関西大学のオープンキャンパスと説明会

2017年5月22日 月曜日

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130周年記念行事が終わり、キャンパス周りの整備も行われ、年々豪華になる関西大学ですが、6月にもオープンキャンパスと説明会が開催されます。

オープンキャンパスについて・・・

6月11日(日)は千里山キャンパス

6月25日(日)は高槻キャンパス(総合情報学部)と高槻ミューズキャンパス(社会安全学部)です。

私としておすすめしたいのは、両日とも参加することです。まず、さらにきれいになった千里山キャンパスには是非足を運んでもらいたいのですが、一度総合情報学部、または社会安全学部とはどのようなものなのか、どのような設備が用意されているのかを自分の目で確認してもらいたいと思うのです。残念ながら6月25日は同じ高槻市内にありながら2か所を移動するには時間がかかるので、どちらかの一方の参加になると思います。駅から距離のある総合情報学部もJRの摂津富田駅(阪急京都線の富田駅も近い)からバスが頻繁に出ていますので、それほど距離感は感じません。特にこの日は無料送迎バスが運行されるそうですので、平日に自分で見に行くよりお得ですね。

かつては庶民的なイメージのある大学でしたが、今や研究成果も目覚ましく、企業や行政とのコラボも多く、意欲的に学ぶ学生が増えてきたように思えます。それに加えて図書館や博物館もリニューアルされ、学習環境もさらに向上しています。是非ご覧ください。

説明会は名古屋以西の12会場で開催されます。こちらはPDFをご覧いただくか、大学のホームページでご確認ください。

ところで現在発売中の「週刊ダイヤモンド」5月20日号(関西流企業の逆襲 大阪・京都・神戸はなぜ強い?)には関西の大学、大学生の強さも説明されていますので、併せてお読みください。

 

ついに大学入試センター試験から英語が消える???

2017年5月18日 木曜日

「文部科学省は16日、大学入試センター試験に代わって2020年度に始める新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案と問題例を公表した。国語と数学は記述式問題を3問ずつ出題。英語は20年度にも共通試験を廃止し、民間の検定・資格試験に移行する。「知識偏重」から脱し、思考力や表現力を測る入試への一歩とする。」(17日 日本経済新聞)

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新テストについて、また少し動きが見られました。今回のプレスリリースでは新テストの名称が、「大学入学希望者学力評価テスト」という寿限無的な名前から、「大学入学共通テスト(仮称)」と変わったところと、数学や英語の問題例が示されたところが新ネタですが、NHKニュースでは、「センター試験から英語がなくなる」という表現がなされたそうで、確かに英語で民間試験を利用ということは、国として問題作成を放棄することだなぁと改めて感じました。当然ですが大学入試は指導要領とシンクロしており、スポーツに例えればルールがあって、それを身に着けた選手を、審判が判断するというのと同じようなものだと思うのですが、指導要領と関係ない文脈で作られた検定試験で合否を決めるというのは、いきなり審判から「おれがルールブックじゃぁ」といわれるようなものかもしれません。と、愚痴っていても仕方がないので、学校も英検やTOEFLに対応できる授業に切り替えなくてはいけません。(開成教育グループでは昔から英検の準会場となるなど英検に対して積極的に取り組んでおります。)それはさておき今までに発表された内容も含めて、簡単にまとめてみました。

英語については(A)案と(B)案がまだ決めきれていないとのことで、6月に発表される見込みです。ところでその(B)案の2023年というのはなんだろう、4浪までOK?? という意味ではございません。

先に述べたように、指導要領とテストは関連しますので、改訂された指導要領で学ぶ高校生が受験を迎える2024年には教科、科目も含めて大きな変更が見込まれます。特に「理数探究」という科目が高校で設置されますので理科と数学を融合した合科型のテストも導入されるようです。(実はこの科目名は「数理探究」と高大接続システム改革会議最終報告では表記されていましたが、数理=数学の理論、という意味もあるので、中教審としては 理科+数学=「理数」とするようです。)このように大きく大学入試が変わるのは実は2024年、つまり今の小5も大きな影響を受けることになります。小5以下の保護者の皆様、大学受験は高校になってから考えようとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、中学校、小学校のそれぞれの段階での学習も重要になってきます。一日も早く、変化への対応力の高い開成教育グループにお越しください。

あと3年後(またはあと7年後)に迫った新テスト、また新たな内容が判明しましたらここでお知らせしていきたいと思います。

 

近畿大学オープンキャンパス

2017年5月16日 火曜日

3月から始まっている近畿大学オープンキャンパス、夏前のスケジュールが送られてきました。さて、この申し込み方法はと・・・・?事前申込不要?

多くの大学では定員限定のイベントを企画し、その申し込みをWeb上でさせるというのが広まってきましたが、Web出願を早くから取り入れたこの大学にとっては、もはやこのシステムは陳腐化したという事でしょうか、はたまた、人数が増えすぎたからでしょうか(何と言っても西日本最大のオープンキャンパス動員数!)近大の技術力があれば軽くできると思うのですが、Web申し込みをあえて取り入れていません。なんだか他の大学の1周先を走っているような感じです。3月はマグロ解体ショーなど「こてこて」の企画でしたが、今回は受験生向けの英語学習法講座、研究内容の紹介、キャンパスツアーなど真面目な企画もあるようです。この欄で以前紹介した新しい施設も見学できるようです。お時間がありましたら夏期講習の合間にいかがでしょうか。(数量限定ですが近大マグロやカンパチも食べることができそうです。お魚好きの方もどうぞ。)

 

AO入試も学力試験義務化 国公私大、平成32年度から(文科省方針)

2017年5月12日 金曜日

「文部科学省が全国の国公私立大に対し、書類や面接で選考するアドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試でも、平成32年(2020年)度から学力をみる試験の実施を義務付ける方針を固めたことが10日、同省への取材で分かった。入学者の一部に学力不足が指摘されており、一定の学力を求めるのが狙いという。(5月11日 産経ニュース)」

 

定員の半数以上は一般入試(学力検査)で募集しましょう、というのが文部科学省の既定方針ですが、実際には私立大学全体では一般入試での入学者率が2015年度で48.7%と半数を割り込んでいるのが実情です。中には10%を下回っている大学(つまり推薦入試で入学している学生が9割以上!)もあります。もちろん公募推薦のように学力試験を行う推薦入試もありますし、高校での成績が優秀であった、スポーツなど特技が認められたなど、推薦に値する学生も数多くいるとは思いますが、基礎学力を問われずに入学している学生も多数存在していると思われます。2006年から全国の全日制の高校約5,200校に「指定校推薦枠」をばらまいたという不思議な大学の場合は、もはや生徒を選抜しているのではなく、単に募集しているといわれても仕方がないと思います。

大学の先生方の中にも、授業についてくることができない学生が増えた、授業レベルを下げなければ理解してもらえない、といった声が聞かれます。中には私語を注意しながら中学校内容から説明をしなければならない授業もあるのだそうです。大学の先生も大変です。

学生にとっても、せっかく時間とお金をかけて大学に行くわけですから、それなりの教育水準は維持してほしいと感じていると思います。そのためにも入学時にも学力試験をかならずやりましょう、という今回発表された方針は歓迎されるのではないでしょうか。

しかし、学力試験を行うことで学生募集が苦しくなる大学は、さらにさまざまな広報戦略が求められることでしょう。

第39回 私立大学進学説明会 3会場で開催されます

2017年5月11日 木曜日

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「近畿一円の65大学大集合」です。

これまた大規模な説明会が開催されます。

神戸会場:5月27日(土) 神戸サンボーホール

大阪会場:5月28日(日) 梅田アウラホール

京都会場:6月25日(日) みやこめっせ

3日程とも正午から16:00までです。こんなに大学があったら大変ですよね、というわけで進路支援のアドバイザーとして当社からも一部参加する予定です。

高校生の皆さん、是非ご来場ください。

 

2017東京12大学フェア in大阪

2017年5月1日 月曜日

文部科学省の「学校基本調査」によりますと、東京の高校を卒業した者のうち、大学進学者の65.7%が東京の大学に進学するそうです。それに比べると大阪の場合は56.3%と低くなっていますが、それは京都や兵庫の大学にも進学しているためです。旧帝国大学を例にとっても首都圏には東京大学しかありませんが、関西圏には京都大学、大阪大学と二つもありますので、府県をまたいでの流動性が高く、実は関西圏から外に出る割合はそれほど高くありません。

このように関西圏には東京の大学を目指している高校生は多くは無いのですが、「早慶上理」と呼ばれる最難関レベルの学校群や、法学部で有名な中央大学、神道や哲学・史学が学べる國學院大學、医学部・海洋学部もある東海大学など、東京には特色のある大学も多くあります。

今回これらの大学合同の説明会が大阪で開催されます。自分にとって魅力のある大学が見つかるかもしれません。申し込みは不要とのことですので、6月17日(土)梅田に出かけて見てはいかがでしょうか。

 

分野別の高校生向け入試説明会

2017年4月28日 金曜日

ご近所の会社からご案内をいただきました。高校生向けの進学説明会です。

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最近大学合同の説明会もよく開かれるようになってきましたが、こちらはテーマ別の説明会となっています。

特に5月9日(火)の説明会は、今人気の医療関係や栄養、心理など、人にかかわる分野の学部やコースがウリの大学が集まるようです。5月14日(日)は専門学校まで呼んで女子向けの説明会となっています。5月9日(火)は平日ですが、18:30までやっているようです。他の2日程は日曜日の昼からです。興味のある高校生はぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

 

8大学を合計してみました

2017年4月14日 金曜日

関関同立と産近甲龍のランキングを紹介しましたが、それならその二つを足したらどうなるの、というお声も頂戴しましたので作ってみました。 8大学をそれぞれ色分けすると見にくくなりますので、関関同立と産近甲龍を2色に塗り分けてみました。

やはり進学に強い学校が並びます。1位は文理学科併設の公立トップ校の一つ四條畷高校ですが、2位から4位まで私立が並んでいます。700以上の合格数、さすがです。そのあとも石山、生野、茨木、と公立のトップグループが並んでいます。そのあと、草津東、東大津、三島、池田、泉陽といった、高校入試の難易度では、2番手以下の学校が続きます。三島と泉陽はともに学校行事が充実しており、部活の加入率が高いなど、のびのびと生徒が自主的に活動しているイメージが強い学校ですが、近年大学進学にも力を入れており、現役での合格数も向上しています。こちらも卒業者数で除して学校規模補正を加えてみました。

御覧のように、やはり近畿外からのランクインはありませんでした。通学が困難な距離からの志願者は全国的に減少しているといわれますが、特に私立大学の場合は学費の問題も含めてその影響が強く出ているのでしょう。

高校入試の難易度ゾーン別にみてみましょう。占有率125%以上の50校の入試難易度(開成公開テスト基準偏差値)と占有率を散布図にしてみました。高校募集を行っていない学校は推定値、複数学科がある学校は定員が多い方のコースの偏差値を代表値としています。 縦軸が難易度となりますので、同じゾーンで右に行くほど関西8大学に強い学校ということになります。ただし、上位ゾーンでは国公立大志願者層も増えますので、左に位置していることが、大学入試に弱いという意味にはなりません。あくまでも関西のトップ私大受験に強いのかどうかの判断材料として御覧ください。とはいえ、これらの学校は占有率が125%以上とそもそも高めの集団ですので、いずれも難関私大に強い高校だといえるでしょう。

 

産近甲龍につよい高校

2017年4月13日 木曜日

今日は産近甲龍の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。ベスト50です(50位と51位が同数ですので、51校です。)

(数値は週刊朝日を参考にしています。空欄は高校からのアンケートで無回答という意味ですので、ゼロでない可能性もありますが、集計上一応ゼロとして集計しています。)

東大津、草津東、桃山学院の3校が抜きんでています。ただし東大津と草津東は京都産業大と龍谷大の割合が高いのに対し、桃山学院は近畿大学だけで240名合格しており、大半を占めています。近畿大学だけでランキングを作ると、1位は桃山学院、2位は泉陽、3位は清風、4位は清教学園、5位は初芝富田林と2位の泉陽以外は私立高校が並んでいます。募集定員のうち理系が占める割合が高く、難易度も上がっているため私立の進学校の優位性が表れているということでしょうか。

しかし、公立高校も健闘しています。昨日と同じように卒業者数で割って、学校規模による有利不利を補正してみました。

この補正を加えると、1位から7位まで公立高校が並びます。1位の草津東は体育科もあり、サッカーも全国レベルという学校ですが、大学受験に関しては推薦制度の利用を勧めないなど、私立の進学校のような方針をとっているようです。2位の東大津は部活も盛んな学校ですが、レベルが高い教材を使用し、高1から大学入試を意識した内容で授業が進められています。公立としては規模が小さい八日市高校や槻の木高校も上位にランクインしています。槻の木高校は単位制普通科の進学校として、14年前に作られた学校です。(正確には旧高槻南高校と旧島上高校を統合し、旧島上高校の校舎に設置)2学期制(半年で単位を認定できる)というメリットを生かして機動的なカリキュラムが組まれています。2学期制といっても前期、後期にそれぞれ3回、つまり年間6回の定期テストがあり、長期休暇でも受験対策の補習授業が組まれ、先生も生徒もとても忙しい学校なのですが、国公立大学への合格者数も伸ばしており、進学校として立派な実績を上げています。

この、槻の木高校と八日市高校、ともにこの春の高校入試に関してはなぜか低倍率となりました。(槻の木高校は1.03倍、八日市高校はまさかの0.99倍)御覧のような進学実績をたたき出している高校ですので、狙い目だといえるでしょう。

 

関関同立に強い高校

2017年4月12日 水曜日

今回は関関同立の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。250名以上の実績のある上位53校です。

(数値は週刊朝日を参考にしています。関西学院大のみ実人数での発表で、他の3大学については合格回数の合計数です。)

この数値ですと、大規模校の方が有利になりますので、卒業者数で割った「占有率」でランキングを作ってみました。こちらは上位50位までです。

一人で2合格以上するために、上位の方では100%を超える数値となっています。もちろん、このランキングの上位に位置していない学校には、国公立大学をメインに考えていて関関同立受験をしない生徒が多い学校も含まれていますから、学校の受験学力の優劣を表すものではありません。しかし、このランキングに入っている学校は少なくとも難関大学を目指す生徒が集まっている進学校だといえるでしょう。

学校選びの御参考になさってください。