‘中学校・中学入試’ カテゴリーのアーカイブ

初芝立命館中 2011年度入試情報

2010年7月28日 水曜日

初芝立命館中高の塾対象説明会に参加してきました。

初芝立命館中 外観

現在、初芝立命館中高は中学と高校でキャンパスが異なります。今回の説明会は中学校のキャンパスで実施されました。元々、桃山学院大がキャンパスとして使用していたということもあり、非常に広大な敷地が印象的です。

その広大な敷地には今多くの重機が持ち込まれ、大規模な工事が行われています。といいますのも、高校が現校地から中学校のある北野田へ校地を移すことが決定しており、来春より中高が同一キャンパスに存在することになるからです。

校地移転及び高校入試についての情報は、こちらのエントリー「初芝立命館高 校地移転とコース制変更」で詳しくご紹介しています。ぜひこちらもご一読ください。

説明会 会場

今回は、中学校及び中学入試についての情報をご紹介いたします。高校及び高校入試の情報については、上記リンクからご確認ください。

まず、中学校の学校生活についてご紹介いただきました。中学にも硬式野球部を設置する構想があると発表されていましたが、この度めでたく創部された様子です。しかも関西初、だそうです。

2010年度の入試結果について簡単にまとめておきます。

今春は118名が入学、昨年は入学者数が131名だったことを考えると少しダウンしてしまっています。ただ、志願者数自体は昨年277名⇒今年289名と増えてはいるので、「他校の併願先として押さえられた」ということになるのでしょう。

入学者の出身地域についてもご紹介がありました。大阪府の北摂地域+京都府+兵庫県からの入学者が40%程度を占めており、「立命館」の名がついて以降知名度が確実に広がってきていることを示しています。また、奈良県からも毎年4~5名入学者を迎えている様子です。

来年度入試に向けて、大きな変更点があります。

昨年、立命館コースの入試科目・判定方式に大きな変更を加えて、理科や社会の配点の大小はあれど「基本的に4科で判定」というスタイルにされたのですが、来春少し変更されます。

「全員4科で受験」をするという点についてはこれまで通りですが、「4科総合型(4科)」「理科重視型(国算理)」「算数重視型(国算)」の3タイプから最も点が高いもので自動的に合否判定する形へと一新されます。

初芝立命館中 入試要項

4科総合型以外の2パターンは特定科目の配点が大きくなっている点がポイントです。

グローバルコースについては算国2教科で受験可能ですし、立命館コース受験者がグローバルへの回し合格判定をする場合、算国計200点で判定します。

両コースとも、A日程のみ「本人のみ・個人」の面接が課されている点も特徴です。

来年度の入試日程ですが、表にもありますとおり1/15(土)専願、1/16(日)併願、1/18(火)専願、となっており、2010年度入試での「3日間連続実施」から改められています。

さて、こちらのエントリー「初芝立命館高 校地移転とコース制変更」ですでにご紹介していますが、高校のグローバルコースがSとAに二分割されることになります。グローバルコースの生徒は高校進級時にどちらかを選ぶ必要があります。SとAの違いについて、詳しくはそちらのエントリーに書いています。

大学附属校合同説明会 続々開催!

2010年7月22日 木曜日

近年、近畿地区の中高では「学校名の頭に大学の冠がつく」「大学名がコース名称につけられる」「大学への特別推薦枠を含む高大連携が開始される」といった「大学との連携」についてのニュースが大変多いことは、このブログをご覧の方々におかれましてはもうすでにご承知おきいただいていることと思います。

「大学との連携」についてはいろいろな形がありますが、何といっても高大の連携が最も強固なのは「大学と、同じ学校法人が設置する附属校」の関係であるのは明らかです。

近畿地区において、大学と同法人の附属中高を多く擁する所、といいますと

同志社大学 4校(同志社・同志社女子・同志社国際・同志社香里)
立命館大学 3校(立命館・立命館宇治・立命館守山)
関西大学 3校(関西大学第一・関西大学北陽・関西大学)

といったところが思い浮かびます。

こういった所は、他大学の附属校とは言うまでもなく、同じ法人が設置する学校同士でさえも受験生の熾烈な奪い合いが行われるという、まさしく「仁義なき戦い」といった様相となっています。

ただ、少子化に加えて、大学入試の世界では深刻な経済不況によって国公立大の人気が高くなっているという現状があり(詳しくはこちら)、こういった関関同立のようなメジャーな大学であっても受験者数が減ってしまう(詳しくはこちら)という事態に陥ってしまいます。

大学自体が盛り下がってしまうと、少なからず附属中高の人気にも影響が出てきます。そうすると、数年後附属高から大学への内部進学を迎える年にまた大学の募集状況に悪い影響を与えてしまうことになるなど、悪循環が起こってしまいます。

「学校法人全体の教育理念」「附属校~大学の一貫教育過程」について、個々の附属校の垣根をとっぱらった形で説明をする、という取り組みを行うことによって、附属校のどれをチョイスするか以前にまずは○○大学に興味を持ってもらおう、という動きが起こっています。

関関同立のうち同志社大学・立命館大学・関西大学の各学校法人が実施する、大学附属校が一堂に会する説明会について順番にご紹介してまいります。

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①同志社 合同学校説明会

同志社 合同学校説明会

※クリックすると拡大します

日時:8月1日(日)9:30~16:00
場所:同志社大学 室町キャンパス寒梅館B1F
詳細:こちら(PDFファイル)

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②関西大学併設中学校・高等学校 合同説明会

関西大学併設中高 合同説明会

日時:2010年7月25日(日)10~12時
場所:関西大学 千里山キャンパス第2学舎BIGホール100
詳細:こちら(PDFファイル)

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③立命館フェアー

日時:2010年9月26日(日)時間未定
場所:みやこめっせ
詳細:未定

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この記事を書いている段階では立命館の詳細が判明していませんが、まだ実施まで時間があります。判明しましたら改めてお知らせしようと思います。

同志社大と関西大それぞれのイベントは、「将来通うことになるであろう」併設大学の施設を使っての説明会である、と言う点です。中学・高校入試を迎える前から大学を見ておくことは非常に意味があることだと思います。

大学とその附属校のすべてが一堂に会して学園の魅力を語る画期的なイベント。個々の中高を見て回ることで各校の細かい教育内容を確認する前に、「学園全体の考え」というマクロ的視野で各学園の教育理念・歴史・取り組み・将来性・魅力を確認できる、大変貴重な機会です。お見逃しなく!

金蘭千里中 2011年度入試は3科型入試一本で

2010年7月20日 火曜日

金蘭千里中より、2011年度入試要項について連絡をいただきました。

驚いたことに、前期・後期とも国算理3科入試一本とされています。詳細は以下のとおりです(クリックすると拡大します)。

金蘭千里中 2011年度入試要項

※万全を期すため詳細は学校HP等で必ずご確認ください

今年2月には当ブログで「金蘭千里中 早くも学校見学会を実施」というエントリーで2010年度入試での金蘭千里中の入試科目に対するポリシーについてご紹介しました。その一部を以下に引用いたします。

「さて金蘭千里中ですが、今年の入試で多くの中学が導入した「3科4科選択制」の波に乗らず、従来通りの4科型入試一本で2010年度入試を迎えるという、 同校が持つ「ポリシー」を貫かれた形です。他校の入試結果も出揃ってきた今、おそらくはこの「3科4科選択制」について2011年度入試ではどうするの か?ということが改めて検討されていくことと思われます。」

・・・ご覧頂きましたとおり、今年度4科型入試一本だった形から、来年度は3科型入試一本へと大きく舵を切られることになります。

さて、この結論に至った経緯が大変気になりますが、それについてはまた後日、改めてご紹介したいと思います。

【続報】上宮中高 2011年度より共学化

2010年7月16日 金曜日

随分前のエントリーですが、こちら「上宮中高 2011年度より共学化」で上宮中高の共学化についてお伝えしました。それ以降、新しい情報は入ってきてなかったのですが、この度実施された塾対象説明会でまとまった情報を得ましたので、ご紹介いたします。

上宮中高 説明会会場

事前にご準備されていた会場(それでも300人以上は入るでしょう)では収まりきれず、急きょ別室にテレビモニターを設置して、会場に入りきらなかった方々にはそちらの部屋で説明会会場の様子を見てもらう、というご対応をされていました。それだけ、上宮中高の共学化についてのお考えや具体的な取り組み内容、気になる入試に関する情報といったことを聞きたい!という塾の先生がたくさんいることの現れです。

さて、一番始めにお話された学校長のご挨拶の中で、共学化に至った経緯をご説明くださいました。

いくつか理由やお考えをお話下さいましたが、特に「ポジティブ」な理由としては、「高校のパワーコース1期生が今春卒業し、一定の進学実績を出した。その勢いを共学化でもって更に活性化させたい」というものがあるようです。

一方で共学化に至った「ネガティブな」経緯として、「少子化・共学化志向の昨今ではこのままだとレベルダウンは必至、一定の水準を維持している間に共学化に踏み切って対処しておくべき」ということだそうです。

今年創立120周年という大きな節目を迎え、121年目を迎えるにあたり何らかの「新しい挑戦」をすべきだ、ということはずっと念頭におありだったと思います。それに対する答えが「共学化」ということだったのかな、と私は思っています。

さて、共学化ということで、女子の定員数・女子を受け入れるコース・クラス分けのことなど、本当にたくさん心配な点があります。

まず、中学入試・高校入試共に「男女比は設けない」ことになっています。

女子を受け入れるコースは、中学・高校ともに「すべてのコース」です。

ただ、注意点があります。中学では特進コース、高校ではパワーと英数の両コースは女子生徒がどんなに少なくても(ゼロでは無い限り)男女混合クラスにする方針だそうですが、中学の標準コースと高校のプレップコースについては女子生徒が1クラスにまばらにしかいない、という状況は避けるため、女子を一定数固める「共学クラス」と女子が全くいない「男子クラス」に分けられる可能性がある、ということが発表されました。

・・・どれほどの女子が集まるのか全く予想できませんので、男子クラスが出来るという可能性が全く無いとは言い切れない、というのが今の段階で言えることではないでしょうか。

さて、設備面などでも共学に向けて着々と準備が進められています。現在では以下の点に取り組まれているようです。

・教室の改修工事
・号館ごとのトイレの設置
・体育・クラブのための更衣室設置
・保健室のベッド増設
・クラブの充実(文化系クラブはすべてで女子受け入れ予定)
・女子教員の増員
・共学に向けての研修会
・カウンセリングの充実

学校長のご挨拶の中で、「『しつけの行き届いた進学校』『より厳しくそしてより温かく』という基本理念は変わることはありません。」と言われていました。女子生徒についても、社会に貢献したいという思いを持った生徒に来てほしい、ということが基本方針としておありです。だから「自由にさせてくれて毎日が楽しければ良い、と思う生徒は希望しません」とはっきり言われていました。この点、受験生の皆さんはよく知っておくべきでしょう。

気になる入試についてもご紹介せねばなりません。

中学入試は、募集定員160名で今春から変更はありません。前述のとおり、男女比は設けられていません。

入試日程に大きく手が入っています。例年、初日・3日目・5日目という位置取りで3回の入試を行ってこられましたが、来春は1/15(土)1次・1/17(月)2次Aは例年通りの位置取りですが、2次Bが1日半前倒しになり1/17(月)の午後(15時)実施となります。よって、1/17(月)は午前・午後の連続実施、となります。

高校入試では募集定員は360名となり、今春より80名増えています。今春は英数コースの募集人員を80名→40名に減少させ、総募集人数を280名と変更しましたが、再度増やす形になります。こちらも男女比は設けられていません。

中高とも男女比を設けていないことから、合格に必要となるレベルについては「男女で同じ」と判断してよいでしょう。また、募集人数の減少もありませんので、「例年通りのレベル」で充分合格出来ると思われます。

最後に女子の制服ですが、(説明会会場では実物もありましたが)下のようなパンフレットで公表されています。

上宮中高 制服

女子はブレザータイプ、中学はブルーか白のブラウス・高校はピンクか白のブラウス、リボンは中学がブルー・高校はピンク、スカートも中高で若干異なり、中学はブルーのラインが入ったもの・高校はピンクのラインが入ったもの、だそうです。中学はブルー、高校はピンクが基調となるようです。

男子の制服はこれまでどおり詰襟です。ただ、高校男子の制服に変更点があります。高校男子の制服も、これまで中学校で採用されてきた灰色の詰襟に変更になるそうです。

今回、たくさんの情報をお伝えしましたが、例えば女子の夏服のことがまだ決まっていなかったり、これまでの男子校時代であれば進学先としてあまり選ばれることがなかったでしょうが、女子には人気のある「看護」「栄養」「被服」といった分野の進路先確保、もっと具体的に言えば「指定校推薦枠などでの女子大への進学はどうなるのか」といったところなど、まだこれから具体化されていくようなところも多々あるようです。

まだまだ上宮中高の動きから目が離せそうにありません。

大阪北摂地区入試説明会 開催

2010年7月15日 木曜日

「複数の学校が一同に集まってブースを展開する説明会」は、一年を通していろいろな団体が主催者となって実施されます。受験生やその保護者にとって志望校選択に役立つイベントです。

今回、大阪の北摂エリアを中心とした私立中高 入試説明会が開催されます。参加校などは下の画像でご確認いただけます(クリックすると拡大します)。

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大阪北摂地区入試説明会

大阪北摂地区入試説明会

日時:2010年7月18日(日)11時~15時
場所:千里ライフサイエンスセンター

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今回参加される学校のうち、注目が集まるであろう所とその理由をご紹介してみたいと思います。

上宮中高:共学化
大谷中高:中学のコース制変更と特別専願制導入 → 詳しくはこちら
関西大倉中高:中学のプレテスト復活 → 詳しくはこちら
常翔学園中:新設 → 詳しくはこちらこちら
梅花中高:中学のコース制変更 → 詳しくはこちら
関西学院中高:中学が2012年から共学化
雲雀丘学園中高:高校でのコース制変更 → 詳しくはこちら

具体的な内容についてはぜひこの説明会で各校の先生方から直接お聞きください。

常翔学園中 開校説明会の様子

2010年7月13日 火曜日

常翔学園が来年4月に開校させる「常翔学園中学校」が、初めて保護者・生徒対象に説明会を実施されました。学校が目指す教育などについてのより詳しい情報を得るのと、中学受験生・その保護者たちからの注目度や反応を見るために、その説明会に参加してきました。

常翔学園中 開校説明会

「開校説明会」と銘打たれた今回の説明会、用意された会場は満員となる約350名の受験生・保護者が集まっておりました。大阪には60校を超える私立中学がある中、明らかに遅い船出となる同校ではありますが、これだけの受験生・保護者が(しかも降りしきる雨の中を)集まったことに、非常に大きな期待が寄せられていることを改めて実感しました。

さて、上の写真では少々わかりにくいのですが、会の開会時に常翔学園高 合唱部の皆さんによる校歌斉唱が行われました。ピアノ演奏もテープではなく生演奏をしてくださいましたので、非常に躍動感のあるオープニングとなりました。

これまで、このブログでは過去に以下の2回常翔学園中についてご紹介してまいりました。

常翔学園中 2011年4月開校へ
常翔学園中 江坂・吹田・上新庄からスクールバス運行

今回は、それらの情報以外で判明した部分を中心にお伝えいたします。

以前ご紹介したとおり、コースはⅠ類とⅡ類の2コース制となっています。それぞれの取り組み内容や目指す進学先は次のようになっています。

Ⅰ類:深堀学習と徹底した応用力養成で難関国公立大を目指す。24名1クラスの少数精鋭コース。
Ⅱ類:スパイラル定着学習で国公立・難関私立大を目指す。38名2クラス体制。

また、中高6年間を以下4つの期間に分けて段階ごとに目標を設定して進学に備えることもすでに明らかになっていますが、それぞれの段階での取り組み目標やコースごとの人数(予定)は次の通りです。

常翔学園中の4ステップ

この枠組みの中で、「大阪工業大・摂南大との連携」や50分×2コマを連続して授業を行う「100分授業の実施」といった細かい取り組みをいくつも重ね合わせていき、目指す大学への進学を実現させる、というものになります。

気になる入試日程や科目数なども判明しています。

常翔学園中 2011年度入試

初日のみ2科3科選択制をとり、その後2回の入試については2科入試となっています。16日(日)は午後入試である点もお知りおきください。

五ツ木駸々堂模試でどれぐらいの成績があれば入学可能なのか?についての目安も先生方から発表いただきました。Ⅰ類は将来的に難関国公立大を目指すという特性上、中学入学時点で偏差値50程度の力は必要である、と同校もお考えになられたようです。これについては当初の予想通りです。また、Ⅱ類については偏差値42という、はっきりとした値を言われていましたが、おそらく偏差値40程度の受験生でもプレテスト受験⇒その後のやり直し を徹底すれば充分に合格のチャンスはあるでしょう。

なお、10月31日(日)にはプレテストも実施されます。ここでは出題傾向や問題の難易度などを実体験できますから、必ず受験しておくべきでしょう。また、プレテスト終了後11月6日(土)には「結果手渡し会」という、プレテスト結果の返却と来る入試に向けてのアドバイスを受験生個々にしてくれる催しが行われます。常翔学園中の先生方が実際にお教えくださいますので、見逃せませんね。

常翔学園中 制服

中学校の制服も展示されていました。男子は青のストライプのネクタイ、女子はエンジと白のストライプのリボンが特徴点となっています。実物は、学校見学会などでご覧ください。

冒頭でご紹介したとおり、今回の開校説明会は350名ほどの受験生・保護者が参加されていました。当日は朝から断続的に雨が降るあいにくの天気でしたが、それにもかかわらずこれだけの人数が説明会に集まった、ということで、受験生・保護者の期待度は非常に高いことがわかりました。今後この中学校を志望校としてお考えの方は、プレテストの受験とその後の結果手渡し会は必ず参加しておき、受験希望者の動向と受験生本人の「立ち位置」を確認しておくべきでしょう。

関西大学北陽中 2次実施日を変更へ

2010年7月7日 水曜日

関西大学北陽高の併設中学校として今春より開校した関西大学北陽中が、塾対象に説明会を実施されました。注目された今春入試の結果について詳しくお話いただいただけでなく、来年度入試に向けての大きな変更点が発表されました。

関西大学北陽中 説明会

説明会は関西大学 千里山キャンパスにある「関西大学BIGホール100」にて実施されました。

関西大学は「2010プロジェクト」として法人全体で様々な取り組みを行っておられました。関西大学北陽中の新設とあわせて、JR高槻駅前に新キャンパスを作り、そこに新しい小~高を新設することも行われていました。高槻に出来た新しい中高の様子については、以下2つのエントリーでご紹介しています。

関西大学 高槻ミューズキャンパス 行ってきました!
関西大学中高 今年の入試を振り返って

関西大学北陽中の教育目標としては「関西大学及び難関国公立大学への進学」とされており、昨年の春の段階では中高一貫校での指導経験がある先生方を数名採用され、カリキュラムを作られるなどして準備されていました。

注目された今年の入試ですが、120名募集のところ無事121名(男子69名 女子53名)が入学し、1期生の皆さんは元気に過ごされているようです。

入試を迎えるにあたって、学校の先生方が立てた目標としては「1次では定員の1.5倍の志願者数、2次は志願者300名以上」だったそうですが、共に達成されておられます。

ここからは今春入試結果に関する詳しい情報を順にご紹介してまいります。

関西大学北陽中の出願締め切りが早めに設定されていた都合上、他校との「W出願者」が非常に多かったようです。それを物語るエピソードとして、1次男子1位で合格した受験生は系列校である関西大学第一中とのW出願だった、という事をご紹介下さいました。この方は試験当日関西大学第一中ではなく関西大学北陽中を選んだ、ということですね。

中学入試統一解禁日に実施された1次に合格したにも拘らず入学を辞退した方が8名おられたそうです。関西大学北陽中を「滑り止め」として受験した、ということになります。辞退された方の主な第一志望先としては、大阪教育大学附属池田中・関西創価中・大阪女学院中といった、統一解禁日に入学試験が行われていない中学の名前が挙げられています。

1次の合格最低点を見てみますと、女子は男子よりも5点下回っています。とある入試相談イベントでは男子:女子=3:1の着席になるなど、昨年1年間を通してどうやら女子からの反応が鈍かったようです。それが最後まで影響して女子の受験者数が男子よりも下回った、ひいては合格最低点にも影響を及ぼした、ということになります。

変わって2次の話題です。2次での入学者36名に第一志望校を調査され、得た回答をご発表下さいました。それによりますと、関西大学第一中17名、同志社香里中9名、関西大学中等部3名、関西学院中・同志社中・同志社女子中・立命館中・大阪教育大学附属池田中・大阪女学院中・三田学園中 各1名となっており、関関同立の附属校受験者が33名、率にしてなんと92%を占めています。

阪急京都線 上新庄駅という、兵庫県・京都府ともに無理なく通える立地にある学校なだけに、この2つの府県からの志願動向に注目していましたが、結果としては兵庫県からの受験者が多く、逆に京都府からの受験者は少なかったようです。これを受けて、今年は兵庫県でさらに積極的に宣伝活動を行うそうです。

さて、今春入学者の様子、ということで入学後のベネッセの模試結果についてご紹介いただいたのですが、成績の上位数十名については「非常に力がある」一方で、成績下位数十名はこれからしっかりサポートして指導しないと関西大学への内部進学も・・・、という成績だったそうです。この点については今後の課題として学校でしっかりと取り組まれることでしょう。

さて、来年2011年度入試について、いくつか変更点があります。

①2次の実施日を半日前倒しし、16日(日)午後(14時半開始)へ
②募集定員を1次で男女各5名減らして各40名募集、その分2次は10名増の男女40名募集に

①については非常に大きな変更点となります。関西大学第一中の面接は12時30分に終了することが確定しておりますので、それとの掛け持ちを可能にしたということになります。この変更によって、15日(土)・16日(日・午前)は関西大学第一中、16日(日・午後)は関西大学北陽中、17日(月)は関西大学中等部という併願パターンが可能になります。

特に関西大学第一中の合格発表後に入試を行うと欠試者が続出するので、関西大学第一中の合格発表前に2次を何としても持っていきたい、ということと、関西大学中等部より後ろに入試日を設定すると受験者が集まらないことは明らかだ、ということを鑑みての措置だそうです。

②による入試難易度の上下が気になるところですが、今春入学者のデータを見て判断する限りでは、秋以降の五ツ木駸々堂模試で偏差値50あれば1次、偏差値55程度あれば2次、それぞれの合格ラインには到達するものと思います。

プレテストですが、今年も実施されます。下記のとおり11月3日(祝)に実施されます。

関西大学北陽中 プレテスト

受験料として1000円かかりますが、関西大学の附属校3校の中で唯一のプレテストを実施校ということもありますので、関西大学第一中や関西大学中等部を受験する予定の方であってもこの関西大学北陽中のプレテストは受けておくとよいでしょう。

高校入試結果や来年度入試に向けての情報についてもこの説明会でお話いただきました。それについてはまた後日のエントリーでご紹介いたします。

桃山学院中高 2011年度入試大きな変更点

2010年7月6日 火曜日

桃山学院中高の塾対象説明会にお招きいただきましたので、お邪魔してきました。

桃山学院中高 外観

上の写真は大通りを挟んだ反対側から撮った外観なのですが、ご覧の通りあまりにも立派すぎる校舎が圧巻です。

説明会会場

説明会は高校棟の講堂(トリニティ・ホール)で行われました。ご覧のように満員でした。

まずは中学校の取り組み内容について簡単にご紹介しましょう。

中学校は2008年に開校しており、今春入試での入学生をもって中1~3全学年がそろい、完成年度を迎えています。

説明会では、現在中学3年生である1期生のベネッセ模試の偏差値推移が発表され、順調な成績上昇ぶりをアピールされておられました。以下の通り、着実に上昇しています。

1年2回

2年1回

2年2回

2年3回

3年1回

平均点偏差値

49.5

51.7

51.9

54.1

55.0

高校の話題としては、2007年より設置したS英数コースの1期生が今春大学入試を迎え、大学入試結果において大変大きな成果をあげたことが挙げられます。

具体的に数値をご紹介しますと、国公立大現役合格者数においては昨年48名から今年93名と一気に倍増しています。2007年は現役で29名だったことを考えますと、隔世の感があります。また、旧帝大現役合格者数も昨年2名から今年10名といった大幅増を実現しています。東京大合格者も出ていますが、実に22年ぶりのことだそうです。

このように国公立大の実績において大きな躍進を遂げたわけですが、やはりS英数コース生の健闘があっての結果であることは明らかです。

さて、中学校・高校ともに来年度入試において大きな変更点がありますので、順にご紹介いたします。

まずは中学入試の変更点です。3点あります。

①B方式の日程を変更。これまでは3日目の月曜実施だったが、1日前倒しして日曜日の午後(15時半)実施。よって、1/15(土)・1/16(日)・1/18(火)の日程となる。

②C方式の入試科目「小論文+算数」を改め、「国語力テスト+算数」へ。国語力テストは「日本語についての総合的な理解力と運用力を問う」ものとなる。

③毎年10月に実施していたプレテストを、今年は11月23日(祝)に後倒し実施。

特に②についてコメントしますと、開校初年度から「A・B方式とも不合格→C方式の小論文のおかげで合格」となった受験生が実際に開成からも出ており、実際にその生徒は入学直後「学年でも成績は良いところに位置している」ということで、「入試では測れない隠れた力」を持つ生徒を発掘できている大変貴重な入試形態だな、と思っていました。今回のこの変更がどのような変化をもたらすのかが気になります。

高校入試についても大きな変更点があります。

①これまでの「標準」を「文理」とコース名を改称し、同時に共学化。

②中学校からの内部進学を始めて迎えることになる。それに伴い定員が120名減少する。定員が削られるのは文理コースで、一気に半減して120名となる。

この2つの変更によって文理コース、特に男子については大きく難化することが予想されます。注意が必要です。

2001年、高校で国際コース開設、同コース限定で同時に踏み切られた共学化以降、絶えず進化をし続ける桃山学院中高。来年度入試も中高ともに目が離せません。

阪神地区中高一貫女子校10校 女子教育セッション2010

2010年7月2日 金曜日

ここ数ヶ月の間、各府県の私立女子校が共同で説明会を実施されていることを何度かお伝えしてきています。これまでご紹介したイベントは・・・

2/19(金)・3/27(土) 神戸灘区女子中高一貫校 合同説明会 → 詳しくはこちら
4/20(火)・6/13(日) 大阪私立女子中学校フェア → 詳しくはこちらこちら

昨今の共学志向に対抗すべく、いずれのイベントも各校が個々のアピールをしつつも、参加校全校が一丸となって「女子教育」の魅力を保護者・受験生に訴えるというものです。

女子校合同のイベントがまた一つ開催されますので、ご紹介いたします。

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女子教育セッション2010
阪神地区中高一貫女子校10校 個別相談会

女子教育セッション

日時:2010年7月8日(木)11~15時
場所:阪急西宮ガーデンズ 4Fガーデンズホール
内容:各校ごとの個別相談

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昨年も実施されたこのイベント、参加校は7校でしたが、今回は新たに甲子園学院中高・夙川学院中高・園田学園中高の3校が参加され、参加校数は10校となっています。参加校一覧は以下の通りです(クリックすると拡大します)。

女子教育セッション 参加校

文面を見ている限りでは、大阪私立女子中学校フェアでの各校在校生によるいろいろな出し物、のような派手なものがなく、ブースによる相談コーナーだけの設置となっています。じっくりと各校の先生方と落ち着いてお話出来ると思います。

金蘭会中高 一人ひとりの可能性を伸ばす

2010年6月28日 月曜日

金蘭会中高の塾対象説明会に参加してきました。

金蘭会中高 外観

大阪府立大手前高等学校の同窓会である「金蘭会」が1905年に金蘭会女学校を作られてもう105年、大阪府内で最も伝統がある学校のうちの一つです。その間、女子教育一筋で歩んでこられています。

上の写真は金蘭会中高の校舎外観です。この校舎は2007年に完成したばかりのものです。当時建築に関する賞を5つ受賞するなど、専門家から高い評価を受けた建物です。

金蘭会中高 説明会会場

説明会はその建物内3Fにあるウィステリアホールという、600名収容可能かつ200インチの大画面映写が可能なホールで行われました。

まず校長先生がご挨拶くださいました。校長先生就任されてもう5年目、ご自身も毎朝校門前に立って生徒たちにご挨拶されていることや、朝礼や集会の際には(先生ご専門の)英語と日本語のバイリンガルでお話をされている、ということを交えながら、学校のご様子についてお話いただきました。

中学入試結果について整理しますと、受験者数・入学者数ともに2006年から2009年まで3年連続で伸びていたことを受け、2010年度入試では募集定員を60名から90名へ増加させました。その一方で、自己推薦型となる「K方式」を導入、「3年間授業料半額免除」の特待生制度を新設したことも2010年度入試のトピックスでした。

今年は受験者数自体は-20名と前年から減ってしまいましたが、入学者数は-2名と踏んばった形です。この要因としてはやはり、専願が条件となる「K方式」での入学者確保が奏功したものと思われます。

ちなみに、今年86名の入学者中K方式では7名が出願・入学しており、新体操などの特技を活かした生徒もいるそうです。また、今年K方式で課された作文試験のお題は「活動を通して得られたもの」について原稿用紙2枚にまとめる、というものでした。

K方式の導入と合わせて特待生制度を導入しましたが、その影響もあって、2009年度は入学時に五ツ木駸々堂模試で偏差値が45以上だった生徒が3名しかいなかった一方で、今年度入学者については偏差値45以上が12名、偏差値50 以上に至っては3名入学しているという、これまでになく高い学力を持った生徒が入学したそうです。

これを受けて、来年(中2進級時)から「発展1クラス」「標準2クラス」という習熟度別クラス編成を実施することになっています。

高校についてもご紹介いただいています。

2008年4月より、看護系の進学希望者が多かったのと併設の千里金蘭大学に看護学部看護学科が開設された事を考慮して、それまでの特進・総合2コースに「看護進学」を新設して3コース体制とされました。今春入学した学年をもって3コースすべてで3学年がそろいました。来年春が3コース制導入後の1期生が卒業を迎えるので、進路に注目が集まっています。

現在の取り組みとして、外部講師を招いての放課後の学内予備校、主体的な学習スタイルの確立を目的とした夏期休暇中の勉強合宿、といった受験指導を行っておられます。

3年後には国公立大・関関同立大延べ30名以上出すことを目標とされていますが、更なる充実を目指して、どのコースからもセンター試験に対応出来るようにする、ということも発表されていました。

さて、コース制や中学・高校それぞれの入試における変更点などについて順番にご説明いたします。

中学入試においては、C日程を例年より1日前倒しの1/19(水)に実施することが決定しています。A・B日程については例年どおりの位置取りです。それ以外の変更点は特にありません。

高校入試においては、大きな変更が発表されています。

2011年度入学生より、総合進学コースを5つの「系」に細分化することになりました。詳細は以下の通りです。

①文理進学系:文学・外国語・経済・社会・法・教育・環境・情報・心理学部などへの大学の進学
②保育幼児教育系:千里金蘭大学 児童学科等、保育士や幼稚園教諭など
③健康栄養系:千里金蘭大学 食物栄養学科等、管理栄養士や栄養教諭など
④スポーツ系:体育系大学・専門学校等、体育教諭・スポーツ指導者・インストラクターなど
⑤演劇・芸術系:芸術系大学・専門学科等、映画演劇関係・演奏家・芸術系教諭

一部の「系」では併設の千里金蘭大への進学が可能となっているのがわかります。千里金蘭大についてはこちらのエントリー「千里金蘭大 ココロかんごフェア」で同イベントについてご紹介しました。

進路希望ごとに細分化することで、一人ひとりの将来の可能性を効率よく伸ばすことを目的とされているのでしょうか。

これらは「系」ごとの定員は設けず、「系」ごとのクラス分けも行わない方針で、あくまで「入学時点で将来の進路を意識してほしい」ということからこのような分け方をされているようです。ただし、入試時点で「系」を指定して出願する必要があるのが注意点です。入学後しばらくしてから、自身の興味や適性などと照らし合わせて「系」を選ぶ、ということではないようです。

さて、説明会では先生方によるご説明と合わせて、教養講座「華道」の「礼式活け」を生徒さん達にご披露いただきました。

華道の様子

実際に花を活ける方とは別に、マイクでひとつひとつの所作を丁寧に解説してくれる方もいて、華道の心得がない私にもよくわかる発表となっていました。

活気がある学校の雰囲気といきいきと過ごす生徒たちの様子が伝わってくる説明会でした。