【不穏な情報】近畿大学 一般公募推薦試験結果【現実に?】

2018年11月30日 金曜日

11月17日、18日に行われた近畿大学の一般公募推薦入試(前半)の結果が発表されました。それに伴って受験者数や合格人数も大学のHPに発表されました。(実質倍率が10倍を超えているところを黄色で塗ってあります。)

(近畿大学HP https://kindai.jp/exam/results/pdf/h31_suisen_181129.pdf を引用)

それによりますと、法学部、経営学部の実質競争倍率がとんでもないことになっています。特に11月17日に経営学部の経営学科をスタンダード方式で受験したのは2097名ですが、それに対し合格したのは昨年の約半数の108名、商学科は1620名に対してこれまた合格者は昨年の約半分の77名と実質倍率が20倍を超えるというとんでもない状況になっています。つまり、今年度この2学部に出願した受験生は極めて運が悪かったといえるでしょう。一方薬学部や工学部は昨年より多くの合格者を出すなど近畿大学全体が難化しているわけではありません。たまたま今回の日程で「文高理低」の傾向が極端に現れたとみるべきでしょう。

このように文系の学生にとっては外的要因によって難易度が急に上がったわけですので、今回思うような結果にならなくても学力が急落したというわけではありません。まだまだ今年度入試は序盤戦ですので、今後の日程に関しては弱気にならずに予定通りの志望校に向けて準備を重ねていきましょう。

常翔学園中学校 追加説明会

2018年11月29日 木曜日

近年、私立中学の受験準備に関しては、早めの準備、つまり低年齢化が進んでいるのは確かなのですが、受験に際しては入試日直前まで出願可能なWeb出願導入校が増えた影響でしょうか、受験校決定は遅くなってきているようにも感じます。というわけで、特に募集が好調な中学校には個別の問い合わせが多いからでしょうか、追加説明会が設定される場合もあります。

以前このエントリーでも紹介した常翔学園中学校からも追加説明会のご案内が届きました。12月8日(土曜日)の午前中です。予約制ですが、今まで学校の説明を聞いたことが無いが、興味があるという小学6年生とその保護者が対象となっています。入試日程や科目の選択はもちろん、場所の確認も含めて、是非一度学校までお出かけしてみましょう。

ノートルダム女学院 中学高等学校 クリスマス入試説明会

2018年11月28日 水曜日

今年もそろそろ街はクリスマスモード。偽サンタが店頭に出現する季節となってきましたが、ミッション系の学校、特に女子校はしめやかな(盛大な?)イベントが盛りだくさんです。クリスマスツリーの点灯会やミサ、ページェント、キャンドルサービスといった「本物の」クリスマスのお祝いができます。同志社大・同志社女子大は毎年ヘンデルのメサイアの全曲演奏をしますが、これまたスケール感があって羨ましい限りです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

京都、東山のノートルダム女学院中学高等学校もミッションスクールですが、このクリスマスの雰囲気の中で入試説明会を行うというお知らせが届きました。何気なくチラシの下の方を見ると・・・、グローバル英語コースは2人に1人が英検準一級、関関同立の推薦枠47名、上智の推薦枠4名・・・と、さりげなくとんでもないことが書いてあります。12月8日、9日に加えて14日、21日も個別相談の説明会が開催されるそうですので小中学生女子は、保護者の方と一緒に一度足を運んでもっと詳しく聞いてみましょう。

因みにクリスマスを一緒にお祝いしたい方は、12月20日(木)14:00から、小学校、中学校、高等学校、大学合同のクリスマス会が地下鉄北山駅から徒歩7分のノートルダム女学院大学「ユニソン会館」にお集まりください。「ユニソン」会館での「ハーモニー」も楽しみですね。

私立大学入試 不穏な情報

2018年11月27日 火曜日

私立大学、特に大規模な大学に関しては、ご存知の通り文部科学省による入試定員の厳格化の影響で、合格者の絞り込みが行われています。2016年から2018年までに一般入試で、首都圏GMARCH合計で1万5千人以上、関西でも関関同立合計で1万3千人以上合格者数が減少しています。このような難関私立大学が第一志望の受験生にとって、この2018年度入試は大変厳しい結果となりました。その影響でしょうか、その下の学年、つまり2019年度入試を迎える今の高3生による中堅大の指定校推薦枠の消化率も高くなっているようです。

一方、公募制推薦の出願者数が増加している大学も多くなっています。指定校での入学者は確定している、それによって減少した座席に、昨年より多くの人が応募している・・・。つまりその結果として、今年度の公募制推薦での不合格者が増加しているようです。

ということで、一般入試に関しても、複数の判定方式を活用するなど、出願方法も含めてより手厚い準備が必要だといえるでしょう。

大阪学芸高等学校の国際科

2018年11月26日 月曜日

大阪市住吉区の大阪学芸高等学校は商業学校をルーツに持つ学校ですが、その商業科も募集停止してから30年。今では国公立に20名、関関同立に75名合格といった進学実績を上げている進学校となりましたが、海外研修など国際教育にも力を入れています。

その大阪学芸、ついに「国際科」を設置することになりました。留学を前提とした「1年間留学コース」と、カナダの学校の卒業資格も併せて得られる「ダブルディプロマコース」に分かれており、海外への大学進学も視野に入れたかなり「とがった」国際科になりそうです。特に「ダブルディプロマコース」のある高校は、日本で2校目、西日本では初の試みとなります。(1校目は東京の文化学園大学杉並高等学校)

今の計画では週36時間のうち18時間は、英語はもちろん数学や理科の授業もカナダブリティッシュコロンビア州認定の教員によるオールイングリッシュ授業となるようです。したがって、カナダへは5週間の短期留学を行うだけで、カナダの学校の卒業資格も得られるというわけです。

既に専用職員室も完成したとのこと、準備は着々と進んでいるようです。

国際科は募集については専願のみ、各コース40名ずつの募集となっています。入試科目も出願方法も異なりますので、受験を考えている場合は必ず事前に個別相談に行きましょう。12月2日が最終回となっています。

公立中高一貫校・楠隼中学校高等学校(鹿児島県立)

2018年11月22日 木曜日

大阪でも公立中高一貫校といえば、[咲くやこの花中][水都国際中(来年度開校)][富田林中]と有名ですが、他府県にも公立の中高一貫校で有名な学校があります。その一つが鹿児島県立楠隼(なんしゅん)中学校高等学校です。

この学校の設置における大きな特徴は、公立学校でありながら男子だけの全寮制あることです。また全寮制であるため職員配置も他の公立学校に比べると多くなっており、学習指導、生活指導ともしっかりと行われているとのことです。

学習指導の特徴としては、総合的な学習の時間で「シリーズ宇宙学」を学ぶ点です。JAXA(国立行政法人宇宙航空研究開発機構)等による年間6回程度の講義や講座を行い、宇宙航空に関する課題研究に取り組みます。宇宙やロケット工学などに興味ある生徒には受講してみたい内容となっています。

そして必要経費が、学費と寮費(食事代込)で中学校は5.8~6.2万円、高等学校は7.3~7.7万円程度です。経済的にも通い易くなっているようです。

ところで今春は高校第1期生が卒業しました。卒業生数36名。進学先は、東京大2名、広島大1名、千葉大1名など国公立大14名。大学校2名。私立大12名。などとなっています。小規模校でありながら、1期生の実績としては健闘されているように思います。今後の実績も大いに期待できることでしょう!

さて、来週には中学校入試で願書の受付が始まります。中学校入試は県外でも実施されますので興味のある方は是非、学校のHPを覗いてみてください。

■中学校

[願書受付]11/26月~12/7月

[受験会場]5会場(本校・鹿児島会場・東京会場・大阪会場・福岡会場)

■高等学校

[願書受付]1/15火~1/22火

[受験会場]2会場(本校・鹿児島会場)


★大阪学芸中等教育学校 プレテスト&入試説明会

2018年11月21日 水曜日

大阪学芸中等教育学校のプレテスト&入試説明会もいよいよ最終回を迎えます。

そもそも『中等教育学校』はどのような学校なのでしょうか。

日本における中等教育学校は、中学校と高等学校の6年間の一貫教育を行う学校として、1998年(平成10年)6月の学校教育法改正により新たに定められた学校種です。

6年間のうち前半の3年間は中学校に相当し、後半3年間は高等学校に相当します。

中等教育学校の一般教員は原則として中学校と高等学校の両方の教員免許状を持つことになっています。2018年現在、国立4校、公立31校、私立18校設置されています。

主な(首都圏・近畿圏)学校は、

【国立学校(4校)】

[東京都]東京大学教育学部附属中等教育学校

[東京都]東京学芸大学附属国際中等教育学校

[奈良県]奈良女子大学附属中等教育学校

[兵庫県]神戸大学附属中等教育学校

【公立学校(抜粋)】

[東京都]都立小石川中等教育学校

[東京都]都立桜修館中等教育学校

[東京都]都立立川国際中等教育学校

[東京都]千代田区立九段中等教育学校

[東京都]都立三鷹中等教育学校

[東京都]都立南多摩中等教育学校

[兵庫県]兵庫県立芦屋国際中等教育学校

【私立学校(抜粋)】

[滋賀県]MIHO美学院中等教育学校

[大阪府]大阪学芸中等教育学校

[奈良県]聖心学園中等教育学校

 

さて、中等教育学校の特色はどのようなものでしょうか。

大阪学芸中等教育学校の『教育の特色』を覗いてみると、[中高一貫]のメリットとして、①:きめ細かな指導体系 ②:ゆとりと充実の教育課程 ③:強い絆で結ばれた友人関係 となっています。①は募集人員が約80名で2クラス設定の少数精鋭の運営となっているため一人ひとりにしっかりと指導できる規模となっていることが細かな指導ができる要因と思われます。②については6年間のうち最初の1・2年は基本的な生活習慣と自立した学習習慣の確立期となり基礎学力の定着を図ります。3・4・5年は発展期として一部高校内容も含みながら学習を進めます。この3年の間に一般的には高校受験がありますがその必要がないため、時間に大きな余裕が生まれ充実した学校生活が送れます。6年は完成期。個々が希望する進路への実現を目指して、じっくりと受験勉強などに取り組む期間となります。③においては、①②で切磋琢磨しながらお互い思いやりそしてライバルとしてそれぞれ目標に向かって進む仲間として信頼関係が生まれてくるものとなっています。

その他の取り組みも多彩なものがあります。是非、入試説明会に参加してみてください。

・12/1(土)9:30~12:00 プレテスト&第3回入試説明会


浪速高校 今年最後の入試説明会

2018年11月20日 火曜日

以前このエントリーでも紹介しましたが、関西以西唯一の神道系の学校である浪速中学校・高等学校の、こちらも本年度最後の説明会のご案内です。

ここで内緒の情報です。大学合格実績も飛躍的に上昇しているこの学校、高校募集での合格ラインもやはり上昇してきているのか、と心配している受験生もいらっしゃると思いますが、こちらの分析ではほぼ変化は無いように思われます。

ともかく昨年の合格者の最低点など具体的な情報も教えていただけると思いますので、最後の入試説明会、個別相談会に参加してみては如何でしょうか。今までに学校での説明会に参加したことが無かった方は、是非立派な設備の見学も兼ねて参加してみましょう。


京都産業大学 一般入試対策講座

2018年11月19日 月曜日

そろそろ大学の一般入試の出願時期が迫ってきましたが、京都産業大学では北は金沢、西は広島まで全9会場で入試対策講座を開催します。入試制度や出願方法の説明に加えて、入試の出題傾向やその対策方法まで無料で聞けてしまうというイベントです。

学部の再編や新設も行われ、学びの幅がさらに広がった京都産業大学ですので、昨年に引き続き人気上昇が見込まれます。是非、今回の対策講座参加を含めて十分な準備をしてから受験するようにしましょう。入退場自由、事前申し込みは必要ありませんが、先着順とのことです。

(画像をクリックするとPDFが開きます。2ページ目に日時と会場の一覧があります。)

(平成最後の)私立中高等学校入試説明会

2018年11月16日 金曜日

紅白の主演者も発表されるなど、年末モードが日に日に濃くなってまいりましたが、おそらく学校が集まっての説明会としては本年最後となるイベントの紹介です。開成教育グループでも9月に滋賀・大阪・東京で「開成進学フェア」という入試説明会を開催しましたが、その後中学校の成績が上昇した、中学受験生は五ツ木駸々堂模試を受験して、その結果によって志望校を変えたくなった、などと状況の変化も考えられます。というわけで、いよいよ出願校を決めようというこの時期ですが、今まで考えていなかった学校の特徴や、今の成績で受験するのがふさわしいのかどうかを直接学校の先生に聞くことができる説明会に参加することは意義深いと思います。

今までにこのエントリーで紹介した学校も数多く参加します。場所は梅田センタービル。各線梅田駅から観覧車のあるHEP FIVEとESTの間を通って、ESTが切れたところを左に曲がれば正面に見えます。参加してみましょう。