東亜学園高等学校 入試関連イベント

2020年8月18日 火曜日

西武新宿線の新井薬師駅を降りたら、徒歩1分、小雨なら傘も不要な便利なところにある共学校です。こんな駅前の住宅地の中になぜ学校があるのかというと、実は96年前の1924年に、哲学堂と川を挟んで南側、松林が広がる丘陵地に東亜学園の前身である東亜商業学校が開かれました。その3年後に西武鉄道(その後この路線は西武農業鉄道→西武新宿線となります。今の池袋線は当時、武蔵野鉄道でした)が開通し、駅ができたために一気に住宅地になったというわけです。この学校の生徒さんは、駅との間のあまり広くない道を近所の人の通行に気を付けながら通学しているのですが、学校のほうが住宅地よりも先なので、もっと堂々としても良いです。因みに96年前の様子は今でも学校の近くの「松ヶ丘」という地名として残っています。同じ時期に作られた近くの上高田小学校も同じ丘陵地にありますが、その近くの東光寺の東側までは妙正寺川から1段高い水田(高田)で、その西側の一段上にあった集落が上高田と呼ばれておりましたので町名となり、この学校の住所ともなっています。

さて、東亜学園高等学校は「校技」というのを制定しています。 その、「校技」とは「弁論」と「武道」です。 新たな教育観の一つとしてプレゼンテーション能力も重視されるようになり、大学入試への導入も進んでいますが、その力を、表現力も含めて段階的に育成するという独自のプログラムが用意されています。また3年間必修の武道では、男子は柔道か剣道、女子はフェンシングを通じて技の優劣ではなく、礼の心を養う、とのことです。なかなか公立の学校ではここまで徹底したことはできないと思いますので、これだけでもこの学校に行く価値がありますが、それに加えて授業や課外でのタブレット端末の利用やICTの整備も進んでおり、さらに個別指導や現役大学生チューターが常駐する質問コーナーを設けるなど学業面でのサポートも手厚いものとなっています。 というわけで、一度説明を聞いてみてはいかがでしょうか。今年はすべて予約制になっていますが、学校説明会も用意されています。詳しくは学校ホームページでご確認ください。

和歌山信愛高等学校 プレテスト【大阪の女子にも朗報】

2020年8月17日 月曜日

2年ほど前このエントリーでも紹介しましたが、和歌山城下の一等地に建つ築8年、5階建ての真っ白な校舎が目印の女子校、和歌山信愛中学校・高等学校のお話です。 この春、246名の卒業生のうち、77名が国公立大学・大学校に合格するなど、進学校として安定した実績を出していますが、ミッション系の学校ならではの充実した学校行事や海外研修、探求型の授業やICTの推進に加えて理科では実験を多く取り入れるなどリケジョも楽しめる学校となっております。また生徒数当たりの専任教諭の数が多いことからわかるように、指導の手厚さでも知られています。

 さて、こちらの学校では高校入試に向けたプレテストが実施されます。 ここで、大阪にお住いの女子に朗報です。大阪の府立高校を志願している場合でも併願として私立高校を受験しておくのが一般的ですが、大阪の私立高校は受験日が統一されているので1校しか受験できません。しかし和歌山の私立なら大阪私立の1週間前に試験があるので、併せて受験可能というわけです。しかも今年はこのコロナ禍の影響でこのプレテストを郵送による「おうち受験」することも可能ですので、申し込んでみては如何でしょうか。受験した後に、抜群の教育環境を実感するためにも「プレテスト結果返却会」に参加することもお勧めします。

【CM】開成進学フェアオンライン 申し込み受付中【無料ですよ】

2020年8月7日 金曜日

30年の歴史を持つ、恒例の入試説明会イベント「開成進学フェア」の季節が巡ってまいりました。と、言いつつも、このご時世に例年のように5000名以上を会場に集めるというのはいくら何でも世間が怖い。というわけで31年目にして初めての「オンライン開催」となります。

【こちらが近畿圏版】

【こちらが首都圏版】

例年なら、会場にずらりと(大阪会場では100校以上)並んだ学校のブースにふらりと立ち寄るということができましたが、今年は事前に希望する学校を選んでのオンライン面談というわけです。さらに、オンラインというメリットも生かして、特設サイトを開設し、そこで私立学校からの自慢を動画にまとめたものや、公立入試に関する分析会・ガイダンスを動画にしたものを配信いたします。コロナも熱中症の心配もない涼しいおうちで見てください。大阪会場のみで行われていた音楽系クラブの実演「Kaisei Autumn Music Fair」も場所の制約がありませんので大編成の吹奏楽や合唱も動画で紹介。逆にオンラインだからこそ実現できる企画盛りだくさんです。

特設サイトの公開は 近畿圏では9月5日~6日、首都圏では9月26日~27日。申し込んだ方しか見ることができないようになっていますので事前エントリーが必要です。弊社HP、または添付のチラシのQRコードからお申し込みください。皆様のご来場お待ちしておりま~す。

(本ブログは日祝お盆休みには休載となります。次回の更新は8月17日です。お楽しみに。)

箕面学園高校 オープンキャンパス

2020年8月6日 木曜日

2010年度入学者から私立高では珍しい「普通科総合選択制」を採用し、数多くの専門分野科目から自分で選択して自分だけの時間割を作成可能、という特色のある「箕面学園高等学校」のお話です。 1学年が200名前後と、規模が大きな学校ではありませんが、大きく4つの「エリア」という選択科目のセットを設けて、それぞれの進路に応じた学習ができるようになっています。例えばその中の「アドバンスエリア」という大学入試を目指す生徒向けのエリアでは何が行われているかといえば・・・・・ まず、生徒個別の志望校と最も有利だと思われる受験方式を生徒・保護者と何度も懇談して決めます。次にそれぞれの生徒に応じて必要な科目やその科目内での分野・レベルと決定します。そして、土曜日の午前中や夏休みを利用して、先生方が「個別に」指導を行うという手厚いものです。個別指導ですので前学年で消化不良だった分野も解決できますし、志望校に応じた科目設定ですので、効率的です。 このようにどのエリアでも徹底的に個人に応じた指導が行われています。

因みに部活動も盛んで、インターハイや国体に出場の柔道部や、全国大会に15年連続出場のカヌー部などもあります。というわけで、大きくはないけれど元気な箕面学園とはどのような学校なのか、一度見に行ってみては如何でしょうか。参加は予約制となっていますので、チラシのQRコードか学校のホームページからどうぞ。

下北沢成徳高等学校 オープンスクール

2020年8月4日 火曜日

下北沢成徳高校といえばバレーボールの強豪としても知られる世田谷区の女子校ですが、小田急線と京王線が交差する下北沢駅から鎌倉通りをわずか徒歩4分、駅前の商業地を抜けて住宅地になったあたりにそびえたつ4階建ての新しい校舎が見えてまいります。「国際」「特進」「進学」の3つのコース制と、3か月を1つの単位とする、つまり1年間が4学期に分ける「クォーター制」によって集中的、かつ十分な時間数の授業を展開しており、進学実績も向上しています。今年は夏休みが短縮される学校が少なくないのですが、こちらの学校では元から長期休暇を設けない4学期にすることで、勉強のペースを乱すことがないというメリットもあるようです。

8月22日のオープンスクールでは 公開講座が用意されています。いずれも魅力的な内容ですが、残念ながら今年は人数制限があるようです。というわけで、気になる講座があれば早めの申し込みをお勧めします。但し、希望の講座でなくても、この学校の雰囲気を味わうことはできますので、これって何だろう?という講座に申し込んでみるのも一つかもしれません。新しい出会いがあるかも?です。詳しくは学校のHPをご確認ください。

因みに、周囲に高い建物が少ないので、校舎の上の階に行くことができれば、学校からの眺望もお楽しみに。

【スクープ】大阪桐蔭 新クラス設置【さらに進学校】

2020年7月20日 月曜日

進学校としての地位も揺るぎない大阪桐蔭ですが、高等学校に新たなクラスを設置するというニュースが飛び込んできました。

京大合格を目指すⅠ類、難関国公立を目指すⅡ類、体育・芸術分野で才能のある生徒をさらに伸ばすⅢ類というコース建ては変わりませんが、Ⅰ類の最上位の30名を集めて「エクシード(EX)クラス」を設置するとの事です。学力上位の生徒を固めて合宿や補習を行い、モチベーションアップも含めて京大合格までがっちり指導しようというクラスになりそうです。2021年スタートとの事ですので、2024年度大学入試ではどんなことになるのでしょうか。さらなる進化が期待できそうです。

【スクープ】大阪信愛学院中学校・高等学校 入学金全員免除【全員対象!】

2020年7月13日 月曜日

京阪関目駅から近い大阪信愛学院は、136年の歴史を持つミッションスクールで、保育園~小学校は共学なので「女学院」の「女」が取れていますが、2年ほど前にこのエントリーでも紹介したように、中高は女子校で、そのメリットを生かして学習面だけでなく、スポーツ、文化面も含めて質の高い教育活動が行われています。

ここで、スクープ。今回の新型コロナウイルス禍に関して、家庭のオンライン環境整備補助の名目で数万円を支給した私学もありましたが、まだ入学していない子どものいるご家庭にも経済的に影響を受けた家庭も少なくないのではないでしょうか。というわけで、なんと、大阪信愛学院(中・高)は次年度入学者に対して『学びを守る支援』として「入学金全員免除」の方針を発表なさいました。しかも全員対象、条件もありません。この学校を運営する教会のシスターの皆さんの御決断とのことで、公平・公正な制度となっております。

私立中学・高等学校はお金がかかるから行きたくても行けなかった皆さん。チャンス到来です。ひとまず学校の説明会に参加してみましょう。

兵庫県 公立高校 倍率推移(第3学区)

2020年7月10日 金曜日

さらに引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は神戸市よりも西方面、明石~高砂~多可町方面の第3学区です。昨年度は倍率が上がりましたが、今年は全体的に落ち着いています。そんな中で京大・阪大・神戸大への合計合格実績25名を誇る進学校明石北が第1志願で定員マイナス30名、99名の第2志願からの流入(つまり第1志願不合格者)も少なく、入学者数がまさかの定員マイナス8名と本当の定員割れになってしまいました。明石城西も同じく入学者数が定員マイナス9名。いずれもここ数年では珍しい状況となりましたが、次年度は揺り戻しの可能性もありますので要注意です。

各学区の平均倍率推移を見てみましょう。ご覧のように全体的に下降していますが、今回は紹介していない第5学区はここ5年間定員割れ状態が続いており、今年はついに平均倍率も充足率も0.9倍を下回りました。但し第5学区は進学連携校方式(指定の中学校以外からの合格者は募集定員の18%以内に限られる)という縛りがあり、倍率は地域の中学生徒数の影響を受けるため、決して人気が無い、というわけではありません。74年前に創設された水産学校をルーツに、今でも海洋科学学科を併設し、敷地内に寮のある香住高校や、旧制中学校から107年の歴史を持ち、観光グローバル類型も設置する生野高校、旧制女学校から113年の歴史を持ち、地域連携のアクティブラーニングを行っている出石高校などなど、各校では独自の施設やコースによる魅力的な教育活動が行われています。(終わり)

兵庫県 公立高校 倍率推移(第2学区)

2020年7月9日 木曜日

引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は学校数も多い第2学区。地域北部の人口動態も影響し、近年では全体的に落ち着いた倍率になってきています。その中で難関校として第一志願だけでは定員割れの続く川西緑台は、85名といった第2志願者数を見ていただければわかると思いますが、それより難易度の高い高校の第2志願校といった使われ方になっていますので、合格ラインが下がっているわけではありません。

また、昨日と同じルールで倍率の変化が大きい学校の学校名を緑で塗っていますが、特に総合学科として特色のある科目設置や科目選択の自由度の高い伊丹北は根強い人気もあるのですが、毎年極端に倍率が乱高下している学校です。今年の出願動向も要注意です。(続く)

兵庫県 公立高校 倍率推移(第1学区)

2020年7月8日 水曜日

気が付けばもう7月。中3生にとってはそろそろ志望校を考えなくてはならない時期が巡ってまいりました。というわけで、今回は兵庫県の公立高校、「学力検査」の倍率推移を作ってみました。

学校の並び順は当塾での過去データをもとに難易度順に並べたものですが、受験人数が少ない場合は推定値が含まれていますので、模試のランキングと異なる場合もあります。ご容赦ください。倍率が1倍未満の場合は赤色で、倍率が乱高下している学校名は緑で塗っています。

兵庫県にお住まいの方はご存じのように、兵庫県では公立高校を「第2志願」まで出願することができますが、ここでの「倍率」とは第一志望の「志願者数」÷「募集定員」での表記となっています。したがって、第2志願の生徒で、第1志願校が不合格になった受験生も含めて合否判定される仕組みですので、実際には入学者数が募集定員を下回ったのは伊川谷北と淡路の2校だけでした。

ご覧のように難関校は安定した競争倍率になっています。2016年にまさかの1倍割れになった進学校である星陵も、その後は手堅い人気が続いています。というわけで、内申ALL4以上が必要とされる夢野台以上の高校(この表では夢野台は1倍を割っていますが、実際には第2志願が流入するので高倍率になります)は、やはりそれなりの当日の点数も必要とされるわけです。(続く)