関西大学 オープンキャンパス2024

2024年2月29日 木曜日

昨日まで関西大学の入試統計について紹介しましたが、ひとまず関西大学ってどんなところだろう、という高校生もいらっしゃることでしょう。

そんなあなたのために、3月にオープンキャンパスが開催されます。

全体的な説明はもちろん、キャンパスツアーや220万冊の蔵書数を誇る図書館見学、保護者対象説明会など盛りだくさんな企画になっているようです。2025年に開設予定の「ビジネスデータサイエンス学部」についても教えてもらえるかも。

参加者登録制となっています。ご覧の二次元コード、または大学HP(Kan-Dai web)をご覧ください。

関西大学 2024年度入試統計より 【理系】

2024年2月28日 水曜日

関西大学の理系学部は実質倍率と合格最低得点率に相関があり、人気が高い募集単位の定員をもっと増やせばいいのに、と思いますが、そんな簡単なものではないのでしょう。

それはさておき、今年の最難関は環境都市工学部の建築学科でした。得点率2位のシステム理工学部電気電子情報工学科を5%以上引き離してぶっちぎりのトップです。近年理系の情報系学部の人気も上昇中ですが、ものづくりに関わりたい受験生が増えるのも喜ばしい事です。一方で環境都市工学部のエネルギー環境・化学工学科や化学生命工学部の化学・物質工学科、システム理工学部の物理・応用物理学科の3つの募集単位は、昨年に続いて実質倍率、合格最低得点率共に落ち着いた状況となりました。こちらも就職も含めて将来性のある分野だとは思うのですが・・・

というわけで、次年度受験生となる皆さんは、これらの入試データも参考に、志望学部・学科を組み立ててみましょう。

関西大学 2024年度入試統計より 【文系】

2024年2月27日 火曜日

2月で一般募集が終了した関西大学から、入試統計が届きました。今後補欠合格が発表される可能性がありますが、ひとまずの速報値となります。

これを元に、合格最低得点率の、2月1日から7日の全日程の平均値と実質倍率の相関をグラフに表してみました。

今年は文系で最も合格最低点が高かったのは外国語学部。3か年通して実質倍率、合格最低得点率共にほぼ変動はありません。一方で今まで高め安定だった社会学部に異変が生じています。2022年度には69%を超える得点率が必要でしたが、2023年度には61%と急落、今年は実質倍率が5.8倍に急増しましたが、合格最低点はほぼ同じ。つまり高学力層が戻ってきていない様子がわかります。

昨年、文系で最高倍率と厳しい入試になった法学部ですが、今年は2022年ほどではないにせよ、合格最低得点率は62%、実質倍率も4倍と落ち着いた状況になっています。

近年は教員養成系の志願者が全体的に減少していますが、関西大学でも例外ではなく、文学部の初等教育学専修は昨年度よりも実質倍率、合格最低得点率共に低下しています。(続く)

【見てみよう】武庫川女子大学 建築学部 建築学研究科 作品展 卒業設計展【行ってみよう】

2024年2月26日 月曜日

昨年もこのエントリー【女子に限らず】武庫川女子大学 建築学研究科 作品展/建築学部 卒業設計展【見てみましょう】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)で紹介した武庫川女子大学の建築学部ですが、今年も作品展、卒業設計展が開催されます。

一畳分の製図台が占有できるという恵まれた演習環境と、大学院卒業と同時に一級建築士資格が手に入るカリキュラムが自慢の武庫川女子大学建築学部ですが、そこで磨き上げられた学生さんたちの実力も素晴らしいものです。と文章で書いても伝わりませんので、学年末試験が終わったら、阪神香櫨園駅(こうろえん=阪神西宮駅の隣の駅)近くの西宮市民ギャラリーまでお出かけください。

因みに、3月23日には建築学部のオープンキャンパスも開催されます。詳しくは大学HPをご確認ください。

大阪府 公立高校入試 進路希望調査(第3回)【国際グローバル系の学科】

2024年2月22日 木曜日

【国際・グローバル系】

以前は人気も高く、難関だった国際文化科や英語科などの、国際・グローバル系の学科だけ取り出して集計してみました。今年の希望調査では0.99倍と約半数の学校で第一志望者数が定員を下回る状況となっています。いちりつでは定員を1クラス40名にまで絞りましたが、現段階での第一志望者が23名と厳しい状況となっています。普通科から回し合格で国際文化科、といったケースも発生しており、普通科の志願状況にもマイナスの影響が出ています。大阪府の教育庁には高校の統廃合よりも先に学科の再編を検討して頂きたいと思います。

現段階で希望者が定員を下回っている学校を志願している場合、これで安心だと思ってはいけません。高倍率になっている学校からの志願変更による流入は十分考えられますし、たとえ志願倍率が1倍を下回ったとしても高校入学後は中学校までの基礎学力も重要となりますので、入試に向けての最後の仕上げには手を抜かないようにしましょう。(終わり)

大阪府 公立高校入試 進路希望調査(第3回)【旧4学区】

2024年2月21日 水曜日

【旧4学区】

こちらでは、地域平均の昨年比較で1.31倍から1.06倍と大きく低下しています。上位校の定員増の影響もあり、中堅以下の高校の志願者減となっています。ここから調整が入るとしても、落ち着いた倍率の学校が増えそうです。(続く)

大阪府 公立高校入試 進路希望調査(第3回)【旧3学区】

2024年2月20日 火曜日

【旧3学区】

旧学区の平均では昨年の希望調査の1.29倍から1.07倍と大きく低下しています。この学区は昨年から3校の募集停止に伴い480名の定員減もあり、トータルでも140名分定員減少したように見えますが、実際にはこの3校を志願したのは332人でしたので、実質的には定員が増えていると考えられます。従って中堅以下ではかなり落ち着いた倍率になると考えられます。(続く)

大阪府 公立高校入試 進路希望調査(第3回)【旧2学区】

2024年2月19日 月曜日

昨年の第3回調査での平均倍率1.11倍に対し、今年は1.01倍と低調な倍率となっています。例年1.3~1.4倍の受験生が集まっていた寝屋川でさえ、現段階では希望者が定員を下回っています。2年前に長尾、守口東、門真西が再編対象になるとの報道がありましたが、昨年は長尾、守口東は定員充足し、今回の調査でも守口東が定員を上回っていますので、なんとか地域のためにもこの再編案は無くなって欲しいものです。(続く)

大阪府 公立高校入試 進路希望調査(第3回)【旧1学区】

2024年2月16日 金曜日

大阪府公立中学校長会が2月1日に行った進路希望調査が2月10日に大阪府のホームページ大阪府/令和6年度公立高等学校入学者選抜 (osaka.lg.jp)に掲載されました。そのデータを元に、地域ごとのリストを作成しました。かつては学区に属していなかった専門学科も旧学区に割り振っています。(全5回シリーズ)

【旧1学区】

昨年の第3回調査と右側の「結果」を見比べていただければと思いますが、第3回調査で希望者が定員を下回っていた学校も、実際にはその多くが定員充足しています。しかし、今年は第3回調査の段階で地域平均が1.15倍と昨年よりも大きく下回っており、前回調査からの変化も見ていただければと思いますが、高倍率となっている高校からの流出がそれほどありませんので、中堅以下の学校は昨年以上に落ち着いた倍率になるかもしれません。(つづく)

【スクープ】追手門学院大学が 産業技術短期大学と法人統合か?【理工学部ロケットスタート!】

2024年2月15日 木曜日

「学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:田口順一)と学校法人鉄鋼学園(兵庫県尼崎市、理事長:友野宏)は、2025年4月の両法人の統合を目指した協議を始めることに合意し、基本合意書を締結しました。 統合後の名称は学校法人追手門学院とし、産業技術短期大学は存続します。」

(大学HPより一部引用)

産業技術短期大学は鉄鋼の製造や流通の業界団体である日本鉄鋼連盟が1962年に設立した「機械工学」「電気電子工学」「情報処理工学」「ものづくり創造工学」の4つの学科を持つ、日本には他に例のない技術系の短期大学です。 高校卒業の学生 に加え企業派遣の社会人が共に学んでおり、企業と深い関係があります。2年間で製造業に特化した学びができる環境なのですが、環境問題の高まりや年々加速するDXに対して社会科学や人文科学といった文系分野への広がりも欲しいところです。

一方の追手門学院大学は理工学部の開設に向けて現在準備が進められているわけですが、新たな教授陣の組織や、就職支援も含めて理系分野での産学共同の構築など、学生募集以上に大変な課題が山積みになっているはずです。

今回の協議が進むことになれば、産業技術短期大学にとっては今まで以上に幅広い学びの場を提供できます。さらに追手門学院大学の理工学部開設にとっても大きな追い風となることは間違いなく、これをきっかけに広がる企業との関係は、既存の文系学部の学生の就職にとってもプラスにはたらくのではないでしょうか。

今後の発表に注意しておきます。