小学生・中学生・高校生対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

「やる気」の源は「目的」と「方法」

エリアマネージャー
あびこ教室 学習プランナー

梶原直樹先生

最近はまっている事:かいわれを育てること
趣味:部屋の模様替え、お酒を飲むこと
好きな言葉:継続は力なり

私たちの仕事は、生徒さんが心の奥で持つ焦りや不安を希望に変えていくこと

「ねえ先生、何で勉強しなあかんの?」
「1次関数とかいつ役に立つん?」「俺、将来外国行かんから英語とかいらんし!」よく生徒が言います。小学生や中学生の頃、私も両親や学校の先生に同じことを言っていました。そして、沢山の大人が答えをくれたにも関わらず、当時の私はどの答えにも納得出来ない少年でした。そのため、中学1年生の頃は、定期テストの答案用紙に落書きばかりして、なんとなく日々を過ごしていました。
変化があったのは中学2年生の頃です。「友達が行っている」程度の好奇心から、集団指導形式の学習塾に通いたいと両親にお願いし、通い始めました。今考えるとその塾は大変スパルタでした。毎回拷問かの如く出される大量の課題。泣きながらこなした夏。そんな恐怖と戦いながら、通塾しだして初めての定期テストの時期がきました。結果は入塾前より5教科で200点以上アップしていました。覚えているのは両親が大変喜んでくれたことです。「お母さん、あんたはやっぱりやればできる子やと思っててん!!」と何度も言われるうちに、「自分はやればできるんだ!」という自信がすりこまれた様に思います。この「やればできる」という自己肯定感は、その人の人生の中で大きな力になってくれると感じています。

そんな中学生活を過ごし、志望高校への入学後、成績は下がる一方でした。理由は簡単で、勉強をしていなかったからです。将来の夢も特にはなく大学への進学なども考えていなかった私は、高校に入学した途端に目標を失い勉強をしなくなっていたのです。高校2年生の頃はクラスでも下から数えた方が早い順位でした。
高校2年生も終わりに近づき周りが進路について考え始め、私も同様に考えるようになりました。両親は、「大学に行きなさい」などとは口にせず私のしたい様にさせてくれました。自分なりに将来の目標を考え、そのために大学に行くことが必要だと判断した私は高校3年生から受験生として勉強を始めました。
最初に取り掛かったことは大学についての情報を集めることでした。大学にはどんな学部があり、どんな勉強をし、どんな進路があるのか、受験のシステムや科目についてはどうなのかを徹底的に調べました。その中で気付いたことは受験の制度が非常に多様であるということです。とても一人では調べきれずに塾の先生にも相談にのってもらい受験のパターンや科目について決定していきました。勉強の仕方やスケジュールの立て方まで塾の先生と相談し、その通りにこなすことで必死な毎日を過ごしました。スケジュール通りにこなせない日はなぜ出来なかったのか、出来ない分はいつするのかを必ず考えてから眠っていました。夏休みには睡眠時間を5時間にして毎日のスケジュール通りに勉強しました。しかし、夏以降の模試ではE判定が続きました。不安で眠れない日もありましたが、応援してくれる塾の先生や両親の期待に応えたいという思いもあり、不安を感じたら休憩時間でも勉強するというルールを決めて受験勉強に取り組みました。結果、志望校に合格しました。
自分自身の受験を振り返ると、大切な場面ではいつも誰かに支えて頂いてきました。両親、学校の先生、塾の先生、友達…。少しでも恩返しをしたいと考えています。しかし、自分の受験で残念に感じることは取り組みが遅すぎたことです。もし、高校1年生の私が塾に入って勉強していたらもっと余裕をもって大学に入学出来たはずです。ですから、生徒には早い段階で目標を定める、それに対してどんなテストで何点を取る、そのためにはどういう勉強をする、ということを意識してもらいたいのです。

今、「勉強が嫌い・したくない」という生徒さんも本当は「このままではいけない」「勉強しなくてはいけない」という気持ちを必ず持っています。私たちの仕事は、生徒が心の奥で持つ、その焦りや不安を希望に変えていくことだと考えています。その第一歩は「~しなければいけない」を「~ならできそう」、「~したい」に変えていくことです。
「今のままでは良い高校に行けないよ!」「もっと勉強しなさい!」という声を我が子にかける保護者の方も少なくないと思います。そして、生徒は「やらなあかんねんけど、やる気が出やんねんな…。」と悩みます。「やる気」の源は「目的」と「方法」です。どのテストで、どのくらいの点数を取れば、どのレベルの高校に行けるのかを知っている生徒はとても少ないです。また、「勉強しよう」と思ったときに、どんな方法で勉強すればいいのかわからない生徒も多いでしょう。勉強の方法を知り、それを実行することで目的は果たせると実感すれば自然と「やる気」になります。
 目的の種類には3つあります。「長期的な目的」、「中期的な目的」、「短期的な目的」。塾で言う「長期的な目的」は入試です。「中期的な目的」は定期テストや実力テスト、模試などです。「短期的な目的」はその授業毎の小テストや宿題の完成度です。生徒は、まず「中期的な目標」をわかりやすく設定し、そのために必要なものを「短期的な目標」として立てることで、今自分がしなければいけないこと、それをすればどうなるかを明確にし、意味を持って授業を受けてください。

 教室で生徒がする失敗はかつて自分がしてきた失敗ばかりです。ちょっとした習慣や癖が、テストで点が伸びない原因であったりします。その生徒はこれから高校生、大学生、社会人と大人になっていく過程で同じ壁にぶつかり悩むはずです。その悩みは早い時期の方が小さく、行動や習慣も修正しやすいものです。テストや受験を通じてその弱点を見つけ、そんな自分と向き合って欲しいと考え日々指導に当たっています。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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