開成ベガ保護者会 実施報告

2016年5月18日 水曜日

5月15日(日曜日)に梅田本社の会議室で「開成ベガ」(中学受験コース)の保護者会を実施しました。当日は天気も良く、出席予定の保護者生徒はほとんど参加していただきました。
午前中は小4・小5生の保護者を対象、午後は小6生の保護者を対象としましたが、いずれも100名を大幅に超える参加者で、会場は満席となりました。

私立中学(六年一貫)の優れている点や、競争倍率など昨今の入試の状況を前半で紹介し、後半ではそれに向けてどのような授業が準備されているのか、どのように準備をしていけばよいのかを資料を使いながら紹介しました。

保護者の皆さんは熱心にメモを取りながら聞いていただきました。

今まで男子校・女子校だったところが共学化するなど変化の大きい中学入試ですが、子どもの人口減少に反して毎年受験生が増えているようにも感じます。それそれのお子様にマッチした学校に入学していただくことを願っています。

今回の保護者会にご参加できなかったご家庭には資料をご用意しております。各教室の担当者から配布させていただきますのでご安心ください。
 

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平安女学院中高 学校の特徴を活かした取り組みと高い人気のRSコース

2016年5月17日 火曜日

今年で創立141年目の伝統校である、平安女学院中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

創立時より「女子教育・英語教育・キリスト教のミッションスクール」の特徴を持つ同校。その特徴の一端で、英語教育の取り組みの成果として、生徒さんによる英語での発表が披露されました。一人は高校1年生で英語落語「壺算」を、もう一人は高校3年生で「Museums of the world」の題で発表されました。残念ながら写真を出すことはできませんが、二人とも堂々とした発表で同校の取り組みをアピールしておられました。

英語教育についてです。

同校独自の取り組みとしては、生徒一人ひとりが独自のテーマを研究し、その成果をプレゼンなどで発表する「エクスパート・プログラム」や、自分自身を英語で表現できるように取り組む「オンリーワン・プログラム」を挙げられていました。「エクスパート・プログラム」は前述の生徒さんによる発表がまさにその例であり、「オンリーワン・プログラム」は生徒それぞれのレベルに応じるべく、一人ひとりに対して添削指導を行っているとのこと。その甲斐あって、中学3年生段階で約53%の生徒さんが英検2級を含む、英検3級以上に合格しているとのことで、これは京都府内の平均を大きく上回るものになっています。

大学合格実績についてです。

卒業生の約57%が国公立大・難関私立大に進学しているとのこと。同校の上位コースであるESコースに限ると、約62%にまで上昇します。また立命館大学文系学部へ進学するコースであるRSコースからは、今年は43名が進学しています。

2016年度入試結果についてです。

中学入試では「英語」での受験が可能であることが同校の特徴といえるでしょう。初日午前のA1日程と二日目午後のB日程で設定されていましたが、いずれの日程においても平均点が80点(満点は100点)を超える高いものになっていました。高校入試ではRSコースの、特に併願受験者の合格最低点が高く、他の区分・コースと比べ最大で27%も得点率が高くなっておりました。このデータからも同校のRSコースでの合格を希望される方は、専願での出願も検討されるほうが良いかもしれません。

2017年入試に向けての情報です。

現状、中学・高校とも2016年入試と大きな変更はないようです。ただ、7月から年内にかけて校舎の耐震工事が行われるそうです。1学期中は学校の様子をしっかり見学できますので、受験を考えられている方はお早めにオープンスクールなどの行事に参加されることをおすすめします。

以上、平安女学院中高の塾対象説明会についてでした。

 

仁川学院中高 今年も中学・高校入試ともに順調

2016年5月13日 金曜日

兵庫県西宮市の仁川学院中高の塾対象説明会、今年も本校内・コルベ講堂にて行われました。

大学合格実績についてです。

今春の国公立大合格者数は20名(うち浪人4名)となり、昨年21名・一昨年19名と安定しています。また、私立大においても、関関同立大81名・産近甲龍大179名となり、開始から7年目を迎える「学内予備校」や「特進Ⅱコース」の設置など、学校を挙げての取り組みが少しずつ功を奏しているように思われます。

これは合格実績数だけではなく、一般入試での進路決定割合が53%と年々上昇しているところにも表れており、学校全体に「一般入試で四大へ進学」という空気が広まっていると言えるでしょう。

仁川学院高の特徴の一つである「学内予備校」ですが、基本コンセプトを「基礎学力の定着→実践力の育成→第一志望校合格」とし、その実現のために「1.通常の授業を重視する」「2.予習・復習を徹底する」「3.高い目標を設定する」
ことを大切にしています。コースによっては習熟度別授業を開講する、希望があれば上位コースの講座を受講することも可能といった「きめ細やかな」内容となっているようです。2016年度は次のように「学内予備校」をより強化していくとのことです。
・高校1年生 進学・特進Ⅰコース…古文を習熟度別に開講する
・高校1、2年生 特進S、Ⅱコース…平日も英語を開講する
・高校3年生…講座内容を精選し、進路希望に即した講座の拡大を行う
次年度以降の大学合格実績に期待が寄せられます。来年が楽しみです。

2016年度入試結果です。

中学入試では、受験者数は昨年から7名増の159名、入学者数も79名(特進Ⅱ18名・特進Ⅰ30名・進学31名)と昨年から4名増となりました。プレテストは202名の申込を受け、当日は178名が受験しました。入学者数79名のうち60名がプレテストを受験していたとのことです。このプレテストはSABCの4段階で判定がなされます。どのコースで合格を勝ち取ることができるかの指標となりますので、受験を検討されている方はプレテストの受験もお忘れなきようお願いします。

さて、高校入試結果についてです。

今年の受験者数は2,931名(昨年3,030名・一昨年2,646名)、280名募集のところ322名(昨年354名・一昨年307名)の入学者数を集めました。入学者をコース別にみてみると、特進Ⅱコース16名・特進Sコース29名・特進Ⅰコース110名・進学コース167名となっており、ここ数年で上位コースである特進系のコースでの入学者数が堅調な伸びをみせています。

2017年度入試に向けた情報です。

中学入試においては「3コース制ならびに募集定員については今年度と同様」「入試日程は未定」「プレテストは引き続き実施予定」とのことです。高校入試については、特に発表はありませんでした。

最後に、2017年入試に向けた学校行事の日程です。近年、着実に注目を集めてきている仁川学院ですので、お時間の合うイベントがあるようでしたら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

以上、仁川学院中高の塾対象説明会についてでした。

 

現役大学合格率(近畿圏)

2016年5月12日 木曜日

有名大学の合格者には浪人が多いのでは、という疑問にお答えするために、最難関国立9大学(旧七帝大+東京工大・一橋大)に限って現役率を出してみました。ここでも上位6位は私立が独占しています。難関大学では浪人が多いものですが、それでもこれらの高校からは9大学合格者の6割以上が現役で合格を果たしています。

このように私立進学校も公立トップ校をはるかに凌ぐ実績を出していますので、6年間という時間を生かした進学校特有の先取りカリキュラムやICTを利用した授業、プレゼン型のアクティブラーニングや体験型のイベントでモチベーションを上げるなどの方策も効果的であることがわかります。これらの実績を誇る私立中学は来年度入試でも人気が無くなる事は無いでしょう。

 

関西大学付属(系属)校の状況(2016)

2016年5月11日 水曜日

関西大学の付属中学は「関西大学第一」1校だった時代が長かったわけですが、6年前に系属校である「関西大学北陽高等学校」に中学を併設し、「関西大学中等部」も新設しました。この春の卒業生が初めてのこの2校の中学からの卒業生だったのですが、その進路はどのようなものだったのかをご紹介します。

ご覧のように、実質希望者はほとんど関西大学への入学を果たしたようですが、着目すべきところはそれ以上の大学(国公立大学)にも約1割が合格しているところです。大学併設、付属の中学・高校では、進路がある程度保障されているという安心感から生徒もあまり勉強せず、それ以上の大学への合格が難しいというイメージを持っている方も多いのですが、実際には充実した環境の下での6年間の教育成果が大学合格に繋がっているといえるでしょう。

この結果を見るまでもなく、教育活動に対する評価でしょうか中学受験者も安定して増加しています。関西大学中等部は新設効果によるブームが過ぎても安定して生徒を確保しています。


 

近畿圏 医学部合格ランキング(2016)

2016年5月10日 火曜日

今回は医学部(医学科)の合格実績に注目して整理してみました。学校の規模の違いによる有利不利を無くすために、今回も卒業者数を分母に、医学部医学科合格者を分子にして「占有率」を求め、ランキングを付けてみました。


ご覧のように上位13位までは中高一貫校がメインの私立高校が独占しています。それに肉薄するのが堀川、北野、膳所、天王寺、神戸、長田と京都、大阪、滋賀、兵庫の公立トップ校が続いています。国公立の医学部(医学科)はセンターのボーダーが高いうえに2次試験でも厳しい戦いになりますので、高校内容を先取りする事ができる6年一貫の私立の方が有利になると考えられます。また医学部は他の学部よりも早くから志望が固まっている受験者が多いという特徴もありますので、中学入試に臨む段階から医学部進学を想定している小学生が、医学部への合格者が多い中学に集まるという効果が表れているのかも知れません。

 

立命館附属中高合同 学校説明会・相談会 当日の様子

2016年5月9日 月曜日

こちらのエントリー「立命館附属中高合同説明会のお知らせ」でご紹介をしました、立命館附属中高合同 学校説明会・相談会が2016年5月7日(土)に京都市勧業館みやこめっせにて開催されました。

当日の説明会は、午前の部で中学校を、午後の部で高校を説明する二部構成となっており、また同会場内の別ブースで学校別の個別相談会も開催されるということで、朝早くから数多くの生徒さんや保護者のみなさんがご来場になられておりました。

午前の部の中学校の説明会では、立命館宇治中・立命館守山中・立命館中の順で説明が行われました。トップバッターの立命館宇治中は、アクティブラーニングなど多様な取り組みを具体的に紹介しながら、学校の特徴を説明されていました。続いて立命館守山中では、生徒一人ひとりの習熟度に合わせた学習を行うことが可能となる独自のシステム「RICS」を用いたアダプティブラーニングの説明が印象的でありました。最後に登場された立命館中は、やはり2014年に長岡京キャンパスができたことを受け、施設面・立地面の良さをしっかりとアピールされておられました。

午後の部の高校の説明会でも、並びは同じく立命館宇治高・立命館守山高・立命館高の順で説明が行われました。まず立命館宇治高は、在籍生・卒業生ともに国内外問わず活躍している方が多く、大学卒業後の就職率も非常に高い(理系学部に進学し卒業した生徒は100%の就職率!!)ことを紹介されていました。次に登場された立命館守山高は、ICTを用いた学習の取り組みを映像を交えて紹介され、中でも英語のみで行われる授業の様子が印象深いものに感じました。大トリの立命館高は、SGHとSSHの両方を持つ私立高は京都では立命館高だけで、特にSSHに関しては指定の始まった当初から一度も途切れることなく指定を受け続けられている、全国でも唯一の学校であると説明されておられました。

いずれの学校も立命館大の附属校であるという最大の特徴を活かしつつも、それぞれの学校にしかない魅力を存分にアピールされていたように感じました。これは説明会冒頭の挨拶にあった、単に大学の附属校として進学できる学校にしたくない、という法人全体の考えに基づいているものと思われます。各校ともその思いのもと、中高の段階から自分のための学習に留まらず、他者の役に立つ人材の育成へ向け、さまざまな体験を通じて感じさせていく環境を整えられているのだと思います。

最後に、これも冒頭の挨拶の中にあったのですが、説明会の話だけで学校を検討するのではなく、実際に学校に足を運んで自分の目で学校を見て感じて欲しいとのこと。今後、各校とも多彩なイベントで受験生のみなさんを迎えられていますので、お時間の許す限りご参加いただきたいと思います。

以上、立命館附属中高合同 学校説明会・相談会の様子でした。
 

 

大阪私立女子中学校フェア2016 当日の様子

2016年5月7日 土曜日

こちらのエントリー「大阪私立女子中フェア 2016」でご紹介をしました、大阪私立女子中学校フェアが2016年4月29日(日)に大阪新阪急ホテルにて開催されました。

当日は多くの女子小学生・その保護者(と塾などの関係者)がご来場になっており、大変「大盛況」となりました。

当日配布されていたグッズは次の写真のとおりです。

会場は「個別相談ブース・交流コーナー」と「学校パフォーマンス会場」の二つに分かれており、各校とも趣向をこらしたプログラムとなっていました。生徒・保護者と学校の先生がお話を進めることができる「ブース相談コーナー」や、各校の先生や在校生の皆さんと一緒に英会話や手芸などを行う「交流コーナー」は、たくさんのご来場者が列を作っておられました。また「学校パフォーマンス」会場も、ダンスやコーラスといった各校の熱のこもった演技に、大きな拍手がおくられていました。

当日は「とにかく女子中のことに触れてもらう」ということに関して、しっかりと行うことができた学校が多かったのではないでしょうか。今回、受験生・保護者に対して学校のアピールに成功した各校が、今後もきっちりとアピールを続けることができれば、来春の受験者増につながることでしょう。注目していきたいところです。

 

大阪府内の高校の大学入試実績(2016年度)私立大編

2016年4月27日 水曜日

昨日に引き続き高校ごとの大学合格実績がまとまってきましたので分析してみました。

このリストは関関同立の4大学に加えて、近畿大学早慶上智などそれ以上、またはそれに準ずる首都圏・中京・九州の難関大学を加えた計16大学の合格者数を卒業者数で割った「占有率」の順に並べています。(この合格者数は「サンデー毎日」掲載の数値ですので、既卒生も含んでいます。)私立大学は一人で複数合格も可能ですので100%を超えた数値になります。

 

校名に黄色を付けているのは大阪府立で「文理学科」を設置している高校、いわゆる「Top10」と呼ばれる高校です。オレンジ色を付けているのはそれ以外の府立高校。ご覧のように5校がランクインしています。文理学科からは同志社大学の合格数が多いのに対して、(地理的に遠い岸和田高校以外は3ケタ合格!)それ以外の高校は関西大学や近畿大学で数値を伸ばしています。明星、付属池田、清風南海からは首都圏などの合格数が多く出ています。実際に何人の生徒が出した数値なのかはわかりませんが、比較的首都圏の大学に対する指向が強い高校だといえます。

 

大阪府内の高校の大学入試実績(2016年度)国公立編

2016年4月26日 火曜日

高校ごとの大学合格実績がまとまってきましたので分析してみました。
このリストは旧帝国大学の7大学に加えて、東京工業大学と一橋大学を加えた難関9大学の合格者数を卒業者数で割った「占有率」の順に並べています。(この合格者数は「サンデー毎日」掲載の数値ですので、既卒生も含んでいます。)

黄色を付けているのは大阪府立で「文理学科」を設置している高校、いわゆる「TOP10」と呼ばれる高校です。ご覧のようにベスト25位の中に見事に10校がすべてランクインしています。実際にはこの9大学以上の難易度である別大学の「医学部・医学科」への合格者や有名私大志向が強い生徒も居ますので、もっと多くの生徒が同レベルの大学に合格出来ることを表しています。
 

私立高校には「男子校」「女子高」「共学」の区別を付けていますが、女子高は大阪府下22校(来年度からは2校共学化しますので20校になります)のうち1校しかランクインしていません。女子は大阪府外の難関大学より自宅から通える範囲の大学を選ぶ傾向が強いのかも知れません。