大阪公立高校入試 志望動向①

2018年12月17日 月曜日

中学入試に向けての《願書受付》が始まっており、いよいよ入試本番が近づいて来ました。大阪では、来年度に開校される公立中高一貫校である『水都国際中学校』が大人気ですが、『水都国際高等学校』は、先日(11/30)の府公立中学校校長会での高校入試進路希望調査の結果では、設置予定の[グローバル探究科]の定員80人に対して、希望者74人で倍率は0.93倍となっており1倍を切っています。

今回の調査対象は来年3月に大阪府内の公立中を卒業予定者69,742人で、全日制の希望者は前年同期比0.41p減の92.64%(64,612人)。うち公立は同1.05p減の79.4%(51,301人)、私立専願は同0.73p増の17.05%(11,071人)となっています。

公立の学科別では、普通科1.32倍(前年同期比0.01%減)とほぼ横ばいに対して、グローバル科は2.09倍、美術科は2.08倍と高くなっています。一方で、商業科は0.7倍、工業に関する学科では0.85倍などとなっています。(12/12読売新聞)

私立高校では新校舎の建設・移転ラッシュが続き、学校説明会などでは多くの生徒・保護者が押し寄せているとも聞きます。私立高校の魅力も研究して、高校選びを最終決定してください。

大阪女学院 公開クリスマス

2018年12月14日 金曜日

本当はクリスマスというのは12月25日だと思うのですが、いやいや実はイエス様の誕生日には諸説あって・・・などと無粋なことを言わずに、せっかくの12月ですのでクリスマスを楽しみましょう。もちろん楽しむ権利は受験生にもありますよ、というわけで大阪女学院の公開クリスマス、今年も開催されます。終わってからの屋外でのパフォーマンスも必見です。寒い時期ですので、風邪をひかないよう暖かい服装をお勧めします。

ノートルダム女学院 中学高等学校 クリスマス入試説明会

2018年11月28日 水曜日

今年もそろそろ街はクリスマスモード。偽サンタが店頭に出現する季節となってきましたが、ミッション系の学校、特に女子校はしめやかな(盛大な?)イベントが盛りだくさんです。クリスマスツリーの点灯会やミサ、ページェント、キャンドルサービスといった「本物の」クリスマスのお祝いができます。同志社大・同志社女子大は毎年ヘンデルのメサイアの全曲演奏をしますが、これまたスケール感があって羨ましい限りです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

京都、東山のノートルダム女学院中学高等学校もミッションスクールですが、このクリスマスの雰囲気の中で入試説明会を行うというお知らせが届きました。何気なくチラシの下の方を見ると・・・、グローバル英語コースは2人に1人が英検準一級、関関同立の推薦枠47名、上智の推薦枠4名・・・と、さりげなくとんでもないことが書いてあります。12月8日、9日に加えて14日、21日も個別相談の説明会が開催されるそうですので小中学生女子は、保護者の方と一緒に一度足を運んでもっと詳しく聞いてみましょう。

因みにクリスマスを一緒にお祝いしたい方は、12月20日(木)14:00から、小学校、中学校、高等学校、大学合同のクリスマス会が地下鉄北山駅から徒歩7分のノートルダム女学院大学「ユニソン会館」にお集まりください。「ユニソン」会館での「ハーモニー」も楽しみですね。

大阪学芸高等学校の国際科

2018年11月26日 月曜日

大阪市住吉区の大阪学芸高等学校は商業学校をルーツに持つ学校ですが、その商業科も募集停止してから30年。今では国公立に20名、関関同立に75名合格といった進学実績を上げている進学校となりましたが、海外研修など国際教育にも力を入れています。

その大阪学芸、ついに「国際科」を設置することになりました。留学を前提とした「1年間留学コース」と、カナダの学校の卒業資格も併せて得られる「ダブルディプロマコース」に分かれており、海外への大学進学も視野に入れたかなり「とがった」国際科になりそうです。特に「ダブルディプロマコース」のある高校は、日本で2校目、西日本では初の試みとなります。(1校目は東京の文化学園大学杉並高等学校)

今の計画では週36時間のうち18時間は、英語はもちろん数学や理科の授業もカナダブリティッシュコロンビア州認定の教員によるオールイングリッシュ授業となるようです。したがって、カナダへは5週間の短期留学を行うだけで、カナダの学校の卒業資格も得られるというわけです。

既に専用職員室も完成したとのこと、準備は着々と進んでいるようです。

国際科は募集については専願のみ、各コース40名ずつの募集となっています。入試科目も出願方法も異なりますので、受験を考えている場合は必ず事前に個別相談に行きましょう。12月2日が最終回となっています。

公立中高一貫校・楠隼中学校高等学校(鹿児島県立)

2018年11月22日 木曜日

大阪でも公立中高一貫校といえば、[咲くやこの花中][水都国際中(来年度開校)][富田林中]と有名ですが、他府県にも公立の中高一貫校で有名な学校があります。その一つが鹿児島県立楠隼(なんしゅん)中学校高等学校です。

この学校の設置における大きな特徴は、公立学校でありながら男子だけの全寮制あることです。また全寮制であるため職員配置も他の公立学校に比べると多くなっており、学習指導、生活指導ともしっかりと行われているとのことです。

学習指導の特徴としては、総合的な学習の時間で「シリーズ宇宙学」を学ぶ点です。JAXA(国立行政法人宇宙航空研究開発機構)等による年間6回程度の講義や講座を行い、宇宙航空に関する課題研究に取り組みます。宇宙やロケット工学などに興味ある生徒には受講してみたい内容となっています。

そして必要経費が、学費と寮費(食事代込)で中学校は5.8~6.2万円、高等学校は7.3~7.7万円程度です。経済的にも通い易くなっているようです。

ところで今春は高校第1期生が卒業しました。卒業生数36名。進学先は、東京大2名、広島大1名、千葉大1名など国公立大14名。大学校2名。私立大12名。などとなっています。小規模校でありながら、1期生の実績としては健闘されているように思います。今後の実績も大いに期待できることでしょう!

さて、来週には中学校入試で願書の受付が始まります。中学校入試は県外でも実施されますので興味のある方は是非、学校のHPを覗いてみてください。

■中学校

[願書受付]11/26月~12/7月

[受験会場]5会場(本校・鹿児島会場・東京会場・大阪会場・福岡会場)

■高等学校

[願書受付]1/15火~1/22火

[受験会場]2会場(本校・鹿児島会場)


浪速高校 今年最後の入試説明会

2018年11月20日 火曜日

以前このエントリーでも紹介しましたが、関西以西唯一の神道系の学校である浪速中学校・高等学校の、こちらも本年度最後の説明会のご案内です。

ここで内緒の情報です。大学合格実績も飛躍的に上昇しているこの学校、高校募集での合格ラインもやはり上昇してきているのか、と心配している受験生もいらっしゃると思いますが、こちらの分析ではほぼ変化は無いように思われます。

ともかく昨年の合格者の最低点など具体的な情報も教えていただけると思いますので、最後の入試説明会、個別相談会に参加してみては如何でしょうか。今までに学校での説明会に参加したことが無かった方は、是非立派な設備の見学も兼ねて参加してみましょう。


(平成最後の)私立中高等学校入試説明会

2018年11月16日 金曜日

紅白の主演者も発表されるなど、年末モードが日に日に濃くなってまいりましたが、おそらく学校が集まっての説明会としては本年最後となるイベントの紹介です。開成教育グループでも9月に滋賀・大阪・東京で「開成進学フェア」という入試説明会を開催しましたが、その後中学校の成績が上昇した、中学受験生は五ツ木駸々堂模試を受験して、その結果によって志望校を変えたくなった、などと状況の変化も考えられます。というわけで、いよいよ出願校を決めようというこの時期ですが、今まで考えていなかった学校の特徴や、今の成績で受験するのがふさわしいのかどうかを直接学校の先生に聞くことができる説明会に参加することは意義深いと思います。

今までにこのエントリーで紹介した学校も数多く参加します。場所は梅田センタービル。各線梅田駅から観覧車のあるHEP FIVEとESTの間を通って、ESTが切れたところを左に曲がれば正面に見えます。参加してみましょう。


梅花中学校・高等学校・梅花女子大学 「星降る夜のナイト説明会」

2018年11月15日 木曜日

こちらも中高に関しては今年最後の入試に関する説明会ですが、なんておしゃれなネーミングなのでしょう。「入試説明会」といった文言が全く使われず、「入試」=どきどきする怖いもの、といったイメージは全く感じさせません。

場所はグランフロント北館2F、南館からの連絡デッキをまっすぐ進んでクリスマスツリーのある吹き抜けの左手を進むとその「The Lab.」という会場に到着します。平日開催ですので学校帰り、保護者の方はお仕事帰りにどうぞ。せっかくですのでクリスマスツリーだけでなく、けやき並木のイルミネーションも見て帰りましょう。

因みに12月15日(土)には大学受験向けの入試対策講座が「茨木ガーデンキャンパス」で開催されます。こちらも「クリスマスイブニング2018」というイベントと同時開催となっておりますので、大学受験の方はこちらもお楽しみください。詳しくは大学HPをご覧ください。

第37回 大阪府高等学校 第2ブロック音楽会

2018年11月13日 火曜日

記録的に厳しかった夏の暑さもウソのように、今年もさわやかな秋がやってきました。というわけで、芸術の秋を楽しんでまいりました。

例年千里金蘭大学佐藤記念講堂で行われる高等学校第2ブロック音楽会ですが、今年は早稲田摂陵中学校・高等学校の「学園生徒会館」が会場です。2004年に建てられたこの建物は1Fが明るい食堂、2~3Fが約600席規模の立派なホールとなっています。舞台上には本格的な反響板が設置された音楽ホールとしての設計ですが、前半分の座席には折り畳み式の小型テーブルが設置されるなどセミナー仕様としても利用可能となっています。

(プログラム2ページ目以降はこちら↓のリンクをクリックすると、PDFが開きます。)

第37回第2ブロック音楽会プログラム

単独出演の21団体のうち、16団体が府立高校ですが、ここでは私立高校についてレポートします。

関西大倉中・高からは吹奏楽とギター合奏の2団体も単独ステージに出演です。どちらも30人以上と人数も多く、素晴らしい演奏を聞かせてくれました。(因みに1校で単独ステージ2団体出演は、これ以外には府立茨木高校と三島高校の2校だけです。)

共学2年目となった高槻中・高の吹奏楽は早くも女子部員の姿が目立ちます。とはいえ、まだまだ男子の方が多いので、切れの良い男子校サウンド(?)は健在です。

大阪高校の吹奏楽部も人数が多くなってきました。歌謡曲の編曲ものと吹奏楽の定番「テキーラ」で盛り上げてくれました。

早稲田摂陵中・高の吹奏楽は吹奏楽コースの生徒と、それ以外のコースの生徒の所属する吹奏楽部の混成チーム合計87名という大人数での出演です。演奏曲目は「オリエント急行」。本物の機関車が動き出して走り出す様子が目に浮かぶような素晴らしい演奏でした。客席の高校生たちも喜んでいます。

この音楽会ではコンクールのように賞や点数が付かないことも影響しているのかもしれませんが、どの学校も伸び伸びとした楽しそうな演奏ばかりでした。そういった意味でそれぞれの学校独自の雰囲気が発揮されるという点でも面白い演奏会です。

最後は時期的に少し早いのですが、合同合唱団+合同オーケストラによるクリスマス・メドレーの演奏で締めくくられました。

この演奏会は外部向けの宣伝はされていませんが、一般の入場も可能ですので、音楽に興味のある中学生は、出演する高校に所属する先輩などから情報を得て聴いてみては如何でしょうか。入場料は無料です。

★京都府内私立学校2019年度入試相談会

2018年11月12日 月曜日

京都府内の私立学校でもいよいよ今年度最終の募集関連の合同イベントが開催されます。これまでに、『第32回京都府内私立中学校・高等学校展』(9/1、9/2みやこめっせ)、『第10回私学フォーラム〔挑戦する私学〕』(講演会9/2みやこめっせ、生徒&保護パフォーマンス9/24・10/7京都ビル室町小路広場)が実施され多くの来場者を迎えられたそうです。今回、今年度最後のイベントとして、『第17回京都府私立中学・高校入試相談会』が行われます。

一度に色々な学校への相談ができる最後のチャンスです。是非学校選びに活用し、自分に合った学校を見つけて12月に実施される各学校での入試説明会に参加することをお勧めします。

●第17回京都府私立中学・高校入試相談会

・11/25(日) 午前10時~午後5時

・メルパルク京都5F・6F