高・中・小(全学年)対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

その生徒のゴールがどこにあるかを見定める

合格エピソード9選
西葛西教室 学習プランナー

國 哲也先生

課題を見つけ出すということ

その生徒は高校3年生になる3月、フリーステップで受験対策を始めました。
入塾の時から英検準1級を持っているほど英語力は抜群でしたが、国公立志望ゆえに共通テストへの不安点もありました。

主たる不安材料は数学と化学基礎。最初は数学2講座、つまり週に2回の数学の授業から対策を始めます。
志望校は横浜国立大学だったので、2次試験は英語のみ。英検準1級を取得する英語力を持つこの生徒にとっては共通テストをいかに乗り越えるかが一番のカギでした。
私は受験の合格をサポートするにあたり、重要なのは「情報」、「分析」、「計画」だと考えています。
私がこの生徒のために考えたコーチングプランは、まず数学ⅠAⅡBの解答の幅を広げること。
共通テストの数学は基本的に大問1つに対してだんだん難しくなる小問が4つ程度で構成されており、各大問最後の小問は相当な実力が求められます。私のプランの解答の幅を広げるとは、それぞれの大問の「解ける問題を増やす」ということ。各大問の8割が解けていれば、当然最終得点は8割なのです。
受験までに使用した教材は黄色チャートと共通テスト問題集、そして過去問題。一つの教材をたとえて言うなら味がしなくなるまで嚙み続けました。
基礎問題は自主学習で取り組み、授業では応用的な内容を含む問題を発問指導で思考力を身に付けながら取り扱います。
偏差値は夏まで順調に伸びたものの一度スランプに陥ります。最終的に共通テスト本番では平均得点率よりも10ポイント上を獲得。とれるところでしっかりと得点したことで、その年の受験生全員が苦しんだ数学を乗り切りました。

次に立てた化学基礎のプランは「基礎からの徹底」です。
講師とも相談し、最初は7月に基礎を完成させることを目標にします。一通り学校での学習は終わっていましたが、成績状況を確認して教科書レベルから基礎を充実させることが必要だったためです。50点満点の化学基礎は共通テストで占めるウェイトが低いと侮りがちですが、考えるよりも相当50点は大きいものです。
夏まで順調に推移し、一度スランプに陥るものの秋のプレテストで驚異の偏差値70をたたき出します。共通テスト本番でも約28点の平均点の中でおよそ9割の得点率と前半で土台を固めた強さが光りました。
夏は不安科目を重点的に対策。秋からは共通テストで底上げしたい科目をブーストし、冬には油断なく過去問題で最終チェックを徹底します。

スランプの脱出方法

不安科目がそれぞれスランプに陥ったのは秋ごろのことでしたが、すぐに塾でのサポートを提案しました。
私の経験上、受験生は夏にたくさん勉強した分、学校が始まる9月から学習時間が減ってスランプに陥る子が多いと感じています。そのことを夏休みが終わる前に本人とも共有できていたことが功を奏し、スムーズにスランプを脱出することができました。
共通テストの前に、激励の電話をしました。
「今まで本当によく頑張ったね。プレテストで出た結果のように、確実に成長しています。自信をもって臨んでください」
電話越しに、鼻をすするのがわかりました。スランプもあり、なんとか乗り越えた。いろいろな感情が一気に襲いかかってきたのかもしれません。私ももらい泣きしてしまいました。
共通テスト本番を乗り越えて、見事合格を勝ち取りました。

合格のプラン

私はコーチングプランを立てるにあたって、必ずゴールからの逆算をします。今回の場合のゴールは共通テストを乗り越えること。そのために何が必要なのかを考え、「難しいテストでも慌てず崩れず落ち着いて解答できる力」、「得点ウェイトが低いからと切り捨てずに土台形成を強固に行うこと」の2点でプランを立てました。
生徒の指導に当たる講師がプランを忠実に守ってくれたこと、そして本人がプランを信じて勉強に励んでくれたことがこの合格最大の要因です。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

ページの先頭へ