大阪大学「世界適塾入試」出願締め切り

2021年11月12日 金曜日

ことしで6年目となる大阪大学の「世界適塾入試」の出願が11月10日に締め切られ、11日正午に確定数が発表されました。この入試は共通テストが必要なAOタイプの入試で、そこでの合格者が募集数を下回ればそのまま前期の定員に加算する仕掛けですので、ここで発表された志願者数によって難易度が変化するものではないのですが、一応昨年との比較のために昨年のデータも掲載しています。

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コロナ禍によって大会や研究発表の機会が減少し、海外渡航やボランティア活動 も制限された中で、出願者数は減るのではないかと予測していましたが、2019の770件から昨年841件、今年は857件と2年連続増加しています。つまりこの募集単位を利用しようと考えている受験生はコロナ禍による影響を受けたはずの高2から準備をしたのではなく、もっと早くから準備をしている、またはその時の環境に応じてできることを行って志望理由書に練りこんだと考えられるわけです。高等学校でもプレゼンテーションやディスカッションなど多様な教育活動が広がっている影響かも知れません。今後の動向にも注意が必要です。