センターリサーチ段階での関関同立人気動向

2012年1月26日 木曜日

過日のこちらのエントリー「国公立大 2次出願に向けて ~2012年度 系統別人気動向~」では、センター試験終了後に各予備校が実施したセンターリサーチの結果に基づいた国公立大の系統別人気動向をご紹介しました。

今回のエントリーでは、同じセンターリサーチにおける関関同立の人気傾向をご紹介したいと思います。なお、今回ご紹介する人気動向は「センター利用型入試」を対象として集計されたデータが基となっていることをご承知おきいただいた上で、ご覧いただきたいと思います。

関関同立 センターリサーチ動向(河合塾)

まず、大学名の下に数字が入っていますが、これは「昨年の人気を100とした際の今年の人気指数」となります。

大学全体で昨年よりも人気を集めているのは同志社大と立命館大で、特に立命館大は13%ものアップとなっています。

反対に人気を下げているのが関西学院大と関西大の2つです。関西大は1割以上の人気下落ということで、一時の大人気傾向に少々陰りが見えつつあります。

学部ごとに人気指数を入れていますが、昨年時点よりも人気が5ポイント以上アップしている所を赤く、反対に人気が5ポイント以上下がっている所を青くしています。

では、ここからは細かく見ていきたいと思います。

まず、関西大は青色がついている学部が多く、大きく人気を下げている学部ばかりであることがわかります。

一方で、立命館大は赤色がついている学部がほとんどを占めている状態です。昨年よりも人気傾向にある学部ばかり、ということになりますから、注意が必要でしょう。

今年は「文低理高」と言われる志望動向ということで、理系学部が大変人気を集めています。今回ご紹介している関関同立の動向においても、関西大以外の理系学部はすべて希望者数が大きく増えていることがわかります。また、立命館大の薬学部に至っては昨年比15%もの増加となっていることから、ハイレベルな入試になることが容易に予想できます。

人気があまり集まっていない文系学部においては、立命館大以外の3大学で経済系が苦戦をしているようです。意外と狙い目になるかもしれませんので、経済系は積極的に受験を考えることをオススメします。

全国的に法学部が不人気となっていますが、同志社大(法)が136、立命館大(法)も106という人気を集めていますので、関関同立においては全国の人気動向が必ずしも当てはまっているとは言えない状況のようです。また、「法学部は簡単にレベルを下げて合格者を増やすつもりはない」と言っている大学もありますので、ご注意ください。

以上、関関同立の学部別センター試験利用型動向分析でした。

国公立大 2次出願に向けて ~2012年度 系統別人気動向~

2012年1月24日 火曜日

1月14・15日に行われた大学入試センター試験の自己採点結果も返却され、受験生の皆さんは国公立大2次の出願についていろいろと考えを巡らせていることと思います。なお、今回のセンター試験の平均点(中間集計)や各予備校が予想する平均点についてはこちらのエントリー「2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化」でご紹介しています。

いよいよ1月23日(月)から国公立大の出願が始まっています。自分が志望している系統、大学・学部の人気傾向については非常に気になることと思います。

今回のエントリーでは、今回のセンター試験結果を受けての国公立大の各系統別人気動向をご紹介します。なお、今回ご紹介するのは河合塾及び駿台の集計結果に基づく資料となります。

まずは、大きなくくりでの人気傾向をご紹介します(クリックすると拡大します)。

国公立大 センターリサーチ動向(河合塾)

文系学部が軒並み人気を下げているのに対し、理系学部はすべてで昨年よりも志望者を増やしています。いわゆる「文低理高」という形です。

志望者数の減少が顕著なのは「法・政治」「経済・経営・商」の2系統です。各予備校等が実施している模試においては、秋の時点から不人気の傾向が強かった系統ですが、ここへきてもそのままの状態です。

教育系統では教員養成課程は前年並みの人気を集めている一方で、総合科学課程(いわゆるゼロ免課程)は1割近く減少しています。総合科学課程は、教員養成課程よりも手ごろなレベルで入学できることもあって、特にセンター試験の平均点が下がった年で狙われる傾向にあります。しかしながら、今年はセンター試験の平均点が上昇しましたので、あまり志望者がいない状態です。意外と穴場となっています。

理系の各系統はどうなっているか見てみましょう。

理は昨年以上の人気を集めている上に、工と農は前年並みの人気を維持しているなど、理系人気は昨年から継続している形となっています。

また、医療系も各分野で志望者数が増えています。特に医学科は「定員増」という話題性もあって、人気指数が112ということで大きな増加となっています。

看護系は前年比100ということで昨年と同じ人気となっているものの、近年で志願者数が増え続けてきた分野ですから、高い人気を維持している形です。

ここまでご紹介したとおり、理系は「昨年以上の人気」の系統がある上に、「これまで通りの人気を維持」している系統ばかりなので、各大学・学部とも合格には昨年あるいはそれ以上の力が必要となる所が増えるのではないでしょうか。要注意です。

ここまでは、河合塾の資料を基にして大きなくくりでの人気動向をご紹介しましたが、駿台からはもう少し細かく分類された形で人気動向が紹介されています。次の2つの表がそれになります(画像をクリックすると拡大します)。

センターリサーチ動向(駿台)①

センターリサーチ動向(駿台)②

指数が昨年から5ポイント以上上がっている所、つまり「昨年よりも人気が集まっている」所は赤くしている一方で、昨年から5ポイント下がっているという「人気を下げている」所については青くしています。

先ほど「経済・経営・商は人気がない」とご紹介しましたが、上の表で詳しく見てみますと、減少しているのは経済学と経営情報学であり、経営学・商学の分野では前年よりも多い志願者数が集まっていることがわかります。

理系では、軒並み赤いしるしがついている系統ばかりとなっており、理系の人気傾向が色でも一目瞭然となっています。

センター試験終了後に各予備校で実施されたリサーチでは、このような状況になっています。今後、受験生の皆さんはこういったデータを見て出願先を決めますから、ご紹介したとおりの人気傾向になるとは限りません。意外なところが穴場となっていたり、反対に穴場だと思っていた系統や学部が人気を集めてしまったなど、出願を締め切った後で動向が変わることもあります。

そんな可能性もあることを認識しつつ、今回ご紹介したデータを参考にしてもらえたら、と思います。

今後のエントリーで、同じセンターリサーチの結果を基にして関関同立の学部別人気動向(センター利用型)をご紹介する予定です。

2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化

2012年1月20日 金曜日

去る1月14・15日に、全国各地で大学入試センター試験が実施されました。

昨年のセンター試験当日の様子はこちらのエントリー「2011年度センター試験 予想平均点と難易度変化」でご紹介していますとおり、積もった雪が会場へ向かおうとする受験生の行く手をはばむ、非常に大変な状況でした。

今年は、といいますと、お天気は大変よかったのですが、センター試験終了後数日に渡って新聞各紙・テレビ・インターネットのニュースサイト等では「過去最大規模のトラブルが起きた」と報じているとおり、受験生にとって不利益なことが多発する不本意な試験となったようです。

今年のセンター試験から地歴・公民で科目選択方式が変わり、2科目受験者には地歴と公民の問題冊子を一度に配布することになったのですが、配布に手間取ったり、公民の問題を配り忘れたりする試験会場が続出したようです。

産経新聞によりますと、「地理歴史と公民の2科目受験者に1冊しか問題を配布しなかった受験者が全国81会場で3462人に拡大した」と報じています。「説明や配布に手間取るなどして時間を繰り下げた48会場4053人と合わせ、影響人数は7515人に膨らんだ」とも報じており、まさに過去最大規模のトラブルであったことがわかります。

21日に行われる再試験ですが、希望者全員を対象として実施するようで、会場は受験生の地元、連絡が取れない受験者にも念のため受験席を用意する手はずのようです。

これによって、再試験対象者は過去最多となる模様です。

「全員を再試験の対象とする」ということでご対応されるようですが、再度試験すれば済むという話ではないと思います。試験を実施する側は受験生と同じ、いや、それ以上の緊張感を持つべきものと思いますが、いかがでしょうか?試験というものは本来「もう1回やり直し」はないはずのものなのですから。

そんなゴタゴタが繰り広げられたセンター試験当日、2000名近くの受験者を受け入れている関西大の前に様子を見に行って来ました。

センター試験 会場

初日の1限目が始まる30分前に着きましたが、関西大の門前はまだまだ閑散としていました。写真には写っていませんが、門の外ではある私立高校の先生方が校名が入ったノボリを持って数名立たれており、自校からの受験生が通るたびに声をかけていました。熱心!

関大は門前で願書を配布

同じく関西大の校門前の様子です。このように一般入試の願書が門のど真ん中に置かれており、道行く受験生に大々的なアピールをされていました。その甲斐あってか、写真撮影前後に1人の受験生が願書を手に取ってカバンにしまいこんでいました。

さて、今回のセンター試験終了後、最も気になるのが今年の各科目の平均点です。大学入試センターが18日に「中間集計」として科目別の平均点を公開しています。大手予備校それぞれの予想平均点と合わせてご紹介したいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化

今年のセンター試験ですが、昨年よりは全体的に易しくなった、という印象です。昨年も「易しくなった」と記載しましたので、2年続けての易化となります。

特に、昨年に引き続いて数学ⅠAが平均点を上げていること、現代社会が大幅に難化したこと、化学が簡単だったと思われる点、が特筆点です。

さて、センター試験が終わった今、次は自己採点と国公立大2次の出願先を探す作業に入ります。後日、このブログで「学部・系統別の人気動向」についてご紹介したいと思います。お見逃しなく!

またまた上昇 国立出身者の教員就職率

2012年1月18日 水曜日

文部科学省は、小・中・高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学・学部卒業者(44大学・学部)の教員養成課程の就職状況について、毎年データを取りまとめて公表しています。この度、最新のデータとなる「平成23年3月 教員養成課程卒業者」についての平成23年9月末までの就職状況が発表されました。

簡単にこのデータをご紹介しておきますと、まず、国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)卒業者の教員就職者数が6,494人(正規採用3,820人、臨時的任用2,674人)となっており、全体での教員就職率は62.0%となりました。これは、前年から2.4ポイント増加となっています。

ここ数十年の教員就職率等の推移は以下のグラフの通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

国立大出身者の教員就職率等 推移中央付近に点線で示されているのが、国立の教員養成大学及び学部(教員養成課程)卒業者の「教員就職率」となります。直近の教員就職率は62%となっております。少子化による児童生徒の減少等に伴い採用率を減少させた平成11年度32%という過去最低値から考えますと、よくぞここまで持ち直したな、という印象です。

ここまで持ち直したのは、教員採用者数を増加させたり、教員養成大学・学部の入学定員を減らしたりしたことが理由となっています。

また、教員就職率が盛り返したのは「臨時的任用」の部分での人数・割合が増したことが大きく寄与していることもわかります。

「少人数クラス編成」や「習熟度別授業」を取り入れる学校が増えるにつれて、この臨時的任用で採用される先生の数が飛躍的に増えているようです。

ただ、詳しいことまで言及しませんが、待遇面では正規任用の先生とは雲泥の差があるようです。その点を利用して(というと言葉は悪いですが)正規任用の代わりに臨時任用の先生を増やすことで人件費等を抑える、という動きもあるようです。

ですから、教員就職率が上昇しているとは言えども、臨時任用の占める率が高いことを考えると、手放しで喜べる状況ではないのかもしれません。

続いて、国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)を2011年3月に卒業した方々の教員就職率を、大学別に見てみたいと思います。下のグラフは率が高い方から30校を順番に並べています(画像をクリックすると拡大します)。

国立大 教員就職状況

グラフ内に赤線が1本ありますが、ここが全国の平均値である「62.0%」の位置となっています。よって、赤線よりも左にある大学は平均値以上の教員就職率となっている、ということになります。

近畿地区にある教員養成系学部を持つ国立大は6大学ありますが、すべて平均就職率である62.0%を上回る率となっています。特に兵庫教育大は全国国立大で2番目に高い値となっている点に注目です。

また、近畿地区から非常に近い地域にある鳴門教育大が77.9%という非常に高い教員就職率で1位になっています。

近畿地区に住んでいる受験生の皆さんで将来学校の先生になりたい方は、地元である近畿地区の国立大に鳴門教育大も含めて、教員就職率が高い所がそろっているという点ではとても恵まれた状況です。

あとは、入試を突破するのに必要な学力を備えられるよう、努力あるのみです。

女子の憧れ キャビンアテンダント採用数ランキング

2012年1月17日 火曜日

毎年のことですが、年末年始のテレビは特番一色となります。この年末年始も例外ではなく、各局とも様々な番組を編成して視聴率獲得合戦を繰り広げていました。中でも特に12月31日の夜は、NHKの紅白歌合戦を筆頭としてどの局でも非常に長い番組が組まれていました。

今回の紅白歌合戦の裏番組の中で、「笑ってはいけない空港24時」なる番組がありました。お笑い芸人さん5人がキャビンアテンダントに扮し、空港を舞台に襲いかかる数々の笑いのワナに対して笑わずに1日を過ごす、というものです。

番組の中身はさておき、テレビを見ている間にこの「キャビンアテンダント」について調べてみたいことが出てきましたので、早速調査してみました。

それは、「どの大学がたくさんキャビンアテンダントを輩出しているのだろう?」ということです。

調べてみました所、次のようなデータが見つかりました(画像をクリックすると拡大します)。

キャビンアテンダント採用数

関西外国語大と青山学院大、この2校の実績がダントツで高いことが分かります。

また、並んでいる大学名を見ていますと、首都圏の大学に偏っているということも無く、関関同立・京都外国語大・甲南大といった近畿地区の大学も数多く顔を出しています。名古屋外国語大や金城学院大といった中部地区の大学もランクインしています。

また、日本女子大・フェリス女学院大・同志社女子大といった女子大の健闘も目を引きます。

もう1つ気付いたのが、いわゆる「偏差値の高い大学」の採用者数が必ずしも多いというわけではない、という点です。

具体的に見てみましょう。1位関西外国語大の下には4位同志社大、5位関西学院大、9位立命館大、21位関西大と関関同立が並んでいます。また、21位の関西大よりも高い順位の所には京都外国語大がランクインしているなど、入学時に必要となるレベルと採用実績が必ずしも比例していない所が多々見受けられます。

ちなみに、関西外国語大が航空業界の就職に強い様子は過日のエントリー「関西外国語大 航空業界就職に強い」でご紹介していますので、合わせてお読みください。

大学名というよりも、採用されたいと願う女子学生本人のパーソナリティーが合否に関係してくるのだと思います。そして、採用者数が多い大学の中には、キャビンアテンダント採用に向けて様々な授業や講習を組んでくれている所もあります。そういった大学に入れば、学生のパーソナリティーをよりキャビンアテンダント向きへと変えてくれる機会が多いことでしょう。

将来航空業界で働きたい女子の方は、このランキングをぜひ参考にしてみて下さい。

ちなみに、キャビンアテンダントはいわゆる「和製英語」で、英語圏では「フライトアテンダント」もしくは「キャビンクルー」と呼ばれていますから、ご注意を。

佛教大 公募推薦入試を終えて

2012年1月16日 月曜日

公募推薦入試では、志願者数が増えたにもかかわらず合格者数が昨年よりも絞られている学部が多数あったり、新設の看護学科においても高い倍率だったりと、かなり狭き門だったようです。

佛教大が実施された一般入試向けの説明会にお邪魔してきました。

佛教大①

紫野キャンパスで実施されたのですが、当日は全国高校駅伝が行われており、大学周辺の道路が交通規制されていたり、沿道には全国各地から集まったと思われる関係者の皆さんが応援していたり、とにぎやかでした。

佛教大②

当日は入試制度の説明・保護者向け説明・受験生対象の各教科対策講座というプログラムが組まれていました。

今回は、タイトルにもあります通り公募推薦入試を終えた段階での佛教大の人気動向、そこから予想される一般入試の動向といったものをご紹介したいと思います。

公募推薦入試結果は次の通りとなっています。赤い部分は志願者の増加に対し合格者数を絞っており、かなり難化したと思われる所になります。また、注目の看護学科については目立つように黄色くしています(画像をクリックすると拡大します)。

佛教大 公募推薦入試結果

表の下から2番目にある「看護学部を除く昨年比較」に記載の通り、大学全体では志願者増である一方で合格者減、合格者が絞られていることがわかります。これは、2011年度の公募推薦入試合格者の歩留まり率(合格者の入学手続き率)が予想よりも高く、3月の一般後期まで定員を残せず、公募推薦での入学比率が高くなってしまった、ということを踏まえてのご対応であるようです。これが、今年公募推薦入試段階で絞り気味に合格を打たれている理由です。

ただ、今年の公募推薦入試合格者の入学率に関してはまだまだ分からない所があるので、昨年よりも大幅に歩留まり率が下がるなどで状況が一転すれば、一般入試でかなりの数の合格が出る可能性があります。

とにかく、公募推薦入試が終了したばかりの現時点では一般入試での合格のイスは昨年よりは残されている状況です。

学部・学科ごとの動向を見てみましょう。

まず、国公立大・私立大を問わず全般的に教育系が人気である風潮の中、佛教大の教育学科が昨年より約15%少ない志願者となっているのが目につきます。これは、近畿地区に教育学を学べる学部・学科が増え、受験生が分散傾向にあるからではないでしょうか。

特に、佛教大の教育系に合格するためには高いレベルが要求されますが、近年新設された他大学の教育系学部・学科にはさほど高いレベルを必要としない所もたくさん出てきていますので、安全を期する受験生はそういった所に流れていることと思います。

さて、注目の看護学科ですが、倍率は約14倍。かなり狭い門だったことがわかります。過日にこちらのエントリー「摂南大 一般入試に向けて②」でご紹介した「摂南大 看護学部の公募推薦での倍率は3.6倍」というのと比べると、摂南大が手ごろなレベルで狙い目だったことがわかります。

近年人気の系統となっている理学療法・作業療法の両学科はどうなっているでしょうか?

理学療法学科では志願者数の増え幅以上に合格者数が多くだされており、作業療法学科に至っては志願者減であるのに合格者数は昨年の約1.25倍出ているなど、受験生にとて非常にありがたい状況となりました。それでもまだまだ高い倍率であるのには変わりは無いのですが・・・。

最後に、佛教大の先生が受験生の皆さんに向けて言われていた、一般入試に向けての出願のコツをご紹介して終わりたいと思います。

・決定的に苦手な科目がある受験生は、傾斜配点方式で点数を引き下げるように。
・日ごろ科目間で極端な差が無い場合は、均等配点が無難。
・第2志望として考えられる学科があるのであれば、併願することを強くオススメする。
・3月に実施される、一般後期に位置付けられるB日程は、3月5日(月)の午前・午後、3月6日(火)の午前の3回チャンスがある。前期で良くない結果であっても負けずにこちらを積極的に受験してほしい。

摂南大 一般入試に向けて②

2012年1月12日 木曜日

摂南大 一般入試に向けて①」に続くエントリーです。摂南大の一般入試向け説明会に参加させていただき、得てきた情報をご紹介しています。

今回のエントリーでは、2012年4月に新設される看護学部について詳しくご紹介して参ります。

摂南大②

上の写真は、説明会のプログラムの1つである「学生による大学紹介」の様子です。オレンジのジャンパーを着た学生さんたちが順番に授業・クラブやサークル・設備などについて学生目線でわかりやすく紹介してくれるものです。

さて、前回のエントリーでは、公募推薦入試終了時点の人気動向を基にして、一般入試に向けて狙い目となっている学部をいくつかご紹介しました。その中に看護学部も含まれていましたが、その理由や一般入試に向けた入試情報を詳しくご紹介します。

2012年4月から新設される看護学部ですが、2012年度入試においては公募推薦のB日程から募集が開始となっています。公募推薦での定員は33名で、対する志願者数は249名、受験者数 235名、合格者数66名、倍率3.6倍という結果になりました。

薬学部を持つ大学の強みを活かして「薬に強い看護師を」という大変魅力的な教育方針を掲げて摂南大が満を持して設置した看護学部だけに、もう少し高い倍率になると予想していましたので、この倍率には少し驚いています。

公募推薦入試における選択科目は何がよく選ばれていたのか?についての詳細も明らかになっています。249名の志願者のうち、化学を選択したのは4名のみで、後は生物と数学が大体半々ずつ、となったそうです。化学選択者が極端に少ないようですが、化学を選択したからといって他の受験生よりも有利・不利になることはありませんので、ご心配?がっかり?しないでください。

ここからは少し看護学部の公募推薦入試における合格状況に関する裏話となります。

今回の公募推薦入試では合格者数66名・倍率3.6倍となっています。これは歩留まり率(合格者全体に対する手続き者の割合)を50%と読まれて合格者を出した結果、この合格者数となっています。

本来であれば歩留まり率を60%と読んで合格者数を打つのが摂南大では一般的らしいのですが、「一般入試での苦戦」を予想していることから、今回の公募推薦入試で多めに合格者数を出した形となっています。

「一般入試での苦戦」とは一体何でしょうか?

摂南大 看護学部の一般入試A日程2日間のうち、1日が畿央大(看護医療学科)と、丸々2日間とも京都橘大(看護学部)と日程が重なっていることから、志願者が集まらないことが予想されています。

看護系志望者が受験校を選ぶ時に最も参考にするのが「看護師の合格率」でしょう。その点で考えますと、すでに看護師を輩出している大学・学部は(数字の良い・悪いはともかく)合格率が公表されていますので、受験先として選びやすくなります。

しかし、摂南大 看護学部は当然まだ看護師を世に送り出していませんので、データが無く、積極的に選択しにくいのが正直なところです。

例えば、畿央大は「看護師の合格率がすでに分かっている」「実習先が具体的」な大学、それと同じ入試日程の摂南大 看護学部はデータが無い、となると、自然と実績が出ている大学に受験生は向うでしょう。

これが「一般入試での苦戦」の正体なのです。

この事から、一般入試のA日程はかなり倍率が低くなるのではないでしょうか。

さて、この状況とは反対に2月15日に行われる一般B日程では、先の畿央大・京都橘大と入試日程が同じになっている、というような競合関係が無い入試日となっています。よって、1月にあちこちの看護系で不合格となった受験生が大挙集まってくることが予想されます。しかし、それも考慮して合格者数は多めに出すということも予想できます。

摂南大 看護学部は今結構な「狙い目」となっていることがこれでお分かりいただけたのではないでしょうか。

看護学部が出来た後には、また新たな学部の設置を目指されているようです。文系学部はほぼそろっていることと、今の時代文系学部を作っても受験生が集まらない傾向にあることから、恐らくは理系学部が新設されるものと思われます。農学・環境・バイオといった系統、が妥当なラインなのでしょうけども、薬学部・看護学部と来ましたのでいよいよ医学部を作る、というのもあり得ない線ではないな、と勝手に予想しています。

立命館大 一般入試に向けて②

2012年1月11日 水曜日

立命館大 一般入試に向けて①」に続くエントリーです。立命館大が全国で実施された一般入試向け説明会の様子をお伝えしています。

立命館大②

今回のエントリーでは、たくさん行われた対策講座の中から、英語・現代文・古文の出題傾向や対策ポイントについて簡単にご紹介を致します。

以下は、当日配布された対策講座資料の中からポイントを抜粋したものです。受験勉強の参考にして下さい。

英語
・標準的な問題、特に知識面では上旬的な語彙・文法力が問われており、一部難解な問題の出題があるが失点を極力抑えたい。知識不足、ケアレスミスは大きな痛手となる。
・入試問題は知識を機械的に問うのではなく、思考力・問題解決能力を試すものであるので、知識と知恵を上手くかみ合わせて問題を解く解答力が必要。
・長文読解問題も、文脈を追って読むだけでなく、一文一文をきっちり訳すことが出来る力が必要。

国語(現代文)
・マークと記述を組み合わせ、漢字の書き取り・読み・同内容説明・理由説明・空所補充・脱文・内容合致・慣用表現・文学史などが出題される。本文の内容に即した「総合問題」となっている。
・論理的文章と文学的文章の2題を組み合わせ、私大の標準的な設問が出されている。
・内容説明や理由説明の読解問題では、本文中に明確な根拠が書かれているものが多く、しっかりと本文を読み通せば正解は出せる。
・いずれの日程においても難問・奇問が出題されておらず、高校の授業を通して正確に本文を読み取り、設問の要求に対応する解答を本文中に求めるという基本的な読解力と解答力を見る問題がほとんど。

国語(古文)
・マークと記述を組み合わせ、語句の読み・文法的説明・意味説明・現代語訳・同内容抜き出し・敬語・空所補充・理由説明・主題・内容合致・文学史問題などが出題される。本文の内容に即した「総合問題」となっている。
・総合的な古文・漢文の力を見る試験問題としてオーソドックスな入試問題で、語彙力・文法力に基づくしっかりとした読解力と、古典常識・文学史の知識が要求される。
・難易度としては教科書やセンター試験と同等レベル。
・古文では人間関係や状況を確認し、省略された主語を補いながら、助動詞の意味や敬語を正確にとらえて本文の内容を把握することに努めよう。
・漢文では、同じ単語でも文中の位置で意味や品詞が変わるため、返読文字や再読文字、句形などの基本知識に基づいて、書き下し文が作れるように練習しておくべき。

近畿大 今年は近年まれに見るチャンスの年!

2012年1月10日 火曜日

ここ数年は中々合格出来ない入試となっており、多くの受験生が涙を流しましたが、2012年度の公募推薦入試は一転してここ最近の中ではかなり入りやすかったようです。

近畿大が各地で実施されました一般入試向けの説明会に参加させていただきました。

この説明会では、「一般入試の制度説明」「保護者向け説明」「教科別対策講座」「個別相談」がプログラムとして組まれていました。

今回は、一般入試の制度説明の中で触れられた公募推薦入試結果について、当方の分析も交えてご紹介したいと思います。

2012年度近畿大の公募推薦入試における志願者・合格者の状況は以下の通りとなりました(画像をクリックすると拡大します)。

近畿大 公募推薦入試結果

文系学部トータルでは志願者約10%減に対して合格者数が約20%増、とかなり広き門になりました。総合的に見てみますと、文系学部では短期大学部を除くすべての学部で合格者数が昨年よりも増やされています。今年はかなり入りやすかったのではないでしょうか。

文系はどの学部も志願者を減らしていますが、その中で総合社会学部は昨年とほぼ同数の志願者数を集めているのが特徴です。各社の模擬試験においても社会学部は全体的に昨年並みの人気になっていますので、その傾向が近畿大 総合社会学部にもぴったりと当てはまっている形です。

反対に、文系学部の中では特に法学部の志願者が大きく減っています。しかも、この法学部は前年度から合格者数が増えており、しかもその増え幅が大きいのが目立ちます。

2011年度における合格者数が370名、その前の年である2010年度では464名の合格者数だったことを考えると、「昨年絞った合格者数を今年は元に戻した」形ではあります。しかし、それを考慮しても非常に多くの受験生に合格通知が出ている気がします。

また、今年は全般的に「経済不人気・経営人気」という傾向なのですが、近畿大にはどうやらそれが当てはまっておらず、経済学部・経営学部共に大きな志願者減となっています。

理系の各学部の結果を見てみましょう。

理系学部トータルでは志願者約5%減、合格者は約8%増、こちらも若干入りやすかったのではないでしょうか。学部別に見てみますと、産業理工学部を除く全学部で合格者数が昨年よりも多く出されています。

各社も模試においては全般的に「理工系人気」との結果が出ているのですが、今回の近畿大の公募推薦入試結果を見ている限りではそれとは合致せず、志願者増加となっているのは(医学部は別として)一部の学部だけに留まっており、しかもほんの少しの増え幅に収まっています。

今回の説明会では、公募推薦入試における「合格最低点ランキング」が発表されていました。スペースの都合で今回はご紹介しませんが、大体文系学部で65~75%程度、理系学部では55~75%程度、が公募推薦入試における合格ラインとなっています。

ここまで公募推薦入試の結果を見てきました。近年の近畿大人気は過熱気味だったことから、今年に関しては志願者減が充分予想出来ました。しかしながら、合格者数がこれほど多めに出されたのは予想外でした。

引き続き一般入試でも志願者数が昨年割れすることが予想されますので、「公募推薦入試で多めに合格を出しておいて、入学者を多めに確保しておこう」という作戦なのだと思います。先手を打たれた、ということでしょうか。

おそらく、一般入試においても例年よりも多めの合格者が出ることと思います。それには「ある大学の定員増」が大きく影響を与えているからです。

その「ある大学の定員増」と、それが近畿大を含む近畿地区の各私立大に与えている影響については、また改めて別のエントリーでご紹介出来れば、と思います。

摂南大 一般入試に向けて①

2012年1月6日 金曜日

摂南大の一般入試向け説明会にお邪魔してきました。

摂南大①

一般入試に向けた展望を簡単にご紹介します。

2011年度の総志願者数は約18000名でした。前年度である2010年度から約3000名という大幅な増加となったことは記憶に新しい所です。また、2007年度の志願者数は約9000名だったことから、この4年間で志願者数がちょうど2倍になっています。これらのことから、2012年度入試に関しては全体的に「敬遠傾向」に入っている気がします。

自大学において近年志願者が増えていることで今年は受験生たちから敬遠されているだけでなく、他大学の学部改組や入試制度変更なども志願動向に大きな影響を与えているようです。

その内の代表的なものとして、摂南大との併願者が多い大阪経済大において「情報社会学部の設置(経営情報学部を廃止)」「経営学部で募集定員85名増加」という変更があります。特に経営学部での定員増が摂南大に与えている影響は大きい様子です。

何でも、摂南大と大阪経済大の両方に合格した受験生は大阪経済大への進学を選択するケースが多いようで、今年の公募推薦入試時点では「大阪経済大の定員増 ⇒ 合格者も増えるだろう」という予想の下でかなり大阪経済大へ受験生が流れたようです。

公募推薦入試、という言葉が出ましたので、ここで公募推薦入試終了時点での人気動向を基にした、一般入試での狙い目学部をご紹介したいと思います。

特に狙い目と思われるのは「経済学部」「法学部」「理工学部 機械工学科」「理工学部 都市環境工学科」「看護学部」の5つとなっています。

2012年4月に新設される看護学部も狙い目としてリストアップされています。これは一体どういうことなのでしょうか?

看護学部についての説明は書き出すと長くなりますので、また後日のエントリーで詳しくご紹介します。公募推薦入試においてこれだけたくさんの合格者数が出され、倍率が低くなった理由も明らかにします。

摂南大を問わず看護系の受験大を広く探されている受験生の皆さんも含め、次回のエントリーをお楽しみに。