2016年度センター試験 予想平均点と難易度変化

2016年1月22日

去る2016年1月16日(土)・17日(日)には大学入試センター試験が行われました。

気になる今年の各科目の平均点をご紹介します。大学入試センターが20日に「中間集計」として科目別の平均点を公開していますので、大手予備校それぞれの予想平均点と合わせてご紹介したいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

※「中間集計」は1月20日に大学入試センター発表の「中間集計」の数値

新課程初年度のセンター試験として注目されていた昨年度は、国語の平均点が大幅に上がった一方で、倫理政経・地理B・数学ⅡB・化学・地学で平均点が大きくダウンしていました。数ⅡBに加え、特に理系受験生が多く受験しているであろう地理と化学での大きな平均点ダウンは、理系受験生にとって大打撃となりました。

今年は、大きく平均点が動いた科目としては「政治経済(易化)」「国語(易化)」「英語リスニング(難化)」「化学(難化)」「数ⅡB(易化)」となっており、昨年難化した国語が昨年からの反動で難易度が下げられているのが大きな特徴点となっています。

また、難化した科目は理系科目が大半となっており、数ⅠAに加えて特に文系受験生も多く選択しているであろう化学での平均点ダウンが、今後の文系学部での志望動向にどのような影響があるか、大変心配されるところです。

出願先選びは慎重を要する所となりそうですので、センターリサーチ結果は十二分に分析の上、自分の立ち位置や各大学のラインを冷静に分析して、後悔しない受験校選択となるよう、出願先の検討をするようにしてください。

後日、このブログで「学部・系統別の人気動向」についてご紹介したいと思います。お見逃しなく!

同時に、気持ちが後ろ向きになっている受験生の皆さんは、一刻も早く気持ちを前向きに戻すことが大切です。限られた時間だからこそ、早く気持ちを前向きに切り替えて「再び走りだす」ことが出来た人が合格に近づくのではないでしょうか。