【3つの密を】大谷中高(大阪)「デイリー個別相談会」【避けましょう】

2020年4月9日 木曜日

新型コロナウイルス感染症の影響で、この春に行われるはずだった入試説明会はことごとく中止に追い込まれ、このエントリーで紹介したものでも中止を余儀なくされているものがあります。「密閉・密集・密接の3つの密」を避けなくてはいけない状況ですのでやむを得ないのはわかっていますが、素晴らしい教育活動を伝える機会が減るのは実に残念です。そんな中で理数教育でも定評のある大阪阿倍野の「大谷中学校・高等学校」は「予約制」で「個別」の相談会を実施します。これなら密集になりませんから中止になる恐れもありません。但しカレンダーでHと書いてある「あべのハルカス」会場は、あべのハルカスそのものが閉館になる可能性もありますので、電話でお問い合わせください。(因みにHはハルカス、Gは学校の略です)前日の16時までにお電話でお申し込みください。

(小さい声で業務連絡・・・塾の先生もウエルカムだそうです)

【新しく誕生】京都府立宮津天橋高等学校 清新高等学校【その②・その③】

2020年4月8日 水曜日

明治期に京都に5つの府立旧制中学校と2つの高等女学校が設立されました。

京都第一中学校(現在の京都市洛北高等学校)

京都第二中学校(現在の京都府立鳥羽高等学校)

京都第三中学校(現在の京都府立福知山高等学校)

京都第四中学校(その後の京都府立宮津高等学校)

京都第五中学校(現在の京都府立山城高等学校)

京都府立第一高女(現在の京都府立鴨沂高等学校)

京都府立第二高女(現在の京都府立朱雀高等学校)

いわゆる「ナンバースクール」と呼ばれた旧制中学校はその後、名門校として発展しているわけですが、その中の旧制第四中学校の宮津高校の名前がなくなるというお話です。 こちらも京都府北部の人口減に伴う2校の統合なのですが、お相手はウェイトトリフティングや合唱で有名な「京都府立加悦谷高等学校」。これまた距離が車で20分以上と離れていますので、「京都府立丹後緑風高等学校」と同じように学舎制として、校舎そのものの統合はしない形になります。つまりその名も「宮津天橋(みやづてんきょう)高等学校宮津学舎」と「宮津天橋高等学校加悦谷学舎」ができたというわけです。もちろん同じようにICT活用の合同授業も展開される予定です。

また宮津高校には舟屋で有名な伊根町に「宮津高校伊根分校」という定時制の分校がありましたが、こちらと昨日紹介した網野高校の間人(たいざ)分校と峰山高校弥栄(やさか)分校の3校が統合されて、弥栄分校の場所に新たな定時制総合学科の「京都府立清新高等学校」ができました。こちらは新たな校舎が建築され、今年の新入生は真新しい施設が使えるようです。

というわけで、4つの高校と3つの分校が、3つの高校になりました、というお話でした。

【新しく誕生】京都府立丹後緑風高等学校【その①】

2020年4月7日 火曜日

昔むかし、明治時代の後半から大正にかけて、京都には農学校がいくつも作られました。 明治26年 京都府蚕糸組合立高等養蚕伝習所(今の京都府立綾部高校) 明治33年 東八田村立農学校 明治35年 熊野郡立農林学校(後の京都府立久美浜高等学校) 明治41年 加佐郡立河守養蚕学校(今の京都府立大江高等学校) 明治41年 船井郡立実業学校(今の京都府立須知高等学校) 大正8年 南桑田郡立実業学校 と、このように100年以上の時を経て、4校は高等学校として存続していますが、その中の久美浜高校と、これまた70年以上の歴史があり、伊調千春・井上謙二・高谷惣亮といったレスリングのオリンピック選手も輩出した京都府網野高校が合併し、この4月から新たに「京都府立丹後緑風高等学校」が誕生しました。

しかし、この2つの学校は20㎞ほど、乗用車で30分以上(梅田~兵庫川西と同じくらい)離れており、どちらかの校舎に統合すると、そうでないほうの生徒が困るであろうとの判断もあったのでしょう、「京都府立丹後緑風高等学校 久美浜学舎」「京都府立丹後緑風高等学校 網野学舎」としてそれぞれの校舎は残す、という作戦に出ました。だったら一緒にする意味は?と疑問に感じましたが、久美浜学舎には「みらいクリエイト科」「アグリサイエンス科」が、網野学舎には「普通科」と「企画経営科」が設置。制服は一緒、ICT利用で遠隔授業を行うというわけで、2校とも4学科の選択が可能になった、というイメージです。部活動も段階的に統合し、一つの学校として対外試合などに参加するという計画です。

伝統校の名前がなくなるのは一抹の寂しさを感じますが、より良い学びの環境を整えるためには必要なことなのでしょう。

【どうなる】英語民間試験の扱いについて【こっちもピンチ】

2020年4月6日 月曜日

新型コロナウイルス感染症の影響が、来年度入試にも出てきそうです。 3月のGTECも中止、4月実施予定だった「英検1day S-CBT」も中止、TOEFLに至ってはアメリカの事務所が閉鎖されているため、スコアの送付も行われていないという状況のようです。昨年11月に突然、文部科学大臣によって英語共通テストへの英語外部試験の利用延期が発表されましたが、あくまでも結果論ですが、中止表明はどうやら正解だったようです。

しかし、大阪府公立高校入試のように民間試験による取得スコアや級を「見なし得点」として利用されるケースや、立教大学のように一般入試のほとんどの募集単位で英語という科目を外して外部検定を利用するという場合など、外部試験の結果があれば有利、または必要な入試を考えた場合、年度後半の日程に受験生が集中する可能性があります。というわけで、世の中が正常化してからの話ではありますが、希望の会場が満席になる前に、早めに申し込みをするようにしましょう。

【スクープ】ノートルダム女学院中学校コース改変【みんなグローバル】

2020年4月2日 木曜日

京都東山のノートルダム女学院中学校からオープンスクールのご案内を頂きました。まあ、コロナウイルス感染症のこともありますから、できないかもしれませんが・・・とのことですが、京都大学に2名合格、へぇ、すごいなー、と思いながらチラシを見ていると、おおお?コース改変?

今までSTE@M探求(=理数系教育)、グローバル英語(=英語+国際理解教育)、プレップ総合(=言語技術教育)の3コース建てだったのですが、グローバル英語コースの1期生のうち13名は英検準一級に合格するほどの成果が上がっていまして、その刺激もあってか、今では結局どのコースでも効率的かつ高度な英語教育が行われているようです。だったら、探求にもグローバルを、総合にもグローバルを載せて2つにすればいいんじゃないかな、となったようです。

というわけで、3種類の特徴的な教育の2種盛りみたいなコースが二つできることになります。いやそれ以外に以前紹介したように文化度の高い課外活動、課外レッスン、抜群の環境面も含めると豪華5種盛り?

ちなみに高校からは今までの3コース制を維持するようですので、豪華5種盛りを楽しむためには特に中学からがお勧めとなっております。今後の説明会などで詳しくお聞きください。

【追記】オープンスクールはインターネットでのバーチャル開催となります。詳しくは学校HPをご確認ください。

東京大学に合格するには・・・

2020年3月27日 金曜日

昨日紹介したサンデー毎日を読んでいると、「本誌恒例881人喜びの声 なぜ私たちは東大合格を目指したのか」という合格者の実名入りのアンケート集計のページがありました。そのうち、近畿の高校出身者142名のデータを見てみました。するとそのアンケートの中に「大学受験で利用した予備校、塾」という質問項目があるのですが、その答えの中に「なし」というのが8名いました。もちろん本人の努力が一番だったと思われますが、基本は学校の指導だけで東京大学に合格できたことになります。その8人の出身校とは・・・

 須磨学園 3名 、大阪桐蔭 2名 、あと京都橘、東洋大学姫路、西大和学園が各1名となっています。ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この5校、いずれも私立高校です。公立高校出身者はすべて塾・予備校を併用し、中には一人で塾・予備校を4校掛け持ちしていたという方もいました。  今回紹介した5校はどのようにして最難関大学への合格を作ったのか、今後取材をしてみたいと思います。

2020東大・京大入試 近畿圏進学校の結果(速報値)

2020年3月26日 木曜日

 サンデー毎日3月22日号に「東大、京大合格者高校別ランキング」が掲載されていましたので、近畿圏の進学校25校の様子をまとめてみました。 実数比較だと規模の大きい学校が有利になりますので、合格件数を卒業生数で割った「占有率」で並び替えてみました。  

 すると1位は毎年常連の灘。東大も京大も昨年より増やしています。2位が東大寺。京大で6名落としましたが、東大と京大に学年の半数近くが進学しています。前年との差にも注目してみましょう。北野、天王寺、奈良、神戸といった各地の公立トップ校が大きく伸ばしてきています。私学では西大和が大躍進。実数では東大寺を超えました。一方大阪私学の雄、大阪星光が東大+京大の実績を大きく落とし、実数では大阪桐蔭に負けるという状況になっています。  

 まだ各校集計の途中ですので数値の修正があると思います。ひとまず参考としてご覧ください。 (空欄は現時点で数値が確認できなかったものです。0とは限りません。)

追手門学院大手前中・高等学校 募集イベントのお知らせ

2020年3月24日 火曜日

なんだか長~い春休みが続いておりますが、プログラミング・ロボットで世界大会に毎年出場している追手門学院大手前中・高等学校から入試イベントのお知らせが届きました。 5月9日のオープンスクールから始まって、8月には「夏休みわくわくオリンピック」(きっとこちらは延期にならないでしょう)その後プレテスト、入試対策セミナーと続きます。

しかしこのコロナウイルス騒動・・・、このチラシの表側みたいに宇宙まで避難したいものです。

大阪府公立高校出願倍率が発表されました④

2020年3月12日 木曜日

今日は旧4学区です。例年、中間発表と最終発表とで最も数値が動くのがこの地域です。つまり出願締め切り日朝の新聞発表を見て、定員的に余裕のありそうな高校に出願しようという動きがよくみられたのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、出願を中学校の先生がまとめて行ったケースもあり、例年よりもその動きは小さくなりました。その影響でしょうか、進学実績も高く、部活も盛んな佐野高校がまさかの定員割れ。普通では考えられない状況です。それ以外は全体的には落ち着いた倍率になっています。さて、発表は来週です。受験生はそわそわしながらの1週間ですが、人混みを避けましょう、といわれていますので、高校生になるための本棚整理などをしながら過ごしてください。(終)

大阪府公立高校出願倍率が発表されました③

2020年3月11日 水曜日

今日は旧3学区です。こちらでも高津高校が1.5倍を超えるなど、上位高の倍率が高くなっています。3年前に中学募集を始め、その初めての進級生が高1になるため、募集定員が激減した富田林の動向に注目していましたが、特に大きな数字の変化もなく、落ち着いた数値となりました。中堅校でまさかの定員割れなどもなく、国際教育、英語教育に力を入れ、土曜日に英語の外部検定対策講座も開いている長野高校は、学校の評価が低いのではなく、地域の人口変動と定員が合っていないためだと思われます。(続く)