【高校入試に】智辯学園奈良カレッジ 高等部編入【本格参入か?】

2021年11月30日 火曜日

大阪上本町から近鉄大阪線に乗ると、「大阪教育大学前」の次の駅「関屋」が最寄りの智辯学園奈良カレッジ。中高6年間一貫教育により、国公立大学に卒業生の半数近くが進学するという、高い教育力を誇っている学校についてです。

これまでは、この学校に入るためには主に中学入試から、という流れでしたが、高等部への編入試験という方法もあります。しかし、募集人数が「若干名」、しかも「専願」のみといった枠組みですので、それほど多く受験していたイメージは無いのですが、今回「若干名」の横に(約40名)の文字が・・・。いきなり間口が広がっています。しかも今年は「専願」のみですが、もしかすると今後「併願」を認めるようになるかもしれません。奈良の高校受験生は当然として、大阪の高校受験生にとっても別日程併願の選択肢が広がるかも、というお話でした。

【ほぼ昨年並みだが】摂南大学 公募制推薦(A日程) 出願状況【狙い目はここだ!】

2021年11月29日 月曜日

まだ、A日程だけですが、摂南大学の公募制推薦入試の出願状況も発表されていますので、まとめてみました。全体的には昨年の98%とほぼ同じ出願数ですが、学部ごとの推移には大きな差があります。2020年度同日程の出願数を1として、その後2年分の推移をグラフ化してみました。

多くの他大学と同じように「国際学部」が2年連続マイナス。2020年に開設した「農学部」も同じくマイナス傾向が続いています。しかし、2020年度からのへこみが一番大きいのが「理工学部」。学部内での詳細を見てみると、減少幅が大きいのは住環境デザイン学科(理系入試)、次が電気電子工学科となっています。出願者の学力分布が不明ですので、実際どの程度の人数の公募制推薦での合格者が出るのか分かりません。しかし、これらの学科は今後の日程の入試で狙い目になる可能性が高いと考えられます。これからの出願作戦の参考までにどうぞ。

【絶好調】龍谷大学 公募推薦 出願状況【志願者連続増加】

2021年11月26日 金曜日

11月27日、28日に行われる龍谷大学の公募推薦(2科型)の出願状況が確定しました。

大学HPによりますと、4年制で昨年の約15%増の合計20,288件の出願があったようです。昨年来のコロナ禍の影響でしょうか、私立大学入試に関しては一人当たりの出願数が減少する傾向があり、昨年も多くの大学が志願者を減らしましたが、龍谷大学は一般も含めて志願者増、今年も公募推薦では増加に転じています。

そこで、コロナ禍前の2020年度入試の志願者数を「1」として、その後2年の推移をグラフにしてみました。

ご覧のように社会学部は2年前の1.6倍以上、法学部も続伸で2年前の1.46倍となっています。他大学では国際系の学部が志願者を減らしている中で、龍谷は昨年の微減から、ことしからの「英語資格利用方式」の導入もあって昨年比で1.4倍と一気に回復しています。特に留学必須の「グローバル・スタディーズ学科」での増加が特徴的です。

一般的に大学は、公募推薦に関しては、歩留まりも考慮して公表されている募集人数よりも多くの合格を出しますので、志願者の変動が難易度の変動に直結するものでもありませんが、この学部ごとの傾向は一般入試でも予想されますので、学部間併願の作戦にも生かしていきましょう。

【梅田会場】大阪女学院中学校 高等学校 evening説明会【対面実施】

2021年11月25日 木曜日

大阪女学院中学校・高等学校の恒例イベント「evening説明会」が今年も開催されます。大阪女学院はオープンスクールもオンラインで行うなど、コロナ禍対応シフトを敷いてきましたが、このイベントは対面での実施となっています。

開催日時は12月10日(金)18:30~20:00となっていますが、事前予約制となっております。学校に気軽にいろいろと質問できる絶好の機会です。受験生学年はもちろん、それ以外の学年でもお出かけになってみては如何でしょうか。お申し込みは27日からweb上でどうぞ。

【朗報】関西学院大学 一般選抜枠拡大か?

2021年11月24日 水曜日

関西の「関関同立」の中で、一般選抜による入学者の割合が一番低かった関西学院が、方針転換しつつあります。2020年度入試では一般選抜の「合格者数」は9,644名だったのに対し、2021年度入試では12,444名と2,800名も増加しています。また、受験日程も2月1日、2日の両日で全学部受験可能となり、地方会場も含めて拡大されました。文系学部に共通テスト利用の7科目型を追加し、さらに出願しやすくなりました。

というわけで、関西学院大学を志願する受験生は、これらの制度も活用して出願しましょう、というお話でした。

【今年入学して】昇陽高等学校 入試説明会【100周年を迎えよう】

2021年11月22日 月曜日

卓球の伊藤美誠さんの出身校としても知られる大阪市此花区の昇陽高等学校についてです。コースの再編や強化クラブのさらなる強化に加え、食堂の改修や体育館の冷暖房化、トイレのリニューアルなど、毎年のように快適な学習環境が充実していっています。

学校にお邪魔して驚くのは生徒さん方の気持ちの良い挨拶。先生方との良い人間関係が表れているようにも感じます。

実はあまり公表されることはありませんが、高校というところは残念ながら途中でやめてしまう生徒も少なからず居るものです。今では広域通信制の充実もあり、むしろ以前よりも高校入学後の変更がしやすい環境になっているのですが、9月に昇陽にお伺いした時にその話題となり、「そういえば今年1人やめた子がいましてね、家庭の事情ですけれども。」という先生のお話。「え?ということはやめた生徒はほぼ居ないってことですか!?」と驚愕する私。このことからも、生徒さんの満足度が驚くほど高い学校だということがわかります。

それはさておき、2024年には100周年という大きな節目の年を迎えます。2022年度高校入学者は高校3年生の時に迎えることになります。ひとまず、来週末に開催される入試説明会に参加してみましょう。詳しくは学校HPをご覧のうえ、お申し込みください。

【徳島県】(私立)「神山まるごと高専」2023年開校【高専新規開校】

2021年11月19日 金曜日

大阪から車で3時間弱、徳島市の眉山の南、国道438号線を進んだ先の山の中に「徳島県神山町」という、スダチの生産量では日本一の人口4,500人ほどの町があります。位置的には吉野川町の南ですが、直接行く県道は車の離合も難しく、落ち葉で覆われていて、雨が降ったらすべるすべる。やめた方が良いです。

と、ここまで書くと不便そうな山の中だろうなぁ、と思われそうですが、2004年からケーブルテレビ兼用の光ファイバー網を構築し、全戸に光ファイバー網がめぐらされているというハイテクな町なのです。今では「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」という共同作業場があり、都市部のIT企業や研究機関の人がリモートで仕事をする拠点ともなっています。(1泊朝食付6,000円!)ところで、この町の「神山町立神山中学校」は今では空き教室が多く、(生徒数は昨年度で55名)ダウンサイジングと学習環境の向上を目指して、現在の神山町立神領小学校の横に新築移転することになりました(現在建築中)。で、その古いほうの中学校の設備を頂いて「高等専門学校」を開校しようという話が持ち上がりました。何と高等専門学校の新設は20年ぶりになるそうです。高等専門学校といえば工業系や商船系など技術系のイメージが強いのですが、この高等専門学校はなんと「起業家育成」というのがコンセプトです。ベンチャー系の創業者が集まり、町を巻き込んで設立する学校名も「神山まるごと高専」。メルカリやサイボウズといった複数の企業の寄付も集まり、星野リゾートやスノーピークといった企業の代表も講師を買って出るなど、盛り上がりを見せています。

初年度募集は男女約半数ずつの40名。もちろん全寮制です。ご興味ある方はこの学校名で検索してみてください。多くのビジネス系の雑誌にも紹介されています。如何でしょうか。

【2023年度入試から】東京都立高校入試 スピーキングを採用【東京都独自】

2021年11月18日 木曜日

東京都教育委員会は2023年度入試(今の中学2年生が受験する入試)からスピーキングを導入すると9月に発表していましたが、具体的な内容が次第に明らかになってきました。

まず、このテストは入試の時に行うのではなく、2022年11月27日(日)に外部施設を試験会場として一斉に行います。受験者にタブレット端末を配布し、イヤホンから流れる音声に対しての解答を録音していく方式が想定されています。評価はA~Fの6段階で表されますが、その段階を上から20点、16点、12点というように4点刻みの点数(Fは0点)に換算し、調査書に加点します。つまり今までの学力検査700点+調査書300点=1000点満点が、1020点満点となるわけです。見方によってはスピーキングによる点数の比重はそれほど高いわけではありませんが、あと1年以内にスピーキング力を付けなければならない今の中学2年生では、その不安から先に私立に決めてしまおうという動きが起こる可能性もあります。

いずれにせよ首都圏の中学2年生以下の学年は、今後発表される詳細内容に注意が必要でしょう。

【ようやく】第41回 近畿総合文化祭 開幕【合同イベント再始動】

2021年11月17日 水曜日

11月14日(日)第41回近畿総合文化祭の開会式が大津市で行われました。

近畿総合文化祭というのは、近畿2府4県(大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、和歌山県)に合せて鳥取県、三重県、徳島県、福井県の10府県の高校生による合同文化祭です。基本はコンクールではないので評価されるものではありませんが、各地域での選抜校が互いの演技を披露し、さらなる水準の向上を目指すというイベントです。

昨年は奈良が会場でしたが、残念ながらオンライン開催となりました。今年は滋賀県の各会場に分かれて、13日から21日の日程でリアル開催されます。とはいえ、まだまだ新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から一般観覧はできません。

各クラブも活動が制限されている中ですので、なかなか参加できる学校も少ないようです。例えば器楽・管弦楽に関しては、以下の9団体が参加となっています。このうち私学は実力に定評のある2校のみ、雲雀丘のギターマンドリンと天理の弦楽だけです。こちらは20日(土)守山市民ホールでの開催です。こちらも一般公開はありませんが、久しぶりのリアル開催、日ごろの練習の成果をのびのびと発揮していただきたいと思います。

【ようやく】城南学園高等学校 説明会&入試対策セミナー【申し込み不要】

2021年11月16日 火曜日

コロナ禍による入場制限や追跡調査のために入試関連のイベントは事前申し込み制が続いておりましたが、この度の感染縮小を受けて、城南学園では「申し込み不要」の入試イベントが開かれます。学校選びの大切なこの時期に学校を見せていただく機会が作られるのはありがたいことです。

さて、以前もこのエントリーで紹介しましたが、昨年80周年を迎えた城南学園は幼稚園から大阪総合保育大学、大学院も併設の保育系人材育成では定評のある女子校です。というわけで2クラス募集の幼児教員コースも人気なのですが、近年大学進学にも力を入れており、次年度から進学系のコースのリニューアルが行われます。実際2021年度入試でも国公立6名、関西大9名、近畿大14名など、系列大学以外にも多くの合格実績がでていますが、なんと特進系を4コースに分けて進路実現させようという作戦のようです。詳しくは11月20日、12月11日、12月18日の説明科&入試対策セミナーで聞いてみては如何でしょうか。