松蔭中学校・高等学校にお邪魔してきました(その1)

2019年3月4日 月曜日

神戸市灘区の王子公園から北側は学校が集中している文教地区です。そもそも王子動物園を含む王子公園は関西学院大学発祥の地ですが、その山手に神戸海星女子学院中高大、神戸龍谷中高、県立神戸高校、市立葺合高校が半径500メートルの範囲に集中しています。その中心に位置するのが松蔭中学校・高等学校です。

今年で創立127年。これより古い兵庫県の女子高は神戸女学院と親和女子だけです。つまりこの近辺のどの学校よりも歴史のある学校です。白いワンピースの夏服が有名で、毎年衣替えの頃に新聞に季節ネタとして写真が掲載されることでも有名ですね。

まず、玄関を入ってびっくり。古い建物と聞いていましたが、とてもきれいです。職員室前には広い廊下があります。窓際にはベンチも。質問に来た生徒さんたちもじっくり待つスペースがあります。その前には華道部の生徒さんによる生け花が飾られています。

自習室も御覧の通りです。中学生用と高校生用に分かれており、授業後自由に使えるのだそうです。ところで、お手洗いもすべて改装されており、「音姫」完備とのことです。(続く)

大阪市立 大阪ビジネスフロンティア高校とは?

2019年2月18日 月曜日

大学進学を意識するのなら、普通科のほうが、というイメージからか、今では普通科の高校が大半になっていますが、商都大阪の名門「天王寺商業」「市岡商業」「東商業」を統合し、天王寺商業の校舎を利用して2012年に「大阪ビジネスフロンティア高等学校」が誕生しました。学科としては普通科ではなく「グローバルビジネス科」という商業系の学科のみとなっており、生徒たちは簿記など商業系の資格取得やビジネスソフトを利用した情報処理、ビジネス英語など、実社会で必要とされるスキルを磨いています。ところが、実は商業系の学科というのを生かした大学への提携枠というのがあり、国公立大学も含めて大学進学実績も出しています。

(↓こちらは2018年度入試での合格実績です)

 

 

今、ホームページを見てみると、大阪市立大学合格6名の文字が飛び込んできました。前の年は大阪市立大7名ですので、安定してこの程度の大学合格実績を出しているということです。さらに卒業生が公認会計士試験に5名合格、といったチラシも送られてきました。

というわけで、大学進学を目指していても、普通科ではなくあえて実業科に進むという選択肢もあります、というお話でした。

大阪 私立高校 1.5次入試があります

2019年2月12日 火曜日

2月9日(土)を解禁に、京阪神の私立高校入試が始まり、合格発表が行われていますが、その結果が思わしくなかった方、または入試当日体調不良などで欠席してしまった方、ご心配はいりません。1.5次入試という、今からでも出願できる入試があります。インフルエンザにかかってしまった受験生の救済という目的もあり、昨年度からさらに実施校が増えています。大阪の男子校では4校、女子高では15校、共学校では45校で実施され、出願については早いところで13日、遅いところでは18日(常翔啓光)19日(大阪学芸の国際)が締め切り日となっています。

必要な方はすぐに学校や塾の先生に相談してみましょう。

私立高校と競争倍率

2019年1月23日 水曜日

今日は高校入試に向けたお話です。大阪では私立中学校入試が続いていますが、実はそろそろ私立高校の出願が始まっています。中学校校長会による希望調査や出願速報もそろそろ新聞発表される時期ですが、毎年外部募集人数よりも専願希望者がオーバーしている学校があり、「ということは、併願で受験しても全員落とされるのでしょうか・・・」とのご心配の声を頂きますが、そんなことはありません。各学校の発表する「募集定員」というのは募集の目安で、ある程度それ以上の生徒を受け入れることができる余裕があるものです。実際昨年も募集人数以上の生徒が入学した私立高校もありました。というわけで、一部の超難関校は例外ですが、一般的に高校入試は難易度が例年から大きく変化するものではありませんので、いつもの実力が出し切れるように頑張りましょう。

高校国語の学習指導要領も変わります②

2019年1月9日 水曜日

もう一つの特徴は、国語力を「話す力・聞く力」「書く力」「読む力」に分け、それぞれに標準指導時間が示されたというところです。その時間の割合は、「話す力・聞く力」が約13%であるのに対し、「書く力」が約40%、「読む力」が約47%となっています。今回の改訂ほど明確ではありませんでしたが、旧指導要領では「書く力」が3割弱、「読む力」は約45%でしたので、今回の改定では特に「書く力」の強化を目指していることがわかります。

というわけで、2022年に高校に入学する今の小6生(新中1生)は「書く」ことを得意になっておいた方が高校生活を楽しむことが出来そうです。でもどうすれば書く力が身につくのでしょうか。どのような勉強をしたらいいのかわからない、というご心配は無用です。開成教育セミナーの「作文添削教室」

https://www.kaisei-group.co.jp/seminar/course/grade_write/

を利用すれば、正しい作文力を段階的に習得することができます。いかがでしょうか。

高校国語の学習指導要領も変わります①

2019年1月8日 火曜日

高等学校の学習指導要領改訂についてです。2016年12月に答申された次の学習指導要領は、2017年3月に修正され、現在教科書検定の準備作業に入っており、2022年度入学生から順次適用される予定です。

学習指導要領の改訂は、新たな科目の増設や統合などを伴います。

その中で、今までは変更の少なかった国語もリニューアルされます。まず、現行の「国語総合」が「現代の国語」と「言語文化」という必修科目2つに分かれ、それぞれで単位認定されます。また、「現代文」も「論理国語」と「文学国語」に分かれることになりますので、論説文での失点を物語分で取り返す、という作戦が通用しなくなります。(続く)

帝塚山学院中学校高等学校 今年最後の入試相談会

2018年12月20日 木曜日

今週末、こちらも今年最後の説明会です。入試本番まであと1か月ですので、メインは個別相談です。既にプレテストを受験した生徒はその成績も見てもらいながらのお話です。最終受付は19:00ですから、お昼に塾に行っている生徒も参加することができます。受験の下見も兼ねて、もう一度行ってみては如何でしょうか。事前申し込みは不要ですが、上履きは必要だそうです。

 

大阪公立高校入試 志望動向①

2018年12月17日 月曜日

中学入試に向けての《願書受付》が始まっており、いよいよ入試本番が近づいて来ました。大阪では、来年度に開校される公立中高一貫校である『水都国際中学校』が大人気ですが、『水都国際高等学校』は、先日(11/30)の府公立中学校校長会での高校入試進路希望調査の結果では、設置予定の[グローバル探究科]の定員80人に対して、希望者74人で倍率は0.93倍となっており1倍を切っています。

今回の調査対象は来年3月に大阪府内の公立中を卒業予定者69,742人で、全日制の希望者は前年同期比0.41p減の92.64%(64,612人)。うち公立は同1.05p減の79.4%(51,301人)、私立専願は同0.73p増の17.05%(11,071人)となっています。

公立の学科別では、普通科1.32倍(前年同期比0.01%減)とほぼ横ばいに対して、グローバル科は2.09倍、美術科は2.08倍と高くなっています。一方で、商業科は0.7倍、工業に関する学科では0.85倍などとなっています。(12/12読売新聞)

私立高校では新校舎の建設・移転ラッシュが続き、学校説明会などでは多くの生徒・保護者が押し寄せているとも聞きます。私立高校の魅力も研究して、高校選びを最終決定してください。

大阪女学院 公開クリスマス

2018年12月14日 金曜日

本当はクリスマスというのは12月25日だと思うのですが、いやいや実はイエス様の誕生日には諸説あって・・・などと無粋なことを言わずに、せっかくの12月ですのでクリスマスを楽しみましょう。もちろん楽しむ権利は受験生にもありますよ、というわけで大阪女学院の公開クリスマス、今年も開催されます。終わってからの屋外でのパフォーマンスも必見です。寒い時期ですので、風邪をひかないよう暖かい服装をお勧めします。

ノートルダム女学院 中学高等学校 クリスマス入試説明会

2018年11月28日 水曜日

今年もそろそろ街はクリスマスモード。偽サンタが店頭に出現する季節となってきましたが、ミッション系の学校、特に女子校はしめやかな(盛大な?)イベントが盛りだくさんです。クリスマスツリーの点灯会やミサ、ページェント、キャンドルサービスといった「本物の」クリスマスのお祝いができます。同志社大・同志社女子大は毎年ヘンデルのメサイアの全曲演奏をしますが、これまたスケール感があって羨ましい限りです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

京都、東山のノートルダム女学院中学高等学校もミッションスクールですが、このクリスマスの雰囲気の中で入試説明会を行うというお知らせが届きました。何気なくチラシの下の方を見ると・・・、グローバル英語コースは2人に1人が英検準一級、関関同立の推薦枠47名、上智の推薦枠4名・・・と、さりげなくとんでもないことが書いてあります。12月8日、9日に加えて14日、21日も個別相談の説明会が開催されるそうですので小中学生女子は、保護者の方と一緒に一度足を運んでもっと詳しく聞いてみましょう。

因みにクリスマスを一緒にお祝いしたい方は、12月20日(木)14:00から、小学校、中学校、高等学校、大学合同のクリスマス会が地下鉄北山駅から徒歩7分のノートルダム女学院大学「ユニソン会館」にお集まりください。「ユニソン」会館での「ハーモニー」も楽しみですね。