全国的にも有名な学校です。かつては男子校でしたが、2002年から共学化、今では学年で3割ほど女子が在籍しています。

共学化するときに女子用の施設を中庭に建てるなど、何とか不便は無いようにしていたのですが、校舎も築50年、一気にリニューアルすることになりました。

で、完成したのがこの斬新なデザインの8の字の2階建てのメイン校舎。一方の円が高校生用、もう一方の円が中学生用で、その結節点にある白い丸い屋根が職員室という作りです。この写真の上の白い丸屋根が玄関で、そこに伝統の、哲学者トマス・アクィナスの石像が鎮座しております。因みに理事長先生は化石採集が趣味らしく、化石の標本が図書館にゴロゴロ。

それはさておき、夏休みにオープンスクールが開催されます。現在申し込み受付中です。詳しくは学校HPからどうぞ。

【スクープ】常翔学園高等学校 コース変更【さらに強くなるぞ】

2023年7月4日 火曜日

このエントリーでも何度か紹介した常翔学園高等学校ですが、今春は京都大・大阪大など国公立大学(大学校含む)に121人が合格。関関同立にも過去最高の345人、海外大学23名、の合格実績を出しており、進学校としての地位を確立しています。もちろん大阪工業大学をはじめとする同一法人内の三大学にも20~30%が進学しており、高い現役合格率・進学率を誇っています。この数字だけを見ると、長時間ゴリゴリ指導をしているのかな、と感じる人もいると思いますが、例えば「スーパーコース」では3年間を通しての「ガリレオプラン探究」で同一法人内大学と連携して、研究内容を計画し、様々な研究発表会に参加。最終的に海外の姉妹校と英語で研究交流も行い、最終的に英語での論文作成へとつなげていく、という本格的な探究プログラムを実施しています。また「特進コース」では協賛企業のミッションに取り組む「企業探究学習」を通じ、生きていく上で必要な課題解決能力を養成するなどの教育活動が行われています。このようにコースごとに生徒の興味・関心や学びに対する動機づくりをすることで、主体的に受験学力を獲得しようという生徒を育てた、という成果としてこの合格実績に出たと考えられます。

さて、高校募集で永らく「スーパー」「特進」「薬学・医療系進学」「文理進学」という区分けとなっていましたが、次年度から募集段階では「スーパー」「特進」「文理」の3つに整理し、高2に進級するときに5つのコースに分けるという形になります。高校1年次にどの方向が自分に相応しいのか考える時間があるという点で、自分の適性や将来の進路イメージがつかめていない中学生にとっても安心だといえるでしょう。新しいコース制と各コース毎の特色のあるプログラムによって、常翔学園はさらに「常翔気流」に乗っていくことでしょう。

【スクープ】大阪成蹊女子高等学校 コース新設【英語コース設置】

2023年6月20日 火曜日

2007年には3学期制に移行して週6日制に戻し、2011年には「実践的キャリア教育・職業教育支援事業推進校」に認定、2018年にはユネスコスクールに加盟するなど、キャリア教育という特徴をさらに進めてマンモス女子校となった大阪成蹊女子高等学校について新たな情報が入ってきました。学科としては「普通科」と「美術科」を併設していますが、その普通科の中に2001年から「コース」を設置しています。現在は「総合キャリア」「特進」「看護医療進学」「幼児教育」「スポーツ」「音楽」の6コースとなっており、いずれもキャリア教育をベースに、その目的に応じた教育活動が行われています。

そこに次年度から英語に関わるコースを新設し、国際コミュニケーション能力を育成するプログラムを始めるとの情報が入りました。詳細はこれから順次決まっていくとの事ですが、比較的安価な海外短期研修などを組み合わせたプログラムも検討されているようです。地域の女子にとって、また選択の幅が広がりましたね。詳細は9月18日(月祝)の「開成進学フェア」の学校ブースでお聞きください。

兵庫女子教育セッション2023

2023年6月15日 木曜日

兵庫県の女子中高、14校合同の説明会です。コロナ禍前は在校生たちによるトークセッションなどもありましたが、今年は動画での学校紹介と、個別の相談がメインとなります。中学受験、高校受験を考えている女子は参加してみましょう。もちろん兵庫県外からの参加も大歓迎。予約不要となっておりますが、状況によっては入場制限があります。あくまでも過去の状況からの予測ですが、お昼前を避けた方がいいかも知れません。

【同志社○○】同志社 合同学校説明会【13校大集合】

2023年6月14日 水曜日

同志社という名前を冠する学校は中・高や大学・大学院をそれぞれ別として数えると、1条校(学校教育法第一条に定められている学校種)15、インターナショナルスクール1の合計16校あります。(同志社幼稚園・同志社小学校・同志社国際学院・同志社中学校・同志社女子中学校・同志社国際中学校・同志社香里中学校・同志社高等学校・同志社女子高等学校・同志社国際高等学校・同志社香里高等学校・同志社大学・同志社女子大学・同志社大学大学院・同志社女子大学大学院・Doshisha International School、Kyoto)

このうちの13校が合同の説明会が7月9日に開催されます。対象年齢が異なるわけですから、最初に中高の学校8校+大学が1校、次に幼稚園1園と小学校2校、最後に大学1校といったリレー形式で開催されます。

予約不要、入退場自由となっていますので、興味のある学校をいくつかまとめて聞いてみてはいかがでしょうか。

しかし、こうやってみると、同志社って大きな組織ですね。

大阪高等学校 見学会&講座体験day

2023年6月13日 火曜日

大阪市東淀川区、阪急京都線相川駅からすぐの大阪高等学校は、日本大学大阪中学校をルーツに持つ男子校でしたが、13年前に共学化して今では1学年500名近いマンモス校となっています。4年前から始動した探究コースでは、様々な地域問題、社会問題に向き合うなど、最新の教育理念も取り入れた実践が行われています。

メインのオープンスクールは8月にあるのですが、今年はそれに先駆けて「見学会&講座体験day」というイベントが行われます。

まずは14時から在校生による学校紹介と校内見学ツアーがあって、15時からご覧のように楽しそうな体験講座の中から一つ選んで受講という流れになっています。

どのような授業が行われているのか、中3の皆さんはひとまず体験してみてはいかがでしょうか。お申し込みは学校HPからどうぞ。

大阪府立天王寺高等学校「天高説明会」

2023年5月24日 水曜日

大阪府の中学生の皆さん、今年も「天高説明会」の季節がやってきました。授業見学と説明会、校内見学ツアーに部活見学もセットになっているのですが、定員オーバーで抽選となるほどの人気イベントです。

申し込み受け付けは学校HPから。受付開始は来週月曜日の午後4時からとなっています。申し込み多数の場合は抽選結果が6月2日にHP上で発表されるという予定になっています。ともかくお申し込みはお忘れなく。

【広大な校地での】近大泉州 COZY見学会【こじんまりした見学会】

2023年5月18日 木曜日

近畿大学泉州(高等学校)は泉州銀行(現池田泉州銀行)の元頭取によって50年前に創設された女子校がルーツですが、間もなく男子クラスを併設、女子バレー部と硬式野球部の活躍でも知られる学校となりましたが、24年前に完全共学化、14年前から近畿大学の準附属高校となって現校名となりました、岸和田市の山手の緑に囲まれた広大な敷地には硬式野球専用グラウンドや2層式の立派な体育館、特別教室のある建物でも広い共有スペースがあるなど、恵まれた学習環境も自慢です。普通教室の窓から見える葛城山の緑も気持ち良いです。

さて、このように広大な学校なのですが、中学生向けの学校見学会では定員を絞っての小規模な(cozy)形式となっています。学校の特色を丁寧に伝え、逆に受験生からの質問にも応えようということでしょう。ここにも一人ひとりを大切にする学校の姿勢が表れているような気がします。

7月1日の説明会はまだお席が空いております(17日現在)。お申し込みは学校HPからどうぞ。

【完全中高一貫】東大寺学園 高校募集廃止【中学からしか入れません】

2023年5月16日 火曜日

97年の歴史を持つ奈良の東大寺学園高等学校は、卒業生が毎年200名前後という規模の学校ですが、この春の大学入試では東大18、京大、64、阪大9、神戸大10とここまでの合計で既に約半数、これに国公立の医学部医学科を加えるとほぼ8割になるという超進学校です。この東大寺学園から、次年度から高校募集を取りやめるというお知らせが届きました。

今までも高校募集は1クラス40名だったのですが、教育課程が新しくなった今、中学校から進級した生徒さんに、外部から入学した生徒が高1で追いつくのは難しいとの判断でしょうか、完全中高一貫校になるようです。

制服も生徒手帳も無い自由な校風の東大寺学園に入るためには中学受験しか方法が無い、ということで、次年度の中学受験への影響も出そうです。要注意ですね。

因みに入試日(予定)は既に発表されています。2024年1月15日(月)の午前、とのことです。

【大阪府が大盤振る舞い】大阪府 高校授業料完全無償化【現高2生から順次】

2023年5月10日 水曜日

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大阪府は戦略本部会議を開き、高校授業料の「完全無償化」の実現に向けた具体的なスケジュールを示しました。

9日の戦略本部会議で大阪府は、公立・私立ともに所得制限を設けない高校授業料の完全無償化を検討。

府の案では来年度の高校3年から所得制限を撤廃し、学年を広げて2年後、全学年を無償化する方針です。(5月9日12:21配信)

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ABCテレビウェブサイト(https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_19557.html)より引用

大阪府では高校の授業料に関し、世帯年収に応じて段階的な手厚い支援策が設けられていますが、今回はさらに所得制限を撤廃し、全学年授業料無料にするという方針のようです。但し、その「授業料」は学校によって異なりますので支援の上限額や、大阪府民が大阪府外の高校に通学する場合の扱いについてなど詳細はまだ発表されていませんので、今後検討されていくことになるのだと思います。

この方針が定着すれば子育て世代の大阪府への流入につながるでしょうから、近畿圏の他の府県にも影響が出てくることになります。他の府県でも子育て支援が手厚くなることを期待しております。