小学生・中学生・高校生対象の学力アップ・中学受験・高校受験・大学受験志望校合格を目指す個別指導の学習塾

「真似るところから始まる学び」を身につけて欲しい

教務課長

中村英恭先生

趣味:映画鑑賞・読書・スキー
好きな映画:コラテラル、レオン
好きな本:「オーデュボンの祈り」(伊坂幸太郎著)
座右の銘 :大きな実力も小さな実行にかなわない
「あなたは人生に愛されている」(中谷彰宏著)より
ライバル :アンパンマン

毎週日曜日夕方6時、お風呂の中でのライバルはアンパンマン

娘の1才の誕生日。悩みに悩んだあげく、木のおもちゃを買ってあげました。50個の小さな輪が10個ずつ5色に色分けされており真ん中に穴が空いてあります。それを5本の木の棒に差し込んでいくと丁度10個ずつの束になるのです。数学好きの私は無謀にも1才の子に「10になる足し算を自然に身につけさせよう」と考えている訳です。それを娘に与えると大喜び。まずそれを口にくわえ、投げ、小一時間遊んでくれました。私は当初のもくろみはもろくも崩れ去りましたが、はしゃいで遊ぶ娘を見て私は感激し、それはそれで大満足でした。しかし、それから数カ月後の日曜日、久しぶりにそのおもちゃを取りだして、私の前に置いたかと思うと、木の輪を棒に差し込みだします。それが、綺麗に色分けされているから驚きです。しかも「あか~」「きいろ~」「あお~」とぶつぶつ言いながら遊んでいるのです。妻に話を聞くと、数日前に妻が「赤」「黄色」「青」と口にしながら色分けしていると同じ様に真似をしだしたと言うことです。今では私が赤の列に青を入れると、怒って青を取りだして、正しい列に並べ直す癖がつきました。これは私の真似の様です。(私は怒りはしませんが・・・)10になる足し算を覚えるのはまだまだ先の様ですが、このおもちゃで色の区別を覚えたようです。正確には「あか」「あお」「きいろ」「みどり」「しろ」と言うこと、そして同じものを集めること、この2つを学んだようです。と言うのも、彼女は「赤」を色としては認識はできていません。なぜなら、当時リンゴやイチゴをみても赤とは結びついていないように伺えたからです。色としての赤を認識することができるようになるのもうちょっと先の話です。
数字をどうやって覚えさせるか?(懲りずにそこへ戻りますが。)私は色々考えたのですが、おもちゃの一件から出た結論は「1から10まで声に出せるようにすること」。昔、父親とお風呂に入って肩までつかって「い~ち、に~い、さ~ん・・・」と誰しもがやったあれです。2歳になった現在、毎週日曜日の夕方6時から実施中ですがアンパンマンのおもちゃに夢中で上手くいきません・・・

「学ぶ」(まなぶ)を辞書で引くと、①まねてする。②教えを受ける。③学問をする。④経験してよく知る。とあります。また「学ぶ」は「まねぶ」とも読むことができ。真似るとも同じ語源だそうです。

数学の問題が解けない高校生が私に質問を持ってきた時に必ず言うことは、「まず、模範解答を写してからもう一度来てください」。抵抗を感じる人は多いのではないでしょうか?答えを見たら意味がないんじゃ?と多くの人が考えるでしょうが、違います。その問題から学ぶ(まなぶ)ことは、次に似た問題と出会った時に学ぶ(まねぶ)ことで答えを導きだすようになることなのです。
これは数学に限った話ではありません。どの教科でも同じことが言えることです。新しい知識を身につける時、その事象の本来の意味、理由を理解して身につけて行くことも大切なことです。しかし、まず模範解答を真似て答えを導き出すことを繰り返していくうちに、本来の意味が身に付くことはたくさんあります。またそれが本来の正しい学習方法であると言うことは先の「学び」という言葉の意味からも想像できます。スポーツをしている人はこのことがよく理解できるのではないでしょうか。「監督やコーチから指導を受けること」=「真似をする」ことではないでしょうか?それだけでなく、テレビの中のプロの選手や、身近な先輩を真似して上達しようとした経験は誰しもが持っていると思いますが、勉強でも全く同じことだと言えます。フリーステップではご存じの通り授業の80分間、常に横について講師が指導を行っています。この講師は勉強における監督、コーチ、先輩であり、そしてプロの選手にあたります。授業では一つ一つの問題を丁寧に解法することを心がけていますが、ただそれを理解し、納得させるだけではなく、同じ方法を使って問題を解く訓練を行っています。「解説と演習の繰り返し」とはまさにこれに繋がる訳です。この方法であれば、たとえ苦手教科であったとしても、講師を真似して、正しい解答を繰り返し作りあげることは可能です。またその作業を行うことで、後から問題の本来の趣旨を把握し、少しずつその問題から離れた問題(応用問題)の解法に繋がり、それがやがて「苦手克服」に繋がる最適な学習方法のうちの一つであると私自身信じています。

今、勉強に取り組んでいる皆さんには、まずここで述べた「真似るところから始まる学び」を身に付けて欲しいと思います。今は、フリーステップの講師を手本とし学習方法を身に付けることが重要です。しかし、今後、自分が何か新しい事を始めようと思った時、将来の目標が見つかったとき、逆に見つからずに悩んだとき、高い壁にぶつかり苦しい時、まず真似るべき自分の手本となるような人を見つけ、その手本を自分の中に取り込んでいって欲しいのです。この様な言い方をするとよく心配される「個性」という問題がありますが、それは後から必ずついてきます。それどころか、それ自身が個性となることさえあると思います。
手本を探す時に、「私をその選択肢に!」とは言いません。良い選択肢の紹介くらいはできると思いますのでよろしければご相談を。まずは、1から10まで声に出して練習したいと思います。

※本文中の赴任教室名・部署名は原稿当時のものです。現在とは異なる場合があります。

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