東大谷高等学校にお邪魔してきました

2016年7月11日

期末試験前の東大谷高校に行ってきました。阿倍野にあったこの学校が堺市南区に移転したのは3年前。かなり離れた場所に移転したなと思ったものですが、実は泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から徒歩8分。難波駅から28分、梅田からでも37分で泉ヶ丘駅まで行けますので、大阪市内はもちろん北摂や東大阪方面からも十分通学圏内です。移転と共に共学になりましたので、今では全学年共学です。

さて、ピカピカの新校舎に到着。玄関周りも無駄なものがありません。少し傾斜地に建っているので正門を入ると2Fになります。生徒用の玄関前にはクラブ関係の掲示と行事を伝えるディスプレイがあります。

外壁との間には素通しの煉瓦積みになっていて、光が程よく差し込んできます。まるでリゾートホテルのようです。

 

校舎の真ん中には吹き抜けがあって、ウッドテラスになっています。お昼休みにはここでお弁当を食べるグループもあるのだそうです。

開放的な職員室です。ここも生徒の動きが見えやすいようにと透明ガラス張りの広々とした空間です。

さて、試験前の夕方といえば部活もなく、学校としては閑散としているものですが、図書室横の自習室を見てびっくり。数多くの生徒が残って実に静かに自習しています。

その横の図書室もピカピカ。ちなみに新しくできた学校の図書室の書架はあまり本がはいっていなかったりするものですが、こちらではすでに結構本が詰まっています。お会いできませんでしたが、司書の先生も移転に伴う図書の整理は大変だったと思います。

新しい校舎というのは、無機的な空間になりがちですが、この学校は至る所に植栽があります。まず、食堂の前、まるで、おしゃれなカフェのようです。ちなみにここでもお互いに問題の出し合いなどをしながら一緒に試験勉強をしている生徒で満ち溢れていました。

 

屋上にもブドウの木だけでなく、畑、水田まであります。畑で作っている芋の収穫の時には近所の幼稚園児を呼んだりするそうなのですが、農作業の経験のない現代っ子には良い刺激になると思います。

 

立派な講堂(ホール)もあります。仏教系の学校ですので、正面に仏壇があります。作り付けのオルガンもある立派なホールです。ここで朝礼が行われるそうです。


スポーツ施設も充実です。武道館や体育館、人工芝のグランドも立派です。なぎなた部、バトン部など全国大会レベルの部活が日々活動しています。

教室ももちろん最新式です。最近では教室にプロジェクタを備えている学校が多いのですが、ここではホワイトボードの中央が開いて液晶ディスプレイが出てくるようになっています。

このように最新の設備が準備されている素晴らしい学校ですが、明るい廊下や特別教室なども含め、開放的で快適な空間となっています。夕方6時を回っても、家に帰らずに自習している生徒が多くいることからも、この学校の生徒にとって、ここはとても居心地の良いところなのだろうなと思いました。