2023年5月25日
関西の8大学(関関同立産近甲龍)の中で、一般選抜による入学者の割合が一番高いのは立命館大学だというのはこの業界では常識(?)なのですが、それを確認するために、2020~2022年度入学者に関する選抜方法割合をまとめてみました。
うーむ。立命館は安定しています。コロナ禍の影響下でも安定して一般選抜で6割以上の学生が入学しています。
では、逆に8大学で最も一般選抜による入学者の比率が低い関西学院大学も調べてみよう。
おおお。何ということでしょう、一般選抜による入学者割合が半分近くまで来ているではありませんか。で、よく見ると指定校推薦による入学者割合が下がっています。なるほど、そういう作戦に出ているのね、というわけで、関西学院に行きたい高校生諸君、指定校推薦が叶わなくても、一般選抜に向けて頑張りましょう。立命館大学を目指す諸君は元から指定校推薦の枠が少ないわけですから、一般選抜に向けて頑張りましょうね。中間テストが終わって羽を伸ばそうと考えている君たち、カラオケボックスの代わりに自習室に来たまへ。
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2023年5月24日
大阪府の中学生の皆さん、今年も「天高説明会」の季節がやってきました。授業見学と説明会、校内見学ツアーに部活見学もセットになっているのですが、定員オーバーで抽選となるほどの人気イベントです。
申し込み受け付けは学校HPから。受付開始は来週月曜日の午後4時からとなっています。申し込み多数の場合は抽選結果が6月2日にHP上で発表されるという予定になっています。ともかくお申し込みはお忘れなく。
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2023年5月23日
1950年に、現在中高のある桃谷駅近くに開学したプール学院短期大学は1982年に堺市の泉ヶ丘に移転し、1996年には同じ場所に共学のプール学院大学を開学するなど発展してきましたが、2018年には設置者が変わり「桃山学院教育大学」として新たなスタートを切りました。教育系の単科大学として教授陣も充実させ、計2年分の卒業生の100名以上が教員として活躍しているようです。
というわけで安心していたのですが、2025年度から桃山学院大学の人間教育学部(仮称)として統合されるという情報が飛び込んできました。つまり「桃山学院教育大学」の名前はわずか7年で消えることになります。また、それに合わせて校地も泉北高速鉄道和泉中央駅近くの桃山学院大学和泉キャンパスに統合されるようです。
従ってプール学院時代から使われていたレンガ造りのおしゃれな建物もある堺キャンパスはあと2年弱で閉鎖となる見込みです。学生さんにとっては規模の大きなキャンパスへのお引越しは課外活動の充実などメリットは大きいと思いますが、あの落ち着いたキャンパスが使われなくなるのはちょっと寂しいような気がします。何らかの形で活用していただける事を願っております。
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2023年5月22日
この文字の少ないチラシ、もう文字で語る時代ではなくなったのですね。このブログでごちゃごちゃと文字で書いているのが恥ずかしくなってきました。
インスタフォローという軽い(?)広報手段ですが、内容は結構硬派です。高校生の皆さん、追手門学院大学をフォローしてあげてください。
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2023年5月19日
大阪府摂津市の薫英女学院は、高校国際科の約半数が英検準1級以上を取得し、21年連続で1級合格者も輩出するなど、英語教育でも定評のある学校ですが、今年度の国公立大3、関関同立105の合格を出すなど、大学進学実績も自慢です。しかし実は中学入学時には正直高学力層ではなかった生徒が中学校の間に学力を伸ばし、難関大学に合格したというケースが多いのもこの学校の特徴です。
小学生女子と保護者の皆さんは、明日のオープンスクールで在校生の皆さんからいろいろと聞いていただければと思います。学校HPからお申し込みください。
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2023年5月18日
近畿大学泉州(高等学校)は泉州銀行(現池田泉州銀行)の元頭取によって50年前に創設された女子校がルーツですが、間もなく男子クラスを併設、女子バレー部と硬式野球部の活躍でも知られる学校となりましたが、24年前に完全共学化、14年前から近畿大学の準附属高校となって現校名となりました、岸和田市の山手の緑に囲まれた広大な敷地には硬式野球専用グラウンドや2層式の立派な体育館、特別教室のある建物でも広い共有スペースがあるなど、恵まれた学習環境も自慢です。普通教室の窓から見える葛城山の緑も気持ち良いです。
さて、このように広大な学校なのですが、中学生向けの学校見学会では定員を絞っての小規模な(cozy)形式となっています。学校の特色を丁寧に伝え、逆に受験生からの質問にも応えようということでしょう。ここにも一人ひとりを大切にする学校の姿勢が表れているような気がします。
7月1日の説明会はまだお席が空いております(17日現在)。お申し込みは学校HPからどうぞ。
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2023年5月17日
茨木市の追手門学院中学校では、今週末に小学4年・5年・6年生対象のオープンスクールが開催されます。いろいろな体験授業がありますので、是非皆さん選んで参加してみましょう、と紹介しようと思っていたら、あらあらやはりどこも大人気、ほとんどのイベントが定員に達しているようで、表現「遊んでダンシング♪」だけがお席が空いているようです。とはいえ体験授業に参加せずに説明会への参加も可能のようですので、興味の小学生とその保護者は是非お申し込みください。
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2023年5月16日
97年の歴史を持つ奈良の東大寺学園高等学校は、卒業生が毎年200名前後という規模の学校ですが、この春の大学入試では東大18、京大、64、阪大9、神戸大10とここまでの合計で既に約半数、これに国公立の医学部医学科を加えるとほぼ8割になるという超進学校です。この東大寺学園から、次年度から高校募集を取りやめるというお知らせが届きました。
今までも高校募集は1クラス40名だったのですが、教育課程が新しくなった今、中学校から進級した生徒さんに、外部から入学した生徒が高1で追いつくのは難しいとの判断でしょうか、完全中高一貫校になるようです。
制服も生徒手帳も無い自由な校風の東大寺学園に入るためには中学受験しか方法が無い、ということで、次年度の中学受験への影響も出そうです。要注意ですね。
因みに入試日(予定)は既に発表されています。2024年1月15日(月)の午前、とのことです。
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2023年5月15日
現時点で、大阪公立大学、大阪公立大学高専は以下の二つの条件を満たす世帯年収590万円未満の学生・大学院生には入学金、学費の免除を行っています。
- 学生本人及びその生計維持者(原則、父母)が、入学日の3年以上前から引き続き大阪府内に住所を有していること。
- 在学時における基準日(毎年度4月1日)において、学生本人及びその生計維持者(原則、父母)が、大阪府内に住所を有していること。
さて、今回大阪府は高校の全面無償化に合わせて、大阪公立大、大阪公立高専の授業料減免制度に関する世帯年収の基準撤廃も検討中であると報道されました。2024年度の4年生から段階的に始まり、2026年度入学者から4年間無償になる方針のようです。つまり大阪公立大学は大阪府民であれば学費が無料、つまり国立大学に行くよりもお得になるというわけです。因みに今の国立大学の入学金は282,000円、学費(年額)は535,800円。4年間総額は2,425,200円となりますので、大阪府民が大阪公立大学に行くことで250万円近くのお金がおうちに残る、という計算になります。
この補助金は大阪府の予算から支払われるわけですから、大阪府民が対象になる(3年以上在住)という制度は変更しないと考えられます。というわけで、現在中学生以下のお子さんをお持ちの全国のご家庭は大阪府へのお引越しはいかがでしょうか。
(本当にお引越しをするかどうかは、大阪府からの制度の詳細が発表されてからご検討ください)
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2023年5月12日
(昨日の続き グラフは同じものです)
理系難関グループだった「薬学部—薬学科(6年制)」は伸び悩み
2008年に創設された薬学部ですが、近畿大学のように理系最難関(医学部を除く)とはなっていません。今年3月24日に発表された第106回薬剤師国家試験の合格率ランキングでは立命館大学は15位(新卒のみの合格率でのランキング)でしたが、受験生が大学選びに使った(?)であろう1年前のランキングでは、なんと立命館大学が全国の私大で1位だったのですよ。しかし今年当グループからの合格者のうち半数が京都薬科に入学していきました。もしかして学費の差(立命館は234万、京都薬科は180万(いずれも年額、授業料のみ))でしょうか。企業努力をお願いしたいところです。
「理工学部数理科学 データサイエンスコース」には要注意
理系学部の中で、2021年度には中程度、2022年度には最も合格最低得点率が低くなるなど、情報分野の活況の裏でねらい目になっていたこのコースですが、この春、なんと合格最低得点率が1割近く上昇し、理系最難関グループとなりました。情報理工学部の併願として考えている受験生もいるかとは思いますが、もはや狙い目だとはいえません。理工学部の電子情報工学科も含めて幅広く併願先を考えておくことをお勧めします。
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