分野別の高校生向け入試説明会

2017年4月28日 金曜日

ご近所の会社からご案内をいただきました。高校生向けの進学説明会です。

 (画像をクリックするとPDFが開きます。)

最近大学合同の説明会もよく開かれるようになってきましたが、こちらはテーマ別の説明会となっています。

特に5月9日(火)の説明会は、今人気の医療関係や栄養、心理など、人にかかわる分野の学部やコースがウリの大学が集まるようです。5月14日(日)は専門学校まで呼んで女子向けの説明会となっています。5月9日(火)は平日ですが、18:30までやっているようです。他の2日程は日曜日の昼からです。興味のある高校生はぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

 

大阪青凌中学校 入試科目が増えます

2017年4月27日 木曜日

近年、私立中学校入試では受験科目を減らす、または選択を増やして受験生の負担を減らすという傾向にありますが、来年度から大阪府高槻市の大阪青凌中学校は、従来の算国2教科入試から理科・社会を含めた4教科入試に変更するという情報が入りました。

 

判定は4教科300点と算国2教科を300点満点に換算した両方の点数で合否を判定するそうですので、理科・社会が足を引っ張るという事はなさそうですが、逆に理科・社会が得意な生徒にとっては朗報でしょう。

作文と面接や英語だけの入試など、小学生としての学力を何で測っているのかわかりにくい入試に比べると、学力充実にもこだわっている学校の姿勢がはっきり示されていると思います。

すでに学力別編成による少人数授業によって、学力伸長に定評のある大阪青凌中学校ですが、2020年の移転に向けて内部充実も進んでいるようです。

御覧のように、この学校も移転が計画されているようです。またそちらの続報も入れば、お知らせいたします。

 

追手門学院中学校・高等学校 移転情報

2017年4月26日 水曜日

昨年発表されていた追手門学院中学校・高等学校の移転に関してですが、次第に具体的な内容が明らかになってきました。

まず、これは以前発表された内容ですが、場所はJR京都線(東海道線)の茨木・摂津富田間に新設される新駅から徒歩12分、その昔大型トラックがひっきりなしに出入りしていた東芝の冷蔵庫工場跡地です。JRの新駅設置工事は既に始まっています。ここに大学の一部と一緒に追手門学院中・高が2019年に引っ越してくるというわけです。

ここからが新ネタです。

移転によってスクールバスが必要なくなる、というだけではありません。設備も最新の学びに対応する仕様を予定しているようです。まず、教室が個別の箱の形式ではなく、前の廊下と空間がつながっているオープンタイプです。また、その広い廊下は自由に使える「ラーニングスペース」にもなります。可動式の壁を取り払うと大講義室にもなるという仕様です。普通は1か所にまとめられている図書館も、4つのフロアにそれぞれ配置された「メディアライブラリー」という形態になります。学年や目的に応じて必要な情報は違いますので、それぞれに応じた情報だけを集めておくと、検索性も良い、という発想です。

さすが、大学まで併設している中学校・高校です。このようにこれからの学び(学習形態)を研究して実際の設備に生かしていくというのは、特に公立の学校ではなかなか実現させるのは難しいでしょう。

また、土曜日に使わない大学の設備も利用して、アクティブ・ラーニングなどに利用することも想定されているようです。今の小5が入学する年には移転は完了しています。これらの充実した学習環境が迎えてくれることでしょう。

 

平安女学院 耐震補強工事終了しました

2017年4月25日 火曜日

平安女学院中学校・高等学校は、京都御苑(御所)の烏丸通を挟んですぐ西側、京都府庁や警察署、ホテルや放送局、能楽堂など非常に文化度の高い場所に位置しています。京都の旧市街は美しい街並みや大文字山などの眺望がいたるところで可能であるなど、伝統的な景観が維持されている素晴らしい街ですが、これは美観地区として建物の高さ制限はもちろんの事、外壁のデザインや屋根の形・色まで厳しく規制されているためです。この規制は一般的には良い話なのですが、学校にとっては校舎の建て替えが簡単にできないという事につながっています。同志社大学や立命館大学が市外や府外にキャンパスを分離しているのも、この厳しい規制が影響しているといわれています。

 

さて、この平安女学院の、室町通りに面した建物も、今の耐震基準を満たしていないため、立て替えなければいけないことになったのですが、立て替えるとなると景観面への配慮を考えると何かと大変です。そこで、耐震補強工事を行うことにしたのですが、これまた工事期間が長くなると周辺環境に悪影響が出ます。そこで、学校は短い工期で一気に補強工事を行うために、全生徒を「疎開」させる思い切った方法を取りました。昨年の2学期から中学は廃校になった京都市立西陣小学校へ、高校は同じく廃校になった今熊野小学校で授業を行ったそうです。それらの小学校は一度廃校になり使われていなかった設備ですので、修理や清掃、引っ越し往復など先生方のご苦労も大変だったと思うのですが、校長先生からは、「それぞれの地域の方に温かく受け入れていただくなど良い経験ができました。」と、とても前向きなコメントがいただけました。地域との交流や、中学と高校が分離したため、初めて行われた中学校単独の文化祭も生徒にとっては良い経験になったことでしょう。

 

また、耐震補強のついでに内装も新調し、さらにクラブボックスの「クインビー館」をリニューアルするなど今まで以上に教育環境が整ったようです。今ではこの環境で生徒たちは再び中高一緒に学んでいます。

オープンスクールなどできれいな学校を見る機会があれば、先生方、在校生はもちろんの事、そのほかの方も含めて多くの方の支援の賜物であることを意識しながら見なければいけないなぁ、と思うお話でした

私立高校の授業料(兵庫県)

2017年4月24日 月曜日

私立高校に入学するには様々な費用がかかります。まず、入学前から受験をしなければいけませんので「考査料(受験料)」が必要です。合格して入学するには「入学金」が必要です。併せて「施設費(設備費)」が別途負担になる場合もあります。それ以外にも制服や教科書代が必要になりますが、そこは今回除いておきます。

兵庫県の私立高校48校の、入学金の平均は292,500円ですが、先ほどの費用をプラスした「入学時費用」の平均は429,760円となります。

入学時にはそれに加えて1年分の年間費用が必要になります。これも「授業料」(平均379,269円)以外に毎年「施設費(設備費)」や「寮費」(全寮制の学校のみ)「育友会費」「生徒会費」などが付け加わり、平均で498,514円が必要になります。この合計順に兵庫県の学校を並べてみました。(普通科かもっとも定員の多いコースを基本としています。)

 

(平成26年度実績。平成27年度以降の実際の費用については各校の募集要項等でご確認ください。)

 

1位の「生野学園」は全寮制の学校ですので別格ですが、それを除くと実は「灘高校」が最も高額になっています。9割近くが旧帝国大学や国立の医学部に進学しますので、そこで元が取れるような気もしますが、平均金額より2割以上高額になっています。それ以下「小林聖心」、「関西学院」と続きます。

以前このブログでも紹介した、「神戸学院大学附属高校」は新たに建築した校舎も魅力的なのですが、費用は平均程度に抑えられています。(48校中19位)。

高級住宅街の中にそびえたつ「芦屋学園」は実は平均よりも15万円ほど安く、48校中43位とお安くなっています。多くの学校で年10万円ほどの負担金が必要なスクールバスも無料とのことですので、とてもリーズナブルな学校だといえるでしょう。

一応定価(?)で最安値は「三田松聖高校」です。広大な敷地に公認50mプールや人工芝のテニスコート、本格的な体育館など設備も充実しており、部活動も盛んな学校です。入学金も150,000円、初年度費用合計も605,900円と兵庫県の平均の65%と、大変お得になっています。

学校は実際に通う生徒の適性や目的で選ぶべきものですので、安い方がお得、というものでもありませんが、迷った時にはこれらのデータも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

神戸国際中学校・高等学校の進学実績

2017年4月21日 金曜日

神戸須磨区の「神戸国際中学校・高等学校」は中学校で70名、高校からは15名募集という、かわいいサイズの私立女子校です。

名前が似ていますが、高校野球で有名な「神戸国際大学附属高校」とは関係がありません。

さて、「神戸国際」は制服を着ていく義務がありません。行事や式典の時には決まったブレザーを着ることになっていますが、それ以外の日は私服で登下校しています。

実はこの学校、さまざまな英語のスピーチコンテストに出場し、多数受賞しています。ネイティブの先生による、少人数を生かした授業が効果を発揮しているようです。

その成果として、大学進学実績でもとんでもないことになっています。今年は東京大学の推薦入試に合格した生徒もいるそうです。これも英語のプレゼンテーションで非常に高い評価を得たので合格につながったとのことです。

阪大1名など東大以外の国公立に10名、慶応1名、同志社4名、関西学院14名。また、獣医学部に2名、歯学部に5名、薬学部に4名など、英語力やプレゼン能力だけでは合格できない大学への実績が公表されています。

この数字だけですとその凄さが伝わらないと思いますが、実はこの年の卒業生数が46名とのことで、半数以上がこれらの学校に進学しているという驚異の割合になっています。

大きな学校で競い合う方が向いているお子さんもいると思いますが、落ち着いた環境で丁寧に育ててくれる学校もあるのだなと思わされるお話でした。

 

【スクープ】大阪緑涼高校(旧大阪女子短期大学高校)大改革【共学化・コースリニューアル】

2017年4月20日 木曜日

この4月から校名が変更になった「大阪緑涼高校(旧大阪女子短期大学高校)」で動きがあるようです。校名から「女子」の文字が消えたあたりから、共学化するのではと思い、学校の先生に昨年も突撃インタビューをしてみましたが、「いやぁ、今は何も・・・」とはぐらかされるばかり。しかしついにこのようなチラシを入手しました。来ました男女共学!女子校としての伝統を残した女子コースも残るようですが、思い切って多くのコースを男女共学にしていく方針のようです。

 

また、現在この高校は4つのコース制を取っています。募集時には一括募集、つまり1年生の間は「特別編成コース」という進学に特化したコースも含めて「希望制」となっており、2年次から「特別編成」「進学」「保育系進学」「看護系進学」の4つのコースに分かれていくという仕組みになっています。

しかし、これも変更されるようです。大きなところでは昨年募集停止した短期大学(生活科学科に栄養士と製菓のコースが設置されている)の設備を利用するかたちで「調理」、「製菓」といったコースの新設が可能とのことで、今後設置申請を行う方針のようですが、まだ詳細は決まっていないとのことです。(コースについてはまだ決定されたことではないので、チラシではそれっぽ~いマークで示されています。それぞれのマークが何を意味するのかは皆さんの洞察力にお任せします。)

高校としては男女共学の調理系のコースも希少ですが、さらに調理や製菓に関する資格試験の受験資格が得られるなどとなれば、インパクトがありそうです。近年大学進学の割合も高まっているこの学校ですが、それに加えて大阪の食文化を支える人材育成という新たな目的が加わるかもしれません。

 

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が実施されました

2017年4月19日 水曜日

『小学6年生と中学3年生を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、全国の学校で一斉に始まった。2007年度に始まり、東日本大震災で一度中止になったため、今回で10度目。熊本地震で昨年に中止となった熊本県と大分県の一部でも2年ぶりに実施された。今年度は国公私立の小中約3万校、約212万人が参加。国語と算数・数学の2教科で実施し、基本的な知識をみるA問題と活用力を測るB問題が出された。』(4月18日付「日経オンライン」より)

 

この調査の本来の目的は、小問ごとの正答率を出して、生徒がよくつまずくところに対応した教材を開発したり、授業改善に生かすなどの材料を得たりするためのものなのですが、自治体ごとの平均点が公表されるようになったあたりから、様子が変わってきました。

点数を上げるために過去問演習を繰り返す学校はまだましな方で、過去には点数が取れないと思われる生徒を欠席させる、または意図的に答案を取り除くなど、点数(平均点)の信頼性を揺るがす事件も報道されていました。逆に言えば、平均点を上げるために現場が追い込まれているともいえるでしょう。

結果が判明するのは9月ごろです。都道府県ごとの平均点なども発表されるでしょうが、それはさておき、小問ごとの正答率を元にして、塾でも授業改善に取り組んでいきたいと思います。

 

東京オリンピック出場を目指すなら常翔啓光学園

2017年4月18日 火曜日

2016年8月4日、国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年の東京オリンピックに、「スポーツクライミング」を正式に追加種目とすることを決定しました。「スポーツクライミング」とは、人工的に作った壁を登る競技です。自然の岩場を登る「ロッククライミング」をヒントに生まれた競技ですが、こちらは安全性を確保された設備で行います。

スポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」といった3つの種目で競います。「ボルダリング」とは岩のようなでっぱりに、手足をかけて壁を登る競技で、時間内に何通りの登り方ができたかを競います。「リード」はボルダリングと違ってロープをかけながら壁を登ります。こちらはしたから何番目のポイントまで登ることができたかで評価されます。「スピード」は10メートル(国際規格では15メートル)の壁を登る速さを競います。

「ボルダリング」の施設は5メートルほどの高さで作ることができますので、商業施設の中などにも建築可能で、数も次第に増えてきました。しかし、もっと高い壁が必要な「リード」や「スピード」用の設備は数が限られているようです。特に「スピード」ではコースや突起物の配置が国際基準で決められていますが、競技人口もまだ少ないため、その本格的な練習施設は国内には無いのだそうです。

その国際規格に準拠し、この3つの種目が練習できる施設が大阪府枚方市の常翔啓光学園の中に間もなく完成します。常翔啓光といえば全国制覇7回を誇るラグビー部も有名ですが、ワンダーフォーゲル部も登山やクライミングで全国大会に毎年出場する強豪です。今回建設されるクライミングウォールはこのワンダーフォーゲル部のトレーニングにも使われるそうですが、この壁でトレーニングを積んだ高校生が3年後のオリンピック選手になることは十分考えられます。

また、昨年クラブに昇格したばかりの吹奏楽部(といってもすでに中高合わせて部員が53名もいて、ダブルリードやバスクラ、ハープまでそろっているんですけど)のために、音楽棟も建設中です。ちなみに系列の大阪工業大学では、この4月梅田に新キャンパス(OIT梅田タワー 地上22階 地下2階)がオープンしましたが、常翔啓光学園も負けないくらいハード面でも充実してきました。これから中学選び、高校選びをする皆さんは、一度学校を見学してみてはいかがでしょうか。

 

大阪私立 女子中学校フェア2017

2017年4月17日 月曜日

日時:2017年4月30日(日)10:00~14:00
対象:小学生および保護者
場所:大阪新阪急ホテル
アクセス:JR大阪駅/地下鉄・阪急・阪神梅田駅徒歩すぐ
内容:各中学校別の『相談コーナー』・在籍生達の先輩との『交流コーナー』・生徒による『学校紹介パフォーマンス』
参加校:14校
大阪薫英女学院、大阪女学院、大阪信愛女学院、大谷、金蘭会、堺リベラル、四天王寺、樟蔭、城星学園、城南学園、相愛、帝塚山学院、梅花、プール学院

今年で5回目になる大阪市立女子中学校フェアが開催されます。
昨年度の様子をいくつかご紹介します。
まず、10時過ぎに来場した人は入場制限がかかってしばらく待たされる状態だったそうです。10時の開場から入場したい場合は受付開始の9時30分までには到着しておいた方が良さそうです。
在校生から直接話が聞ける『相談コーナー』や『交流コーナー』は盛況でした。
各校のパフォーマンスを一挙に観覧できるイベントも開催されました。学校の生徒達による楽器演奏やダンスの披露など、生き生きとした在校生たちの姿を見ることもできました。今年もその期待通りのフェアになることは間違いなしです。ぜひ参加してみてください。

ちなみに、来場すれば《女子中グッズ》も頂けるようです。
また詳細につきましては、イベントHP(http://www.joshichu-fair.net/)に詳細や最新情報・お問合せ欄などが掲載されていますので、そちらも合わせてご確認ください。

以下はプログラムからの引用です。
大阪の私立女子校14校が一堂に会し、各学校の情報が一度にご覧いただけるフェアです。いろんな学校を見て、知って、あなたに一番ぴったりの学校を見つけてください。