2017年12月22日
しかし、大規模校でなくても人気が次第に上昇している学校もあります。そこで、受験者数の増加割合をみてみましょう。単年度の比較(2016年と今年)では誤差が大きくなると思い、2015年と2016年の平均を元に、2017年が何%になったかという「指数」でランキングを作りました。(2016と2015どちらかの数値が無い場合は、一方の数値を分母にしています。)たまたま他の学校と日程が重なるなどで人数が伸びなかった学校もあると思いますし、そもそもプレテストが無い学校もありますので、この表以外にも人気の学校はあるのですが、このベスト20に入る学校は人気が高まっている学校の一部を表しているといえるでしょう。

(学校名の後ろの①②は、複数回プレテストが実施された1回目、2回目を表しています。)
次年度以降に中学受験を考えているご家庭は、これらのデータも参考に、なぜ人気が高まっているのか、という視点で学校を調べてみるのはいかがでしょうか。もちろん今年これらの学校を受験する方は戦う相手が増えているわけですから油断禁物です。最後まで気を引き締めて受験準備をしましょう。

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2017年12月21日
今年も近畿圏の私立中学校のプレテストは、ほぼ終結しました。
あくまでも、こちらが把握している学校においてですが、受験者数のランキング(上位10校)を作ってみました。複数回実施している学校は単純に合算しています。

ご覧のように3年連続1,000名以上は清風南海だけです。しかも3年連続増加が続いています。2位の帝塚山学院は初めて1,000名超です。こちらも人気校です。知名度抜群の大阪桐蔭は3位、志願者数日本一の近畿大学の付属は、中学も人気上昇で4位、進学実績の急伸など学校改革が進む龍谷大学付属平安は5位とそれぞれの地域で人気が高い学校ぞろいです。特に9位の常翔学園、10位の大谷(大阪)は昨年よりも大きく伸ばしてベスト10にランクインしています。(続く)

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2017年12月20日
志願者数日本一の近畿大学からも今年度の公募推薦の結果が届きました。
志願者数は昨年比で102.8%、合格者数は91.7%と、やはり狭き門になっています。
といってもすべての学部、学科が難しくなったわけではありません。例えば11月18日土曜日の経営学部の商学科は合格最低点が137点でしたが、会計学科は132点と5点も違いました。また、12月2日の国際学部グローバル専攻の159点に対し、総合社会学部の環境まちづくり系専攻は131点と同じ入試問題なのに28点も開きがありました。
本来なら希望の学部や学科に入学するべきですが、ともかく近畿大学に入学し、隣接分野でその夢を果たそうという作戦もあります。そのような観点で、このブログをお読みの皆様にこっそり狙い目の学部、学科をお教えしましょう。
文系なら・・・
経営学部の会計学科・キャリアマネジメント学科
経済学部はすべて
総合社会学部の社会マスメディア系専攻・環境まちづくり系専攻
理系なら・・・
理工学部(東大阪)の応用科学科と理学科の物理学コースと化学コース
医用工学科以外の生物理工学部(和歌山)
建築学科以外の工学部(広島)
農学部(奈良)の応用生命科学科・バイオサイエンス学科
産業理工学部(福岡)
近畿大学は学部内併願や、文系学部の他学部併願ができますので、当日多少やらかしても、これらの学部を併願に書いておけば、近大生にはなれる可能性は上がるというわけです。
というわけで、出願するときの参考にしてみてください。



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2017年12月19日
京都産業大学の公募推薦結果も発表されました。こちらも志願者数が爆増しています。


ご覧のように、総合評価型で135.9%の受験者に対して、合格者は93.3%など、もはや難易度が1段階以上変わったように感じられます。合格最低点でも基礎評価型ですが外国語学部のドイツ語専攻200点満点で120点⇒139点、フランス語専攻で125点⇒137点などヨーロッパ言語学科での上昇が目立ちます。
昨年から募集を始めた現代社会学部も知名度が上がってきたためでしょうか、総合評価型で昨年3.0倍だったのに今年は5.6倍、最低点も10点アップとかなり難易度が上昇しています。法学部や文化学部もかなり受験生が増えています。
理系では理学部の宇宙物理・気象学科や情報理工学部、総合生命科学部の動物生命医科学科など昨年より競争倍率が大幅に伸びています。
このように京都産業大学も合格ラインが大きく上昇していますが、こちらは新学部の認可獲得を視野に入れているとのことで、そのために文部科学省が設定した入学者枠を厳格に守る必要があり、一般入試でもその方針だとのことです。つまり一般入試の難易度も昨年より上昇すると考えられますので、京都産業大学の一般入試を考えている受験生は昨年の最低点の1.1~1.2倍以上を目安に、あと1か月、準備をしておきましょう。

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2017年12月18日
11月25日、26日に行われた、龍谷大学の公募推薦入試の結果が発表されました。

ご覧のように、受験者数が1割以上増えて、合格者数を1割減らしているという狭き門になっております。当然合格最低点も昨年より上がっている学部、学科がほとんどですが、特に上昇幅が目立つのは、文学部の臨床心理学科(スタンダード方式で76.0%⇒84.0%、高得点科目重視方式で75.7%⇒85.1%)の上り幅が一番で、同じ文学部の歴史学科、日本史専攻や東洋史専攻、経済学部、経営学部、法学部、政策学部、国際学部のいずれの学部でも合格最低点が上昇しています。
このように昨年より公募推薦の難易度上昇により、一般入試との差がなくなってきていますので、公募がダメなら一般はもっと無理、というわけでもないと思います。近畿大学と同じように、公募で厳しかった受験生も、気持ちを切り替えて一般入試に挑んでほしいと思います。

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2017年12月15日
今年もあと2週間ほどとなりました。今日から年賀状の投函もできるようですが、年末年始の、クリスマス、紅白歌合戦、正月、という年中行事は、入試本番が近づいてくるということを意味しますので、精神的に追い詰められてくる受験生もいるようです。そこで、これらの学校を受験するお子さまは、ちょっと気分転換に1時間ほどクリスマス会に参加してみてはいかがでしょうか。
【城星学園】
12月16日(土)
午前10時~11時 城星学園講堂にて

聖歌隊の合唱、神父様のお話、吹奏楽の演奏などがあります。
【大阪女学院】
12月16日(土)
(昼の部)午後1時30分~2時30分
(夜の部)午後5時~6時

こちらも聖歌隊やハンドベルの演奏などもあるようです。
時間帯をみると、2校をハシゴすることも可能となっています。ミッション系女子中高をお考えの方も、是非ご参加ください。年に一度のチャンスです。

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2017年12月14日
今年の1月4日に、このブログで「近大みかん」を取り上げたら(?)、本当に送ってきてくださいました。


外の皮も、中の房の皮も薄くて食べやすく、なんといっても味が最高。
今年の公募制推薦では理系の難易度が結構上がっているように感じます。したがって、結果が思わしくなかった受験生も、怯まずに一般入試に向かっていただきたいと思います。入学したら、来年の今頃、学内でこの美味しいみかんを食べることができるでしょう。

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2017年12月13日
色々と有名になってしまった岡山理科大学獣医学部ですが、公募推薦入試の出願について、21人の募集に対して、688人が出願(名目倍率32.8倍)しているとのニュースが入ってきました。以前、このエントリーで「狙い目」と書きましたが、すみません。謝ります。この公募推薦は併願も可能となっていますので、実際には募集人数の数倍の合格者を出すと思います。しかし、もし3倍の63人を合格にしても、実質倍率は10倍を超えますので、それでもとんでもない高倍率だといえるでしょう。
ここ数年、全体的に文系学部の人気が回復し、理系、特に生物系の志願者数が減少している中でよく集まっていると思います。
今や子どもの数よりペットの数の方が多いといわれますし、前回獣医学部の新設が認められた52年前と違って輸入食肉や検疫の扱い量もけた違いに多く、今年不足しているインフルエンザワクチンなどの開発や開発など、獣医師の活躍する場は増えています。生物の分野で社会に貢献したいと考える高校生・中学生は、獣医師という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

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2017年12月12日
この時期になりますと、いよいよ出願というわけで、説明会の件数も少なくなってきますが、奈良の西大和学園高等学校は何と年も押し詰まった12月28日(木)に説明会を実施します。

こんな時期に説明会しても、そこから受験校を変える事は無いんじゃない?と思っている皆様、実は本番さながらの時刻から始めることで、受験生に対して、学校への行き方も含めて下見として使えるというやさしさがにじみ出ているイベントなのです。
本番と同じ電車、バスを利用して教室に到着する練習ができれば、まず学校に行くまでのストレスを減らすことができるでしょう。当然学校内でのトイレの場所などの確認もできます。しかし、これをお読みの方にこっそり、それ以上のサービスがあることをお伝えしておきましょう。
実は、説明会開始後、昨年度のリスニングの放送が行われます。スピーカーの音質や音量、読み上げのスピードを確認できる絶好のチャンスです。昨年この説明会に参加した受験生の平均点は、参加しなかった生徒に比べて高くなったとの情報もあります。
というわけで、西大和学園高等学校を受験予定の皆様、追い込みで忙しい時期だとは思いますが、このイベントをご利用してみてはいかがでしょうか。
学校のホームページから申し込んでください。

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2017年12月11日
近畿圏の私立中学校は、同じ日に2校受験が可能になるような「午後入試」が広がってきていますが、午前中に受験する学校が面接を実施するなどで終了時間が読めないケースもあります。そこで、午後入試の開始時刻を遅くする対応をとる学校もありますが、それに伴い終了時刻が遅くなりすぎると、次の日の朝の入試も考えている受験生には負担となります。そこで、全体の開始時刻はそのままで、一部の生徒に遅刻を認めるという方法も考えだされました。
関西大倉中学校からはこのようなお知らせが届きました。
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1日目(1月13日)の午後入試につきまして、下記の通り遅刻者への対応をとらせてい
ただきたいと存じます。
■A2日程(16時)の遅刻対応→17:00(点呼後17:15開始)から別室対応について
・A2 16:00点呼 16:15~17:15国語 17:30~18:30算数
・A2(別室) 17:00点呼 17:15~18:15国語 18:30~19:30算数
*17:15からの遅刻については、17:30まで入室可といたします。
*遅刻対応用のスクールバス時刻【予定】
阪急茨木(16:15)、JR茨木(16:30)、北千里(16:30)、千里中央(16:15)、石橋(16:15)
【A2日程 遅刻者への対応について】
試験開始時刻(16:15)までの遅刻は受験を認めます。16:15以降の遅刻は、当日1月13日(土)の10:00~15:50までに事前連絡があれば、17:00集合で、別室にて受験することができます。
関西大倉中学校・高等学校
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他にもこのような対応が用意されている学校もありますので、募集要項や案内をご確認の上、出願されることをお勧めします。

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