最後の大学入試センター試験 平均点一覧(中間集計)

2020年1月24日 金曜日

ポール・マッカートニーが24年ぶりに来日した年に始まった大学入試センター試験ですが、(という書き出しで食いつくあなたはいい年齢)ついに今年で最終回を迎えました。 22日に平均点の中間集計が発表されましたが、数学1Aの平均点が下がっています。 各予備校の分析でも、900点満点で理系は17点程度マイナス、文系は上位層も崩れて22点程度下がる見込みだそうです。 ということは配点にもよりますが、単純計算でセンター試験を450点に換算する大学ならボーダーが昨年よりも10点ほど下がることになりますので、うわぁ、やらかしたぁ、と思っている受験生でもあっさり志望校を諦めるのではなく、受験校を変えずに気持ちを切り替えて2次試験の対策をした方が良いかもしれません。  

しかし、各教科の平均点が68~51%ときれいにそろった試験を作れるのは大した技術だと思います。来年に行われる「大学入学共通テスト」ではどのような結果になるのか、注目です。

私立大学出願速報(その他関西で話題の大学)

2020年1月23日 木曜日

では、最終回として学部新設や話題性のある大学の状況をお知らせします。 大学としても5年目で理工学部が新設される「大和大学」は既存学部でも出願者を伸ばして合計で1.3倍。これまた学校名も法人も一新され、工学部新設の「京都先端科学大学」は一般入試でも大ブレーク。半年間英語漬けというカリキュラムが支持されたということでしょうか。一方就職率の高さが売りの文系大学「大阪経済法科大学」と「大阪経済大学」は公募では逆の動きになりましたが、一般入試での出願は共にプラスになっており、受験者の支持を集めている様子がわかります。「武庫川女子大学」も学部再編や最寄り駅の改修に伴う大学設備の拡充などの話題性も手伝って、日本最大の女子大としての存在感はさらに増しています。「大阪工業大学」、「佛教大学」、「関西外国語」は共に推薦系の入試の比重が上がっています。言い換えれば一般まで戦う受験生が減っているといった状況です。特に関西外国語大学は当グループからの(推薦系出願数):(一般・センター利用系出願)=3:1と、分野としての特殊性が高いためか、推薦系の入試からの受験がメインになりつつあります。京都橘大学は医療系学部の拡充で話題を集めましたが、ここにきて高止まりしたということでしょうか。合否ラインはどう動くのか注意が必要です。

さて、そろそろセンターリサーチが発表され、平均点予測も出てくるわけですが、センターの点数によっては併用型の出願がまだ間に合う大学などもありますので、要項や入試ガイドをご確認ください。

私立大学出願速報(摂神追桃)

2020年1月22日 水曜日

昨年は大きく受験者数を伸ばしましたが、結果的に一般入試の倍率が上がり、多くの不合格者が出てしまったのがこのゾーンです。というわけで、今年は推薦系での出願にシフトし、一般入試を避ける傾向が強くなっています。そんな中で桃山学院の好調ぶりが光ります。国際系学部人気の中で、開設10年を迎えた「国際教養学部」の存在感が大学のカラーとマッチし全体のイメージアップにつながっています。(続く)

私立大学出願速報(産近甲龍)

2020年1月21日 火曜日

次は公募推薦入試での募集も多い「産近甲龍」についてです。公募でも倍率の高い近畿大学は敬遠されてしまいましたが、他3大学は推薦系も一般入試でも勝っています。公募でも一般でも出願数が減っている近畿大学、今年は穴場になるのではないでしょうか。これからの日程にも注目です。(続く)

私立大学出願速報(関関同立)

2020年1月20日 月曜日

センター試験も終わって、いよいよ私大一般入試の季節になってきました。開成教育グループの大学受験生の出願も合計3万件を超えてきました。中期や後期の出願はまだですが、一応1月19日時点での昨年との比較表を作ってみました。色が赤いのが昨年負け、青いのが昨年勝ちです。 (開成教育グループ内での出願数の比較です。全体状況ではありませんのでご注意ください。)昨年同日比較です。

ご覧のように、合格者を絞って昨年既に敬遠された立命館が反動で戻ってきています。また、「超安全志向」と新聞でも報道されていましたが、結果的に同志社も一般入試ではほぼ昨年並みとなりました。一方関西大学はこの数値ですのでセンター中期など今から出願できる日程も狙い目になるかもしれません。センター試験を受験した方はご検討ください。(続く)

【受験料の支払いも】森ノ宮医療大学 出願【お忘れなく】

2020年1月17日 金曜日

大学としては今年13年目を迎えるという若い大学「森ノ宮医療大学」は、今年も公募推薦が好調。特に例年人気の看護学科・理学療法学科に加えて今年から設置の診療放射線学科も大人気です。公募推薦入試では合格最低点も6割以上、合格者の平均点は7割程度と高学力層が集まりました。さて、こちらの大学は2月1日から一般入試を行いますが、出願は1月24日までとまだ日程に余裕があります。出願に関して基本はwebで行いますが、受験票の出力の為にプリンターが必要ですからお家に無い場合は高校の進路指導室で行いましょう。あと、調査書の郵送を忘れていた、受験料を払っていないなどの不備で受験できないケースもあったそうです。医療人になるのですからそんなに不注意では困ります。お気を付けください。

大学入試 「超安全志向」を検証する その2

2020年1月14日 火曜日

先週に引き続き、大学受験生の受験動向について分析しておきます。 開成教育グループからの受験生について、各大学の状況をお知らせしましたが、今回は受験方法による合格件数推移を調べてみました。昨年と今年では変化がわかりにくいので過去4年間の数値を調べてみました。

まず、AO入試を経て合格した件数は、4年前の114件から順調に増え、2020年度募集では約2倍に増えています。今年の高校3年生は3年前の中3の時、開成進学フェアでの来場率も伸びるなど、教育関心の高い学年ですので、早くから志望する専門分野を研究しつつ、評定平均を上げるための学習にも1年生から継続的に取り組んだ層が増えたということでしょうか。

指定校推薦を経て入学資格を得た生徒も4年前の1.6倍となっています。こちらは安全志向の表れでしょう。不透明感を増す大学入試制度改革の影響でしょうか、昨年度より、特に今年度の伸びの方が大きくなっていることがわかります。

公募推薦は逆に2019年度入試が底、今年度は再び回復しているように見えます。大学の定員厳格化の影響でしょうか、公募推薦の合格率は下がっており、かつては受験科目も少なく、お手軽感があった公募推薦ですが、不合格者が多く出ている大学への出願を見合わすなど、公募推薦も十分研究してから出願するようになったと考えられます。実は昨年と今年の公募推薦入試への出願数はあまり変わっていないので、合格しやすい大学を選んで出願したとも考えられます。このような受験生は一般入試で第一志望校を目指すケースも増えるでしょうから、公募推薦での受験者が増えたのに入学率が下がる中堅大学も出てくるのではないでしょうか。

私立大学一般入試 出願開始

2020年1月10日 金曜日

立命館大学からファックスが届きました。なんで今どきファックス?とお思いでしょうが、特に公立高校では進路指導の先生が転勤などで変わる可能性が高いわけですが、個人持ちのe-mail経由よりも学校のファックス番号を登録しておくと、先生が異動してもひとまず学校には情報を届けることができるわけで、合理的です。

それはさておき、出願締め切りは御覧の通りです。センター併用はセンターの自己採点の結果を見てから出願できますので、お忘れなく。インターネット出願では受験料の支払いの為に、受験生の保護者の方はクレジットカードをお子様に提供してください。因みに次の引き落とし日は大変なことになりますから覚悟しておいてください。 それから、合格したら合格通知よりも大きな振込用紙(立命館大学の場合、合格通知と振込用紙が一緒になったA3判の紙が送られてきますが、「合格通知」はその片隅のハガキ1枚分の面積に印字されているだけ)が送られてきますので、そちらの準備もお願いします。合格すれば入学を考えていて、一人暮らしもお考えの場合、賃貸物件は早い者勝ちです。物件の斡旋に関しては立命館大学の場合は大学生協も頑張っていますので、手付金をご用意の上特設会場へどうぞ。

大学入試 「超安全志向」を検証する その1

2020年1月7日 火曜日

次年度から予定されている大学入試制度改革の影響で、現在の高3生は浪人を嫌って指定校推薦やAO入試を利用して、早めに進学先を決める傾向が強く、難関校への挑戦を避ける受験生が増えているといわれています。実際、近畿圏では、「関関同立近」の志願者が減っており、実際に近畿大学の公募推薦入試では出願数が大きく減少したとの情報も入っています。そこで、今回は「超安全志向」=難関校の易化、中堅校の難化を検証してみたいと思います。

まだ、実数についてはすべてお知らせできませんが、現時点での当グループからの合格実績を昨年度の同時期と比較してみました。

まず、関関同立に関しては、昨年同時期より約10%増。前年度もその前の年から約14%増でしたので、指定校推薦などの推薦系の入試で年内に合格を手に入れた生徒はここ2年で3割弱増えたことになります。これは予測通りの結果です。この時点で合格が確定すれば、その後の関関同立の一般入試は受験しないので、一人での複数合格はなくなります。

それでは公募推薦入試を比較的大きな規模で行っている産近甲龍に関してはどうでしょうか。 京都産業大学の現時点での合格者数は昨年比128.7%、甲南大学は昨年比100%(つまり同数)、龍谷大学111.1%と確かに好調です。昨年よりも公募推薦入試への出願数も増えています。一方近畿大学は昨年238名に対して今年は231名。昨年比97.1%。確かに減ってはいますがその差はわずか7名と誤差の範囲内です。つまり近畿大学の受験者数が大きく減ったといわれますが、減少したのは合格できない学力層だったのではないでしょうか。出願倍率が低くても、入試は抽選ではありませんので難易度が下がるわけではありません。一方次の学力層の中堅私大に関しては、確かに公募推薦入試の出願数は増えていますが、昨年と同規模の合格者数に合わせるために合格ラインを高く設定すれば、学力層が上位大学の合格ラインと重なることになり、結果的に入学率が低下することになります。したがって追手門学院大学のように校地の移転など外的な要因がなければ一般入試の合否ラインの高騰は考えにくいのではないでしょうか。 因みに当グループからの国公立大学の推薦系入試で既に合格を決めている人数は昨年とちょうど同じ33名です。まだ途中経過ですが、現時点では、受験生の動向は昨年とそれほど変わっていない、というのが私の結論です。

ところで、首都圏「早慶上理」「GMARCH」に関しては、現時点で合格者が昨年比2倍以上になっています。ウチの生徒が優秀になったのか、推薦系の枠が広がったのか、まだ検証はできていませんが、首都圏では何かが起こっているようです。

(その2 は1月13日公開予定です)

いよいよ令和2年スタート

2020年1月6日 月曜日

あけましておめでとうございます。 この業界に長年居ますと、年の変わり目=冬期講習の中休み、くらいの重さにしか感じなくなっているわけですが、干支も最初のねずみに戻ったということで、心機一転、受験情報をより早く、よりたくさんお届けしたいと考えております。 2021年度大学入試は入試改革初年度といいつつ、英語の民間試験の全面利用見送りや記述式の再検討など、結局今までとあまり変わらないのでは?という論調もネット上には散見されますが、文科省の急激な方針変更をきっかけとして各大学ではどのような入試が望ましいのかについての議論が活性化され、結果として大学ごとに異なる様々な制度が生まれ並走することも考えられます。 また、今年は東京オリンピックが開催されるために、特に首都圏では大学のオープンキャンパスだけでなく中学校・高等学校の入試説明会も日程の集中化や回数減などの影響が考えられるため、例年よりも早めに情報収集することが重要になります。 このブログでも可能な限りその情報収集のお手伝いをしていきたいと考えております。今年もよろしくお願いします。

(昨年9月に練馬区で開催した「開成進学フェア」(東京会場)の様子)