私立高校の授業料(兵庫県)

2017年4月24日

私立高校に入学するには様々な費用がかかります。まず、入学前から受験をしなければいけませんので「考査料(受験料)」が必要です。合格して入学するには「入学金」が必要です。併せて「施設費(設備費)」が別途負担になる場合もあります。それ以外にも制服や教科書代が必要になりますが、そこは今回除いておきます。

兵庫県の私立高校48校の、入学金の平均は292,500円ですが、先ほどの費用をプラスした「入学時費用」の平均は429,760円となります。

入学時にはそれに加えて1年分の年間費用が必要になります。これも「授業料」(平均379,269円)以外に毎年「施設費(設備費)」や「寮費」(全寮制の学校のみ)「育友会費」「生徒会費」などが付け加わり、平均で498,514円が必要になります。この合計順に兵庫県の学校を並べてみました。(普通科かもっとも定員の多いコースを基本としています。)

 

(平成26年度実績。平成27年度以降の実際の費用については各校の募集要項等でご確認ください。)

 

1位の「生野学園」は全寮制の学校ですので別格ですが、それを除くと実は「灘高校」が最も高額になっています。9割近くが旧帝国大学や国立の医学部に進学しますので、そこで元が取れるような気もしますが、平均金額より2割以上高額になっています。それ以下「小林聖心」、「関西学院」と続きます。

以前このブログでも紹介した、「神戸学院大学附属高校」は新たに建築した校舎も魅力的なのですが、費用は平均程度に抑えられています。(48校中19位)。

高級住宅街の中にそびえたつ「芦屋学園」は実は平均よりも15万円ほど安く、48校中43位とお安くなっています。多くの学校で年10万円ほどの負担金が必要なスクールバスも無料とのことですので、とてもリーズナブルな学校だといえるでしょう。

一応定価(?)で最安値は「三田松聖高校」です。広大な敷地に公認50mプールや人工芝のテニスコート、本格的な体育館など設備も充実しており、部活動も盛んな学校です。入学金も150,000円、初年度費用合計も605,900円と兵庫県の平均の65%と、大変お得になっています。

学校は実際に通う生徒の適性や目的で選ぶべきものですので、安い方がお得、というものでもありませんが、迷った時にはこれらのデータも参考にしてみてはいかがでしょうか。