【休校中も】大谷中学校・高等学校(大阪)全力稼働中【大忙し】

2020年4月24日 金曜日

今年の大学入試でも医学部医学科合格が22名と、進学実績も躍進中の大阪阿倍野の女子校「大谷中学校・高等学校」も他校と同じように生徒さんは学校に来ることができません。で、先生は何をなさっているのですかと失礼を承知で電話でお伺いしたところ、先生方の頑張りが画像付きで送られてきました。

その①【授業動画撮影】  こちらは話に聞いただけですが、昨日段階で300本以上の授業動画を撮影し、生徒さんが利用できるようになっているそうです。生徒さんが集中して見ることができるように15分以内にしているそうです。この動画授業ライブラリー、貴重な財産になりそうです。 (こちらの動画は非公開のため画像はございません)

その②【オンラインで個人面談】 先生が時間を決めてお一人ずつオンラインで春の面談を行っています。右側のパソコンで生徒の成績などの個人資料を見ながらタブレット型の端末で面談しているようです。

その③【課題や生徒手帳の送付作業】 この画像は某密林ドットコムのピッキング作業ではございません。中2の担任が、生徒向けの配布物をレターパックに詰めているところです。提出用の返信用レターパックも同封されています。この日の午後の集荷に向けて、先生方大忙し。宿題がわからないなど、教科に関する質問もできる仕組みになっているそうです。

その④【職員室では電話かけ】 担任の先生が直接生徒のおうちに電話をかけて生活時間帯や健康状態のチェックを行っているそうです。オンライン上での提出物でも様子はわかりますが、直接声を聞くというのも安心感があって良いですね。因みに奥の先生方は生徒向け掲示板を作成しているところだそうです。

その⑤【校地整備中】 生徒さんがいないので、工事もスムーズ。校地整備の最終段階、ノースガーデン「恵の杜(めぐみのもり)」の整備が進んでいます。植物園のように種類ごとの名札も付いているようです。

と、このように全員にタブレットなどのICT機器を持たせているわけではない学校であっても、この休校期間中、デジタルとアナログを組み合わせて、学習の遅れを最小限にしようとする手厚いサービスが届けられており、併せて開講に向けた準備も着実に進んでいるよ、というお話でした。お忙しい中、いろんな写真ありがとうございました。

↑ 「センターコート」から見た校舎。つまり今まで東大谷の建物があったために見ることができなかった側からの景色だそうです。

【大阪でも】関西大学中等部高等部のオンライン授業【100%完全実施②】

2020年4月23日 木曜日

高槻の関西大学中等部・高等部では、4月13日から時間割通りの授業を全生徒に提供しています。ここで、ICT化が進んでいる学校でもネックになるはずの新入生にはどうしているのかなと思えば、こちらの学校ではiPadを家庭で準備するというルールなのだそうで、結果的に問題なく新入学生にも授業が提供できているとのことです。

実は3月10日~18日にこの学校ではすでにオンライン授業を実施していました。体育ではラジオ体操を録画して提出、理科では実験動画を見てからのディスカッション、英語では単語テストをクイズ形式で行うなど、オンラインならではの工夫があり、一日の終わりには振り返りコメントを提出して終わり、という楽しそうな授業です。4月もフルサイズの授業が提供できるというのは京都のノートルダム女学院と同じように、3月に準備をしていたというのが大きいようです。今では先生方の出勤回数も大きく減らし、出勤している間に動画撮影、指導は自宅から、というリモートワークも取り入れて先生方の安全面にも配慮しています。逆に学校行事や部活が無い分、スムーズに授業が進む、とのことでした。頼もしい限りです。

【大阪でも】金蘭千里中学校高等学校のオンライン授業【100%完全実施①】

2020年4月22日 水曜日

吹田市の金蘭千里中高でも休校に伴ってオンライン授業を取り入れています。 こちらの学校では朝礼のあと、月水は6限、火木金は7限、土は4限の50分授業を実施し、そのあと終礼を行うという、フルサイズの学校生活をオンラインで提供しています。通信ソフトの問題など、日々先生方が試行錯誤している様子が学校ホームページより伺うことができます。さすが週刊誌で生徒を伸ばせる学校と評されただけのことはありますね。1か月スタートが遅れている学校が多い中で、なんとしてでも授業を届けようという熱意が感じられる学校なのでした。

【在校生100%】京都ノートルダム女学院中学高等学校のオンライン授業【完全実施】

2020年4月20日 月曜日

ついに緊急事態宣言の対象地域が全国になるなど、学校教育の正常化にはまだまだ時間がかかりそうな状況です。多くの生徒さん方は自宅に籠って学校から与えられた課題をひたすら解くという孤独な日々を送っているようですが、そういえば京都で初めてオンライン英会話を導入したといわれるノートルダム女学院はどういう状況かなと思ってホームページを見てみると・・・

さすがでございます。一部のクラス、コースが対象というわけではなくて、中高6学年の全クラス、つまり100%の生徒にオンライン授業が提供できているようです。まず、朝のオンラインホームルームから一日が始まります。その後3コマの45分授業を、実技教科も含めて実施しているそうです。実は突然休校要請があった2月末の段階で準備に入り、3月の終業式とその後のホームルームもオンラインで開催するなど1か月以上の準備や試行期間を経ての実用化です。情報通信機器と通信ソフトがあれば生徒とはオンライン状態にはなりますが、授業として成立させるためには様々な工夫が必要です。この点でもこの学校は一歩先に進みましたね、というお話でした。

【おうちに】立命館宇治中学校・高等学校オンライン個別相談【いよう】

2020年4月10日 金曜日

 昨日YouTubeを利用の「オンライン始業式」が行われた立命館宇治中学校・高等学校は本日から先生方は基本的に自宅待機しておられます。といってもお休みというわけではなく、生徒さんとはClassiを利用して連絡を取り合っているようです。また13日からは本格的にオンライン学習指導を行います、などという連絡が学校のホームページに日本語と英語で掲示されています。校長先生も外国の方ですので学校内では英語が公用語なのかもしれません。

さて、その立命館宇治中学校・高等学校は2021年度入試に向けた個別相談会もオンラインで実施するとのご案内が届きました。

カメラの付いたスマートフォンやタブレットがあれば、世界のどこからでも個別相談が可能です。いろんな意味で最先端のこの学校、緊急事態宣言が出ようが、教育活動についても募集活動についても手を休めることはございません。ご興味のある方はQRコードをスキャンしてみてください。

【3つの密を】大谷中高(大阪)「デイリー個別相談会」【避けましょう】

2020年4月9日 木曜日

新型コロナウイルス感染症の影響で、この春に行われるはずだった入試説明会はことごとく中止に追い込まれ、このエントリーで紹介したものでも中止を余儀なくされているものがあります。「密閉・密集・密接の3つの密」を避けなくてはいけない状況ですのでやむを得ないのはわかっていますが、素晴らしい教育活動を伝える機会が減るのは実に残念です。そんな中で理数教育でも定評のある大阪阿倍野の「大谷中学校・高等学校」は「予約制」で「個別」の相談会を実施します。これなら密集になりませんから中止になる恐れもありません。但しカレンダーでHと書いてある「あべのハルカス」会場は、あべのハルカスそのものが閉館になる可能性もありますので、電話でお問い合わせください。(因みにHはハルカス、Gは学校の略です)前日の16時までにお電話でお申し込みください。

(小さい声で業務連絡・・・塾の先生もウエルカムだそうです)

【新しく誕生】京都府立宮津天橋高等学校 清新高等学校【その②・その③】

2020年4月8日 水曜日

明治期に京都に5つの府立旧制中学校と2つの高等女学校が設立されました。

京都第一中学校(現在の京都市洛北高等学校)

京都第二中学校(現在の京都府立鳥羽高等学校)

京都第三中学校(現在の京都府立福知山高等学校)

京都第四中学校(その後の京都府立宮津高等学校)

京都第五中学校(現在の京都府立山城高等学校)

京都府立第一高女(現在の京都府立鴨沂高等学校)

京都府立第二高女(現在の京都府立朱雀高等学校)

いわゆる「ナンバースクール」と呼ばれた旧制中学校はその後、名門校として発展しているわけですが、その中の旧制第四中学校の宮津高校の名前がなくなるというお話です。 こちらも京都府北部の人口減に伴う2校の統合なのですが、お相手はウェイトトリフティングや合唱で有名な「京都府立加悦谷高等学校」。これまた距離が車で20分以上と離れていますので、「京都府立丹後緑風高等学校」と同じように学舎制として、校舎そのものの統合はしない形になります。つまりその名も「宮津天橋(みやづてんきょう)高等学校宮津学舎」と「宮津天橋高等学校加悦谷学舎」ができたというわけです。もちろん同じようにICT活用の合同授業も展開される予定です。

また宮津高校には舟屋で有名な伊根町に「宮津高校伊根分校」という定時制の分校がありましたが、こちらと昨日紹介した網野高校の間人(たいざ)分校と峰山高校弥栄(やさか)分校の3校が統合されて、弥栄分校の場所に新たな定時制総合学科の「京都府立清新高等学校」ができました。こちらは新たな校舎が建築され、今年の新入生は真新しい施設が使えるようです。

というわけで、4つの高校と3つの分校が、3つの高校になりました、というお話でした。

【新しく誕生】京都府立丹後緑風高等学校【その①】

2020年4月7日 火曜日

昔むかし、明治時代の後半から大正にかけて、京都には農学校がいくつも作られました。 明治26年 京都府蚕糸組合立高等養蚕伝習所(今の京都府立綾部高校) 明治33年 東八田村立農学校 明治35年 熊野郡立農林学校(後の京都府立久美浜高等学校) 明治41年 加佐郡立河守養蚕学校(今の京都府立大江高等学校) 明治41年 船井郡立実業学校(今の京都府立須知高等学校) 大正8年 南桑田郡立実業学校 と、このように100年以上の時を経て、4校は高等学校として存続していますが、その中の久美浜高校と、これまた70年以上の歴史があり、伊調千春・井上謙二・高谷惣亮といったレスリングのオリンピック選手も輩出した京都府網野高校が合併し、この4月から新たに「京都府立丹後緑風高等学校」が誕生しました。

しかし、この2つの学校は20㎞ほど、乗用車で30分以上(梅田~兵庫川西と同じくらい)離れており、どちらかの校舎に統合すると、そうでないほうの生徒が困るであろうとの判断もあったのでしょう、「京都府立丹後緑風高等学校 久美浜学舎」「京都府立丹後緑風高等学校 網野学舎」としてそれぞれの校舎は残す、という作戦に出ました。だったら一緒にする意味は?と疑問に感じましたが、久美浜学舎には「みらいクリエイト科」「アグリサイエンス科」が、網野学舎には「普通科」と「企画経営科」が設置。制服は一緒、ICT利用で遠隔授業を行うというわけで、2校とも4学科の選択が可能になった、というイメージです。部活動も段階的に統合し、一つの学校として対外試合などに参加するという計画です。

伝統校の名前がなくなるのは一抹の寂しさを感じますが、より良い学びの環境を整えるためには必要なことなのでしょう。

【どうなる】英語民間試験の扱いについて【こっちもピンチ】

2020年4月6日 月曜日

新型コロナウイルス感染症の影響が、来年度入試にも出てきそうです。 3月のGTECも中止、4月実施予定だった「英検1day S-CBT」も中止、TOEFLに至ってはアメリカの事務所が閉鎖されているため、スコアの送付も行われていないという状況のようです。昨年11月に突然、文部科学大臣によって英語共通テストへの英語外部試験の利用延期が発表されましたが、あくまでも結果論ですが、中止表明はどうやら正解だったようです。

しかし、大阪府公立高校入試のように民間試験による取得スコアや級を「見なし得点」として利用されるケースや、立教大学のように一般入試のほとんどの募集単位で英語という科目を外して外部検定を利用するという場合など、外部試験の結果があれば有利、または必要な入試を考えた場合、年度後半の日程に受験生が集中する可能性があります。というわけで、世の中が正常化してからの話ではありますが、希望の会場が満席になる前に、早めに申し込みをするようにしましょう。

【スクープ】ノートルダム女学院中学校コース改変【みんなグローバル】

2020年4月2日 木曜日

京都東山のノートルダム女学院中学校からオープンスクールのご案内を頂きました。まあ、コロナウイルス感染症のこともありますから、できないかもしれませんが・・・とのことですが、京都大学に2名合格、へぇ、すごいなー、と思いながらチラシを見ていると、おおお?コース改変?

今までSTE@M探求(=理数系教育)、グローバル英語(=英語+国際理解教育)、プレップ総合(=言語技術教育)の3コース建てだったのですが、グローバル英語コースの1期生のうち13名は英検準一級に合格するほどの成果が上がっていまして、その刺激もあってか、今では結局どのコースでも効率的かつ高度な英語教育が行われているようです。だったら、探求にもグローバルを、総合にもグローバルを載せて2つにすればいいんじゃないかな、となったようです。

というわけで、3種類の特徴的な教育の2種盛りみたいなコースが二つできることになります。いやそれ以外に以前紹介したように文化度の高い課外活動、課外レッスン、抜群の環境面も含めると豪華5種盛り?

ちなみに高校からは今までの3コース制を維持するようですので、豪華5種盛りを楽しむためには特に中学からがお勧めとなっております。今後の説明会などで詳しくお聞きください。

【追記】オープンスクールはインターネットでのバーチャル開催となります。詳しくは学校HPをご確認ください。