【宇宙をめざせ】鹿児島県立楠隼中学校・高等学校 共学化【寮も完備】

2025年11月10日 月曜日

2015年に開校した鹿児島県立楠隼(なんしゅん)中学校、高等学校については、2017年にこのエントリーでも紹介しましたが、

宇宙に一番近い学校 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

2029年度から高校募集を取りやめ完全中高一貫校になりますが、その完全一貫一期生となる2026年度中学募集から女子も受け入れることになりました。

公立でしかも全寮制の公立中高一貫校という点では広島県叡智学園中学校・高等学校と似ていますが、広島叡智学園の方は海外進学をする卒業生の方が多く、ちょっと目的が異なります。

楠隼高校では初年度から多くの卒業生が国公立に進学していますが、2025年度の大学合格実績は、九州大3名、筑波大2名、北海道大1名、その他国公立に十数名、それも半数以上が理系となっています。2024年度は京都大理学部、大阪大基礎工学部、東北大理学部などこれまた理系の最難関に合格者が出ています。

2026年度の中学入学生から全寮制ではなく、通学も認められるようになるようです。とはいえ、今までの在校生は全員寮生で、あと3か年行われる高校募集も男子のみで入寮が条件となっているので、通学生はごく一部となるでしょう。

水色のリボンのついた女子用の制服も決まり、現在女子寮の建設やプールの改修がなされているそうです。宇宙をめざす小学生、いかがでしょうか。

【芸能人御用達】大阪薫英女学院高等学校 スポーツ・特技コース【西の堀越】

2025年11月7日 金曜日

大阪府摂津市の大阪薫英女学院は長期留学と英検の合格率の高さで有名な中学校・高等学校ですが、バスケットボールや駅伝でも全国的に知られている学校でもあります。

高校から「スポーツ・特技コース」が設置されており、スポーツで活躍する生徒の多くはこのコースに属しているのですが、実は芸能活動をしている高校生も受け入れているそうで、かつてはNMB48のメンバーも在籍していたそうです。芸能活動をしていると、授業に出席するのが難しそうですが、そこは学校側の特段の配慮によって単位認定が行われる仕組みになっているようです。まるで東京の堀越高校みたいです。

芸能だけでなく、ゴルフやスケートボードなど世界を転戦する競技を行っている女子も対象になるとのことです。

気になる方は、学校HPで調べてみましょう。

【祝!】神戸野田高等学校 中学校復活 承認される【57年ぶり!】

2025年11月5日 水曜日

以前このエントリーで紹介した内容が正式発表となりました。(先月の記事↓)

【スクープ】神戸野田高校 中学校 復活か?【57年ぶり!】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

長らく募集を休止していた神戸野田「中学校」の募集再開が正式決定となりました。兵庫県私学教育課、兵庫県私学連合会双方から再開の承認がなされたようです。近畿圏では募集停止になっている私立中学校も多いのですが、逆に中学校を開設するというのはなかなか勢いがあります。南隣の医療系専門学校の跡地も手に入れ、スポーツ施設もさらに充実。神戸市では公立中学校の部活動地域移行が進行していますが、学校での部活動を楽しむのなら、私立中となりますよね。

令和9年4月入学に向けて準備を行うようです。令和9年(2027年)といえば現在の小5以下の学年から募集されるということですね。因みに2026年はこの学校にとって100周年となります。めでたいことが続くこの学校、詳細発表はこれからですが、多くの中学受験生が集まることを祈っております。

【このブログの中の人が】樟蔭中学校 プレテスト【裏番組担当】

2025年10月31日 金曜日

中学入試イベントもそろそろ終盤。近畿圏では多くの中学校がプレテストを実施していますが、現時点で今年と昨年の参加者数が判明しているのべ38校のうち、27校が昨年よりも多くの受験者を集めたようです。このように中学入試が少し盛り上がってきている中で、この「中の人」も動きます。

第2回目の11月15日(土)のプレテストの裏番組(保護者向け講演会)を担当することになりました。中学校に入学することが目的ではなく、大切なのは入学後の過ごし方です。それに関して保護者にも知っておいていただきたいことをお話ししようと思っています。既に第1回目のプレテストを受験した方も、第2回目の参加、大歓迎です。小学生女子とその保護者の皆様、是非お越しください。

【さらに地域移行が加速か?】全国中学校体育大会 将来廃止?【公立中から部活が消える?】

2025年10月29日 水曜日

ネット上でこのような記事を見ました。

『公立中学校の部活動改革に関する国の有識者会議「調査研究協力者会議」が27日、東京都内で開かれ、日本中学校体育連盟(中体連)の新宮領毅専務理事は2027年度から大会規模を縮小する全国中学校体育大会(全中)について、「近い将来、なくすことも選択肢の中にある」と述べた。』(時事通信社 10月27日18:54配信)

昨年、こちらの記事(↓)を書きましたが

【衝撃!】中体連 9競技は全国大会廃止【部活ピンチ!】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ

ついに他の競技も含めて、全中が消えるかも、というわけです。既に神戸市で始まっている部活動の地域移行(つまり各学校毎の部活動は無くなる)を今後全国レベルで行うことがスポーツ庁と文化庁の有識者会議による最終報告書で5月にまとめられており、2026年度から6年かけて休日は全学校で地域移行、平日も順次移行するとされています。これで公立中学校から部活動が消える可能性が高まってきました。学校の先生の働き方改革も大切ですが、部活動に参加していた生徒はレジリエンス(立ち直る力)が強い、という学術論文も複数存在します。競技人口の減少や部活動による教育力が失われるなど、そのデメリットも心配です。吹奏楽や美術など文化系クラブの動きも含め、今後の議論に注目したいと思います。

【お詫びと続報】ノートルダム女学院と洛星の法人統合【中高移転の可能性あり】

2025年10月27日 月曜日

10月23日に速報として法人分離と統合についてお知らせしましたが、その後詳細が発表されたようですので追記します。

まず、ノートルダム女学院は4年後に閉学となる女子大学と小中高が別法人になるところまでは合っていましたが、小中校が洛星中高を運営する「ヴィアトール学園」に事業譲渡という形で統合するようです。但し、それぞれの学校名や運営については現状のまま、つまり学校を統合して共学化、とはならないようです。

また、女子大学の土地、施設については「ヴィアトール学園」に引き継がれるらしく、ノートルダム女学院中・高は、大学閉学後、その跡に移転することも検討されるとのことです。23日には法人分離によって「移転の可能性が遠のいた」と書きましたので、そこはお詫びして訂正いたします。施設改修などで、4年後に移転とはならないかもしれませんが、次の中学受験生が在学しているうちに移転する可能性が出てきました。

今の鹿ケ谷の落ち着いた学習環境も捨てがたいのですが、地下鉄北山駅近くの新校地も魅力です。今後の発表が待たれます。

【今年度最後の】常翔学園中学校「Jテスト2」【プレテスト】

2025年10月24日 金曜日

人気急上昇中の常翔学園中学校、今年も「Jテスト」と呼ばれるプレテストが年に2回行われますが、11月15日がいよいよ2回目、つまり最終回となります。

朝8:30集合、解散は12:45ですから、入試本番さながらのテストです。9:00から11:00には保護者向けの「入試説明会」とその後校舎見学会も用意されていますので、子どもさんがテストを受けている間、学校で有意義な時間を過ごすことができます。

次の週の金曜日(21日)、土曜日(22日)には「成績手渡し会」も用意されているようです。予約制となっていますので、併せて申し込んでおきましょう。

【スクープ】洛星中学校高等学校とノートルダム女学院小学校中学校高等学校が法人統合【!】

2025年10月23日 木曜日

京都の洛星中学校・高等学校はフランス発祥の聖ヴィアトール修道会によって1952年に設立されたミッション系男子校でしたが、この春、聖ヴィアトール修道会が日本から撤退することになり、学校はいわゆる「ミッションスクール」(キリスト教の布教を目的とした学校)ではなくなりました。

一方、京都鹿ケ谷のノートルダム女学院中学校・高等学校はアメリカのノートルダム教育修道女会を中心に設立され、今でもミッションスクールとして運営されています。一方、4月25日にこちらでお知らせしたように大学は次年度以降の募集停止を発表されましたが、そうなれば北山の小学校と鹿ケ谷の中高のみが残ることになり、北山の女子大が無くなれば、中高が移転するのでは?との憶測も流れていました。

そんな中で、本日ノートルダム女学院のHPに以下の文書が公開されました。

ノートルダム女学院中学高等学校 学校法人ヴィアトール学園への設置・運営の移行について – ノートルダム女学院中学高等学校

この文書によると、ノートルダム女学院の小中高は統合された「学校法人ヴィアトール学園」に統合され、女子大は分離されるようです。つまり、4年後の女子大閉校に伴って女子大を運営する「学校法人ノートルダム女学院」は清算されることになりますので、ここから先は個人的な憶測ですが、中高移転の可能性は遠のいたのではないでしょうか。

また追加情報がわかればお知らせします。

【ハードル高いぞ】西大和学園中学校・高等学校 英語重視型受験者向け プレテスト【英検2級以上の英語力必須】

2025年10月22日 水曜日

西大和学園中学校の入試には、英語重視型Aという国算に加えて英語の筆記試験+英語のエッセイ+英語の面接が課される試験と、英語重視型Bという国算各150点+日本語面接+英検加点(2級なら30点、準1級45点、1級60点)という試験があります。さらっと書きましたが、もう一度確認しますけど、中学入試です。

また、高校でも同じタイプの入試があり、国数各100点に加えて、日本語面接+英検加点(準1級25点、1級50点)となっています。

この受験に対応できるかどうかのプレテストが行われますが、こちらも小6は英検2級以上、中3は準1級以上の英語力が必要だそうです。

腕に自信のある小中学生はチャレンジしてみましょう。

【2026年度】公立中高一貫校 入試日【こちらも本気出しましょう】

2025年10月21日 火曜日

公立中高一貫校の入試日です大体府県別に揃っていますので、2校が異なる兵庫県以外はまとめて表記します。(学校名(設置者) 試験日の順で・・・)

兵庫県立芦屋国際中等教育学校 2月7日

兵庫県立大学附属中学校    1月31日

大阪府立           1月24日 (咲くやこの花、水都国際、富田林)

京都府立・市立        1月17日 (西京、洛北、園部、福知山、南陽)

奈良県立・市立        1月31日 (青翔、国際(国際のみ2月1日も)、一条)

和歌山県立          1月24日・25日 (古佐田、向陽、田辺、桐蔭、日高)

滋賀県立           1月10日 (守山、河瀬、水口東)

入試日程がいずれも土曜日か日曜日なのは、小学校の授業日を配慮していることだと思います。さすが公立です。どの学校も適性検査や作文(芦屋国際は作文のみ)といった記述系の入試ですから、それに向けた準備は必要です。こちらの公立中高一貫校は基本的にそれぞれの都道府県に住所がある人しか受験することができません。例外規定については各都道府県のHPなどをご確認ください。因みに受験料はどの学校も2,200円均一です。