高・中・小(全学年)対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

数値的根拠を示すことで納得と安心の受験対策に

合格エピソード9選
緑地教室 学習プランナー

倉科 万以子先生

丁寧な現状分析でカリキュラムの精度を高める

今回ご紹介する合格ストーリーは、北野高校文理学科に合格した生徒についてです。
北野高校は受験当時偏差値75。大阪府の公立高校のなかで最も偏差値の高く、全国公立高校偏差値ランキングでも堂々2位の高校です。
生徒との出会いは中学3年生の6月でした。勉強は自分でコツコツできるけれど、大阪公立トップ10といわれる高校へ進学するための対策を塾へお願いした方がいいのではないか、と感じてのことです。
通知表はオール5、定期テストの点数も常に90点以上をキープし、分析したところ基礎もしっかり固まっている状態でした。

悩みや要望を伺う中で、保護者の方は将来的に国公立大学へ進学してほしいという想いも話してくれました。このとき志望校として本人から名前が挙がったのは北野高校ではなく、また別の大阪公立トップ10の一校でした。自宅からも通いやすく、大学進学実績もしっかりあって安心という理由で保護者の方も大賛成。最初の面談での決定事項は「名前が挙がった高校を目指すこと」、「3年生内容を先取りで終わらせて受験の対策に入っていくこと」、「自習で取り組んでほしい内容の明示」でした。
丁寧に現状分析を行うことで、より詳細なカリキュラム作成ができたと考えています。

憧れの学校を志望校に

順調に学習を進める中、8月に転機が訪れます。
本人との面談で志望校の話や不安な単元、夏期講習の感想を聞いている時のこと。保護者の方が北野高校出身で憧れがあり、可能なら目指したいと教えてくれました。
夏期講習で不安な単元の総ざらいを行っていましたし、毎日授業・自習で頑張る姿を見ていたので「北野目指そう!」と返答。
そこから跳躍の9月を迎えます。

夏期講習で不安な単元の総復習、自習でも難問に果敢にアタックする姿勢が結果に繋がり、9月の五ツ木模試で偏差値70目前の大躍進。北野高校B判定。トップ10校の2校をA判定まで伸ばすことが出来ました。この時の課題は、単元ごとの習得にムラがあること、時間が足りなくなることが多いことです。それに対する改善策は「点数アップが見込める単元の徹底指導を行うこと」、「各設問の目標解答時間の設定を行い、演習を繰り返すこと」。講師と相談し、本人とも内容を共有しました。

保護者を交えた面談では、「やってきたことが成果につながって自信になっている。北野高校を目指したい」と意気込みを語ってくれます。私も模試でB判定が出ていたため、射程圏内と考えてぜひ目指したいと思っていました。保護者の方は「本人も希望しているため可能ならお願いしたい」という気持ちと、「トップ10校への進学が優先で、チャレンジ受験になる」不安とで揺れていました。

私からは模試の成績推移をみていくことと、「過去のデータから鑑みて併願私立である学校の一番上のコースに合格するか」を北野高校出願の判断基準とする方針を提案しました。
保護者の方も基準が明確で出願を慎重に判断してもらえることで安心したと返してくれました。明確な判断基準を設け、共有することで全員が納得して受験対策を進めることができます。

成績ダウンからのV字回復

ここまで順調に進んでいましたが、11月に波乱が待っていました。
11月の五ツ木模試で偏差値が大きく下がり、北野高校はE判定。A判定だった2校もB判定やD判定とかなりショッキングなものでした。予想問題や赤本にも着手し進捗が順調だっただけに本人はとても落ち込んでいましたが、「成果が出るのはまだ先だから」と講師と共に励ましました。
励ましだけではなく、保護者の方も交えた面談では「難しい問題に時間をかけられるように各設問の目標解答時間を再設定すること」、「失点箇所を類似問題の演習で克服すること」の対策の提示も行います。

9月の面談で約束した通り、出願基準は私立の結果次第なので今回の結果で落ち込み過ぎず最後までやり切ることを再確認。
12月に嬉しい知らせがやってきました。
12月の五ツ木模試で偏差値70越えのV字回復!模試で取れなかった単元や問題を難関私立高校の過去問を使って類題演習と解説を授業で行いました。生徒自身、塾の授業のおかげと言ってくれたので、講師と相談して決めた改善策が刺さったこと、プランニングがうまくいったことを嬉しく思い、講師と共に喜びました。

ラストスパート

1月以降はラストスパートです。
生徒面談で3つのことを本人と話しました。1つ目は過去問演習会に毎回参加し、安定して合格得点を取ること。2つ目は、見たことがない傾向の問題が無くなるまで演習すること。3つ目は、1点の重みを意識することです。この3つを絶対にもれなく取り組むことをお互いに意気込みました。
難問に対する解説時間確保のため、数学と英語の授業を追加して追い込みをかけ、私立入試を迎えます。
結果は無事、併願私立の最上位コースに合格。本人が授業のために教室へ来訪した時に喜びを分かち合うとともに、北野高校受験に向けて再度気合を入れ直しました。
私立入試後も今までと変わらず、難問と向きあって頑張り続けていました。公立受験前には、「ここまで頑張り続けてきたから自信を持ってやってきてね」と送り出しました。
公立入試後に試験の感想を聞くと、「数学は自信が無い」、「でも他の科目は手ごたえがあった」と話してくれました。過去問の点数から考えても、手応えがあったなら結果が楽しみであるとその時は返しましたが、内心とても不安で「大丈夫かな」という気持ちが大きかったです。

そして、公立高校合格発表の日を迎えました。
北野高校に見事合格してくれました。
発表後に聞いたことですが入試本番よりも合格発表の掲示板を見に行く時の方が緊張していたそうです。入試会場へは、講師と私から渡したメッセージカードを持っていき、試験が始まる前に読んで力を貰えたとも言ってくれて本当に嬉しかったです。家族の母校で憧れの高校に合格できた喜びも語ってくれました。なによりも本人のストイックな姿勢が合格へとつながったと考えています。

教育熱心なご家庭で、全国でもトップの学校への志望校変更もあり不安とプレッシャーに押し潰されそうになることもありました。しかし、数値的根拠を示しながら納得を作っていく中で、励ましたり、成果を共に喜んだりというかけがえのない経験をすることが出来、自分自身も成長することが出来ました。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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