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開成教育グループ


大阪府私立高校入試を占う(1月25日新聞発表より)その1

2021年1月28日

1月15日集約の、大阪中学校校長会の進路希望調査の結果が新聞に発表されました。 その結果を元に、2021年度入学者数を占ってみました。 ちょっと乱暴ですが、この進路希望通りに全員が出願し、全員合格したうえで、専願者は全員入学、併願受験者は昨年度入試の戻り率通りで戻ってきたと仮定して入学者数を計算してみました。大阪府下94校でこの試算を行うと、23校が外部募集人数以上の入学者が見込まれることになります。その中でのランキングを作ってみました。まず1位~10位 。

(画像クリックで別タブで開きます)

【第1位】今年も人気の大阪高校。昨年調査よりも15%増。充足率だけでなく希望者総数でも大阪第1位です。(昨年は桃山学院が1位)旧1学区の公立高校は定員が18クラス分減少しますので、倍率上昇に伴う戻り率の上昇も見込まれます。従って入学者予想はこの数字を超える可能性もあります。プレハブ校舎の発注をお勧めします。 【第2位】こちらは既に新校舎建築中の関西大倉。昨年も希望者数を大きく伸ばしましたが、今年はさらにそれよりも5%増の1638名が希望しています。入学者も500人を超えるのではないでしょうか。 【第3位】中学受験でも絶好調だった常翔学園。ICT環境も充実しており、コロナ休校期間もオンライン授業で楽しく乗り切りました。さらに校地整備も続くこの学校は600人以上の入学が見込まれます。もう淀川をせき止めて拡張するしかありません。 【第4位】大阪電気通信大学。進学総合と工学連携のコースが大爆発。オンラインブームも手伝って理系男子に加えて女子も流入。さらに需要が膨らむ情報工学人材育成に定評のあるこの学校も注目株です。 【第5位】出ました。南河内の雄、清教学園。生徒の主体性、自主性も重んじる地域のトップ進学校を昨年比8.5%増の699人が希望しています。今年は専願希望者も増えており、このままでは昨年を超える入学者数は確実です。 (続く)

【ご安心ください】新型コロナウイルス感染症と高校入試【何とかなります】

2021年1月27日

 新型コロナウイルス感染症に関してですが、高校入試シーズンが迫ってきたこのタイミングで、また感染者数が増えるなど、各現場では厳しい判断を迫られるケースが出てきました。近畿圏では小6生の1割弱しか受験しない中学入試と違い、高校入試は大半の中3生が受験するわけですから、各校の準備や対応はその比ではありません。宮城県では入試を中止した私立高校もあるとの報道を見ましたが、近畿圏の多くの高校では、学校で感染者が発生した場合と受験生が感染、またはその疑いがある場合とで、その対応を事前に発表しているところがほとんどです。 簡単にまとめますと、 ①学校でクラスター発生した場合は別会場(地理的に離れた別校舎など)を用意している ②受験生が感染して受験できない場合は別日程(1.5次入試など)を用意している。 しかも、例年は統一日程日よりも1.5次の方が高めの合否ラインを設定する高校もありましたが、今年に関してはほぼ同じラインに設定(清風高校など)するそうですので、統一日に受験できなくても不利にならないでしょう。

いずれにしても、入試の当日まで何らかの変更が生じる可能性があるので、学校ホームページの確認することと、当日は時間的に余裕を持った行動をしておけば大丈夫です。落ち着いて最後の仕上げに取り組んでください。

【2022年度中学入試】帝塚山学院中学校説明会【早くもスタート②】

2021年1月26日

昨日に続いて、「早くも」シリーズ第2弾。 昨年よりもさらに多くの受験生を集めた大阪市住吉区の女子校「帝塚山学院中学校」でも2月から説明会スタートです。こちらは各地に出向いての「ミニ説明会」形式ですが、東は京橋、西は西宮、南は泉大津・泉ヶ丘、北は千里中央と関西学院大学との提携も関係しているのでしょうか、大変広い守備範囲となっております。しかし、「ミニ説明会」ですので、各会場の定員は限られているようです。事前申し込み方式になっていますので、ご興味のある女子小学生(3年~5年)及び保護者の方はお早めにお申し込みください。

【2022年度中学入試】大谷中学校説明会【早くもスタート①】

2021年1月25日

近畿圏では私立中学校の大半の日程が終了し、ようやく入学者が確定しつつありますが、このタイミングで2022年度入試に向けた説明会の案内が届きました。もちろん対象は「新」6年生、5年生(つまり今の小5と小4)となっております。理系に限らず思考力や論理性を大切にするこの学校の教育はどんなものなのかを見てみてはいかがでしょうか。 申し込みはwebで先着80名となっております。2/5(金)正午より申し込み受付開始となっておりますので、その日を忘れないようにカレンダーに記入しておきましょう。

大阪公立中高一貫校 志願倍率2021

2021年1月22日

いよいよ今年も大阪の公立中高一貫校の入試が迫ってまいりました。(試験日は1月23日) 志願倍率は3校とも昨年よりも落ち着いた数値になっていますが、それでも大阪市立の2校は4倍越えです。今年3年目の水都国際中学校も予想通りの約4.5倍、咲くやこの花中の「ものづくり」は6.5倍と、とても厳しい戦いとなっております。

発表は1週間後です。さて、今年の開成教育グループの占有率はどうなるのか!どきどき。

【まだ間に合うぞ】大阪国際大和田中学校「OPEN入試」【中学入試】

2021年1月21日

以前このエントリーでも紹介しましたが、2022年には全面移転する大阪国際大和田中学校は、今年も多くの受験生を集めましたが、そちらから「OPEN入試」という追加日程の案内が届きました。ご覧のように2教科+面接の入試です。試験時間も1科目30分とそれほど大変な試験ではなさそうです。詳しくは学校のホームページをご確認ください。

ところで、その新しく誕生する学校に関する特設サイトもできたようです。今年受験して入学しておけば、中2~高3までの5年間、真新しい校舎で充実の学生生活を送ることができそうです。中学受験を考えていなかった小学生の皆さんもいかがでしょうか。

【大阪】私立高校入試 面接試験中止の動き

2021年1月20日

新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていますが、あと20日後に迫ってきた私立高校入試にも影響が出てきました。 こちらは昨年11月に発表された大阪高校からの文書です。

2日目に行う予定だった面接を取りやめ、昼食時間を挟む1日目の日程を2日間に分散して、午前中で帰宅させるという作戦です。これならマスクを外す時間を最小限にすることができます。

浪速高校は2日目の面接試験を取りやめて、1日で試験を終了させるという変更を発表しています。

金光大阪高校からも面接を中止するとの連絡が入りました。面接試験は、受験生にとっても服装や態度を見直すいい機会だったと思うのですが、待機時間や場所も必要で、多くの生徒を長時間滞留させることにもなり、受験生同士の会話なども含めて感染拡大のリスクの方が高いと判断した結果だと思われます。面接試験そのものは無くなっても、入試当日はふさわしい服装と態度で臨みましょう。

東京都 公立高校 志望予定調査

2021年1月19日

東京都教育委員会から、2021年度入試における、公立高校の志望予定者調査が発表されました。東京の公立高校は男女別に定員が設けられていますので、男女別の倍率が発表されているのですが、男女ともトップは三田高校。旧制高等女学校をルーツに持つこの学校は1950年から共学化、2007年からは進学指導「推進」校(「重点」校ではない)にも指定され、早慶上智ICU126名、GMARCH352名など、大学進学実績でも輝かしい実績を上げています。69人の管弦楽団(弦楽部+吹奏楽部の一部)は2019年の全日本オーケストラフェスタにも出演、公立なのに屋内温水プールも完備などと部活動も設備も充実。そりゃぁ人気もでるでしょうよ、といった学校です。もちろん、4年間連続東京大学10名以上合格の戸山高校や昨年度北海道大学13名など、難関国公立の合格実績を誇る青山高校(因みにどちらにも管弦楽団がある・・・)なども安定した人気です。これら進学指導重点校についてはこの時点での希望者数より、実際の出願が増える傾向がありますので、注意が必要でしょう。(以下は東京都教育委員会のホームページhttps://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/release20210107_01.htmlの配布資料(2)より抜粋)

【京阪神】中学入試ラストチャンス【追手門学院の2校】

2021年1月18日

地域によっては多少天候も崩れたこの土日。中学校受験に参加した皆さま、お疲れ様でした。いつもの力が出し切れた方は結果を待つばかり。一方、不完全燃焼だった受験生への朗報もございます。今年はコロナ禍の影響もあり、例年ほぼ2日で終わっていた入試日程に加えて今からでも出願できる入試日程が増えています。 そんな中、追手門学院の2校は今週末に入試が行われます。基本は2教科入試(大手前のみ理科が加わった3教科型もあり)各種検定の加点制度もありますので、資格がある小学生にも是非お勧めです。

出願はインターネット出願です。詳しくは学校のホームページをご確認ください。

2021年度 大学入試概況(中間報告)

2021年1月15日

2019年11月1日の大学入学共通テストに関わる英語外部検定の取り扱い変更や、記述式導入の見送り、コロナ禍による2020年2月27日に出された一斉休校要請にともなう3月から5月に至る休校に加え、2020年9月のe-ポートフォリオ消滅などとボコボコに翻弄され続けてきた今年の大学受験生たちですが、この状況の中でどのような入試動向になっているのか、まとめてみました。

【学校推薦型選抜・総合型選抜利用者は微増】  大学入試改革の混乱を避けるべく、5年ほど前から有名大学附属または提携している中学校、高等学校の難易度、競争率は向上しているのと同じように、学校推薦型の利用も増える動きも見られました。(上宮高校プレップコースが顕著)しかし、3月以降、対外試合や研究発表の場が失われたためでしょうか、総合型での出願そのものを見送る受験生もおり、結果的にトータルではほぼ同数となりました。

【関西圏から首都圏への受験生は激減 西日本から関西圏への受験生も減少】  長距離移動を避ける流れは受験生にも見られます。現段階の推薦系の入試結果からの分析ですが、関西圏から首都圏への出願は昨年よりも大きく減っています。少なくとも開成教育グループからは早慶上理が半減、GMARCHが2割減しています。一方、学校選抜型(公募推薦)に関して関西圏の30大学の出願者数は昨年比で5.3%減。志願者が最も多い近畿大学と2位の龍谷大学が昨年の揺り戻しで10%以上増やしていることから、実際には昨年よりも大きく減らしている大学が多く、関西圏への流入減少と一人当たりの受験回数減少のダブルパンチを受けている様子がわかります。その裏では、岡山理科大学が志願者を増やしているなど、地方の受験生がその地域に留まる動きとなっています。また受験であっても人混みに出かけることへの抵抗感があるようです。中学受験の県外入試(統一日の前哨戦として利用される近畿圏以外の私立中の大阪会場入試など)の受験者が激減(香川誠陵中志願者は前年の4割減)と同じような現象が大学入試でも見られます。大学へのアプローチがバスに限られる京都産業大学、摂南大学もマイナスとなっています。

【看護系・医療関係(コ・メディカル)志願者増】  ほぼ1年間毎日のように繰り返し報道されている医療現場の大変な状況や治療薬・ワクチン開発への待望感なども受験動向に影響が出ています。特に看護系は厳しい労働状況の報道を受けて、志願者が減るのでは、といった声もありましたが、現段階では看護系は志願者増、景気悪化の影響からトータル学費の高い薬学部は減少が見込まれましたが、昨年並み、理学療法や救急救命など医療関係資格系が増となっています。特に人工呼吸器「ECMO」の操作が学べる臨床工学やPCR検査の臨床検査、放射線の志願者は数が増えているだけでなく、説明会参加の段階から友達同士で来るのではなく、進学校からの一人での参加が増えるなど意識の高い受験生が集まった(森ノ宮医療大学)といった声も聞かれます。今の18歳は意識が高いようです。

大学入学共通テストが終わればいよいよ後半戦。既に主要私大の出願動向も見えてきましたが、関西では最難関の同志社が昨年並みと、上位に関しては昨年並みの戦いとなりそうです。これからが本命の受験生の皆さんは、体調管理に気を付けて、最後の調整に臨みましょう。