大阪府 吹奏楽コンクール 地区大会(大阪北摂地区・中地区)結果

2018年8月7日

台風の影響で1週間開催が伸びてしまった中地区の結果と、先週水曜日に行われた北摂大会の結果をお伝えします。先週同様、(金賞+代表)の学校のみ紹介します。

★北摂地区 高等学校A

ここでも6校中4校大阪府立高校が入賞しています。私立2校は金光大阪と箕面自由という吹奏楽業界では知らない人のいない強豪校です。

★中地区 高等学校A

こちらは私立ではマーチングでも有名な大阪学芸と、充実した音楽教育を誇るプール学院が入賞です。

★北摂地区 小編成

履正社豊中と大商学園、共に豊中の私立高校が入賞です。

★中地区 小編成

こちらも私立高校が独占しています。あべの翔学は3学年で600名弱、建国は200名弱といずれも少人数の生徒を丁寧に育てる学校ですが、その成果はこの結果にも表れています。民族学校である大阪朝鮮高級学校も350名ほどの学校で、吹奏楽部の部員も少ないのですが、2012年に続いて今回も金賞代表ということで、指導者の間でも評判の学校です。

というわけで、大阪の地区大会の結果は出そろいました。大阪府立トップ10高からは、北野、天王寺、豊中の3校が入賞しています。

ところで、高等学校Aでは課題曲と自由曲の2曲を演奏します。課題曲はこの5曲のうちどれかを選ぶわけですが、地域によって課題曲の採用割合が違うことに気が付きました。

しかも、その課題曲によって、金賞+代表になる割合も違っているようです。

しんみり始まる3拍子の「課題曲3」は採用数こそ少ないですが、勝率が高いようにも思えます。そういえば作曲者の高 昌帥(こう ちゃんす)先生は豊中にある大阪音楽大学の教授です。吹奏楽作品も多い先生ですので、今後もお世話になる機会もあることでしょう。ところで唯一課題曲5を採用したのは堺市の精華高等学校です。10年前まで女子校でしたが、今では男子が女子の2倍ほどと人数が逆転しています。難曲「課題曲5」を採用するとは各種打楽器がそろっているなど今の先生・生徒さん方の頑張りだけでなく、過去の蓄積や先生方の長年にわたる尽力があったおかげでしょう。底力を感じます。

今回紹介した学校とシード校は今週末の大阪府大会に進むことになります。高レベルの争いです。その結果も楽しみです。