関西福祉大学 金光藤蔭高等学校の説明会に行ってきました

2016年10月3日 月曜日

大阪市生野区にあります「関西福祉大学金光藤蔭高等学校」の説明会が行われましたので行ってきました。「関西福祉科学大学高校」と間違えられることもあるそうですが、そちらは大阪の柏原市と少し離れたところにあり、この学校とは関係無いそうです。

かつては「浪花女子高等学校」という女子校でしたが、1999年の男女共学化と併せて「金光藤蔭」と改称され、2012年から今の校名になったそうです。このように元女子校ですが、今では男子:女子=約2:1と男子の方が多い人数バランスです。しかし学校に行ってみると元気な女子が多い印象でした。

校名をダジャレに使うという思い切った表紙のパンフレットですが、内容は至って真面目です。「駅から近い」「生徒に近い(親しみやすい)」「夢に近い」という意味を込めて「近いんです!」と表現しているわけです。

コースは「文理進学」・「エンカレッジ」・「ITライセンス」・「アートアニメーション」・「ライフクリエイティブ」・「トップアスリート」、と募集時点から6つのコースに分かれています。(エンカレッジとトップアスリートは専願のみの募集となっています。)

校長先生のあいさつやコース説明の後、卒業生2名のスピーチが行われました。一人目は調理や理容・美容といった専門学校に進むことを想定した「ライフクリエイティブ」コースの卒業生ですが、佛教大学文学部に進学した女子です。自分の夢が見つかるのが遅かったけれども、この学校ではそんな生徒もサポートしてくれるという内容でした。なるほど、コースは細かく分かれていますが、柔軟な対応をしてもらえるようです。二人目は大学に進学するコースから京都教育大学に合格した女子です。中学校の時には不登校気味であったが、この学校のアットホームな雰囲気と学習面での基礎からのフォロー、シンガポールでの異文化体験などを通して自信をつけ、吹奏楽部と受験勉強の両立を成し遂げることができたという話でした。

その後の先生の説明で納得できましたが、奈良女子大学や大阪教育大学の研究室の協力によって、臨床心理士や教員を目指す大学院生などが学内カウンセラーとして学習相談に乗ってくれるというシステムが出来上がっているそうです。大人数の中での競争が苦手なタイプの生徒でも安心できそうです。なるほど、生徒に「近い」!

「アートアニメーション」は、なんと部活から発展し、今も部活(漫画・声優部)と連携しているという珍しいコースです。2年生から制作と声優の2分野に分かれて学ぶことになっています。アニメ制作のために一人一台iPadが貸与され、大阪アニメーションカレッジという専門学校とも提携しており、希望者はそちらに進学してさらにプロのアニメーターや声優を目指すというシステムになっています。なるほど、夢に「近い」学校です。

部活動も盛んですが、運動部では女子ソフトボール、男子バスケット、男子バレー、ラグビー、柔道、サッカーの6つ、文化部では吹奏楽と和太鼓が強化指定クラブになっています。先日開催されました「開成進学フェア」でも、この学校の和太鼓部に演奏をお願いしましたが、見事にシンクロしつつも躍動感あふれる素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

この日の説明から、コース制のみならず、補習のシステムやカウンセリングシステムなどきめ細かな対応がなされている学校との印象を持ちました。

10月にも2回ほどオープンスクールがあるようですので、興味がある中学生は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

初芝立命館中学校・高等学校の説明会に行ってきました

2016年9月30日 金曜日

大学入試改革や小学校英語の教科化など、教育環境が大きく変化しようとしていますが、私立中学校・高等学校も、それに対応した改革を進めています。

 

本日お邪魔した初芝立命館も大きく改革を進めている学校の一つです。

平成15年(2003年)に進学指導体制を強化した学校改革を実施し、平成21年(2009年)に立命館大学と提携して「初芝立命館」と校名を変更し、平成23年(2011年)には現在の校地に移転、と大きな変更に加えて、コース変更も行いました。(しかも2018年のコース変更まですでに予告されています。)

 

立命館との連携は、単に推薦枠を120名分持っているということにとどまらず、立命館コース以外の生徒も含めて立命館大学の先生による出張授業など高大連携が行われています。また、アクティブ・ラーニングの一環で日本語リテラシー、サイエンスプログラム、イングリッシュプログラムといった多彩なプログラムが用意されており、分析力やプレゼン力をつける仕組みができ上がっています。

もちろん国際教育にも力を入れており、オーストラリアからの留学生の受け入れやニュージーランド、カナダへの語学研修など積極的に行っているようです。

大学合格実績についても、立命館大学に137名をはじめ、関関同立合計で169名合格と、立命館の推薦枠に頼るのではなく、大学入試に通用するような学力が養成されていることを証明しています。これは、立命館大学への推薦も、「到達度検証試験」といわれるテストの点数や、GTEC、TOEFLのスコアが必要なシステムとなっていますので、立命館コースの生徒であっても安心することなく、必要な学力をつけているのでしょう。

中学入試について、「きらめき入試」という推薦系の入試制度がありますが、出願資格があるかどうかは事前に学校側と相談の上決まるシステムとなっています。その相談期間は10月17日から12月2日となっていますので、お考えの方は早めの準備が必要でしょう。

この学校に興味がある方は学校HPなどでより詳細な情報をご確認ください。

 

大阪薫英女学院にお邪魔してきました

2016年9月29日 木曜日

大阪府摂津市にある薫英女学院、今年で創立85年を迎えた女子中学、高校です。JR岸部駅、モノレール摂津駅からも歩けますが、阪急京都線正雀駅からですと、わずか徒歩5分です。

 

大学でも英検など英語の資格やスコアが有利になる入試制度が多く、英検取得や留学に力を入れている私立中学・高校も増えてきました。英検は日本でしか通用しないなどのデメリットを強調し、TOEFLの受験を薦めている学校もありますが、受験料の安さや、一度取得すると期限がないというメリットから、人気の高い検定でもあります。しかし文部科学省の統計では準2級以上を取得している高校生はわずか10.1%しかいないそうです。しかし、薫英女学院は14年連続で高校在学中に英検1級合格者を複数輩出するなど、20年近く前から英検取得の取り組みを続けている「英検強豪校」なのです。

 

特に中学から入学した生徒のうち、準2級を取得した生徒は94%に上るそうで、一部のトップがすごい、という学校ではなく、全員がすごいという学校なのです。

 

その秘密を探るべく、学校にお邪魔してみました。すると、まず入口に大きな垂れ幕が・・・。女子駅伝、バスケットボールなどスポーツ・特技コースの生徒の戦績もたたえられていますが、その横に英検1級合格の文字が・・・。このように学校全体が英検取得を応援しています。

 

校内には英検の合格者の掲示物が廊下に大きく貼りだされています。歴代の英検1級取得者も名を連ねています。まさに殿堂入りといった感じでしょうか、生徒さんたちはこの掲示を見て、自分も続こうと気合を入れるのでしょう。

 

ブース形式の自習室も完備されています。これ以外にも図書室など自習スペースが用意されています。ちなみに自習室には留学準備コーナも用意されており、学校ぐるみで留学も応援している姿勢が感じられます。

 

休憩時間に入りました。廊下を移動する先生方の姿がありますが、外国の方が数人歩いています。生徒や他の先生と英語で談笑しています。まるで外国に来たようです。きれいな金髪の生徒が・・・。交換留学生も毎年受け入れているとのことです。

実は来週末が今年度第2回の英検の試験日です。そこで、昨日からこの学校はすべての授業を5分間短縮授業にし、放課後に英検対策を行っています。

その英検対策というのが面白いのです。もちろん先生が工夫した小テストでステップを刻んで成長させる仕掛けもあるのですが、自習時間はクラスみんなで「楽しく」自習をするのです。お互いに単語テストを出し合うグループや黒板に問題を書いて、先生の真似をする生徒、判断が難しい問題の決め手を討議するグループ・・・。ともかく一人ひとりが英検に向かっているのではなく、クラス全員で合格するぞ、といった自習が行われます。

特に中学から入学した生徒は中3の1月から1年間の留学を経験しているので英語の感覚にも相当敏感になっていますが、それ以上に異文化の中で戦ってきた自信でしょうか、討議するときもきわめてアクティブに、それでいて明るく対決することができるようになっています。

英検取得なら「薫英女学院」を超える学校は無いでしょう。もちろん英検がゴールではなく、それ以上にチームで成果を掴むという体験から多くのことを学ぶことでしょう。卒業生が生徒の相談相手や授業補助として数名働いていることからも、もはや先生の頑張りだけでなく、みんなで協力して勉強するのが学校の文化となっていることがよくわかります。

校舎にカメラを向けると窓から手を振る生徒さんたちの姿が。勉強ばかりで疲れている時間帯だと思いましたが、とても皆さん楽しそうで元気なのでした。

英検取得と留学をお考えの女子は、一度考えてみられては如何でしょうか。高校からの募集人数も多い学校ですが、1年間の留学から帰ってからも2年間の大学受験準備期間が取れる6年制の方が、大学進学には有利だと思われます。
 

 

明星中学校・高等学校 説明会に行ってきました

2016年9月28日 水曜日

大阪市は東京などと比べるとあまり高低差のない街ですが、大阪城から南には南北に長く上町台地(うえまちだいち)と呼ばれる丘陵地が続いています。古代から陸地だったところで地質的にも安定しているといわれているところです。その台地の上、特に大阪城公園と近鉄の上本町(うえほんまち)駅との間には北から「城星学園」「大阪女学院」「府立清水谷高校」「大阪明星学園」「府立高津高校」と伝統校が集中している文教地区となっています。

(さらにその南にも、「清風」「上宮」「大阪夕陽丘学園」「四天王寺」「大阪星光」と、この台地の上に有名校が続いています。)

 

(地図はマピオンより引用)

さて、今回はNHK大河ドラマでおなじみの真田丸があったとされるところに立地する大阪の明星中学校・高等学校に行ってきました。

 

説明会ではまず大学進学に関する数値を説明していただきました。進学に強い男子校らしく、やはり理系が多いようです。学年によっても多少差がありますが、約6割が理系といった感じでしょうか。しかもその理系の中で2割ほど(実人数で40名超)の生徒が医学部志望とのことで、それに特化した「医学部進学ガイダンス」もおこなわれているそうです。2016年度入試では医学部合格者と旧帝国大学7校に加えて一橋、東工大、神戸大の合格者を合計した10大学への合格実績では、181名と卒業者数の6割を超える数値となっています。

また、私立文系に関しても早慶上智・関関同立といった有名私大への合格率もきわめて高くなっているとのことです。

一方、グローバル教育にも力を入れています。中学生の時期には英会話から始めて、英語発信力の養成まで行います。中3では希望制ではありますが、ニュージーランドやカナダへの3か月の語学研修も取り入れています。さらに高1では3日間、一日5時間の「英語集中ディスカッション」というイベントを30名のネイティブを動員して行うのだそうです。そのうえでさらに高2でカナダへの語学研修や次世代リーダー養成プログラムへとつなげていくという5年間で完成する階段ができ上がっています。

高校からの募集でも、そのような中学時代を過ごした生徒に負けないようにということでしょうか、今年から英語にリスニングが導入されるようです。さらに英検準1級やTOEFL iBT60があれば英語の点数を90点に読み替えるなど、大阪公立高校入試と同じようなシステムも導入するようです。

玄関には生徒が作った「真田丸」の模型が飾られています。大河ドラマの影響で学校付近を散策する人が増えたとのことです。理系のイメージが強い学校ですが、これを機会に歴史も好きになる生徒さんが増えたことでしょう。
 

 

京都文教中学校高等学校説明会に行ってきました

2016年9月26日 月曜日

先日京都文教中学校高等学校の説明会に参加してきました。

京都岡崎公園近くの浄土宗系の学校です。かつては女子校でしたが、2004年から共学化が始まり、2012年には全コースが共学になりました。男女の人数は今の高校1年では男子99名、女子141名とバランスが取れています。毎週月曜日には礼拝(らいはい)と呼ばれる仏教の教えを基にした心の教育の時間が設けられています。

中学からの募集で学力別に2コース編成にしますが、基礎のコース(ACTβ)は英国数の放課後補習など授業時間が多く、基礎学力の定着にも力を入れている印象です。2年生以降も習熟度別のクラス編成を行うそうです。

高校からは「特進」「進学」「体育」の3コースで募集し、特進の中がさらに「文系・理系」「文理専攻」「国際英語専攻」と別れています。国際英語専攻は高2の9月から半年のカナダ留学を行いますが、高1終了までに英検準2級かTOEIC400以上などの基準があり、それを満たしていなければ文理専攻に異動、つまり留学に行けないという基準を設けています。

授業も見せていただきました。国際英語の授業ではプロジェクターを利用した音読の授業が行われていましたが、そのスピードの速いこと。1年間でTOEIC400まで持っていくためにはこのくらいの負荷が必要なのでしょう。

さまざまな改革を取り入れているこの学校ですが、京都らしく歴史も大切にしています。一番古い校舎は築80年ほどだそうで、耐震補強やパイプラインの補修などを繰り返して不便はないようになっていますが、木の階段の生徒がよく通る部分がすり減っていい味を出しています。廊下に面した窓や扉も透明ガラスで明るく、古さを感じません。

部活動も中高合計での参加率が78%と高い数値になっています。男子が入ることによって、部活の幅も広がりました。今後さらなる活躍を見せてくれることでしょう。

 

 

いよいよ!! 開成進学フェア2016 大阪会場 9/22(木・祝)開催‼

2016年9月16日 金曜日

開成進学フェア2016 大阪会場の開催がいよいよ9月22日(木・祝)に迫ってまいりました。

今回は、開成進学フェア2016 大阪会場で実施されるイベントの中でも、注目が集まっている企画の一つである「ためしてハッケン!まなびステーション」の参加校と発表内容についてご紹介いたします。

開成進学フェア2016 大阪会場

日時:2016年9月22日(木・祝)10~17時(但し、シリウス模試は9時30分より)
場所:マイドームおおさか
(大阪市中央区本町橋2-5・地下鉄堺筋本町・谷町四丁目駅より徒歩7分)
内容:
●私立中・高進学説明会
●高校入試分析会(大阪・兵庫)
●中学入試分析会
●公立高校・公立中高一貫校 教育講演会
●シリウス模試
●開成親学(おやがく)セミナー
●ためしてハッケン!まなびステーション
●開成NET体験コーナー
●Kaisei Autumn Music Fair
●ザ・開成大抽選会
●英俊社・赤本販売コーナー
●コクヨ・体験コーナーなど

 

【ためしてハッケン!まなびステーション】
英会話や看護体験など、私立中高が実践されている魅力ある独自の教育プログラムを体験し、楽しく学校を知ってもらうブースになっています。

・追手門学院大手前
「プログラミング体験・宇宙旅行」簡単なプログラミングの体験
・大阪偕星学園
「気軽にグローバル」ネイティブの先生と気軽に英会話を楽しもう
・金蘭会
「バイタルチェックをしてみよう!」血圧計や酸素濃度計で実際に計測してみたりできます
・好文学園女子
「マンガ・イラスト体験」Gペンを使って実際のマンガ原稿にペン入れ体験ができます
・堺リベラル、香ヶ丘リベルテ
「プロ美容技術とネイティブの英語」英語でゲームしたり、あみこみフラワーなどを作ろう
・昇陽
「夢に直結する8つのコース」進路に応じた8つのコースを感じてみよう
・城星学園
「カラフルなアルミニウム」人気スマホのボディにも使われているカラフルなアルミニウムを作ってみよう
・城南学園
「赤ちゃんのお世話」赤ちゃんの抱き方・オムツのあて方などを実習します
・東大谷
「スペイン語・フランス語体験」簡単な挨拶と自己紹介ができるようになろう!
(50音順)

これまでに発表していた内容に加えて、新たに参加される学校の情報も今回初めて掲載しています。
学校ごとに様々な取り組みが行われていますが、それを一度に体験できるチャンスになっています。ぜひ、開成進学フェア2016 大阪会場へお越しください。

 

 

近畿の高校と「まんが甲子園」

2016年9月15日 木曜日

今や日本発の文化として世界に知られるようになった「まんが」ですが、この分野でも高校生が競い合っている大会があります。今年で25回目を迎える「全国高等学校漫画選手権大会〜まんが甲子園〜」が今年も高知県で開催されました。 学校ごとのチームでの参加です。最初に書類審査があります。今年は44都道府県319校と韓国2校、台湾3校から応募された作品をもとに、本選に出場できる33校が選ばれました。 本選では決まったテーマとコマ数の範囲で、制限時間内に作品を完成させ、その出来栄えで優劣を決めるというものです。まんがの制作は多くの手順が必要ですので、それをチームで手分けしながら共同で仕上げていきます。アイディアと画力、スピード、そしてチームワークが要求されるわけです。 審査の結果、最優秀賞、第2位、第3位、協賛企業名の賞といくつかの賞が与えられます。 ここ10年以内に近畿の高校でそれらの賞を受賞した高校名を選び出してみました。

開催年

高校名

15

2006年

京都芸術高校

16

2007年

兵庫県立香寺高校

17

2008年

大阪府立松原高校

19

2010年

京都芸術高校

23

2014年

京都精華学園

24

2015年

京都芸術高校

25

2016年

京都文教高校

回数で飛んでいるところは、近畿圏の学校が受賞できなかった年です。御覧のように、「京都芸術高校」が3回も受賞しており、圧倒的な強さを誇っています。まんがは一人で黙々と描くものと思われがちですが、絵画や造形、イラストなど美術系の生徒だけが学ぶこの学校では、お互いに刺激を受けることも大きいのでしょう。同じような夢を目指す生徒が集まっているという環境が大切だということがわかります。ところで、この「まんが甲子園」では、出版社によるスカウトも行われており、そこからプロの漫画家になる人が毎年生まれているそうです。そういった意味では高校野球の甲子園と同じように職業にもつながるイベントとなっているわけです。 未来の漫画家を目指す中学生は、このコンクールによく出場している学校を調べてみてはいかがでしょうか。
 

 

追手門学院中高 様々な取り組みで生徒をサポート&2019年春から新校地に移転

2016年9月13日 火曜日

追手門学院中高の塾対象説明会に、お邪魔してまいりました。
春の説明会は、こちらのエントリー(追手門学院中高の学校説明会に行って来ました。)でご紹介しています。

学院が創設されて128年目の同校。「独立自彊・社会有為」という教育理念に基づき、こども園や幼稚園から大学まで有する、歴史ある総合学園となっています。時代の変化に応じた教育として、社会に求められている力の育成を行うべく、様々な取り組みを行われています。

追手門学院中では「新追中宣言!」を掲げ、「生徒のための教育ベスト1!」を合言葉に取り組まれています。特進Sコース・特選SSコースそれぞれで、生徒一人ひとりにきめ細かく学習指導を行うことを心掛けているとのことで、中学入学時に比べ高1夏段階での模試偏差値が最大24.4ポイントも上昇している生徒の例を挙げられていました。またユネスコ国際教育を行っている同校では、英語で独自のプログラムである「Power English」を導入していて、「英語を英語のまま習得すること」を目標に、すべて英語で行う授業やオンラインを利用した英会話の講座、海外への修学旅行や中長期の留学制度など様々な研修プログラムを用意されています。結果として、特選SSコースでは英検3級を中2で91.4%、中3では100%が取得(全国平均18.4%)し、準2級を中3で65.2%が取得するなど高い成果として表れています。

追手門学院高は、国公立大や難関私立大への進学を目指すコースからスポーツコースや表現コミュニケーションコースなど、多様な学びに対応できる環境を整えられています。生徒それぞれの進路設定・進路実現のため、定期的に丁寧な個人面談が設けられ、それに加えOB/OGを迎えた講演会や生徒自身の将来についての志を発表するプログラムなど、しっかりとサポートされているとのことです。また追手門学院大学への特別な内部推薦が用意されていて、高校の在籍コースにもよりますが、追手門学院大学へ専願で進学を希望する生徒は、評定平均値の基準を設けずに進学することも可能とのこと(自己推薦文や面接などの査定)で、安心の進路保証が用意されています。

今年度入試に向けてのイベントについてです。

中学入試で、プレテストが10月22日(土)と11月19日(土)の2回で実施されます。テスト科目は、国語と算数の2科目となります。受験の申し込みは、「申込書(以下に添付しています)」をFAXで送付する形式になっています。同校の入試にある「特待生制度」を利用するには、プレテストの受験が必要となります。受験希望の生徒さんはもちろんですが、力試しの気持ちで受験されてみるのも良いのではないでしょうか。

最後になりましたが、同校は2019年4月から新しい校地へ移転する予定になっています。場所は、2018年春開業予定のJR京都線・総持寺駅(仮称)や阪急京都線・総持寺駅から徒歩圏内とのことで、現在にくらべアクセスが格段に向上することとなります。2017年入試を受験した生徒が、それぞれ中3生・高3生となる年から新校地での開学となりますので、受験を検討されている方はこのあたりも念頭に置いて通学後のイメージを浮かべられると良いかと思います。

以上、追手門学院中高の塾対象説明会についてでした。

なお、今回説明会にお邪魔しました追手門学院中高も「開成進学フェア2016」に参加されます(9/22・大阪会場)。学校の先生方に、直接お話を聞くことができるチャンスですので、是非こちらにも足をお運びください。
特設HPはこちらから⇒(http://www.kaisei-group.co.jp/sc/kaiseifair/

 

 

いよいよ!! 開成進学フェア2016 滋賀会場 9/18(日)開催‼

2016年9月12日 月曜日

開成進学フェア2016 滋賀会場の開催がいよいよ9月18日(日)に迫ってまいりました。

今回も、滋賀会場の開催日や会場などについて以下のとおりご紹介したいと思います(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

開成進学フェア2016 滋賀会場

日時:2016年9月18日(日)10~16時(イベントによって時間は異なります)
場所:ピアザ淡海(滋賀県大津市におの浜1-1-20・JR膳所駅より徒歩12分、京阪石場駅より徒歩5分)
内容:
・私立高校進学説明会
・京都公立高校個別説明会
・高校入試分析会(京都・滋賀)
・滋賀公立高校・先輩に聞いてみよう!
・笑ってタメになる!サイエンスショー
・開成親学(おやがく)セミナー
・開成NET体験コーナー
・Kaisei Autumn Music Fair
・ザ・開成大抽選会

ブースによる個別相談が可能な「進学説明会」ですが、滋賀会場に関しましては「京都・滋賀の主要私立高校」に加えまして、「京都府内の主要公立高校」にもブースでご対応頂けることになっています。また、京都府・滋賀県それぞれの地域に合わせた内容とした「高校入試分析会」も開催しております。
※滋賀県高校入試分析会はお申し込み多数のため満席となっており、申込受付終了とさせていただいております。

他にも、各地で大好評の、子育てにお悩みの保護者の皆さんすべてにお贈りする「開成親学(おやがく)セミナー」も開催。加えて、今年から「滋賀公立高校・先輩に聞いてみよう!」「Kaisei Autumn Music Fair」「笑ってタメになる!サイエンスショー」を実施いたします。
※開成親学(おやがく)セミナーはお申し込み多数のため満席となっており、申込受付終了とさせていただいております。

ぜひ、開成進学フェア2016 滋賀会場へお越しください。
特設HPはこちらから⇒(http://www.kaisei-group.co.jp/sc/kaiseifair/

 

 

帝塚山中学校・高等学校にお邪魔してきました(学習環境編)

2016年9月8日 木曜日

前回(帝塚山中学校・高等学校にお邪魔してきました(「男女併学」編))に続きこの学校の学習環境についてです。まず、グラウンド、この広大なグラウンドに加えて、野球など部活動用のグラウンドも近所にあります。駅前なのにこれほど広い校地が取れている学校はほかにはないと思います。また、プールは屋内プールです。夏の「臨海学舎」の遠泳に備えて体育以外の先生も総出でみんなが泳げるように指導されているそうです。

理科系の実験室がなんと7つも。この学校では理科の先生に加えて実験助手が3、4名いらっしゃるらしく、実験に力を入れています。何と年間に1000件以上の実験を行っているそうです。生徒一人あたりでは全体の授業の3分の1ほど(つまり週1~2回)が実験なのだそうです。生物でも解剖など本格的な実験が行われており、大学の医学部医学科の合格人数117名(関西で9位)を誇るだけのことはあります。屋上には天文台もあります。
また家庭科室では女子はもちろん男子も裁縫や調理の実習を行います。試食をするためのテーブルまで用意されています。
本格的な和室があります。茶道部が使うための茶室も本格的です。ここで、作法の授業も行われるのだそうです。

ずらりと並んだ自習ブース。なんと夜8時まで使えます。もちろん最後には先生が玄関(つまり駅の目の前)まで生徒を誘導してくださるのだそうです。


5万冊の蔵書を誇る開架式の図書館です。最新の本が常に供給されています。隣の「帝塚山大学」の図書館の本を取り寄せることも可能だそうです。


このランゲージセンターは英語のリスニングとスピーキングを養成する施設です。パソコンがずらりと並んだ部屋なのですが、そのパソコンにはカメラが付いています。つまり発音の口の形まで指導できるわけです。ちなみにネイティブの先生は6名いらっしゃるのだそうです。

音楽室は3つ!同時に3部屋で授業が行われています。そして、この中学校ではなんと女子は全員バイオリンが必修なのだそうです。
学習・スポーツ・情操面の全てを伸ばす抜群の教育環境を備えた素晴らしい学校であるとの印象を受けました。