【速報】大阪府教育庁「府立高校15年間で32校程度減が適正」と試算

2025年8月19日

夏期休暇が明けていきなりですが、大阪府公立高校に関する大きなニュースが飛び込んできました。

「府立高校の再編を進めている大阪府教育庁は、少子化に伴い、府立高校の数を今後15年間で現在の136校から104校程度に減らすことが適正だとする試算をまとめたことが府関係者への取材でわかりました。」

(NHK 関西NEWS WEB 8月18日 12:25配信 より)

大阪には国立や東大阪市立など府立以外の公立高校も合わせると145校ありますが、その内全日制の府立高校は136校あります。今回の報道によるとその内の23.5%に相当する32校を減少させる、との試算結果が発表されたようです。新たに工業系や多様な学び支援など新たな高校を新設する構想もあるようですから、実際には32校以上の高校が募集停止になる、ということになります。

2025年度入試では大阪府公立高校の約半数で志願者数が募集定員数を下回りました。大阪府には3年連続で定員を下回った学校を統廃合の検討対象にするという条例がありますから、今後募集停止となるのは現状で既に3年連続定員下回っている学校から検討となる可能性が高いかもしれません。

今後も15歳人口は減少していきますので、致し方無いのかもしれませんが、この方針によって高校が無くなってしまう地域が増えることに、一抹の寂しさを覚えてしまいます。